3.1.2 障害連絡票の作成例

ここでは,Asset Information Managerがサンプルとして提供している案件「障害連絡票」を例に,案件の作成方法を説明します。

実際に「障害連絡票」を運用する場合は,案件の状態を「公開」に変更する必要があります。案件の状態を変更する手順については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「10.4.5 案件画面の定義例」を参照してください。

「障害連絡票」の処理ルートと,状態の遷移を次の図に示します。

図3-2 「障害連絡票」の処理ルートと状態の遷移

[図データ]

「障害連絡票」では,資産に対する障害が発生した場合に,対策の申請,依頼,対策完了,確認までの一連の業務を実行できます。

これ以降で,各作業者の案件画面の指定方法を説明します。各タイトルの()内には,作業の担当者または担当部署を示します。

<この項の構成>
(1) 障害対策の申請(申請者)
(2) 障害対策の受付(障害受付窓口)
(3) 障害の対策(障害対策部署)
(4) 対策結果の確認(申請者)

(1) 障害対策の申請(申請者)

障害が発生したことを連絡し,対策を申請します。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。そのほかの項目は,必要に応じて値を入力してください。

申請者用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。

図3-3 申請時の「障害連絡票」(申請者)

[図データ]

(2) 障害対策の受付(障害受付窓口)

申請された「障害連絡票」の内容を確認して,対策を依頼します。このとき編集できる項目は,「障害番号」,「重大度」,「備考」および「却下理由」です。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。

障害受付窓口用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。

図3-4 依頼時の「障害連絡票」(障害受付窓口)

[図データ]

(3) 障害の対策(障害対策部署)

障害の対策が完了したら,対策完了したことを申請者に通知します。このとき編集できる項目は,「対策者名」,「対策部署名」,「対策完了日」,「費用」,「対策内容」,「重大度」および「備考」です。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。

障害対策部署用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。

図3-5 対策完了時の「障害連絡票」(障害対策部署)

[図データ]

(4) 対策結果の確認(申請者)

申請した対策が完了したことを確認します。申請者が対策結果を確認することで案件の処理が完了します。申請者用の確認時の「障害連絡票」を次に示します。

図3-6 確認時の「障害連絡票」(申請者)

[図データ]

このとき申請者は,案件の内容を確認できますが,編集できません。対策結果に問題がある場合は,新規に案件を作成してください。

案件の内容を参照して確認の処理をします。