10.3 Asset Information Manager Limitedのデータベースをセットアップする

「Asset Information Manager Limited」で使用するデータベースを作成したり,メンテナンスしたりするには,「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャを使用します。

また,JP1/秘文の操作ログを参照する場合は,JP1/秘文 LogManagerのデータベースに接続するためのデータソースの作成も必要です。データソースおよびネット・サービスの作成方法については,「10.3.8 データソースまたはネット・サービスを作成する」を参照してください。

「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャの起動方法を次に示します。

  1. スタートメニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[Asset Information Manager]-[セットアップ]を選択する。
    「Asset Information Manager Limited」の[セットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
  2. 「データベースマネージャ」を選択する。
    [データベースマネージャ]ダイアログボックスが表示されます。

    図10-5 [データベースマネージャ]ダイアログボックス

    [図データ]

なお,データベースの種類がMicrosoft SQL ServerまたはOracleの場合は,「Embedded RDBのバックアップ」,「Embedded RDBのリストア」,および「Embedded RDBの再編成」の項目は表示されません。

「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャで実行したい操作を選択します。

データベースの新規作成
「Asset Information Manager Limited」のデータベースを新規に作成します。
データベースのアップグレード
「Asset Information Manager Limited」のデータベースをアップグレードします。配布管理システムをバージョンアップした場合に選択します。
なお,データベースのアップグレードは,すでに作成されているデータベースに対して実行します。
データベースのCSVバックアップ
「Asset Information Manager Limited」のデータベースの情報をCSV形式ファイルに出力して,データベースのバックアップを実行します。
データベースの定期的なバックアップを取得する場合などに選択します。
データベースのCSVリストア
CSV形式のバックアップファイルから「Asset Information Manager Limited」のデータベースを復元します。
「データベースのCSVバックアップ」で取得したバックアップを復元する場合に選択します。
Embedded RDBのバックアップ
Embedded RDB環境で「Asset Information Manager Limited」のデータベースのバックアップを実行します。
データベースの定期的なバックアップを取得する場合などに選択します。
なお,この項目は,データベースの種類がEmbedded RDBの場合に表示されます。
Embedded RDBのリストア
「Embedded RDBのバックアップ」で取得したバックアップファイルから「Asset Information Manager Limited」のデータベースを復元します。
なお,この項目は,データベースの種類がEmbedded RDBの場合に表示されます。
Embedded RDBの再編成
Embedded RDB環境で「Asset Information Manager Limited」のデータベースを再編成します。
なお,この項目は,データベースの種類がEmbedded RDBの場合に表示されます。

なお,「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャで作成したMicrosoft SQL ServerおよびOracleのデータベースは,「Asset Information Manager Limited」をアンインストールしても削除されません。RDBMSのツールを使用して削除してください。

次に,各項目での操作について説明します。

<この節の構成>
10.3.1 データベースを新規作成する
10.3.2 データベースをアップグレードする
10.3.3 データベースをCSV形式ファイルでバックアップする
10.3.4 データベースをCSV形式ファイルからリストアする
10.3.5 Embedded RDB環境でデータベースをバックアップする
10.3.6 Embedded RDB環境でデータベースをリストアする
10.3.7 Embedded RDB環境でデータベースを再編成する
10.3.8 データソースまたはネット・サービスを作成する