7.2.3 jamCsvExport.batの実行

業務メニュー「エクスポート」と同等のエクスポートをコマンドラインから実行するjamCsvExport.batの機能,形式,オプション,戻り値,コマンド実行時の注意事項および実行例について説明します。

なお,jamCsvExport.batは次のフォルダに格納されています。

Asset Information Managerのインストールフォルダ¥exe

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) オプション
(4) 戻り値
(5) コマンド実行時の注意事項
(6) 実行例

(1) 機能

資産管理データベースの情報を,CSVファイルに出力します。CSVファイルの情報は,条件に従って一括して出力されます。条件の作成方法については,マニュアル「運用ガイド」の「4.11.1 エクスポートの条件を作成する」を参照してください。

また,資産種別を指定すると,デフォルトの設定で一括してCSVファイルに出力されます。デフォルトの設定でエクスポートされる項目については,「13.4 業務メニューからのインポートおよびエクスポートの対象となる項目」を参照してください。

(2) 形式

jamCsvExport.bat "CSVファイルのパス"  " -c 条件名 | -a 資産種別 "

(3) オプション

CSVファイルのパス
エクスポートするCSVファイルをフルパスで指定します。このオプションは,必ず指定してください。
-c 条件名
エクスポート画面で保存した,エクスポートの条件名を指定します。
-a 資産種別
エクスポートする資産情報の種類を,次の表に示すコードで指定します。このオプションを指定した場合,業務メニュー「管理項目編集」で表示する設定になっている中から,該当するクラスの全プロパティが出力されます。

表7-23 資産種別のコード

コード内容
001機器に関する情報
002インストールソフトウェア情報
003インストールソフトウェアリスト
004ソフトウェア情報
005ソフトウェアリスト
006組織管理情報
007ユーザ管理情報
008設置場所情報
009保守契約情報
010レンタル契約情報
011リース契約情報
012ボリューム契約
013IPグループ情報
014機器カタログ
015カスタマイズ(ユーザレポート)
016カスタマイズ(書式)
017カスタマイズ(インベントリ定義)
018カスタマイズ(インポート/エクスポート定義)
019問題点管理
020ライセンス割り当て
021パッチ情報
022ウィルス定義情報
023カスタマイズ(案件定義)
024カスタマイズ(契約履歴)

(4) 戻り値

次の戻り値を返します。

戻り値内容
0正常終了。
1該当するデータがありませんでした。
2以上処理中にエラーが発生しました。

(5) コマンド実行時の注意事項

Administrators権限を持つユーザでjamCsvExport.batを実行してください。

(6) 実行例

jamCsvExport.bat "c:¥temp¥Hardware.csv" -a 001