1.3 検索操作の流れ

資産管理システムでは,管理している資産情報を業務目的に合わせて集計したり,検索したりできます。

ここでは,検索条件を指定して資産情報を検索し,検索結果を基に各種処理を行う操作の流れを説明します。検索操作の流れと,各手順に該当する操作画面上の位置を次に示します。

図1-5 検索操作の流れ

[図データ]

  1. 業務メニューから実行したい業務(例えば「保有機器一覧」)を選択する。
    選択した業務メニューに応じた画面が表示されます。
  2. 簡易検索条件または[参照]ボタンから,部署および設置場所を選択する。
    条件に指定したい部署または設置場所をツリーから選択すると,簡単に検索条件に指定できます。部署と設置場所のツリーは,タブで切り換えます。
    一度指定した条件をクリアする場合は,ツリーのトップのアイコンをクリックしてください。
  3. 部署,設置場所以外の検索条件を指定する。
    検索条件は,メニューによって異なります。検索条件を複数指定した場合は,AND条件で検索されます。
  4. [検索]ボタンをクリックする。
    検索結果一覧が表示されます。
    検索結果をCSVファイルとして出力したり,検索された機器の設置場所をフロアレイアウト図で確認したりできます。
<この節の構成>
(1) 資産情報を検索するときのポイント

(1) 資産情報を検索するときのポイント

どの条件を指定して検索するかについて,資産情報を検索するときのポイントを次に示します。

「資産番号」または「契約番号」で検索する
検索したい資産の資産番号がわかっている場合には,資産番号を入力して「完全一致」を選択します。資産番号は各資産にユニークに割り当てられている番号なので,1回の検索で資産を特定できます。
また,資産番号をカテゴリ分けして設定している場合や,一部しかわからない場合などは,「部分一致」,「前方一致」または「後方一致」を指定して検索できます。なお,契約情報を検索するときの契約番号も同様です。
「機器種別」で検索する
機器種別は,「システム装置」,「ネットワーク装置」,「拡張装置」の装置を指定したあとに,さらに詳細な種別で絞り込めます。
2段階に種別を指定することで,種別ごとに機器を洗い出したい場合や,特定の機器を絞り込みたい場合など,目的に応じて情報を絞り込めます。
「ソフトウェア名」で検索する
Asset Information Managerで管理するソフトウェアの名称には次の3種類があります。それぞれ名称が異なる場合がありますので,注意してください。
  • ソフトウェア名
    ライセンス管理の対象として登録したソフトウェアの名称です。検索条件の「ソフトウェア名」は,通常このソフトウェア名を指します。
  • インストールソフトウェア名
    機器にインストールされているソフトウェアとして登録された名称です。そのため,JP1/NETM/DMで取得したインベントリ情報を登録した場合は,JP1/NETM/DMで収集されたソフトウェアの名称となります。
  • 稼働ソフトウェア名
    JP1/Lan Licenserで取得した,機器にインストールされているソフトウェアの名称です。業務メニュー「稼働状況」からソフトウェアの稼働状況を検索する場合だけ,この名称で条件を指定します。
部分一致で検索する
検索条件に「部分一致」,「前方一致」もしくは「後方一致」を指定した場合,またはユーザ名など「を含む」と表示されている項目の場合,検索時に大文字と小文字,全角と半角,かたかなとひらがなが区別されます。ただし,資産管理データベースにMicrosoft SQL Serverを使用している場合,データベースの照合順序に従うため,区別しないで検索することもできます。