はじめに

このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの,リモートコントロールの機能および操作方法について説明したものです。

このマニュアルでは,JP1/NETM/Remote Control ManagerおよびJP1/NETM/Remote Control Agentを総称して,JP1/NETM/Remote Controlと呼びます。また,JP1/NETM/DM Manager,JP1/NETM/DM ClientおよびJP1/NETM/DM Client - Baseを総称して,JP1/NETM/DMと呼びます。JP1/NETM/DM Client - Baseは,オプション製品であるJP1/NETM/DM Client - Remote Control Featureがインストールされている状態を前提としています。

なお,バージョン03-30~05-20のJP1/Remote Control AgentまたはJP1/NETM/DMをインストールしたマシンをリモートコントロールする場合は,別製品の「JP1/Remote Control互換接続機能」が必要です。

<はじめにの構成>
対象読者
マニュアルの構成
関連マニュアル
このマニュアルでの表記
このマニュアルで使用する英略語
マニュアルで使用する記号
図中で使用する記号
HTMLヘルプについて
常用漢字以外の漢字の使用について
KB(キロバイト)などの単位表記について

対象読者

このマニュアルは,次の方にお読みいただくことを前提に説明しています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 リモートコントロールの概要
リモートコントロールの機能や特長など,リモートコントロールの概要について説明しています。
第2章 インストール
JP1/NETM/DM(リモートコントロールコンポーネント)およびJP1/NETM/Remote Controlの,インストールの前提条件およびインストール・アンインストールの方法について説明しています。
第3章 環境設定に必要な作業
リモートコントロール機能を利用するために必要な,環境設定について説明しています。
第4章 コントローラの操作
コントローラの操作方法およびリモートコントロール時の注意事項について説明しています。
第5章 エージェントの操作
エージェントの操作方法について説明しています。
第6章 チャットの利用
チャットの概要,メッセージの送受信方法など,チャットの利用方法について説明しています。なお,チャットを利用するには,「チャット」コンポーネントをインストールする必要があります。
付録A メニュー一覧
JP1/NETM/Remote Controlで操作するウィンドウのメニューについて説明しています。
付録B トラブルシューティング
トラブル発生時の対処方法,およびログの取得方法について説明しています。
付録C エージェント検索機能の利用方法
エージェント検索機能を使用する場合の詳細な設定内容について説明しています。
付録D クラスタシステムでJP1/NETM/Remote Controlを利用する場合の注意事項
クラスタシステムでJP1/NETM/Remote Controlを利用する場合の注意事項について説明しています。
付録E 使用できるNAT機能
JP1/NETM/Remote Controlで使用できるNAT機能について説明しています。
付録F プロセス情報
JP1/NETM/Remote Controlのプロセスを,JP1/Cm2/SNMP System ObserverおよびJP1/Performance Management/SNMP System Observerで監視する場合に必要な情報について説明しています。
付録G ポート番号一覧
JP1/NETM/Remote Controlで使用するポート番号について説明しています。
付録H ディスプレイボードのチップセットとドライバの組み合わせ
ディスプレイボードのチップセットとドライバの組み合わせをエージェントのOSごとに示しています。
付録I 64ビット版JP1/NETM/Remote Control Agentの機能
64ビット版JP1/NETM/Remote Control Agentの機能差異,インストール方法,およびアンインストール方法について説明しています。64ビット版JP1/NETM/Remote Control Agentを使用する場合にお読みください。
付録J セキュリティPCとの接続
セキュリティPCから接続されたときのエージェントの動作について説明しています。また,セキュリティPCの認証デバイスを使用した認証(PKI認証)や,セキュリティPCでエージェントのサウンドを再生する場合の注意事項についても説明しています。
付録K ネットワーク経由でアクセスできる権限の設定
Windowsの機能を使用して,Windowsユーザまたはグループにネットワーク経由でアクセスできる権限を設定する方法について説明しています。
付録L ログの出力形式と出力情報
ログの形式と出力される情報について説明しています。
付録M 各バージョンの変更内容
各バージョンでの変更内容について説明しています。
付録N 用語解説
マニュアルで使用する用語について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を次のように表記します。

