ライセンス管理の各業務に利用するための集計を実行します。
ライセンス管理の「保有ライセンス一覧」,「超過ライセンス一覧」,「不正利用ライセンス一覧」,「未登録ソフトウェア利用一覧」では,あらかじめ集計した結果を基に,各業務の目的に合わせて情報を抽出します。
なお,デフォルトの設定では,集計管理は管理者だけが実行できます。
ライセンスの集計は,業務メニュー「集計管理」をクリックすると表示される集計管理画面から実行します。集計管理画面を次の図に示します。
図2-57 集計管理画面
ライセンスの集計は,Windowsのタスクスケジューラに登録されたタスク「ライセンス超過通知」または「ライセンスの集計」を利用して定期的に集計することもできます。
「集計日」には,タスクで実行された集計を含めた集計の履歴が表示されます。表示されている情報を最新の状態に更新するには,[最新]ボタンをクリックしてください。
Windowsのタスクスケジューラに登録されたタスクを利用して,定期的に集計する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「5.9 タスクスケジューラに登録されるタスクの設定」を参照してください。
集計を実行するには,[集計実行]ボタンをクリックします。集計が終了すると,「集計日」に実行した日時の履歴が表示されます。
ライセンス数の集計を実行するためには,各機器にインストールされているソフトウェアの情報を資産管理データベースに登録して,ソフトウェア名と対応づける作業が必要です。
インストールソフトウェア情報の登録方法についてはマニュアル「設計・構築ガイド」の「3.2.4 ソフトウェア名の割り当て方法の設定」を参照してください。また,ソフトウェア名と対応づける方法については「4.6 ソフトウェア名を対応づける(ソフトウェア名称管理)」を参照してください。
「集計日」に表示されている集計の結果から,ライセンスの保有数および利用数の推移をグラフで表示できます。グラフで表示される範囲は,「集計日」に表示されている履歴の範囲となります。
なお,ライセンス数の推移をグラフで表示するには,グラフを表示するユーザのPCにMicrosoft Officeをインストールする必要があります。
ライセンス数の推移をグラフで表示する手順を次に示します。
図2-58 ライセンス数推移画面
ライセンス区分ごとに,保有数と利用数の推移が表示されます。グラフに表示するかどうかは,グラフ下のチェックボックスで選択します。
グラフの種類には,折れ線グラフ,棒グラフ(横),棒グラフ(縦)の3種類があります。ライセンス数推移画面で,[種類変更]ボタンをクリックすると,順番にグラフが切り換わります。
グラフ表示したライセンス数の推移を,CSVファイルとしてダウンロードできます。「ソフトウェア名」のアンカーをクリックして表示した画面で[CSV]ボタンをクリックすると,グラフに表示された情報がCSVファイルとしてダウンロードされます。
CSVファイルとしてダウンロードされる内容は,「集計日」,「ライセンス区分」,「部署」,「保有数」および「利用数」です。
集計結果を削除するには,集計管理画面で削除したい集計結果のチェックボックスをチェックして,[削除]ボタンをクリックします。