この節では,新規に案件を作成して,申請する方法について説明します。また,案件の作成方法についても説明します。
案件の新規作成は,業務メニュー「新規案件」をクリックすると表示される新規案件画面から実行します。新規案件画面を次の図に示します。
図3-1 新規案件画面
新規案件画面では,利用できる案件がカテゴリごとにタブに分かれて表示されます。
デフォルトでは,「障害連絡票」,「ソフトウェア配布申請」,「機器導入依頼票」および「機器発注依頼票」の四つの案件がサンプルとして提供されています。案件の状態を公開に変更すると,「テンプレート」タブに案件が表示されて使用できるようになります。
各案件の使用目的および設定されている職権の種類を次の表に示します。
表3-1 案件の使用目的と設定されている職権名
案件名 | 使用目的 | 職権名 |
---|---|---|
障害連絡票 | 資産に障害が発生した場合に,対策を依頼する。 | 障害受付者 |
障害対策者 | ||
ソフトウェア配布申請 | ソフトウェアを配布したい場合に,配布を申請する。 | 配布管理者 |
機器導入依頼票 | 新規に機器を導入する場合に,導入を依頼する。 | 承認者 |
受付者 | ||
配布者 | ||
機器発注依頼票 | 導入依頼を受けた機器が無い場合に,発注を依頼する。 | 発注者 |
納品者 |
これらの案件を利用して案件を定義すると,効率良く作業できます。サンプルとして提供されている案件を編集する方法,および職権を定義する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「10.7 登録された案件を変更する」または「10.2 案件を処理する権限を定義する(職権管理)」を参照してください。
なお,公開中の案件が一つも無い場合,およびログインしているユーザに割り当てられている職権で新規に作成できる案件が無い場合,新規案件画面に「利用できる案件はありません。」と表示されます。