パッケージング時またはリモートインストール時に,「インストール先ディレクトリ」や「所有者名」などのパッケージ内容を変更した場合,AITファイルのPACKAGE_INFOセクションは自動的に書き換えられますが,MAINセクションの関連部分は書き換えられません。そのため,必要に応じて,JP1/NETM/DM固有のグローバル変数を利用してください。使用できるJP1/NETM/DM固有のグローバル変数を示します。
JP1/NETM/DM固有のグローバル変数 | 説明 |
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InstallerName | PACKAGE_INFOセクションで指定したインストールプログラム名です。この値は,パッケージング時またはリモートインストール時には変更できません。 なお,リモートインストール時は,クライアントのインストールワークディレクトリのパスにインストールプログラム名を結合した値となります。そのため,リモートインストール時とAITファイルのデバッグ時で値が異なります。 |
InstallDrive | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,インストール先ドライブ名です。デフォルトは,PACKAGE_INFOセクションで指定したインストール先ドライブ名です。 |
InstallDirectory | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,インストール先ディレクトリ名です。デフォルトは,PACKAGE_INFOセクションで指定したインストール先ディレクトリ名です。 |
InstallPoint | InstallDrive変数とInstallDirectory変数の内容を結合したインストール位置です。つまり,ドライブ名を含むインストール先ディレクトリです。 |
EUser | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,所有者名です。英語を入力したらEUserが,日本語を入力したらJUserが使用できます。 |
JUser | |
ECompany | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,会社名です。英語を入力したらECompanyが,日本語を入力したらJCompanyが使用できます。 |
JCompany | |
SerialNumber | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,シリアルナンバーです。ライセンスキーの入力などに使用します。 |
IconGroupName | パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,アイコングループです。アイコングループの変更などで使用します。 |
グローバル変数の利用例を次の図に示します。
図2-27 グローバル変数の利用例