JP1/NETM/DM Administrator Kitでは,クライアントツール実行時に自動的にユーザインベントリを取得したり,クライアントを配布管理システムで作成したIDに登録したりするようにインストールセットを作成できます。この設定は,[ユーザ情報・IDへの登録]パネルを使用します。
[ユーザ情報・IDへの登録]パネルを図3-11に示します。
図3-11 [ユーザ情報・IDへの登録]パネル
[ユーザ情報・IDへの登録]パネルの構成要素を次に示します。
ユーザ情報取得項目一覧ファイルを指定します。ユーザ情報取得項目一覧ファイルは,JP1/NETM/DM Managerのジョブ実行時のオプションを有効にするかどうかで,指定方法が異なります。ジョブ実行時のオプションを有効にできるのは,JP1/NETM/DM Managerのバージョンが07-11以降です。ジョブ実行時のオプションを有効にすると,例えば次のように設定されたインストールセットを作成できます。
ユーザ情報取得項目一覧ファイルの指定方法を,JP1/NETM/DM Managerのジョブ実行時のオプションを有効にする場合と,有効にしない場合で分けて説明します。JP1/NETM/DM Managerの操作方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
[読込み]ボタンをクリックすると,「ユーザ情報取得項目一覧ファイル」テキストボックスに指定されたファイルからユーザインベントリ取得項目を読み込みます。「ユーザ情報取得項目一覧ファイル」テキストボックスに何も指定がないと,動作しません。指定があった場合は,処理を実行したあと,メッセージを出力します。
JP1/NETM/DM Clientのインストール後にクライアントを登録するID名を指定します。ID名の追加・変更時は必ず指定してください。
ID名を指定する前に,IDにパスワードが設定されていないことを確認してください。IDにパスワードが設定されている場合は,クライアントを登録できません。
なお,ID名は,大文字と小文字を区別して指定してください。
「ID名」テキストボックスで指定したIDを「登録ID一覧」リストに追加します。
「登録ID一覧」リストに追加したIDを変更する場合に使用します。「登録ID一覧」リストのIDを選択してください。「ID名」テキストボックスに選択したIDが表示されます。表示されたIDを変更して[変更]ボタンをクリックすると,選択したIDが「ID名」テキストボックスで指定したIDに変更されます。
「登録ID一覧」リストに追加したIDを削除する場合に使用します。「登録ID一覧」リストのIDを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。[削除]ボタンをクリックすると,選択したIDが削除されます。IDを複数選択すれば,一度に削除できます。
JP1/NETM/DM Clientのインストール後にクライアントを登録するIDが表示されます。このリストからIDを選択すると,その情報は「ID名」テキストボックスに表示されます。