jamimport(インポート)コマンドを実行する前に,Asset Information Managerのサービスを停止することをお勧めします。停止する際は,次に示す順で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
また,次に示す操作を実行したあとにAsset Information Managerを使用するときは,停止時と逆の順でサービスを起動してください。
jamimportコマンドを実行してインポートするときの作業の流れを次に示します。
- インポートする情報と対応するクラスを確認する。
資産管理データベースにインポートする情報が,どのクラスに該当するかを確認します。また,インポートするクラスに応じて,同時にインポートが必要なクラスがあるかどうかも確認します。
インポートする情報に該当するクラスと,クラスの関連については「7.1.4 jamimportコマンドでインポートする情報とクラスとの対応」を参照してください。
- インポートするCSVファイルを作成する。
資産管理データベースにインポートする情報をフォーマットに従って記述したファイル(データファイル)をCSVファイルで作成します。データファイルはインポートするクラスにつき一つ作成します。
データファイルを作成する際は,新規に情報を登録する場合も含めて,該当するクラスをエクスポートしたCSVファイルを利用すると便利です。
エクスポートの手順については「7.2 CSVデータの出力(エクスポート)」を,データファイルの作成方法については「7.1.6 データファイルの作成」を参照してください。
- データファイル名定義ファイルを作成する。
複数のデータファイルを一括してインポートする場合,インポートするデータファイル名を定義したファイル(データファイル名定義ファイル)を作成します。インポートするデータファイルが一つだけの場合は不要です。
データファイル名定義ファイルの作成方法については「7.1.7 データファイル名定義ファイルの作成」を参照してください。
- jamimportコマンドを実行する。
資産管理サーバ上のコマンドラインから,jamimportコマンドを実行します。
jamimportコマンドについては,「7.1.8 jamimport(インポート)コマンドの実行」を参照してください。
jamimportコマンドを実行すると,CSVファイルに記述した資産情報が資産管理データベースに登録されます。複数のデータファイルがある場合は,データファイル名定義ファイルに記述した順序で取り込まれます。
なお,アソシエーションクラスをインポートする場合は,関連づけるオブジェクトクラスを先にインポートしておく必要があります。
- データに誤りがあった場合
- データファイルが取り込まれると,項目タイトル行がチェックされます。項目タイトル行が資産管理データベースのテーブルと不整合であるなどの誤りがあった場合は,その時点でインポート処理は終了されます。
- 項目タイトル行に誤りがなければ,データ行に記述したオペレーションコードの内容に従って,データ行が1行ずつインポートされます。データに誤りがあった場合は,インポート処理は継続しますが,誤りのあった行はインポートされません。