5.12.3 08-10からバージョンアップする場合の注意事項

JP1/NETM/Audit - Managerを08-10から08-11以降のバージョンにバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。注意事項の内容を十分確認してから作業を開始してください。

●JP1/NETM/Audit - Managerの環境設定に関する注意事項

JP1/NETM/Audit - Managerを08-10から08-11以降のバージョンにバージョンアップした場合,基本的に旧バージョンのセットアップで設定した環境設定値が引き継がれますが,設定値が変更になっている項目があります。

設定値の単位,範囲,またはデフォルト値が変更となる項目を次の表に示します。

表5-37 環境設定値の変更一覧

項番分類項目設定値(デフォルト)説明
08-1008-11以降
1監査ログ情報監査ログファイルサイズ1~2097151(1024)
単位:KB
1~10(5)
単位:MB
08-10の値をMB単位に換算して設定します。なお,小数点以下は切り上げとし,10以上の場合は10となります。
2監査ログファイル数1~20(10)1~32(10)
3監査ログ管理画面監査ログ情報監査ログファイル数1~9(4)1~32(10)
4ログ情報ログファイルサイズ1~2097151(1024)
単位:KB
1~10(5)
単位:MB
08-10の値をMB単位に換算して設定します。なお,小数点以下は切り上げとし,10以上の場合は10となります。
5ログファイル数1~999(10)1~99(10)08-10の値が99以上の場合は99となります。
6監査ログ管理画面ログ情報ログファイル数1~9(4)1~99(10)
(凡例)
-:該当なし

●監査ログ管理画面の監査ログを取得する場合の注意事項

JP1/NETM/Audit - Managerを08-10から08-11以降のバージョンにバージョンアップした場合,監査ログ管理画面の監査ログの出力先が変更になります。「JP1/NETM/Audit-ManagerWeb」を収集対象プログラムとして設定している場合は,[監査ログ収集マネージャ]ウィンドウでログファイルの格納先フォルダを変更してください。

●正規化ルールファイルおよび動作定義ファイルの格納先の変更に関する注意事項

JP1/NETM/Audit - Managerを08-10から08-11以降のバージョンにバージョンアップした場合,正規化ルールファイルおよび動作定義ファイルの格納場所が変更になります。ただし,作成した正規化ルールファイルおよび動作定義ファイルの中で,ファイル名称がルールどおりに作成されていないファイルの格納場所は変更されません。必要に応じて,手動で格納場所を変更してください。

正規化ルールファイル
  • 08-10の場合
    JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥conf
  • 08-11以降の場合
    JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥conf¥rule
動作定義ファイル
  • 08-10の場合
    JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥conf
  • 08-11以降の場合
    JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥conf¥logdef