10.7.5 タスクの設定手順

Windowsのタスクスケジューラでの,タスクの有効と無効の切り換え,タスクの実行スケジュールの変更,およびタスクの削除の手順について次に示します。

<この項の構成>
(1) タスクを有効にする
(2) タスクのスケジュールの変更
(3) タスクの削除
(4) タスクの実行結果

(1) タスクを有効にする

Windowsのタスクスケジューラに作成された「Asset Information Manager Limited」のタスクは,デフォルトでは無効になっているので,使用するには,タスクを有効にする必要があります。

タスクスケジューラに登録されているタスクの有効,無効を切り換える手順を次に示します。

  1. Windowsの[コントロールパネル]で,[タスク]アイコンをダブルクリックする。
    タスクスケジューラの画面が表示されます。
  2. 有効にしたいタスクを選択して,プロパティを表示する。
    選択したタスクのプロパティダイアログボックスが表示されます。
  3. [タスク]タブの「実行する(スケジュールされたタスクは指定の時間に実行されます)」チェックボックスをチェックする。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    タスクが有効になって,タスクのプロパティダイアログボックスが閉じます。
    タスクの実行結果は,Windowsの[コントロールパネル]で,[タスク]をダブルクリックすると表示される,タスクスケジューラの画面で確認します。
    タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて,「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお,内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。

各タスクの「実行するファイル名」の指定内容を次の表に示します。

なお,表中の「<INSTALL>」は「Asset Information Manager Limited」のインストールフォルダを示しています。

表10-8 各タスクの「実行するファイル名」の指定内容

タスクの名称「実行するファイル名」の指定内容
データメンテナンス"<INSTALL>¥exe¥jamscript.exe" -f "<INSTALL>¥scriptbatch¥DataMaintenance.txt"
履歴情報の削除"<INSTALL>¥exe¥jamscript.exe" -f "<INSTALL>¥scriptbatch¥RemoveRecord.txt" -s TARGET=A -s MONTH=6
インベントリ情報の取込み"<INSTALL>¥exe¥jamTakeDMInventory.bat"
ディレクトリ情報の取込み"<INSTALL>¥exe¥jamscript.exe" -f "<INSTALL>¥scriptbatch¥DMDirectory.txt"

(2) タスクのスケジュールの変更

タスクを実行する日時を変更できます。また,スケジュールを追加することもできます。

(3) タスクの削除

不要なタスクを削除する手順を次に示します。

  1. Windowsのコントロールパネルで,[タスク]アイコンをダブルクリックする。
    タスクスケジューラの画面が表示されます。
  2. 削除したいタスクを選択して,「ファイル」-「削除」を選択する。
    選択したタスクが削除されます。

(4) タスクの実行結果

タスクの実行結果は,Windowsのコントロールパネルで,[タスク]アイコンをダブルクリックすると表示される,タスクスケジューラの画面で確認します。

タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて,「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお,内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。

各戻り値の内容を次の表に示します。

戻り値内容
0x0正常終了。
0x1該当するデータが存在しません。
0x2以上そのほかのエラーで終了しました。