9.7.1 JP1/NETM/DM未導入ホストとして検出される条件

配布管理システムに登録されているホストのMACアドレスと,ネットワーク上から探索されたホストのMACアドレスを比較して,JP1/NETM/DM未導入ホストを検出します。

ここでは,検出対象となるMACアドレスおよびJP1/NETM/DMのバージョンについて説明します。

配布管理システムに登録されているMACアドレスには,次の2種類があります。

探索されたホストのMACアドレスが,これらのMACアドレスと一致しない場合,JP1/NETM/DMがインストールされていないと見なされ,JP1/NETM/DM未導入ホストとして検出されます。

また,MACアドレスを取得できないJP1/NETM/DMがインストールされているホストは,すべてJP1/NETM/DM未導入ホストとして検出されます。そのため,JP1/NETM/DM未導入ホストの検出結果を利用するには,MACアドレスを取得できるバージョンのJP1/NETM/DMでシステムを構築している必要があります。MACアドレスを取得できるJP1/NETM/DMのバージョンを次の表に示します。

表9-3 MACアドレスを取得できるJP1/NETM/DMのバージョン

JP1/NETM/DMバージョン
Windows版Manager(中継マネージャ)05-12以降
SubManager03-10以降
Client03-10以降
UNIX版06-71以降
注※
インベントリ情報を管理しない運用の場合,MACアドレスを取得できるバージョンは06-00以降となります。
また,複数のネットワークアダプタを使用しているホストが存在する環境での運用の場合,MACアドレスを取得できるバージョンは06-01以降となります。