ユーザが利用していないライセンスを調査します。ライセンスが足りない部署に余っているライセンスを移管したり,不要なライセンスを把握したりするのに役立ちます。
遊休ライセンスを調査するには,JP1/NETM/DM 08-10以降でソフトウェアの稼働時間を取得している必要があります。JP1/NETM/DMと連携する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「5.1.1 JP1/NETM/DMと連携するために必要な作業の流れ」を参照してください。
遊休ライセンスの調査は,業務メニュー「遊休ライセンス一覧」をクリックすると表示される遊休ライセンス一覧画面から実行します。遊休ライセンス一覧画面を次の図に示します。
図2-36 遊休ライセンス一覧画面
検索結果には,条件に指定した稼働時間または稼働率未満の機器にインストールされているソフトウェアと機器の台数(遊休数)が表示されます。
条件を指定して,[検索]ボタンをクリックすると,条件に一致するソフトウェアの遊休数が表示されます。検索条件のうち,「検索開始月」,「部署」,「稼働時間」および「稼働率」の指定方法を次に示します。「稼働時間」または「稼働率」は,必ず指定してください。
遊休ライセンス一覧画面で,検索結果の「遊休数」のアンカーをクリックすると,各部署の遊休数を表示できます。部署ごとの内訳が表示された画面を次の図に示します。
図2-37 部署ごとの内訳が表示された画面(遊休ライセンス一覧)
部署ごとの内訳が表示された画面で,「遊休数」のアンカーをクリックすると,該当するソフトウェアがインストールされている機器の,ソフトウェアの稼働率および稼働時間を一覧で表示できます。該当するソフトウェアがインストールされている機器が表示された画面を次の図に示します。
図2-38 インストールされている機器が表示された画面(遊休ライセンス一覧)
プルダウンで「稼働率」または「稼働時間」を選択して,[表示]ボタンをクリックすると,月ごとの稼働率または稼働時間が表示されます。