配布管理システムのデータベースに接続するためのログインIDやサービス名,インベントリ情報のデータベースへの登録方法などを設定します。
(4)~(9)のインベントリ情報と「Asset Information Manager Limited」の資産情報との引き当ての設定については,「10.2.6 インベントリ情報の引き当て方法の設定」を基に決定した値を設定してください。
なお,次の項目は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合に使用する設定です。JP1/NETM/Client Security Controlと連携しない場合は,設定不要です。
各項目の内容については,マニュアル「JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド」を参照してください。
そのほかの項目について説明します。
配布管理システムのデータベースに接続するためのログインIDを設定します。
また,[パスワード設定]ダイアログボックスでパスワードを設定します。
この項目は必ず設定してください。
表10-3 「JP1/NETM/DMデータベースログインID」およびパスワードに指定できる値の制限
DBMSの種類 | 指定する値の制限 |
---|---|
Embedded RDB | 先頭の文字には,必ず半角英字を指定してください。 |
Microsoft SQL Server | 「!」,「(」,「)」,「*」,「,」,「;」,「=」,「?」,「@」,「[」,「]」,「{」,「}」および半角スペースは指定できません。 |
Oracle | 「"」は指定できません。 |
ここで設定した値は,[データソース/ネット・サービスの作成]ダイアログボックスの「接続ユーザID」に反映されます。
配布管理システムのデータベースに接続するためサービス名を設定します。この項目では,配布管理システムのデータベースに接続するために使用するにODBCデータソース名(Embedded RDBまたはMicrosoft SQL Serverの場合)またはネット・サービス名(Oracleの場合)を指定します。
この項目は必ず設定してください。
表10-4 「JP1/NETM/DMデータベース接続サービス名」に指定できる値の制限
DBMSの種類 | 指定する値の制限 |
---|---|
Microsoft SQL ServerおよびEmbedded RDB | 「!」,「(」,「)」,「*」,「,」,「;」,「=」,「?」,「@」,「[」,「]」,「{」,「}」および半角スペースは指定できません。 |
Oracle | 「!」,「"」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「,」,「/」,「:」,「;」,「<」,「=」,「>」,「?」,「@」,「[」,「¥」,「]」,「^」,「`」,「{」,「|」,「}」,「~」および半角スペースは指定できません。 |
ここで設定した値は,[データソース/ネット・サービスの作成]ダイアログボックスの「ODBCデータソース名」および「ネット・サービス名」に反映されます。
ネットワークにある,JP1/NETM/DM Clientをインストールしていない機器(JP1/NETM/DM未導入ホスト)の情報を取得するかどうかを選択します。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
配布管理システムでの設定に合わせて,運用キーにホスト識別子を使用しているかどうかを選択します。配布管理システムで「ホスト識別子の使用」の有無を変更したら,この設定も合わせて変更してください。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
配布管理システムで収集した情報を「Asset Information Manager Limited」の資産情報に対応づけて登録する際,識別するための引き当てキーを選択します。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
JP1/NETM/DMのインベントリ情報を取得するときの,「Asset Information Manager Limited」の資産情報の引き当て方法を選択します。この設定は,「資産情報の引き当てキー」の値が「運用キーに従う」で,「運用キー」の値が「ホスト識別子あり」の場合に有効になります。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
「資産情報の引き当て1」で引き当てられなかった場合の引き当て方法を選択します。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
引き当てられなかった資産があった場合に,新規に登録するかどうかを選択します。「運用キー」で「ホスト識別子あり」を選択した場合は,「資産情報の引き当て1」および「資産情報の引き当て2」で引き当てられなかった資産が対象になります。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
ダイヤルアップ接続のMACアドレスを,「Asset Information Manager Limited」の資産情報と引き当てるための情報に加えるかどうかを選択します。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
配布管理システムから「Asset Information Manager Limited」のデータベースに取り込む情報の種類を設定します。
ソフトウェア適用状況画面からソフトウェアを配布する場合は,配布対象とする機器を検索するために,ソフトウェア情報を取り込むように設定してください。
配布管理システムから取り込むことによって更新される情報の詳細については,「10.9 Asset Information Manager Limitedで表示できるインベントリ情報」を参照してください。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。
インベントリ情報が更新されたかどうかを監視する間隔を指定します。この設定は,値を空白にすることはできません。
「JP1/NETM/DMで削除された資産の機器状態」では,インベントリ情報の更新をリアルタイムに取得する場合,削除機器として取得された機器の機器状態を設定します。
JP1/NETM/Client Security Controlと連携する場合は,JP1/NETM/Client Security Controlと連携するための設定値を優先してください。