10.1 Asset Information Manager Limitedをセットアップする

「Asset Information Manager Limited」を使用してインベントリ情報や操作ログを集計するには,「Asset Information Manager Limited」の環境設定が必要です。環境設定の手順は,データベースの種類やJP1/秘文の操作ログを参照するかどうかによって異なります。

「Asset Information Manager Limited」をセットアップする流れを,次の図に示します。

図10-1 「Asset Information Manager Limited」のセットアップの流れ

[図データ]

なお,「Asset Information Manager Limited」をセットアップするときは次の点に注意してください。

サーバセットアップから仮想ディレクトリの設定までは,「Asset Information Manager Limited」の[セットアップ]ダイアログボックスを使用して設定します。

「Asset Information Manager Limited」の[セットアップ]ダイアログボックスは,[スタート]メニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[Asset Information Manager]-[セットアップ]を選択して表示します。

図10-2 [セットアップ]ダイアログボックス

[図データ]

実行したい操作のボタンをクリックすると,設定するダイアログボックスが表示されます。

サーバセットアップ
「Asset Information Manager Limited」のセットアップに必要な情報を[サーバセットアップ]ダイアログボックスで設定します。「Asset Information Manager Limited」のセットアップ方法については,「10.2 Asset Information Manager Limitedのサーバをセットアップする」を参照してください。
データベースマネージャ
「Asset Information Manager Limited」のデータベースの環境を作成するには,データベースマネージャを使用します。「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャの操作方法については,「10.3 Asset Information Manager Limitedのデータベースをセットアップする」を参照してください。
データソース/ネット・サービスの作成
配布管理システムのデータベース,および「Asset Information Manager Limited」のデータベースに接続するためのデータソースまたはネット・サービスを作成します。また,JP1/秘文の操作ログを参照する場合は,JP1/秘文 LogManagerのデータベースに接続するためのデータソースの作成も必要です。
データソースおよびネット・サービスの作成方法については,「10.3.8 データソースまたはネット・サービスを作成する」を参照してください。
仮想ディレクトリの設定
「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリを,「既定のWebサイト」以外のWebサイトに設定します。
また,Microsoft Internet Information Services 6.0を使用している場合に,「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリに関連づけるアプリケーションプールを作成・変更します。
仮想ディレクトリの設定方法,およびアプリケーションプールを作成・変更方法については,「10.4 仮想ディレクトリを設定する」を参照してください。

これ以降で,「Asset Information Manager Limited」のセットアップの各手順について説明します。