3.3.6 [ファイル転送]パネル

[ファイル転送]パネルでは,コントローラとエージェント間でのファイルの送受信に関する動作環境を設定します。[ファイル転送]パネルを次に示します。

図3-14 [ファイル転送]パネル

[図データ]

<この項の構成>
(1) データ転送関連
(2) エージェントデフォルトフォルダ
(3) ファイル転送ウィンドウ

(1) データ転送関連

データの圧縮および暗号化について設定します。このオプションは,[ファイル転送]ウィンドウの[ファイル転送オプション]ダイアログボックスでも設定できます。設定が異なる場合は,最後に保存した側が有効になります。

転送データを圧縮する
転送データを圧縮する場合,チェックボックスをオンにします。デフォルトではオンとなっています。転送データを圧縮することで,ファイルの転送時間を短縮できます。また,転送データの転送量は約半分になります。転送データの圧縮率については,「4.3.9(2) [転送]パネル」を参照してください。
転送データを暗号化する
転送データを暗号化する場合,チェックボックスをオンにします。

(2) エージェントデフォルトフォルダ

エージェントに対して,格納先を指定しないでファイルを転送した場合の,デフォルトの格納先フォルダを指定します。ここで指定したフォルダが,エクスプローラから[Remote Control]ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップした場合のファイルの格納先となります。架空のフォルダ名を設定した場合は,ファイル転送時にフォルダが作成されます。

デフォルトフォルダの設定がない場合は,ドラッグ&ドロップでのファイル転送はできません。

デフォルトではフォルダの指定はありません。

(3) ファイル転送ウィンドウ

ファイル転送ウィンドウを表示する
ドラッグ&ドロップでのファイル転送時に,[ファイル転送]ウィンドウを表示させる場合,チェックボックスをオンにします。[ファイル転送]ウィンドウを表示させない場合は,ドロップするとすぐにファイルの転送が開始され,(2)で設定したエージェントデフォルトフォルダにファイルが格納されます。
メニューまたはボタンでファイルの転送を指示した場合は,ここでの設定に関係なく,必ず[ファイル転送]ウィンドウが表示されます。