7.5.4 データベースをアップグレードする
(1) アップグレード時の注意事項
- JP1 Version 7iより前のバージョンを使用している場合
JP1 Version 7iより前のバージョンで次に示すリレーショナルデータベースを使用している場合は,JP1/NETM/DM Managerをアップグレードする際に,リレーショナルデータベースもアップグレードする必要があります。
- Oracle8i R8.1.5またはR8.1.6
- Oracle8
- Microsoft SQL Server 6.5
JP1/NETM/DM Managerのアップグレードの際にリレーショナルデータベースをアップグレードする場合は,リレーショナルデータベースをアップグレードしたあとで,データベースマネージャを使用してJP1/NETM/DMのデータベースをアップグレードしてください。
- 「Asset Information Manager Limited」をインストールしている場合
「Asset Information Manager Limited」をインストールしている場合,JP1/NETM/DMで使用するリレーショナルデータベースをアップグレードまたは削除するときは,サービス,タスク,コマンドなど,「Asset Information Manager Limited」で実行中の業務をすべて停止させてください。
また,ODBCデータソースで,接続プールが設定されていると,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態が継続されます。そのため,接続状態が解除されるまで待ってから,アップグレードまたは削除を実行してください。
(2) データベースのアップグレード(Microsoft SQL Serverの場合)
Microsoft SQL Serverの場合の,データベースのアップグレード手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースをアップグレードする」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。
- アップグレード先のリレーショナルデータベースの情報を設定し,[次へ]ボタンをクリックする。
作成されていないデータベースファイルがある場合,[データベースの詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
図7-36 [データベースの詳細設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0135.gif)
ソフトウェア稼働監視履歴データベースファイルを設定できます。
- [次へ]ボタンをクリックする。
[データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-37 [データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0140.gif)
- [実行]ボタンをクリックする。
リレーショナルデータベースがアップグレードされます。
(3) データベースのアップグレード(Oracleの場合)
Oracleの場合の,データベースのアップグレード手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースをアップグレードする」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データソースの設定]ダイアログボックスが表示されます。設定内容については,「7.5.1(2) リレーショナルデータベースの新規作成(Oracleの場合)」を参照してください。
- [次へ]ボタンをクリックする。
作成されていないデータベースファイルがある場合,[表領域の設定]ダイアログボックスが表示されます。
図7-38 [表領域の設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0145.gif)
[詳細]ボタンをクリックすると,[表領域の詳細設定]ダイアログボックスが表示され,データベースファイルのパス,サイズの初期値,および上限値を設定できます。
図7-39 [表領域の詳細設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0147.gif)
- [次]ボタンをクリックする。
[データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-40 [データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0140.gif)
- [実行]ボタンをクリックする。
リレーショナルデータベースがアップグレードされます。