Network Node Managerのノード情報を基に作成・更新されるAsset Information Managerのハードウェア資産情報の詳細を次の表に示します。
表12-18 Network Node Managerのノード情報情報を基に作成・更新されるハードウェア資産情報の詳細
項目名 | 設定される値 | 既存データが 存在した場合の 更新の有無 |
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資産ID | 該当する資産情報の「資産ID」が設定されます。 | × |
機器種別 | Network Node Managerの情報に従って「PC」,「HUB」,または「ルータ」が設定されます。 「PC」,「HUB」,「ルータ」のどれにも当てはまらなかった場合,「ネットワーク機器」という種別で登録されます。 | ○ |
製造者 | 「vendor」から取得されます。 | ○ |
IPアドレス | 「IP Address」から取得されます。 | ○ |
MACアドレス | 「SNMP ifPhysAddr」から取得されます。 | ○ |
ホスト名 | 「IP Hostname」から取得されます。 | ○ |
NNM選択名 | 「Selection Name」から取得されます。 この項目は,[サーバセットアップ]ダイアログで,「NNM連携」の「監視図ボタンの表示」が「表示する」に設定されている場合だけ,値が取得されます。 | ○ |
- (凡例)
- ○:更新される
- ×:更新されない
- 一つの機器が複数のオブジェクトとして登録されている場合
- Network Node ManagerではIPアドレスでオブジェクトを管理しているため,同一MACアドレスで複数のオブジェクトが存在する場合があります。また,一つの機器でも複数のマップに表示されている場合は,複数のオブジェクトが存在します。
- Asset Information Managerにノード情報を取り込む際は,MACアドレスで機器を引き当てるため,Network Node Manager上では複数のオブジェクトだったものがAsset Information Manager上では一つの資産になる場合があります。その場合,登録されるIPアドレスは,Network Node Managerから最後に取得したオブジェクトのIPアドレスとなります。
- Asset Information Managerに取り込む際,[サーバセットアップ]ダイアログの「部署別IPグループを使用した部署の設定」および「設置場所別IPグループを使用した設置場所の設定」の設定に従って,次のように登録されます。
- 設定しない
IPアドレスから部署および設置場所が登録されません。
- 部署(または設置場所)が未設定のときのみ設定する
新規登録時,または資産情報の「部署」,「設置場所」に値が登録されていない場合に,IPグループに合わせて「部署」および「設置場所」が登録されます。
この設定を選択した場合,1回の取り込みで同一の機器に対して新規登録と更新の2回の更新が発生することがあります。そのときは,「IPアドレス」はあとから取得した値で書き換わりますが,「部署」および「設置場所」は,最初に取得した値で登録されます。
- 設定する
資産情報の「部署」および「設置場所」が毎回更新されます。ただし,登録されている値がユーザインベントリから取得されているか,または新規機器登録画面や[機器詳細]ダイアログから登録されている場合は更新されません。
- 1回のノード取得で,一つの機器に対して複数のオブジェクトが割り当たった場合,ログファイル(ASTNNM1.LOG)にメッセージが出力されます。