7.5.5 データベースを回復する(Microsoft SQL Server)

JP1/NETM/DM Managerは,リレーショナルデータベースに障害が発生したときに,論理的に不整合なデータベースを修復し,障害から回復する機能を持ちます。

リレーショナルデータベースに障害が発生すると,通常はロールバックによって自動的に回復します。しかし,何らかの原因で自動的に回復しないときは,データベースマネージャを使用してリレーショナルデータベースを回復する必要があります。

なお,この項目は,サーバのインストール時にOracleを選択した場合,非活性になります。

リレーショナルデータベースを回復する手順を次に示します。

  1. [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースを回復する」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
    [データベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。
  2. 回復の対象とするデータベースの,サーバ,データベース名,管理者ユーザIDおよびパスワードを設定し,[次へ]ボタンをクリックする。
    [データベースの回復]ダイアログボックスが表示されます。

    図7-41 [データベースの回復]ダイアログボックス

    [図データ]

    修復の対象となるテーブルが一覧表示されます。チェックボックスをオンにしたテーブルについて修復します。すべてのテーブルを選択すると,リレーショナルデータベース全体を検索して,テーブルの不整合を修復します。
    • ソフトウェアパッケージテーブル
      パッケージに関するテーブルを修復します。
    • ジョブ実行管理テーブル
      ジョブの実行に関するテーブルを修復します。
    • ジョブ定義管理テーブル
      ジョブの定義に関するテーブルを修復します。
  3. [実行]ボタンをクリックする。
    選択したテーブルが修復され,リレーショナルデータベースが回復されます。