JP1/NETM/DM Managerは,リレーショナルデータベースに障害が発生したときに,論理的に不整合なデータベースを修復し,障害から回復する機能を持ちます。
リレーショナルデータベースに障害が発生すると,通常はロールバックによって自動的に回復します。しかし,何らかの原因で自動的に回復しないときは,データベースマネージャを使用してリレーショナルデータベースを回復する必要があります。
なお,この項目は,サーバのインストール時にOracleを選択した場合,非活性になります。
リレーショナルデータベースを回復する手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースを回復する」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。
- 回復の対象とするデータベースの,サーバ,データベース名,管理者ユーザIDおよびパスワードを設定し,[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースの回復]ダイアログボックスが表示されます。
図7-41 [データベースの回復]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0130.gif)
修復の対象となるテーブルが一覧表示されます。チェックボックスをオンにしたテーブルについて修復します。すべてのテーブルを選択すると,リレーショナルデータベース全体を検索して,テーブルの不整合を修復します。
- ソフトウェアパッケージテーブル
パッケージに関するテーブルを修復します。
- ジョブ実行管理テーブル
ジョブの実行に関するテーブルを修復します。
- ジョブ定義管理テーブル
ジョブの定義に関するテーブルを修復します。
- [実行]ボタンをクリックする。
選択したテーブルが修復され,リレーショナルデータベースが回復されます。