監査ログ管理サーバの環境設定をします。
(1) 監査ログ管理サーバの環境設定手順
監査ログ管理サーバの環境設定は,[マネージャセットアップ]ダイアログで実施します。
図5-3 [マネージャセットアップ]ダイアログ
(2) [マネージャセットアップ]ダイアログの設定内容
[マネージャセットアップ]ダイアログでは,次の情報について設定します。
各情報の項目を選択すると,値や文字列を入力するボックスが項目一覧の下に表示されます。入力ボックスで,値や文字列を直接入力するか,ドロップダウンリストから値を選択してください。
また,[マネージャセットアップ]ダイアログの設定を変更した場合は,JP1/NETM/Audit - ManagerのサービスおよびWWWサービスを再起動してください。
(a) データベース情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「データベース情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-21 「データベース情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ログインID | データベース接続に使用するユーザのログインIDを設定します。 この項目はデータベースを作成する前までに設定してください。なお,この項目は,一度設定したら変更できません。 | 8バイト以内の文字列を設定します。 使用できる文字を次に示します。
| admin | ○ |
2 | パスワード※ | データベース接続に使用するユーザのパスワードを設定します。 この項目は,データベースの作成前までに設定してください。 設定時は次に示すことに注意してください。
| 28バイト以内の文字列を設定します。 使用できる文字を次に示します。
| なし | ○ |
3 | サービス名 | データベース接続に使用するサービス名を設定します。 ここで設定したサービス名は,データベースを作成する際にODBCデータソース名として使用されます。この項目は,データベースの作成前までに設定してください。 | 63バイト以内の文字列を設定します。 使用できる文字を次に示します。
| AUDIT_DB_SERVICE_NAME | ○ |
[パスワードの設定]ダイアログを次の図に示します。
図5-4 [パスワードの設定]ダイアログ
なお,一度パスワードを設定している場合,それ以降のパスワード変更時には[パスワードの変更]ダイアログが表示されます。[パスワードの変更]ダイアログでは,変更前パスワードと変更後パスワードを入力します。
[パスワードの変更]ダイアログを次の図に示します。
図5-5 [パスワードの変更]ダイアログ
(b) クラスタ情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「クラスタ情報」で設定する項目を次の表に示します。なお,クラスタ情報の項目は,JP1/NETM/Audit - Managerのサービス実行中には設定できません。
表5-22 「クラスタ情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | クラスタ運用 | 監査ログ管理サーバをクラスタ環境で運用するかどうかを設定します。 | 次に示すどちらかを選択します。
| 運用しない | ○ |
2 | 論理ホスト名 | クラスタ環境での運用の場合に,論理ホスト名を設定します。 「クラスタ運用」で「運用する」を設定した場合は,必ず設定してください。 「クラスタ運用」で「運用しない」を設定した場合は,この項目の設定は無効です。 | 195バイト以内の文字列を設定します。 使用できる文字を次に示します。
| なし | △ |
3 | 共有ディスク | クラスタ環境での運用の場合に,共有ディスクのフォルダ名をフルパスで設定します。 「クラスタ運用」で「運用する」を設定した場合は,必ず設定してください。 「クラスタ運用」で「運用しない」を設定した場合は,この項目の設定は無効です。 | 200バイト以内の文字列を設定します。 使用できない文字を次に示します。
JP1/NETM/Audit - Managerは,実行系・待機系の切り替え時,ここで指定した共有ディスク上のフォルダへ引き継ぎが必要な情報を作成します。 | なし | △ |
(c) 監査ログ情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「監査ログ情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-23 「監査ログ情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 監査ログファイル出力 | JP1/NETM/Audit - Managerの監査ログをファイルに出力するかどうかを設定します。 | 次に示すどちらかを選択します。
| 出力しない | ○ |
2 | 監査ログファイルサイズ | JP1/NETM/Audit - Managerが出力する監査ログファイルの最大サイズを設定します。 | 1~10の整数(単位:MB)を設定します。 | 5 | ○ |
3 | 監査ログファイル数 | JP1/NETM/Audit - Managerが出力する監査ログファイルの最大ファイル数を設定します。 | 1~32の整数を設定します。 | 10 | ○ |
(d) 監査ログ管理画面監査ログ情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「監査ログ管理画面監査ログ情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-24 「監査ログ管理画面監査ログ情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 監査ログファイル出力 | JP1/NETM/Audit - Managerの監査ログファイルを監査ログ管理画面で出力するかどうかを設定します。 | 次に示すどちらかを選択します。
| 出力しない | ○ |
2 | 監査ログファイルサイズ | 監査ログ管理画面で出力するJP1/NETM/Audit - Managerの監査ログファイルの最大サイズを設定します。 | 1~10の整数(単位:MB)を設定します。 | 5 | ○ |
3 | 監査ログファイル数 | 監査ログ管理画面でJP1/NETM/Audit - Managerが出力する監査ログファイルの最大ファイル数を設定します。 | 1~32の整数を設定します。 | 10 | ○ |
(e) ログ情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「ログ情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-25 「ログ情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ログファイルサイズ | JP1/NETM/Audit - Managerが出力する製品ログファイルの最大サイズを設定します。 | 1~10の整数(単位:MB)を設定します。 | 5 | ○ |
2 | ログファイル数 | JP1/NETM/Audit - Managerが出力する製品ログファイルの最大ファイル数を設定します。 | 1~99の整数を設定します。 | 10 | ○ |
(f) 監査ログ管理画面ログ情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「監査ログ管理画面ログ情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-26 「監査ログ管理画面ログ情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ログファイルサイズ | 監査ログ管理画面でJP1/NETM/Audit - Managerが出力する製品ログファイルの最大サイズを設定します。 | 1~10の整数(単位:MB)を設定します。 | 5 | ○ |
2 | ログファイル数 | 監査ログ管理画面でJP1/NETM/Audit - Managerが出力する製品ログファイルの最大ファイル数を設定します。 | 1~99の整数を設定します。 | 10 | ○ |
(g) 監査ログ統計情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「監査ログ統計情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-27 「監査ログ統計情報」の設定内容
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 監査ログ統計情報の収集時生成 | 監査ログの統計情報を自動生成するかどうか設定します。 なお,統計情報は[定時収集の設定]ダイアログで設定した曜日や時刻に自動生成されます。 | 次に示すどちらかを選択します。
| 生成しない | ○ |
2 | 相対日数 | 監査ログの統計情報の自動生成時に,何日前からの監査ログ情報を基に,統計情報を生成するかを設定します。 「監査ログ統計情報の収集時生成」で「生成する」を設定した場合は,必ず設定してください。 | 1~366の整数(単位:日)を設定します。 | 14 | ○ |
(h) 監査ログ管理画面情報
[マネージャセットアップ]ダイアログの「監査ログ管理画面情報」で設定する項目を次の表に示します。
表5-28 「監査ログ管理画面情報」の設定内容
項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|
監査ログレポートの表示件数 | 監査ログレポート画面に表示するレポートの表示最大件数を設定します。 | 1~99999999の整数(単位:件)を設定します。 | 500 | ○ |