2.3.2 JP1/NETM/DMからのリモートコントロールプログラムのインストール

JP1/NETM/DMからリモートコントロールプログラムをインストールする方法について説明します。インストールの手順を次の図に示します。

図2-11 インストールの手順(JP1/NETM/DMの場合)

[図データ]

インストールするには,Administrator権限が必要です。インストール手順の「プログラムフォルダの選択」までの設定内容は,ほかのJP1/NETM/DMコンポーネントとも共用になります。

なお,インストーラの画面や表示される項目は,プログラムごとに多少異なります。ここでは,プログラムや機能を特に限定している場合を除き,説明にはJP1/NETM/DM Managerのインストーラの画面図を使用しています。

また,JP1/NETM/DM Client - Baseを使用する場合,リモートコントロールプログラムをインストールするには,JP1/NETM/DM Client - Baseをインストールしたあとに,オプション製品のJP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureをインストールする必要があります。

<この項の構成>
(1) インストーラの起動
(2) ユーザの登録
(3) インストールディレクトリの設定
(4) 種別の選択
(5) コンポーネントの選択
(6) プログラムフォルダの選択
(7) 注意事項の確認(リモートコントロールエージェントをインストールする場合だけ)
(8) インストール内容の確認
(9) インストールの終了
(10) JP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureのインストール

(1) インストーラの起動

提供媒体をCD-ROMドライブに入れ,起動したインストーラの指示に従ってインストールを進めます。

インストーラを起動すると,JP1/NETM/DMのインストールプログラムが起動し,セットアップ用ダイアログボックスが表示されます。

図2-12 [JP1/NETM/DM Manager セットアップ]ダイアログボックス

[図データ]

インストールを続ける場合は,[次へ]ボタンをクリックしてください。インストールを中止するときは,[キャンセル]ボタンをクリックします。

(2) ユーザの登録

ユーザの名前と所属する会社名を登録します。

図2-13 [ユーザ登録]ダイアログボックス

[図データ]

入力が終了したら,[次へ]ボタンをクリックします。[戻る]ボタンをクリックすると,セットアップダイアログボックスに戻ります。

(3) インストールディレクトリの設定

リモートコントロールマネージャまたはリモートコントロールエージェントのインストール先ディレクトリを設定します。このダイアログボックスは,JP1/NETM/DMの新規インストール時だけ表示されます。上書きインストール時は,既存のインストールディレクトリに自動的にインストールされます。

図2-14 [インストールディレクトリの設定]ダイアログボックス

[図データ]

デフォルトのインストール先は,C:¥Program Files¥Hitachi¥NETMDMです(C:はOSがインストールされているドライブ名)。ただし,OSが64ビット版のWindows Server 2008,64ビット版のWindows VistaまたはWindows Server 2003 (x64)のコンピュータにインストールする場合,デフォルトのインストール先はC:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥NETMDMになります。

デフォルトで表示されているインストール先ディレクトリを変更する場合は,次の点にご注意ください。

[次へ]ボタンをクリックすると,インストールが続行されます。

(4) 種別の選択

JP1/NETM/DM Managerからリモートコントロールプログラムをインストールする場合は,マネージャとして使用するか,中継マネージャとして使用するかを設定します。

図2-15 [種別の選択]ダイアログボックス

[図データ]

「マネージャ」を選択すると,「リモートコントロールマネージャ」だけがインストールできます。「中継マネージャ」を選択すると,「リモートコントロールマネージャ」および「リモートコントロールエージェント」がインストールできます。「中継マネージャ」を選択した場合は,上位システムのホスト名またはIPアドレスを接続先の運用キーに従って設定してください。

JP1/NETM/DM Clientからリモートコントロールプログラムをインストールする場合は,中継システムとして使用するか,クライアントとして使用するかを設定します。JP1/NETM/DM Clientでは,「リモートコントロールエージェント」だけがインストールできます。上位システムのホスト名またはIPアドレスを接続先の運用キーに従って設定してください。

