2.8.1 機器の詳細情報を参照および変更する(「機器」タブ)

[機器詳細]ダイアログの「機器」タブでは,「資産番号」,「ユーザ名」,「設置場所」などの資産情報と,「CPU」,「メモリサイズ」などのハードウェア資産情報を参照および編集します。[機器詳細]ダイアログの「機器」タブを次の図に示します。

図2-98 [機器詳細]ダイアログの「機器」タブ

[図データ]

<この項の構成>
(1) 稼働管理の対象に設定する
(2) 部署および設置場所を変更する
(3) 機器状態を変更する
(4) フロアレイアウト図で機器の設置場所を確認する
(5) 監視図でネットワークの構成を確認する

(1) 稼働管理の対象に設定する

機器を稼働状況の管理対象にするかどうかを設定します。稼働状況の管理対象に設定することで,業務メニュー「不稼働機器一覧」での検索対象にできます。

稼働状況の管理対象にするには,「稼働管理種別」を「稼働管理対象」に設定します。

(2) 部署および設置場所を変更する

機器を使用している部署および設置場所を変更します。[機器詳細]ダイアログで変更した値は,JP1/NETM/DMから取得したインベントリ情報およびNetwork Node Managerから取得したノード情報と異なっていても上書きされません。

[機器詳細]ダイアログで設定した値より,業務メニュー「IPグループ管理」で作成した部署別IPグループおよび設置場所別IPグループに対応した値を優先させる場合は,タスク「データメンテナンス」で,IPグループに対応した値で上書きするように設定できます。タスク「データメンテナンス」の実施内容を選択する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「5.9.3(3) 実施する作業の変更」を参照してください。

(3) 機器状態を変更する

機器の状態を変更します。

機器状態を「返却」,「廃棄」または「仮廃棄」の状態にすると,Windowsのタスクスケジューラに登録されたタスク「データメンテナンス」の実行時に,該当する機器のネットワーク情報のIPアドレス項目,ソフトウェア稼働情報,コンポーネント情報およびインストールソフトウェア情報がすべて削除されます。また,割り当てられていたライセンスキーも解除されます。

なお,操作画面から更新したものについても同様に削除されます。

デフォルトでは,「在庫」,「運用」,「返却」,「廃棄」,「仮廃棄」および「抹消」の状態から選択できます。機器の状態の名称や種類を変更するには,「4.8 種別や状態を追加および変更する(コード管理)」を参照してください。

(4) フロアレイアウト図で機器の設置場所を確認する

NetInsight IIと連携している場合,機器の設置場所をフロアレイアウト図で確認できます。フロアレイアウト図を表示するには,[図面]ボタンをクリックします。

NetInsight IIと連携するために必要な設定については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「6.7 NetInsight IIと連携するための設定」を参照してください。

(5) 監視図でネットワークの構成を確認する

Network Node Managerと連携している場合,ネットワークの構成を監視図で確認できます。監視図を表示するには,[監視図]ボタンをクリックします。

Network Node Managerと連携するために必要な設定については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「6.2 Network Node Managerと連携するための設定」を参照してください。