ソフトウェアの稼働時間を月ごとに集計します。利用されていないソフトウェアを検出して削除したり,ライセンスの購入対象から外したりすることで,不要なソフトウェアを管理する手間を省けます。
ソフトウェアの稼働時間を管理するには,JP1/Lan Licenserで取得したソフトウェア稼働情報を資産管理データベースに登録する必要があります。JP1/Lan Licenserのソフトウェア稼働情報を登録する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「6.9 JP1/Lan Licenserと連携するための設定」を参照してください。
ソフトウェアの稼働時間は,業務メニュー「稼働状況」をクリックすると表示される稼働状況画面から調査できます。ただし,デフォルトでは,業務メニュー「稼働状況」は非表示の設定になっています。稼働状況画面を次の図に示します。
図2-84 稼働状況画面
集計結果の「稼働ソフトウェア名」のアンカーをクリックすると,部署ごとに,ソフトウェアを利用した時間を表示できます。表示される時間は,各部署での平均値です。
部署ごとの利用時間の内訳が表示された画面を次の図に示します。
図2-85 部署ごとの利用時間の内訳が表示された画面
また,[グラフ]ボタンをクリックすると,次の図に示すように,部署ごとに6か月間の平均稼働時間の合計をグラフで表示できます。ただし,グラフを表示するユーザのPCには,Microsoft Officeがインストールされている必要があります。Microsoft Officeをインストールしていない場合,Microsoft Internet Explorerの設定によってはOffice Webコンポーネントのダウンロードが実行されます。コンポーネントがダウンロードされないようにする手順については,「2.4.11(2) ライセンス数の推移をグラフで表示する」を参照してください。
図2-86 稼働状況のグラフ表示画面
部署ごとの内訳を表示した画面から,「部署」のアンカーをクリックすると,該当するソフトウェアが使用されている機器の一覧を表示できます。表示される時間は,各機器で使用されている時間の合計値です。
該当するソフトウェアが使用されている機器が表示された画面を次の図に示します。
図2-87 使用されている機器が表示された画面
検索結果の一覧をCSVファイルとしてダウンロードできます。ダウンロードしたいソフトウェアのチェックボックスをチェックして,[CSV]ボタンをクリックすると,検索結果がCSVファイルとしてダウンロードされます。
CSVファイルとしてダウンロードされる内容は,「稼働ソフトウェア名」,「部署」,「資産番号」,「コンピュータ名」,「IPアドレス」および6か月間の各月の総稼働時間です。