[次へ]ボタンをクリックすると,インストールが続行されます。

(5) コンポーネントの選択

インストールするコンポーネントおよびサブコンポーネントを選択します。バージョンアップ時は,コンポーネントやサブコンポーネントの追加はできますが,すでにインストールされているものの削除はできません。

図2-16 [コンポーネントの選択]ダイアログボックス

[図データ]

表示されるコンポーネントは,インストール先の環境とサーバの種別によって異なります。JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)の場合は,「リモートコントロールマネージャ」と「リモートコントロールエージェント」の両方を同時に選択できます。

JP1/NETM/DM Client - Baseの場合は,ここではリモートコントロールプログラムのコンポーネントを選択できません。JP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureのインストール時にコンポーネントを選択できます。

サブコンポーネントは,コンポーネント名の下にツリー形式で表示されます。「リモートコントロールマネージャ」または「リモートコントロールエージェント」と,「チャット」の2種類のコンポーネントから,インストールするコンポーネントを選択します。このとき,「リモートコントロールマネージャ」または「リモートコントロールエージェント」を選択しないで,「チャット」だけを選択することはできません。

なお,オンラインヘルプのインストールの有無は,JP1/NETM/DMの製品によって次のように異なります。

(6) プログラムフォルダの選択

プログラムのアイコンの登録先となるプログラムフォルダを指定します。デフォルト値を変更したり,既存のプログラムフォルダから選択したりできます。ただし,プログラムフォルダには「¥」を使用したフォルダ名を指定しないでください。

図2-17 [プログラムフォルダの選択]ダイアログボックス

[図データ]

このダイアログボックスは,JP1/NETM/DMの新規インストールのとき,またはプログラムフォルダを作成していない環境への上書きインストールのときだけ表示されます。プログラムフォルダが作成済みの環境へJP1/NETM/DMを上書きインストールする場合は,既存のプログラムフォルダが自動的に使用されます。

[次へ]ボタンをクリックすると,インストールが続行されます。リモートコントロールプログラム以外のコンポーネントもインストールする場合は,このあとに設定画面が表示されます。

(7) 注意事項の確認(リモートコントロールエージェントをインストールする場合だけ)

リモートコントロールエージェントを新規にインストールする場合は,ここで[注意事項]ダイアログボックスが表示されます。[注意事項]ダイアログボックスに表示される項目は,インストール先のOSによって次のように異なります。

(8) インストール内容の確認

リモートコントロールプログラムを含むJP1/NETM/DMファイルのコピーを開始するための情報が表示されます。

図2-20 [インストールの確認]ダイアログボックス

[図データ]

内容を確認したあと,変更が必要な場合は,[戻る]ボタンをクリックします。変更が必要でなければ,[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール状況を示すダイアログボックスが表示されて,ファイルのコピーが始まります。

(9) インストールの終了

ファイルのコピーが終了すると,[インストール終了]ダイアログボックスが表示されます。

図2-21 [インストール終了]ダイアログボックス

[図データ]

リモートコントロールエージェントのインストールの場合は,「リモートコントロールエージェントセットアップの起動」チェックボックスをオンにすると,続けてセットアッププログラムを起動できます。

また,PCの状況によっては,インストールを完了するために再起動が必要なことを示す内容が表示される場合があります。その場合は,画面の指示に従って,すぐ再起動するか,あとで再起動するかを選択します。

[完了]ボタンをクリックすると,インストールが終了します。

(10) JP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureのインストール

JP1/NETM/DM Client - Baseを使用している場合にリモートコントロールプログラムをインストールするには,JP1/NETM/DM Client - Baseのインストールが終了したあとに,オプション製品のJP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureをインストールします。

JP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureのインストール時に,インストールするコンポーネントを選択します。

図2-22 [コンポーネントの選択]ダイアログボックス

[図データ]

JP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureのインストールが終了すると,JP1/NETM/DM Client - Baseでリモートコントロール機能が使用できるようになります。