Asset Information Managerでは,WSUSやJP1/NETM/DMと連携して,パッチなどの更新プログラムを機器に適用できます。Asset Information Managerで一元管理している資産情報を参照しながらパッチを適用することで,セキュリティ対策を支援できます。
- WSUSサーバと連携して,効率良くパッチを適用できます
WSUSサーバで検出したパッチの適用が必要な機器に,一括してパッチを適用します。Asset Information Managerでは,パッチを適用する際に,必要に応じて検出された機器の資産情報を参照できます。エラーが発生している機器の利用者,管理者などの情報をすぐに確認できるので,パッチの適用を徹底させるのに役立ちます。
また,Microsoft UpdateとWSUSサーバが同期を取るタイミングを任意に設定したり,WSUSサーバに新着の更新プログラムがリリースされた場合,資産管理者にメールで通知したりすることで,WSUSサーバでの同期の実行や更新プログラムの確認の手間が省けます。そのため,効率良く更新プログラムを管理できます。
- JP1/NETM/DMと連携して,確実にパッチを適用できます
Asset Information Managerで検索したパッチの適用が必要な機器に,JP1/NETM/DMでパッケージングしたパッチを配布します。インベントリ情報を取得することでパッチの適用状況がわかるため,パッチが適用されたことを確実に把握できます。
WSUSサーバに対応していないシステムでも,JP1/NETM/DMに対応していれば,パッチを配布できます。
なお,パッチと同じ手順でウィルス定義ファイルなどを配布することもできます。
JP1/NETM/DMまたはWSUSサーバと連携して,Microsoft Updateのパッチを機器に適用する概念を次の図に示します。
図1-13 Microsoft Updateのパッチを機器に適用する概念
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