9.2.2 重複しているクライアントを自動的に削除する

重複しているホストを検索する条件を設定して,更新日時が古い重複しているクライアントを自動的に削除する方法を次に示します。

  1. [システム構成]ウィンドウの[オプション]-[システム構成情報の自動メンテナンス]を選択する。
    [システム構成情報のメンテナンス]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [重複条件の設定]タブを選択する。
    [重複条件の設定]パネルが表示されます。

    図9-13 [重複条件の設定]パネル

    [図データ]

  3. 「自動的に削除する」をチェックして,各項目を設定する。
    ホスト識別子が異なり,かつ,ここで選択した条件に合致するホストを検索します。複数の条件を選択した場合はAND条件で検索します。なお,MACアドレスを条件に含めると,UNIX版クライアントおよびPPP接続のクライアントは検索対象にならないので注意してください。ただし,UNIX版クライアントが08-10以降の場合,システム構成情報にMACアドレスを取得する設定にしているときは,重複ホストとして検索できます。
    MACアドレスが一致する
    システム構成情報のMACアドレスが一致するホストを検索します。
    IPアドレスが一致する
    システム構成情報のIPアドレスが一致するホストを検索します。
    ホスト名が一致する
    システム構成情報のホスト名が一致するホストを検索します。
    大文字と小文字を区別する
    ホスト名で検索する場合に,大文字と小文字を区別して検索したいときは,チェックボックスをオンにします。ただし,リレーショナルデータベースにMicrosoft SQL Serverを使用し,Microsoft SQL Serverの並べ替え順の設定で「大文字小文字を区別しない」を選択している場合,ここで,「大文字と小文字を区別する」を選択しても無効になります。
    スケジュール
    クライアントの自動削除を開始する時刻と処理時間を指定します。指定した処理時間に達した時点で削除するクライアントが残っていた場合でも,処理は中断されます。処理を中断したくない場合は,処理時間に「0」を指定してください。なお,処理が中断された場合,次回の処理は中断された時点から再開されます。
  4. 設定が終わったら[OK]ボタンをクリックする。
    システム構成の自動メンテナンスの開始時刻は,設定した翌日から設定の内容が有効になります。したがって,設定した開始時刻が過ぎていない場合でも,システム構成のメンテナンスが実行されるのは,翌日の開始時刻からになります。