4.2.14 [稼働監視]パネル

ソフトウェアの稼働状況を監視した場合に配布管理システムに通知される,操作履歴および抑止履歴の格納方法を設定します。監視するクライアントの台数と,配布管理システムのディスク容量を考慮して設定してください。

図4-17 [稼働監視]パネル

[図データ]

ソフトウェア稼働監視履歴を保存する
下位システムから通知された操作履歴および抑止履歴を保存するかどうかを設定します。デフォルトはオンです。
チェックボックスをオフにした場合,下位システムから通知された履歴は保存されません。ただし,履歴が通知されると,リモートインストールマネージャの[システム構成]ウィンドウ,[あて先]ウィンドウ,または[ディレクトリ情報]ウィンドウの[属性]パネルに表示される次の情報は更新されます。
  • ソフトウェア稼働情報最終更新日時
  • 適用済みソフトウェア稼働監視ポリシー
  • 適用済みソフトウェア稼働監視ポリシーバージョン
なお,すでに保存されている履歴は,チェックボックスをオフにしてもそのまま残ります。
<この項の構成>
(1) 操作履歴
(2) 抑止履歴

(1) 操作履歴

操作履歴を削除する条件を指定します。また,削除する操作履歴をほかのディレクトリに退避するよう設定できます。

この項目は,「ソフトウェア稼働監視履歴を保存する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。

ホストごとの削除条件
しきい値
クライアントごとに保存される操作履歴の最大サイズを,1~100メガバイトで指定します。デフォルトは3メガバイトで,約3日分の操作履歴が保存されます。
指定した値を超えた場合,古い操作履歴から削除されます。
しきい値に達した場合の削除サイズ
「しきい値」に指定した値を超えた場合に削除される操作履歴のサイズを,1~100メガバイトで指定します。デフォルトは1メガバイトで,しきい値を超えると約1日分の操作履歴が削除されます。
しきい値が3メガバイトで,削除サイズが1メガバイトの場合,操作履歴のサイズが3メガバイトを超えると,古い操作履歴が1メガバイト分削除され,2メガバイトの操作履歴が残ります。
削除時に退避する
「しきい値」に指定した値を超えて操作履歴格納ディレクトリから削除される操作履歴を,ほかのディレクトリに退避するかどうかを設定します。デフォルトはチェックボックスがオフです。なお,操作履歴は退避時に約20%の容量に圧縮されます。
退避ディレクトリ
操作履歴をほかのディレクトリに退避する場合の,退避先のディレクトリを指定します。退避ディレクトリには,実在するディレクトリを指定してください。
ネットワークドライブを指定する場合は,UNC形式で半角127文字(全角63文字)以内で指定してください。半角記号は「-」,「_」,「¥」,「.」,「:」,「(」,および「)」を指定できます。ただし,「D:¥」のようなドライブ直下,およびG:¥NETM¥MONITORINGのようなドライブ文字が割り当てられているネットワークドライブは指定できません。
退避した操作履歴は,ここで指定した操作履歴退避ディレクトリの下に作成されるOPERATIONディレクトリ下に,クライアントごとに格納されます。
なお,退避した操作履歴は自動的に削除されません。定期的に操作履歴退避ディレクトリのサイズを確認して,操作履歴を削除してください。
イベントビューアにメッセージを出力するしきい値
操作履歴退避ディレクトリの操作履歴のサイズがしきい値を超えた場合,イベントビューアにメッセージが出力されます。そのしきい値を,1~1,000ギガバイトで指定します。デフォルトは30ギガバイトです。

(2) 抑止履歴

ソフトウェア起動抑止の抑止履歴を保存する最大イベント数を指定します。ソフトウェアの起動抑止1回がイベント1件に当たります。

この項目は,「ソフトウェア稼働監視履歴を保存する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。

最大イベント数
すべてのクライアントを合わせて保存されるソフトウェア起動抑止の抑止履歴の最大イベント数を,500~10,000件で指定します。指定した件数を超えた場合,古い抑止履歴から削除されます。デフォルトは1,000件です。