クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerをアップグレードする場合,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用しているときは,次に示す手順で,実行系サーバおよび待機系サーバの両方のデータベースを上書きする必要があります。
- 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定内容を削除する。
「レジストリの複製」の設定内容を削除しないで上書きインストールすると,インストールコンポーネントが正常に動作しないことがあります。
- 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
- 「Asset Information Synchronous Service」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※
- JP1/NETM/DMのインストールディレクトリ¥BIN下のnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
- 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
- JP1/NETM/DMのインストールディレクトリ¥jp1asset¥exe下のjamemb_dbstop.batコマンドを実行する。※
Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
- 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※
- 実行系サーバにJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする。
- 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。
- データベースマネージャで,「データベースをアップグレードする」からデータベースのアップグレードを実行する。
[クラスタシステム環境の設定]ダイアログボックスでは,新規作成のときと同じ設定にします。
- 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。※
- スタートメニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[Asset Information Manager]-[セットアップ]-[データベースマネージャ]を選択して「データベースのアップグレード」からデータベースのアップグレードを実行する。※
- 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
- 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※
- クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を待機系サーバにする。
- 待機系サーバにJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする。
- 待機系サーバで,手順9.から手順12.を実施する。
- クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を実行系サーバにする。
- 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定を入力する。
「付録C.2 JP1/NETM/DMをフェールオーバーさせる場合の環境構築」の説明に従って入力してください。
- 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。
- 「Asset Information Synchronous Service」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。※
注※ Asset Information Manager Limitedを使用している場合に必要な作業です。