JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 運用ガイド

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4.10.3 インポートを実行する

条件を指定してインポートを実行します。インポートの条件は,あらかじめ作成しておくか,サンプルで提供されている条件を使用します。

インポートを実行する手順を次に示します。

  1. 必要に応じて検索条件を指定して,[検索]ボタンをクリックする。
    条件に一致するインポートの条件が検索されます。
  2. 目的の条件名のラジオボタンを選択状態にして,[実行]ボタンをクリックする。
    インポートを実行する画面に切り換わります。
    「管理項目」の列には,インポートの対象となる項目のうち,条件で指定された項目が表示されます。引き当て項目を変更したい場合は,引き当て項目を変更できます。ただし,ここで設定した内容は保存されません。
  3. [インポート]ボタンをクリックする。
    インポートが実行されます。
    設定が必要なIDに対する引き当て項目の設定が混在していた場合,警告のメッセージが表示されます。IDの引き当て項目を設定する際の注意事項については,「4.10.2(3) 引き当て項目の設定」を参照してください。
注意事項
  • 次の情報をインポートする場合は,インポートする順番に注意してください。
    「機器に関する情報」を登録する場合:
    資産情報の部署,設置場所,および利用者に関する情報を設定したい場合は,あらかじめ「組織管理情報」,「設置場所情報」,「ユーザ管理情報」が登録されている必要があります。
    「ユーザ管理情報」を登録する場合:
    あらかじめ「組織管理情報」が登録されている必要があります。
  • 大量のデータをインポートする場合は,処理が終了するまでに時間が掛かります。同時に複数のデータをインポートすると,資産管理サーバに負荷が掛かり,同一のマシンで使用しているほかのプログラムの処理性能が悪くなるおそれがありますので,注意してください。
  • カスタマイズの資産種別を指定してインポートする場合は,必ず同一バージョンのAsset Information Managerでエクスポートしたデータを使用してください。
  • Asset Information Managerのバージョンアップに伴って,資産管理データベースで管理する項目が増えた場合に,インポートおよびエクスポートの対象となる項目が増えることがあります。それによって,バージョンアップ前に,サンプルで提供されている条件を使用してエクスポートしたデータを,インポートできない場合があります。
<この項の構成>
(1) 値を引き当てられなかった管理項目に設定される内容

(1) 値を引き当てられなかった管理項目に設定される内容

インポートの際に,必須項目に引き当て項目が設定されていないか,または値が取得できなかった場合は,自動的に値が設定されます。設定される項目と値を次に示します。

資産種別 管理項目 設定される値
機器に関する情報 資産情報.登録日 インポートした日付
ハードウェア資産情報.機器種別 「PC」
ソフトウェア情報 資産情報.登録日 インポートした日付
ライセンス情報.ライセンス形態 「許諾ライセンス」
ライセンス情報.アップグレード保証 「あり」
ライセンス情報.ダウングレード保証 「可」
ライセンス情報.ライセンス取得方法 「パッケージ」
ライセンス情報.ライセンス区分 「マシン許諾」
組織管理情報 部署情報.部署名(英名) 部署ID
ユーザ管理情報 ユーザ管理情報.ユーザ名(英名) ユーザID
設置場所情報 設置場所情報.設置場所名(英名) 設置場所ID
機器カタログ ハードウェア資産情報.機器種別 「PC」
問題点管理 保守履歴.登録者名 ログインユーザ名(コマンド実行の場合は資産管理者名)
保守履歴.重大度 「緊急」

なお,次の資産種別の管理項目に引き当て項目が設定されていない,または値が取得できなかった場合,インポートの処理がエラーになります。