リレーショナルデータベースを使用するときの注意事項を次に示します。
- リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用する場合,システムをシャットダウンするときは,事前に次の手順でJP1/NETM/DMおよびEmbedded RDBを終了させてください。
- リモートインストールマネージャを停止する。
- [コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]で,「Remote Install Server」サービスを停止する。
- JP1/NETM/DMのデータベースにアクセスしている製品を停止する。
例えば,JP1/NETM/Asset Information ManagerからJP1/NETM/DMのデータベースにアクセスしている場合,JP1/NETM/Asset Information Managerのサービス,コマンド,タスクなどをすべて停止します。
- JP1/NETM/DMのインストールディレクトリ¥BINに格納されているnetmdb_stop.batコマンドを実行してデータベースを停止する。
- リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用する場合,Embedded RDBを直接参照するツールはありません。
- リレーショナルデータベースにMicrosoft SQL Serverを使用する場合,インストール時に設定する並べ替え順には「バイナリ順」を選択してください。「大文字小文字を区別しない」を選択した場合,[あて先]ウィンドウの[検索]ダイアログボックスで,「大文字と小文字を区別する」を選択しても有効になりません。また,インベントリビューアの集計機能やCSV出力ユティリティの出力範囲の設定機能でも,大文字と小文字を区別しなくなります。
- リレーショナルデータベースにOracleを使用する場合,アカウントのパスワードを変更したときは,必ずRemote Install Server サービスの「アカウント」および「パスワード」も変更してください。
- リレーショナルデータベースにOracleを使用する場合,データベースインスタンス作成時には,必ず「JA16SJIS」のキャラクタセットを指定してください。
- 管理情報の追加,変更または削除によってリレーショナルデータベースの断片化が進むと,データベースへのデータの格納効率が低下します。効率良く運用するために,リレーショナルデータベースは定期的に再編成してください。
リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用している場合の再編成については,「7.4.6 データベースを再編成する」を参照してください。
リレーショナルデータベースにMicrosoft SQL ServerまたはOracleを使用している場合,リレーショナルデータベースの断片化の確認および再編成については,各RDBMSのマニュアルを参照してください。