この節では,クライアントツールを使用する前に必要な作業について説明します。クライアントツールを使用して,クライアントマシンにJP1/NETM/DM Clientをインストールする前に次の点について確認してください。
- JP1/NETM/DM Client - Base(クライアント)を上書きインストールする場合,使用できる機能は適当か
クライアントマシンに次の製品がインストールされていた場合,JP1/NETM/DM Client - Base(クライアント)を上書きインストールすると,JP1/NETM/DM Client - Base(クライアント)の機能だけが使用できます。インストールセットにオプション製品が追加されていた場合は,オプション製品の機能も使用できます。
- JP1/NETM/DM Client(クライアント)
- JP1/NETM/DM Client(バージョン07-53以前)
- JP1/NETM/DM Client Light Edition
- JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ),JP1/NETM/DM Client(中継システム),JP1/NETM/DM Client - Base(中継システム),およびバージョン07-53以前のJP1/NETM/DM SubManagerが,クライアントマシンにインストールされていないか
クライアントマシンに次の製品がインストールされていた場合,JP1/NETM/DM Clientをインストールできません。
- JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)
- JP1/NETM/DM Client(中継システム)
- JP1/NETM/DM Client - Base(中継システム)
- JP1/NETM/DM SubManager(バージョン07-53以前)
- クライアントマシンのOSがWindows Server 2003,Windows XP,Windows 2000の場合,アカウントの権限が正しいかどうか
インストールセット作成時に[Administrator権限]パネルで設定を行っており,かつ,一般ユーザでログオンしてクライアントツールを実行した場合,クライアントマシン上のAdministratorのアカウント情報と[Administrator権限]パネルで設定したアカウント情報が一致していないと,JP1/NETM/DM Clientをインストールできません。この場合,一般ユーザでなく,Administrator権限を持つアカウントで再ログオンしてください。
- クライアントマシンにJP1/NETM/Remote Control AgentまたはJP1/Remote Control Agentがインストールされていないか
JP1/NETM/Remote Control AgentまたはJP1/Remote Control Agentがインストールされていた場合,インストールセット作成時にインストールコンポーネントとしてリモートコントロールエージェントをインストールするように設定していても,リモートコントロールエージェントはインストールできません。
- JP1/NETM/DM Clientのインストール先に,OSがWindows 95のクライアントマシンが存在しているか
07-00以降のJP1/NETM/DM Clientは,OSがWindows 95のクライアントマシンにインストールできません。そのため,あらかじめ次に示す2種類のインストールセットを作成する必要があります。
- バージョンが07-00以降のJP1/NETM/DM Clientのインストールセット
OSがWindows 95以外のクライアントマシンにJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合に必要です。
- バージョンが06-52,06-53,06-71または06-72のJP1/NETM/DM Clientのインストールセット
OSがWindows 95のクライアントマシンにJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合に必要です。
これらのインストールセットを使用して,簡単にJP1/NETM/DM Clientをインストールするために,バッチファイルを作成し,実行してください。
- 作成したインストールセットのOSと,クライアントマシンのOSの組み合わせは正しいか
Windows Server 2008およびWindows Vistaのクライアントマシンには,Windows Server 2008・Windows Vista版のJP1/NETM/DM Clientのインストールセットをインストールしてください。
- <この節の構成>
- 4.1.1 FTPサーバ用インストールセットを利用する場合に必要な準備