10.4 仮想ディレクトリを設定する

Microsoft Internet Information Servicesに,「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリを設定します。

Microsoft Internet Information Services 6.0以降を使用している場合は,アプリケーションプールを作成および変更できます。

注意事項
Windows Server 2003に「Asset Information Manager Limited」をインストールする場合,インストール終了後にMicrosoft Internet Information Servicesにアプリケーションプールの設定が必要です。既存のアプリケーションプールを使用する場合,「10.6.1(1) アプリケーションプールの作成」と同様の設定になるようにしておく必要があります。

「Asset Information Manager Limited」が使用するWebサイトを変更する場合,およびアプリケーションプールを作成・変更する場合の手順を次に示します。

なお,[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスを使用してアプリケーションプールを設定できるのは,Microsoft Internet Information Services 6.0以降を使用している場合だけです。

  1. スタートメニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[Asset Information Manager]-[セットアップ]を選択する。
    「Asset Information Manager Limited」の[セットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
  2. 「仮想ディレクトリの設定」を選択する。
    [仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスが表示されます。
    ここでは,「Asset Information Manager Limited」の実行時に必要なデータや,ログファイルなどが格納される,「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリを設定します。

    図10-26 [仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックス

    [図データ]

    なお,インストールされているMicrosoft Internet Information Servicesのバージョンが5.1以前の場合,アプリケーションプールの項目は表示されません。
    Webサイト
    「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリを登録するWebサイトを指定します。コンボボックスから「Webサイト」を選択してください。入力はできません。デフォルトでは,「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリが表示されているWebサイトが指定されています。仮想ディレクトリが登録されていない場合は,「既定のWebサイト」が指定されます。ただし,Webサイトが登録されていない場合は,空白が指定されます。
    アプリケーションプール
    「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリと関連づけるアプリケーションプールを指定します。コンボボックスから「アプリケーションプール」を選択してください。デフォルトでは,「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリと関連づいているアプリケーションプールが表示されます。仮想ディレクトリが登録されていない場合は,「AIMPool」が表示されます。
    なお,インターネットインフォメーションサービスマネージャで,「=」,「:」および「,」を含んだ名称のアプリケーションプールを登録していた場合,コンボボックスには表示されません。
    新しくアプリケーションプールを作成する場合は,作成するアプリケーションプールの名前を入力してください。指定できる値は,1~255バイトの文字です。ただし,「/」,「¥」,「=」,「:」および「,」は指定できません。アプリケーションプールは,「10.6.1(1) アプリケーションプールの作成」または「10.6.2(2) アプリケーションプールの作成」と同様の設定で作成されます。
  3. 項目を設定して[OK]ボタンをクリックする。
    仮想ディレクトリの変更およびアプリケーションプールの作成・変更が実行されます。変更が完了すると,仮想ディレクトリの設定が完了したことを示すメッセージが表示されます。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    [仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスが閉じます。

既存のアプリケーションプールを「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリに関連づける場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャを使用して「アプリケーションプール」を設定してください。インターネットインフォメーションサービスマネージャを使用した「アプリケーションプール」の設定については,次に示す説明個所を参照してください。