Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用している場合に,JP1/NETM/DMで使用するリレーショナルデータベースを作成したり,メンテナンスしたりするには,JP1/NETM/DM Managerのコンポーネントの一つであるデータベースマネージャを使用します。データベースマネージャは,メニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[データベースマネージャ]を選択して起動します。
なお,データベースマネージャを使用するときは次のことに注意してください。
- JP1/NETM/DMのリレーショナルデータベースを使用するアプリケーションは,すべて終了してください。
JP1/NETM/Asset Information Managerと連携している場合は,JP1/NETM/Asset Information Managerのすべてのサービス,タスク,コマンドなども停止してください。
- データベースマネージャは,[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]で「Remote Install Server」を停止したあと,起動してください。
- データベースマネージャは,Administrator権限を持つユーザだけが使用できます。
データベースマネージャが起動すると,データベースマネージャでの操作を選択する[Welcome]ダイアログボックスが表示されます。
図7-25 [Welcome]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0020.gif)
なお,Embedded RDBを使用している場合は,[Welcome]ダイアログボックスに表示される項目が異なります。Embedded RDBを使用している場合のデータベースマネージャの操作については,「7.4 データベースマネージャの操作方法(Embedded RDBの場合)」を参照してください。
データベースマネージャで実行したい操作を選択します。
- データベースを新規作成する
- データベースを新規に作成します。JP1/NETM/DM Managerのインストール後,この項目からデータベースを新規に作成する必要があります。
- ファイルシステム上の管理ファイルを移行する
- JP1 Version 7i以前のJP1/NETM/DMの簡易データベースから,リレーショナルデータベースへ,データベースを移行します。この項目を実行する場合は,リレーショナルデータベースが作成されている必要があります。
- データベース上の資源をファイルシステムに移行する
- パッケージデータの格納先をリレーショナルデータベースからファイルシステムへ移行します。なお,この項目は,サーバのインストール時にOracleを選択した場合,非活性になります。
- データベースをアップグレードする
- データベースをアップグレードします。
- データベースを回復する
- リレーショナルデータベースを障害から回復させます。なお,この項目は,サーバのインストール時にOracleを選択した場合,非活性になります。
- データベース上の不要インベントリ情報を削除する
- データベース上に残っている不要なインベントリ情報を削除し,データベースの空き領域を増やします。
次に,各項目での操作について説明します。
- <この節の構成>
- 7.5.1 データベースを新規作成する
- 7.5.2 ファイルシステム上の管理ファイルを移行する
- 7.5.3 データベース上の資源をファイルシステムに移行する(Microsoft SQL Server)
- 7.5.4 データベースをアップグレードする
- 7.5.5 データベースを回復する(Microsoft SQL Server)
- 7.5.6 データベース上の不要なインベントリ情報を削除する