リレーショナルデータベースを使用するときのシステム構成について説明します。
Embedded RDBを使用する場合,リレーショナルデータベースのサーバとJP1/NETM/DM Managerの「サーバ本体機能」は,別のコンピュータに配置できません。「リモートインストールマネージャ」は別のコンピュータに配置できます。
Embedded RDBを使用する場合に,「サーバ本体機能」と「リモートインストールマネージャ」を別のコンピュータに配置したときのシステム構成の例を次の図に示します。
図7-1 Embedded RDBを使用したシステム構成
Embedded RDBを使用する場合は,データベースのプログラムは必要ありません。
Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用する場合,JP1/NETM/DM Managerとは別のコンピュータにデータベースサーバを配置できます。「サーバ本体機能」,「リモートインストールマネージャ」,およびデータベースサーバを,それぞれ別のコンピュータに配置した場合の例を次の図に示します。
図7-2 Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用したシステム構成
Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用する場合は,「サーバ本体機能」および「リモートインストールマネージャ」をインストールしたコンピュータに,データベースのクライアントをインストールする必要があります。
Microsoft SQL ServerまたはOracleのリレーショナルデータベースのサーバは,配布管理システムと同じコンピュータに配置しても,別のコンピュータに配置してもかまいません。
リレーショナルデータベースのサーバと配布管理システムを別のコンピュータに配置する場合は,リレーショナルデータベースの新規作成時に,データベースデバイスが作成されません。この場合,リレーショナルデータベースでデータベースデバイスをあらかじめ作成しておくか,またはリレーショナルデータベースのサーバが動作しているホストに,データベースマネージャをインストールして,リレーショナルデータベースを作成してください。
なお,複数の配布管理システムを配置するシステム構成の場合は,配布管理システムごとにリレーショナルデータベースを作成する必要があります。複数の配布管理システムで一つのリレーショナルデータベースを共用することはできません。
Microsoft SQL ServerまたはOracleのリレーショナルデータベースのサーバを配布管理システムと別のコンピュータに配置した場合,配布管理システムのコンピュータにリレーショナルデータベースのクライアントが必要です。
また,配布管理システムとリモートインストールマネージャが別のホストにあるときは,リモートインストールマネージャのコンピュータにもリレーショナルデータベースのクライアントが必要です。