6.2.4 JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールする(クラスタシステムの場合)

実行系サーバと待機系サーバの両方に,JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールします。

上書きインストールするJP1/NETM/Audit - Managerのバージョンが,すでにインストールされているJP1/NETM/Audit - Managerのバージョンより古い場合,上書きインストールは実施できません。

JP1/NETM/Audit - Managerの上書きインストールは,提供媒体を使用してインストールするかまたはJP1/NETM/DMを使用してリモートインストールします。JP1/NETM/DMを使ったリモートインストールについては,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。

JP1/NETM/Audit - Managerの上書きインストールについて説明します。

<この項の構成>
(1) 上書きインストール前の作業
(2) 上書きインストール

(1) 上書きインストール前の作業

JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールする前に,次に示す作業を実施してください。

なお,同じバージョンのJP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールする場合は,データベースをアップグレードする必要がないため,インストール前の作業として,ディスクの空き容量を確保する必要はありません。

(2) 上書きインストール

上書きインストールする手順を次に示します。

  1. 実行系サーバ上で,クラスタアドミニストレータのJP1/NETM/Audit - ManagerのサービスおよびMicrosoft Internet Information Servicesのサービスのリソースをオフラインにする。
    オフラインにするJP1/NETM/Audit - Managerのサービスのリソースについては「6.7.2 リソースをオフラインにする」を参照してください。
  2. 実行系サーバ上でadmdbstopコマンドを実行してデータベースを停止する。
    次のコマンドを実行します。
     

    admdbstop

    admdbstopコマンドの詳細については「12. コマンド」の「admdbstop(データベースの停止)」を参照してください。
  3. 実行系サーバ上で,クラスタアドミニストレータのHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオフラインにする。
  4. 実行系サーバ上で,クラスタアドミニストレータの[グループの移動]を選択し,共有ディスクを実行系から待機系に切り替える。
  5. 待機系サーバ上で,クラスタアドミニストレータのHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオンラインにする。
  6. 待機系サーバ上でadmdbstopコマンドを実行してデータベースを停止する。
    次のコマンドを実行します。
     

    admdbstop

    admdbstopコマンドの詳細については「12. コマンド」の「admdbstop(データベースの停止)」を参照してください。
  7. 待機系サーバ上で,クラスタアドミニストレータのHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオフラインにする。
  8. 待機系サーバ上で,上書きインストールする。
    上書きインストールする手順は,新規インストールの手順と同様です。新規インストールの手順については「6.2.3 JP1/NETM/Audit - Managerを新規インストールする(クラスタシステムの場合)」を参照してください。なお,上書きインストールの完了後,必ずシステムを再起動してください。
  9. 待機系サーバ上で,クラスタアドミニストレータの[グループの移動]を選択し,共有ディスクを待機系から実行系に切り替える。
  10. 実行系サーバ上で,上書きインストールする。
    上書きインストールする手順は,新規インストールの手順と同様です。新規インストールの手順については「6.2.3 JP1/NETM/Audit - Managerを新規インストールする(クラスタシステムの場合)」を参照してください。なお,上書きインストールの完了後,必ずシステムを再起動してください。
  11. 実行系サーバ上で,クラスタアドミニストレータのHiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースをオンラインにする。