システムに必要なデータベース容量は,システム構築時に,データベースのサイズを次の三つから選択します。あらかじめ,必要なデータベース容量を算出しておいてください。
表4-6 データベースのサイズの種類
サイズの 種類 | 容量 (単位:GB) | システム規模の例 | 適用例 |
---|---|---|---|
小規模(S) | 12.0 |
| 小規模なシステム向けのデータベース |
中規模(M) | 56.0 |
| 通常運用で使用されるデータベース |
大規模(L) | 190.0 |
| WWWサーバを構築し,監査ログを蓄積する大規模なデータベース |
また,クラスタシステムで運用する場合には,共有ディスク上とローカルディスク上にそれぞれ次の表に示す容量が必要です。
表4-7 クラスタシステムで運用する場合のディスク容量
サイズの 種類 | 容量の合計 (単位:GB) | 共有ディスクに必要な容量 (単位:GB) | ローカルディスクに必要な容量 (単位:GB) |
---|---|---|---|
小規模(S) | 12.0 | 9.8 | 2.2 |
中規模(M) | 56.0 | 44.0 | 12.0 |
大規模(L) | 190.0 | 137.0 | 53.0 |
なお,収集する監査ログの量が運用途中で大幅に増加することを想定して,余裕を持ったデータベースのサイズを設定することをお勧めします。
また,JP1/NETM/Audit - Managerの運用を安定して継続するため,監査ログ管理データベースの使用率を定期的に確認することをお勧めします。ディスク容量の管理については「10.2 データベースのディスク容量の管理」を参照してください。