ここでは,エージェントリストの作成方法について説明します。エージェントリストの作成方法には,次の5種類があります。管理したいネットワークの規模や運用方法によって選択してください。
現在[Remote Control]ウィンドウで接続中のエージェントをエージェントリストに追加する方法を次に示します。
図4-40 [エージェントの追加]ダイアログボックス
[エージェントマネージャ]ウィンドウを使用すると,フォルダを作成してエージェントをグルーピングできます。フォルダは階層化して作成できます。また,[Remote Control]ウィンドウでエージェントメニューを表示させたときに,エージェントの構成がより見やすくなるよう,区切り線を挿入できます。
エージェントリストにフォルダやエージェントを作成する方法,および区切り線を挿入する方法を次に示します。なお,作成される位置は,最初に選択した項目によって次のように異なります。
エージェントリストにフォルダを作成します。
図4-41 [フォルダの新規作成]ダイアログボックス
エージェントリストにエージェントを作成します。
図4-42 [エージェントの新規作成]ダイアログボックス
エージェントの構成を整理するための区切り線を挿入します。
[エージェントマネージャ]ウィンドウでは,ネットワーク上のエージェントマシンを検索し,接続可能なエージェントをエージェントリストに追加することができます。エージェントを検索してエージェントリスト上に追加する手順は,大きく次の3段階に分けられます。
上記1.~3.の各段階での操作の手順を次に示します。なお,検索範囲の指定方法や検索結果の確認方法,検索時の制限事項など,エージェント検索機能の詳細については,「付録C エージェント検索機能の利用方法」を参照してください。
[ネットワーク]アイコンとは,エージェントを検索するときの検索範囲を設定したアイコンです。[ネットワーク]アイコン一つにつき,同一サブネット内に存在する任意の範囲のアドレスを指定できます。[ネットワーク]アイコンをエージェントリスト上に作成しておくことで,同じ範囲を繰り返し検索できます。また,[Remote Control]ウィンドウのエージェントメニューから[ネットワーク]を選択すると,[Remote Control]ウィンドウ上でもエージェントを検索できます。
[ネットワーク]アイコンの作成方法は,基本的にほかのアイコン(フォルダ,エージェント)と同じです。
図4-43 [ネットワークの新規作成]ダイアログボックス
[ネットワーク]アイコンをダブルクリックすると,[エージェントの検索]ダイアログボックスが表示され,「アドレス」で指定された範囲のマシンの検索が始まります。
図4-44 [エージェントの検索]ダイアログボックス
[詳細]ボタンをクリックすると,ダイアログボックスが拡張され,検索状況が表示されます。
図4-45 [エージェント]パネル
[エージェントマネージャ]ウィンドウには,[エージェントの検索]ダイアログボックスの[エージェント]パネルに表示されているエージェントだけが追加できます。このため,検索が完了したあと,ダイアログボックスを閉じる前に,[エージェント]パネルの表示内容を調整してください。
例えば,リモートコントロールエージェントが動作しているかどうかに関係なく,ネットワーク上の全マシンの構成をエージェントマネージャ上で管理したい場合は,「接続待ち」から「無応答」まですべての項目をチェックする必要があります。逆に,現時点で接続可能なマシンだけをエージェントリストに追加したい場合は,「接続待ち」だけをチェックします。エージェントの状態の詳細については,「付録C.2 検索されたエージェントの状態」を参照してください。
検索が完了したあと[エージェントの検索]ダイアログボックスを閉じると,[エージェントの検索]ダイアログボックスの[エージェント]パネルに表示されていたエージェントが,[ネットワーク]アイコンの下位に[検索エージェント]アイコンとして追加されます。検索途中で[閉じる]ボタンをクリックしても,それまでに検出されたエージェントが追加されます。
図4-46 [エージェントマネージャ]ウィンドウ
[検索エージェント]アイコンは,検索結果が一時的に表示されたもので,このままでは情報として保存されません([エージェントマネージャ]ウィンドウを閉じると削除されます)。検索されたエージェントの情報を保存したい場合は,ドラッグ&ドロップで[検索エージェント]アイコンを別のフォルダへ移動させる必要があります。フォルダ下に移動されることで,エージェントリスト上の1アイテムとして保存できるようになります。また,通常のエージェントとして扱えるようになり,名前や説明を変更できます。
hostsファイルを使用すると,hostsファイルに定義されているすべてのエージェントを一度にエージェントリストに追加できます。hostsファイルからのインポートの手順を次に示します。
ユーザ任意の名称で,バックアップファイルとして別に保存しておくこともできます。
エージェントリストの情報を別名で保存する方法,およびファイルを読み込んでエージェントリストを回復する方法を次に示します。
エージェントリストをファイルに保存するには,メニューで[ファイル]-[名前を付けて保存]を選択し,名前を付けて保存してください。
バックアップファイルからエージェントリストを回復する手順を次に示します。