5.2.7 [システム構成関連]パネル

自システムを中継システムとして使用する場合の,上位システムに対する各種の情報の通知について設定します。

図5-8 [システム構成関連]パネル

[図データ]

<この項の構成>
(1) システム構成情報の自動反映
(2) システム構成変更時の連携

(1) システム構成情報の自動反映

下位システムから通知されるシステム構成情報を上位システムに自動的に通知(中継)するかどうかを選択します。デフォルトはオンです。

JP1/NETM/DM Client(中継システム)を新規にインストールする場合,チェックボックスをオンにしてください。配布管理システムで構成定義をする必要がなく,作業を軽減できます。

JP1/NETM/DM Client(中継システム)がすでにインストールしてあり,バージョンアップだけをする場合は,チェックボックスをオンにすると,作成済みの構成定義が自動的に変更されますのでご注意ください。チェックボックスをオフにすると,ユーザが手動でシステム構成を定義する必要があります。

(2) システム構成変更時の連携

上位システムのシステム構成情報が変更になった場合に,その変更を自動的に中継システムのシステム構成情報に反映させることができます。また,システム構成情報の変更に合わせて,IDの情報も自動的に編集させることができます。したがって,チェックボックスをオンにした場合は,配布管理システムまたはID管理中継から,システム管理者がシステム構成情報に合わせてIDを変更する必要がありません。チェックボックスをオフにした場合は,手動でIDの情報を編集する必要があります。

この設定は,「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスがオンの場合だけ有効になります。デフォルトはチェックボックスがオンです。ただし,上書きインストールした場合,旧バージョンの設定がオフだったとき,デフォルトはオフになります。

なお,オンにした場合は,システム内のすべてのJP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM SubManagerをバージョン05-21以降にバージョンアップする必要があります。したがって,バージョン05-21より古いJP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM SubManagerがシステム内に混在する場合は,オフにしてください。

システム構成情報とIDを連携させた運用の詳細については,「8.4 システム構成情報とIDを連携させる運用」を参照してください。