JP1 Version 8 JP1/NETM/DM Automatic Installation Toolガイド (Windows(R)用)
機能
既存のファイルを開きます。または,指定したアクセスモードで新規ファイルを作成します。
形式
bool AIT_FileOpen ( string strFileName, // ファイル名 integer nAccessMode, // アクセスモード integer nOperation, // 作成方法 integer nFileHandle // ファイルハンドル );
引数
strFileName(入力用)
作成するファイルまたは開くファイルの名前を指定してください。
nAccessMode(入力用)
ファイルへのアクセスモードを指定してください。これは,次の値のどれかまたは両方の組み合わせです。
| 値 | 意味 |
|---|---|
| GENERIC_READ | ファイルへの読み取りアクセスを指定します。ファイルからのデータの読み取りとファイルポインタの移動が可能です。読み取り/書き込みアクセスを指定するには,GENERIC_WRITEと組み合わせてください。 |
| GENERIC_WRITE | ファイルへの書き込みアクセスを指定します。ファイルへのデータの書き込みとファイルポインタの移動が可能です。読み取り/書き込みアクセスを指定するには,GENERIC_READと組み合わせてください。 |
nOperation(入力用)
ファイルが存在する場合,または存在しない場合のファイルの扱い方を指定します。次の値のどれかにする必要があります。
| 値 | 意味 |
|---|---|
| CREATE_NEW | 新規ファイルを作成します。指定したファイルがすでに存在する場合,関数は失敗します。 |
| CREATE_ALWAYS | 新規ファイルを作成します。指定したファイルがすでに存在する場合,関数はそのファイルを上書きします。 |
| OPEN_EXISTING | ファイルを開きます。ファイルが存在しない場合,関数は失敗します。 |
| OPEN_ALWAYS | ファイルが存在する場合は,それを開きます。ファイルが存在しない場合は,そのファイルが作成されます。 |
| TRUNCATE_EXISTING | ファイルを開きます。開かれたファイルは,サイズが0バイトになるように切り捨てられます。呼び出しプロセスで,少なくともGENERIC_WRITEアクセスを指定してファイルを開く必要があります。ファイルが存在しない場合,関数は失敗します。 |
nFileHandle(出力用)
ファイルハンドルを受け取る変数を指定してください。関数から制御が戻ると,この変数にファイルハンドルが格納されます。
戻り値
この関数が正常に処理された場合の戻り値はtrue,そのほかの場合はfalseとなります。関数がfalseを返した場合には,AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。AIT_GetLastErrorが返す可能性のあるエラーコードを次に示します。
| 拡張エラー番号 | エラーコード |
|---|---|
| 2 | ERROR_FILE_NOT_FOUND |
| 3 | ERROR_PATH_NOT_FOUND |
| 4 | ERROR_TOO_MANY_OPEN_FILES |
| 5 | ERROR_ACCESS_DENIED |
| 6 | ERROR_INVALID_HANDLE |
| 8 | ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY |
| 14 | ERROR_OUTOFMEMORY |
| 15 | ERROR_INVALID_DRIVE |
| 18 | ERROR_NO_MORE_FILES |
| 19 | ERROR_WRITE_PROTECT |
| 21 | ERROR_NOT_READY |
| 32 | ERROR_SHARING_VIOLATION |
| 33 | ERROR_LOCK_VIOLATION |
| 53 | ERROR_BAD_NETPATH |
| 80 | ERROR_FILE_EXISTS |
| 82 | ERROR_CANNOT_MAKE |
| 87 | ERROR_INVALID_PARAMETER |
| 112 | ERROR_DISK_FULL |
| 123 | ERROR_INVALID_NAME |
| 148 | ERROR_PATH_BUSY |
| 161 | ERROR_BAD_PATHNAME |
| 183 | ERROR_ALREADY_EXISTS |
| 206 | ERROR_FILENAME_EXCED_RANGE |
| 1005 | ERROR_UNRECOGNIZED_VOLUME |
| 1210 | ERROR_INVALID_COMPUTERNAME |
| 1214 | ERROR_INVALID_NETNAME |
| 1231 | ERROR_NETWORK_UNREACHABLE |
| 1392 | ERROR_FILE_CORRUPT |
注意事項
AIT_OpenFileが返したファイルハンドルを閉じるには,AIT_FileClose関数を使用してください。
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