5.5.8 監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする

監査ログ管理サーバでJP1/NETM/Audit - Managerをバージョンアップした場合,監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする必要があります。

バージョンアップ前のJP1/NETM/Audit - Managerのバージョンによって,アップグレード手順が異なります。バージョンアップ前のバージョンが08-11以降の場合と08-10の場合の手順をそれぞれ説明します。

(a) バージョンアップ前のバージョンが08-11以降の場合

バージョンアップ前のバージョンが08-11以降の場合のアップグレードの手順を次に示します。

  1. [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[データベースマネージャ]を選択する。
    [データベースマネージャ]ダイアログが表示されます。
  2. 「データベースのアップグレード」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
    次の図に示す[データベースのアップグレード実行]画面が表示されます。

    図5-12 [データベースのアップグレード実行]画面

    [図データ]

  3. [実行]ボタンをクリックする。
    データベースがアップグレードされます。

(b) バージョンアップ前のバージョンが08-10の場合

バージョンアップ前のバージョンが08-10の場合のアップグレードの手順を次に示します。

  1. [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[データベースマネージャ]を選択する。
    [データベースマネージャ]ダイアログが表示されます。
  2. 「データベースのアップグレード」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
    [データベースのアップグレード実行]画面が表示されます。
  3. [実行]ボタンをクリックする。
    データベースのアップグレードは,このあとデータベースを再セットアップして完了となります。データベースを再セットアップするとデータベースの情報がすべて削除されてしまうため,バックアップを取得してください。
  4. データベースのCSVバックアップを取得する。
    データベースのCSVバックアップの取得方法については「10.1.7 データベースのCSVバックアップ」を参照してください。
  5. データベースを再セットアップする。
    データベースを再セットアップする方法は,データベースのセットアップと同様です。データベースのセットアップ方法については「5.5.7 監査ログ管理サーバのデータベースをセットアップする」を参照してください。
  6. データベースをCSVリストアする。
    手順4で取得したデータベースのCSVバックアップを使用して,データベースへCSVリストアします。データベースのCSVリストアについては「10.1.8 データベースのCSVリストア」を参照してください。
    注意
    アップグレード中にトラブルが発生した場合に備えて,アップグレード前に,データベースのバックアップを取得することをお勧めします。データベースのバックアップの取得方法については「10.1.3 データベースのバックアップ」を参照してください。なお,アップグレード完了後,アップグレード前に取得したデータベースのバックアップファイルを使用して,データベースへリストアしないでください。誤ってリストアすると,監査ログ管理画面を参照できなくなり,JP1/NETM/Audit - Managerのサービスの起動やコマンドを実行できなくなります。