表記製品名称および名称
64ビット版JP1/NETM/Remote Control AgentWindows Server 2003 (IPF)対応JP1/NETM/Remote Control Agent
InstallShieldInstallShield(R)
Itanium 2Intel(R) Itanium(R) 2プロセッサ
JavaJava(TM)
JP1/IMJP1/IM - ManagerJP1/Integrated Management - Manager
JP1/IM - ViewJP1/Integrated Management - View
JP1/NETM/DMJP1/NETM/DM ClientJP1/NETM/DM Client
JP1/NETM/DM Client - Base
JP1/NETM/DM ManagerJP1/NETM/DM Manager
Microsoft Internet ExplorerMicrosoft(R) Internet Explorer(R)
Windows(R) Internet Explorer(R)
PentiumIntel(R) Pentium(R)
WindowsWindows 2000Windows 2000 Advanced ServerMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Windows 2000 Datacenter ServerMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System
Windows 2000 ProfessionalMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System
Windows 2000 ServerMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System
Windows 98Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating System
Windows MeMicrosoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating System
Windows NT 4.0Windows NT Server 4.0Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
Windows NT Server Enterprise Edition 4.0Microsoft(R) Windows NT(R) Server Enterprise Edition Version 4.0
Windows NT Workstation 4.0Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0
Windows Server 2003Windows Server 2003Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Windows Server 2003 (IPF)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
Windows Server 2003 (x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Windows Server 2008Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Windows VistaMicrosoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows XPWindows XP Home EditionMicrosoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System
Windows XP ProfessionalMicrosoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System
Windows Media PlayerWindows Media(R) Player
注※
Server Coreインストールは対象外です。

このマニュアルで使用する英略語

このマニュアルで使用する英略語の一覧を次に示します。

英略語正式な表記
AVIAudio - Video Interleaved
CD-ROMCompact Disc - Read Only Memory
CPUCentral Processing Unit
CSVComma Separated Values
DHCPDynamic Host Configuration Protocol
DNSDomain Name System
GUIGraphical User Interface
IPFItanium Processor Family
LANLocal Area Network
NATNetwork Address Translation
OSOperating System
PCPersonal Computer
PKIPublic Key Infrastructure
RAMRandom Access Memory
RASRemote Access Service
TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocol
TSVTab Separated Values
VGAVideo Graphics Array
WANWide Area Network

マニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号を次のように定義します。

記号意味
[ ]ウィンドウ,ダイアログボックス,タブ,パネル,メニュー,ボタン,アイコン,グループ,フォルダ,およびキーの名称を示す。
「 」タブ,画面上の文字列,および記号を示す。
[A]-[B]メニューを連続して選択することを示す。
(例)[ファイル]-[新規作成]
上記の例では,[ファイル]メニューを選択して,プルダウンメニューから[新規作成]を選択することを示す。
[X]+[Y]キーを同時に押すことを示す。
(例)[Ctrl]+[C]キー
上記の例では,[Ctrl]キーと[C]キーを同時に押すことを示す。
斜体文字可変の値を示す。
(例) 日付はYYYYMMDDの形式で指定する。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

HTMLヘルプについて

JP1/NETM/Remote Controlでは,HTMLヘルプを提供しています。HTMLヘルプの内容は,このマニュアルと同様です。HTMLヘルプでは,検索したい項目をマニュアル全文から検索できます。

JP1/NETM/Remote Controlの各ウィンドウの[ヘルプ]メニューや各ダイアログボックスの[ヘルプ]ボタンから,HTMLヘルプを起動できます。HTMLヘルプは,Microsoft Internet Explorer 5.01以降がインストールされているマシンで参照してください。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。