JP1 Version 8 JP1/NETM/DM Automatic Installation Toolガイド (Windows(R)用)

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AIT_SetScrollPos

機能

スクロールバーを移動します。

形式

bool AIT_SetScrollPos (
  integer nCtrlID,         // コントロールID
  integer nPosition        // 位置
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);
bool AIT_SetScrollPos (
  string strCaption,       // コントロールのキャプション
  integer nCtrlType,       // コントロールタイプ
  integer nScrollType,     // スクロールタイプ
  integer nPosition,       // 設定位置
  integer nScrollMovement  // 移動タイプ
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);
bool AIT_SetScrollPos (
  integer nCtrlID,         // コントロールID
  integer nCtrlType,       // コントロールタイプ
  integer nScrollType,     // スクロールタイプ
  integer nPosition,       // 設定位置
  integer nScrollMovement  // 移動タイプ
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);

引数

nCtrlID(入力用)

コントロールIDを指定してください。

nPosition(入力用)

設定する位置を指定してください。

strCaption(入力用)

コントロールのキャプションを指定してください。

nCtrlType(入力用)

スクロールバーを持つコントロールタイプを指定してください。これは,次の値のどれかにする必要があります。

意味
EDIT_CTRL コントロールタイプはエディットコントロールです。
LISTBOX_CTRL コントロールタイプはリストボックスです。
LIST_CTRL コントロールタイプはリストコントロールです。
TREE_CTRL コントロールタイプはツリーコントロールです。

nScrollType(入力用)

スクロールバーのタイプを指定してください。これは,次の値のどれかにする必要があります。

意味
VSCROLL 縦スクロールバー
HSCROLL 横スクロールバー

nScrollMovement(入力用)

スクロールバーコントロールの移動タイプを指定してください。nScrollTypeがVSCROLLの場合,これは次の値のどれかにする必要があります。

意味
SB_BOTTOM 右下にスクロールします。
SB_LINEDOWN 1行下にスクロールします。
SB_LINEUP 1行上にスクロールします。
SB_PAGEDOWN 1ページ下にスクロールします。
SB_PAGEUP 1ページ上にスクロールします。
SB_THUMBPOSITION ユーザはスクロールボックス(サム)をドラッグしてマウスボタンを放しました。
SB_THUMBTRACK ユーザはスクロールボックスをドラッグしています。
SB_TOP 左上にスクロールします。

nScrollTypeがHSCROLLの場合,これは次の値のどれかにする必要があります。

意味
SB_LEFT 左上にスクロールします。
SB_RIGHT 右下にスクロールします。
SB_LINELEFT 1単位左にスクロールします。
SB_LINERIGHT 1単位右にスクロールします。
SB_PAGELEFT ウィンドウ幅分左にスクロールします。
SB_PAGERIGHT ウィンドウ幅分右にスクロールします。
SB_THUMBPOSITION ユーザはスクロールボックス(サム)をドラッグしてマウスボタンを放しました。
SB_THUMBTRACK ユーザはスクロールボックスをドラッグしています。

nTimeOut(入力用,省略可)

この関数がコントロールを見つけるために使用できる最大時間を秒単位で指定してください。省略した場合は,関数AIT_SetDefaultWaitTimeoutで設定した値が使用されます。

戻り値

関数が正常に処理された場合の戻り値はtrue,そのほかの場合はfalseになります。関数がfalseを返した場合には,AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。AIT_GetLastErrorが返す可能性のあるエラーコードを次に示します。

拡張エラー番号 エラーコード
8 ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY
14 ERROR_OUTOFMEMORY
87 ERROR_INVALID_PARAMETER
112 ERROR_DISK_FULL
1400 ERROR_INVALID_WINDOW_HANDLE
1460 ERROR_TIMEOUT

注意事項

コントロールは,完全なキャプションまたは関連するラベル名を使用するか,キャプションまたは関連するラベルの最初の部分を指定することで認識できます。キャプションまたは関連するラベルの最初の部分を指定する場合は,文字列の最初に「~」(波記号)を付けます。