4.13 ログを参照するログ一覧

Windowsのタスクスケジューラに登録されたタスクの開始と終了,資産管理データベースに取り込んだ情報の件数など,連携製品の情報を資産管理データベースに取り込む際の情報およびエラーのログを参照します。資産管理サーバを直接操作できない環境でも,連携製品からの情報の取得状況やエラーの内容を確認できます。

なお,デフォルトの設定では,ログ一覧は管理者だけが参照できます。

ログの一覧は,業務メニュー「ログ一覧」をクリックすると表示されるログ一覧画面から参照できます。ログ一覧画面を次の図に示します。

図4-34 ログ一覧画面

[図データ]

連携している製品ごとにフォルダが分かれています。各フォルダのアンカーをクリックすると,その下位にあるファイル名のアンカーが表示されます。ファイル名のアンカーをクリックすると,ログファイルの内容(メッセージ出力時間,メッセージ種別およびメッセージテキスト)を参照できます。JP1/NETM/DMの場合は「INV」のアンカーをクリックすると,ログファイル(ASTINVn.log)が表示されます。

ファイル名の見方
  • ASTINVn.logのnは,1~9のファイル名の通番を示します。
  • 一つのファイルに出力できるログの上限を超えると,番号を一つ繰り上げたログファイルが作成されます。ただし,番号が9まで設定された場合は,1に戻ります。最新のログファイルは,ファイル属性(日付・時間)で見分けてください。

ログ一覧画面には,資産管理サーバの仮想ディレクトリ¥logに格納されているフォルダおよびファイルが表示されます。上位の資産管理サーバの仮想ディレクトリに移動しようとすると,権限がないため,画面を表示できない旨のメッセージが表示されます。資産管理サーバの仮想ディレクトリは,デフォルトではAsset Information Managerのインストールフォルダ¥wwwrootです。

<この節の構成>
(1) インベントリ情報の取得を確認する
(2) ノード情報の取得を確認する

(1) インベントリ情報の取得を確認する

「INV」のアンカーをクリックすると,ログファイル(ASTINVn.log)が表示されます。ASTINVn.logの内容から,資産管理データベースに取り込んだインベントリ情報の件数,リアルタイムにインベントリ情報を取得するサービス「Asset Information Synchronous Service」のエラーメッセージなどを確認できます。

なお,インベントリ情報をリアルタイムに取得するには,JP1/NETM/DM 07-50以降と連携する必要があります。

(2) ノード情報の取得を確認する

「NNM」のアンカーをクリックすると,ログファイル(ASTNNMn.log)が表示されます。ASTNNMn.logの内容から,資産管理データベースにノード情報を取り込む際のタスク「ノード情報の取込み」の開始と終了,取り込んだノード情報の件数などを確認できます。