3.1 リモートコントロールモード

リモートコントロール機能は,コントローラからエージェントに接続した状態で利用します。このとき,1台のコントローラを複数のエージェントに接続できます。また,複数のコントローラから1台のエージェントに接続することもできます。

なお,エージェント側からはコントローラに接続できません。ただし,エージェントからコントローラに接続要求は送信できます。また,切断はコントローラおよびエージェントのどちらからでも実行できます。

エージェントマシンに対する操作の権限をリモートコントロールモードと呼びます。リモートコントロールモードには,「監視」,「共有」,「制御」の三つがあり,監視,共有,制御の順で,エージェントに対する操作の権限が高くなります。

監視
エージェントマシンに対し,画面の参照だけができるモードです。キーボードやマウスでの操作はできません。
接続先のコントローラまたはエージェントが「制御」モードのとき,自マシンはこのモードになります。
共有
コントローラとエージェントの両方からエージェントを操作できるモードです。
制御
接続先(コントローラまたはエージェント)からの操作を抑止し,自マシンだけがエージェントマシンを操作できるモードです。コントローラがこのモードの場合,エージェントマシンでのキーボードやマウスの操作は無効になります。また,エージェントがこのモードの場合,コントローラからはエージェントの画面の参照しかできません(リモートコントロールはできません)。
<この節の構成>
3.1.1 リモートコントロールモードの決定方法
3.1.2 監視モードのエージェントでモードを変更する
3.1.3 複数接続時のリモートコントロールモード