付録C.3 検索方法のカスタマイズ

エージェントを検索するとき,名前解決の有無や接続確認の方法など,検索方法をカスタマイズすることができます。

検索方法のカスタマイズは,次に示すダイアログボックスで行います。

これらのダイアログボックスでの設定内容について,次に示します。

最大使用スレッド数
エージェント検索時に使用する最大スレッド数を,1~100で指定します。デフォルトは20です。
名前解決する
gethostbyaddr()を使用してIPアドレスから名前解決をする場合にチェックします。デフォルトではチェックされていません。この項目をチェックすると,[エージェントの検索]ダイアログボックスの[エージェント]パネルに,「名前」欄が表示されます。また,エージェントマネージャ上に検索エージェントとして追加されるとき,「名前」欄に名前が設定されます。
名前解決をする場合は,どの時点で名前解決をするかを次の三つから選択します。デフォルトは「接続成功時」です。
  • 接続成功時
    接続が成功した時点で名前解決をします。「接続待ち」および「接続拒否」のエージェントの名前だけが表示されます。
  • Ping成功時
    Pingによる起動確認が成功した時点で名前解決をします。「無応答」のエージェントを除いた,すべてのエージェントの名前が表示されます。
  • 無条件
    Pingによる起動確認より前に名前解決をします。すべてのエージェントの名前が表示されます。
Pingを使用して起動確認する
Pingを使用してPCの起動確認をする場合にチェックします。デフォルトでチェックされています。
このチェックを外した場合,Pingを使用しないで接続確認をします。このため,本来「無応答」状態となるマシンがすべて「未起動」として検出されます。
起動確認の最大応答待ち時間
起動確認(Ping)の最大応答待ち時間を,1~60秒で指定します。デフォルトは3秒です。
エージェントに接続して接続確認する
Connectを発行してリモートコントロールエージェントの起動を確認する場合にチェックします。デフォルトでチェックされています。
このチェックを外した場合,検索対象のマシンに接続しません。このため,検索結果はすべて「無応答」または「未起動」のどちらかとなります。
接続確認の最大応答待ち時間
接続確認(Connect),および接続後のメッセージ送受信の最大応答待ち時間を,1~60秒で指定します。デフォルトは3秒です。
検索エージェント(エージェントマネージャの場合だけ表示されます)
[設定]ボタンをクリックすると,検索したエージェントと接続する場合の接続オプションを設定する[検索エージェントの設定]ダイアログボックスが表示されます。