監査ログを出力するかどうかを設定します。また,監査ログを出力する場合は,監査ログの出力先や出力されるログの粒度などを設定します。
図4-24 [監査ログ]パネル
![[図データ]](figure/mse0178.gif)
- 監査ログを出力する
- 監査ログを出力する場合にチェックボックスをオンにします。デフォルトはオフです。オンにすると,監査ログの出力に関する設定項目が活性化します。
- 監査ログの出力ディレクトリ
- 監査ログを出力するディレクトリを,4~127バイトの全角または半角文字,および「_」,「¥」,「.」,「:」,「(」,「)」で指定します。
- デフォルトでは出力先のディレクトリは指定されていません。指定した出力先のディレクトリには,JP1/NETM/DMを使用するユーザに対して書き込み権限を設定しておく必要があります。
- 監査ログは,ここで指定したディレクトリの直下に生成されるNETMAuditManagern.LOGファイルに出力されます。nはログファイルの世代番号です。
- なお,監査ログの出力ディレクトリにJP1/NETM/DMのインストールディレクトリを指定した場合,JP1/NETM/DMをアンインストールすると監査ログも削除されてしまいます。出力ディレクトリは,監査ログの運用方法に合わせて指定してください。
- 監査ログのログ世代管理数
- 監査ログが出力されるログファイルを管理する世代数を1~999で指定します。デフォルトは10です。
- 監査ログの出力件数が「監査ログのエントリ数」で指定した値を超えた場合,新しいログファイルNETMAuditManager1.LOGが作成され,古いログファイルはNETMAuditManager2.LOGに名称変更されます。以後,新しいログファイルが作成されるたびに,古いログファイルのファイル名末尾の世代番号が1ずつ増えます。設定した世代数を超えると,最も古いログファイルが削除されます。
- 監査ログのエントリ数
- 1ファイル当たりに出力される,監査ログの件数を500~9,999件で指定します。デフォルトは2,000件です。
- 監査ログの出力レベル
- 監査ログが出力される粒度を選択します。デフォルトは「ジョブ単位で出力する」が選択されています。
- 「ジョブ単位で出力する」を選択すると,ジョブの実行結果の監査ログは,ジョブごとに出力されます。ただし,次に示すジョブおよび操作については,JP1/NETM/Audit - Managerからの監査対象外となります。
- IDジョブ
- 定期実行ジョブ
- パッケージセットアップマネージャによるインストール操作
- 「指令単位で出力する」を選択すると,ジョブの実行結果の監査ログは,あて先ごとおよびパッケージごとに詳細に出力されるようになります。
- この場合,すべての監査ログがJP1/NETM/Audit - Managerからの監査対象となります。
- なお,JP1/NETM/DMで管理するクライアントの台数が大規模の場合,「指令単位で出力する」を選択していると,出力された監査ログの容量がディスク容量を圧迫するおそれがあるので注意してください。