収集した監査ログを格納するデータベースをどのように作成し,運用するかを決定します。
(1) データベースのセットアップ時に必要となる項目
監査ログ管理サーバまたは監査ログ閲覧サーバの構築時,データベースをセットアップする際は次の項目を指定します。あらかじめこれらの内容を決定しておいてください。
(2) データベースの取り扱い方法
JP1/NETM/Audit - Managerでは,セットアップしたデータベースに対して,次の表に示す操作ができます。
表4-2 データベースに対してできる主な操作
項目 | 内容 |
---|---|
バックアップとリストア | 使用中のデータベースのトラブルに備え,バックアップを取得します。また,バックアップファイルを使用して,トラブルが発生したデータベースをバックアップ時点の状態にリストアします。 |
CSVバックアップとCSVリストア | ほかのデータベースへのデータの移行や,データベースの再セットアップが必要になったときに,必要に応じて行う操作です。 使用中のデータベースに格納されているデータをCSV形式ファイルにバックアップします。また,CSV形式のバックアップファイルを使用して,ほかのデータベースまたは新しいデータベースにバックアップ時点の監査ログの情報を移行(リストア)します。 |
再編成 | データベースを運用し続けると,データの格納効率が悪くなり,検索機能が低下したりデータベースの容量不足になったりすることがあります。これらの現象を防ぐために,定期的に行う操作です。 データベース内で再利用できなくなった領域を解放し,データベース領域の使用率を低減します。 |
パスワード変更 | 設定されているデータベースのパスワードを変更します。 |
検討項目を次に示します。