6.9.2 JP1/NETM/Audit - Managerのバージョンアップの手順(クラスタシステムの場合)

クラスタシステム環境で,JP1/NETM/Audit - Managerをバージョンアップする場合のインストールおよびセットアップ手順を次に示します。

  1. 監査ログ管理サーバで,JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールする。
    実行系サーバと待機系サーバの両方に,JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールします。上書きインストールの手順については「6.2.4 JP1/NETM/Audit - Managerを上書きインストールする(クラスタシステムの場合)」を参照してください。
  2. 監査ログ収集対象サーバでリソースをオフラインにする。
    監査ログ収集対象サーバがWindowsの場合,実行系サーバでリソースをオフラインにします。リソースをオフラインにする方法については「6.8.2 リソースをオフラインにする」を参照してください。
  3. 監査ログ管理サーバから監査ログ収集対象サーバへ,アダプタコマンドおよびアダプタコマンド定義ファイルをコピーする。
    コピー元のファイルは,監査ログ管理サーバ上の実行系・待機系のどちらのファイルを利用してもかまいません。監査ログ収集対象サーバの実行系・待機系の両方にコピーしてください。アダプタコマンドおよびアダプタコマンド定義ファイルをコピーする方法については「5.4.2 監査ログ収集対象サーバにアダプタコマンドとアダプタコマンド定義ファイルをコピーする」を参照してください。
  4. 監査ログ管理サーバから監査ログ収集対象サーバへ,論理ホスト環境で必要なファイルをコピーする。
    コピー元のファイルは,監査ログ管理サーバ上の実行系・待機系のどちらのファイルを利用してもかまいません。監査ログ収集対象サーバの実行系・待機系の両方にコピーしてください。ファイルをコピーする方法については「6.5.5 論理ホスト環境で必要なファイルをコピーする」を参照してください。
  5. 監査ログ収集対象サーバでリソースをオンラインにする。
    監査ログ収集対象サーバがWindowsで共有ディスク上に出力される監査ログを収集する場合,実行系サーバでリソースをオンラインにします。リソースをオンラインにする方法については「6.8.1 リソースをオンラインにする」を参照してください。
  6. 監査ログ管理サーバでJP1/NETM/Audit - Managerのデータベースをアップグレードする。
    データベースのアップグレード手順については「6.3.8 監査ログ管理サーバのデータベースをアップグレードする(クラスタシステムの場合)」を参照してください。
  7. システムを開始する。
    システムを開始する方法については「6.7 監査ログ管理サーバの開始・停止(クラスタシステムの場合)」を参照してください。

監査ログを収集したいプログラムの監査ログ収集対象サーバでの設定内容については「6.5 監査ログ収集対象サーバのセットアップ(クラスタシステムの場合)」を参照してください。また,監査ログ管理サーバでの設定内容については「6.6 監査ログ管理サーバで監査ログを収集するための設定(クラスタシステムの場合)」を参照してください。