7.4.8 データベース上の不要なインベントリ情報を削除する

ファイルを使ってシステム構成情報を更新した場合など,削除したホストのインベントリ情報が削除されないで,そのままデータベースに残ることがあります。このようなインベントリ情報は,JP1/NETM/DMで使用されることはなく,その分だけデータベースの空き領域が少なくなります。これらの不要なインベントリ情報を,データベースマネージャから一括して削除できます。

不要なインベントリ情報は次のような場合に発生します。

大量のホストを削除した場合には,不要なインベントリ情報が多数残っているおそれがあります。このような場合には,不要なインベントリ情報を削除することをお勧めします。

データベースマネージャを使って削除できるインベントリ情報は,システム構成上に存在しないホストについての,次の表に示すインベントリ情報です。

表7-5 削除対象となるインベントリ情報

分類インベントリ項目
システム情報システム情報
レジストリ情報
ソフトウェア情報インストールパッケージ情報
ソフトウェアインベントリ情報
ウィルス対策製品情報
Microsoft Office製品情報
ユーザインベントリ情報ユーザインベントリ情報

不要なインベントリ情報を削除する方法を次に示します。

なお,不要なインベントリ情報を削除する場合は,[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]で,「Remote Install Server」サービスを停止してから実行してください。

  1. [Welcome]ダイアログボックスで「データベース上の不要なインベントリ情報を削除する」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
    [データベースの認証情報]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [データベースの認証情報]ダイアログボックスで管理者ユーザIDとパスワードを指定して,[次へ]ボタンをクリックする。
    [不要インベントリの削除]ダイアログボックスが表示されます。

    図7-24 [不要インベントリの削除]ダイアログボックス

    [図データ]

  3. [実行]ボタンをクリックする。
    Embedded RDB上から不要なインベントリ情報が削除されます。情報が削除されたあとは,データベースが自動的に再編成され,Embedded RDBの空き容量が確保されます。