JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
システム情報で取得するセキュリティ関連のインベントリ情報は,security.iniファイルに定義されている値を参照してクライアントから通知されます。取得する情報を変更する場合は,security.iniファイルを編集してください。
security.iniファイルを編集した場合は,編集したsecurity.iniファイルをクライアントのJP1/NETM/DMのインストールディレクトリ\MASTER\DB直下に配布したあと,「システム情報の取得」ジョブを実行してください。
security.iniファイルは,JP1/NETM/DMのインストールディレクトリ\MASTER\DBに格納されています。
security.iniファイルの形式を次の図に示します。
図3-12 security.iniファイルの形式
security.iniファイルは次の三つのセクションに分かれています。
| セクション名 | 説明 |
|---|---|
| [PasswordCheck] | 脆弱なパスワードとみなすパスワードの条件を設定します。 |
| [Passwordage] | Windowsパスワードを更新してからの経過日数を通知するしきい値を設定します。 |
| [ServiceName] | 不要なサービスとみなすサービスの条件を設定します。 |
セクション名および各項目がsecurity.iniファイルに定義されていない場合は,チェックされません。
次に,セクションごとの設定方法を説明します。
[PasswordCheck]セクションの定義内容を変更する場合は,次の形式で記述してください。
Password1=password Password2=PASSWORD Password3=Password Password4=admin Password5=ADMIN Password6=Admin Password7=administrator Password8=ADMINISTRATOR Password9=Administrator
[Passwordage]セクションの定義内容を変更する場合は,次の形式で記述してください。
[ServiceName]セクションの定義内容を変更する場合は,次の形式で記述してください。
ServiceName1=MSFTPSVC ServiceName2=TlntSvr ServiceName3=W3SVC ServiceName4=SMTPSVC
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