JP1 Version 8 JP1/NETM/DM Automatic Installation Toolガイド (Windows(R)用)

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2.6.4 パッケージャおよびリモートインストールマネージャとの連動

パッケージング時またはリモートインストール時に,「インストール先ディレクトリ」や「所有者名」などのパッケージ内容を変更した場合,AITファイルのPACKAGE_INFOセクションは自動的に書き換えられますが,MAINセクションの関連部分は書き換えられません。そのため,必要に応じて,JP1/NETM/DM固有のグローバル変数を利用してください。使用できるJP1/NETM/DM固有のグローバル変数を示します。

JP1/NETM/DM固有のグローバル変数 説明
InstallerName PACKAGE_INFOセクションで指定したインストールプログラム名です。この値は,パッケージング時またはリモートインストール時には変更できません。
なお,リモートインストール時は,クライアントのインストールワークディレクトリのパスにインストールプログラム名を結合した値となります。そのため,リモートインストール時とAITファイルのデバッグ時で値が異なります。
InstallDrive パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,インストール先ドライブ名です。デフォルトは,PACKAGE_INFOセクションで指定したインストール先ドライブ名です。
InstallDirectory パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,インストール先ディレクトリ名です。デフォルトは,PACKAGE_INFOセクションで指定したインストール先ディレクトリ名です。
InstallPoint InstallDrive変数とInstallDirectory変数の内容を結合したインストール位置です。つまり,ドライブ名を含むインストール先ディレクトリです。
EUser パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,所有者名です。英語を入力したらEUserが,日本語を入力したらJUserが使用できます。
JUser
ECompany パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,会社名です。英語を入力したらECompanyが,日本語を入力したらJCompanyが使用できます。
JCompany
SerialNumber パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,シリアルナンバーです。ライセンスキーの入力などに使用します。
IconGroupName パッケージング時またはリモートインストール時に指定した,アイコングループです。アイコングループの変更などで使用します。

グローバル変数の利用例を次の図に示します。

図2-27 グローバル変数の利用例

[図データ]