ソフトウェアが使用された時間を集計して,使用されていないソフトウェアを調査できます。
ソフトウェアの使用された時間は,稼働状況画面で集計できます。ソフトウェアごとに基準月から過去6か月分の稼働時間が一覧で表示されるため,稼働時間の推移や,使用されている時期を考慮して,不要なソフトウェアを判断できます。
稼働状況画面を次の図に示します。
図2-28 稼働状況画面
ソフトウェアごとの集計結果から,部署ごとの集計結果,インストールしている機器ごとの集計結果と,順番に詳細な内訳を参照できます。そのため,使用していない機器からアンインストールして,必要な機器にインストールすることもでき,余分なライセンス購入費用の支出を防げます。
また,部署ごとの稼働時間の内訳をグラフで表示することもできます。
ソフトウェアの稼働状況を確認するまでに必要な作業の流れを次に示します。
図2-29 ソフトウェアの稼働状況を確認するまでの作業の流れ
- 管理対象となる情報を資産管理データベースに登録する。
ソフトウェアの稼働時間を集計するために必要なデータは,次の2種類です。
機器の情報は,JP1/NETM/DMで取得したインベントリ情報を利用することで登録できます。インベントリ情報の登録方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「5.1.1 JP1/NETM/DMと連携するために必要な作業の流れ」を参照してください。
ソフトウェアの稼働情報は,JP1/Lan Licenserで取得したソフトウェア稼働情報を利用することで登録できます。ソフトウェア稼働情報の登録方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「6.9 JP1/Lan Licenserと連携するための設定」を参照してください。
- キー情報を設定する。
JP1/Lan Licenserで取得したソフトウェア稼働情報とAsset Information Managerで管理する資産情報の対応づけは,ネットワーク情報の「コンピュータ名」がキーとなります。そのため,各機器でネットワーク情報の「コンピュータ名」を管理するようにしてください。
- ソフトウェアの稼働時間を集計する。
業務メニュー「稼働状況」をクリックして表示された画面で,ソフトウェアごとの稼働時間を集計します。集計結果からは,部署やインストールしてある機器ごとの内訳を参照できます。
また,集計結果は,CSVファイルでダウンロードすることもできます。
ソフトウェア稼働時間の集計方法については,マニュアル「運用ガイド」の「2.6.5 JP1/Lan Licenserと連携してソフトウェアの稼働時間を調査する(稼働状況)」を参照してください。
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