JP1/NETM/Client Security Control
クライアントセキュリティ管理システムでは,クライアントのハードウェア情報やソフトウェア情報などのIT資産情報を収集して一元管理できます。
クライアントのJP1/NETM/DM Clientから,マネージャーのJP1/NETM/DM Managerへ通知されたIT資産情報をインベントリ情報といいます。インベントリ情報はリアルタイムに更新されるので,管理者はクライアントの最新のインベントリ情報を正確に把握できます。
クライアントセキュリティ管理システムでは,JP1/NETM/DMが収集したクライアントのインベントリ情報を,AIMの資産管理データベースで管理します。インベントリ情報のうち,次に示すソフトウェア情報をクライアントの危険レベルの判定に使用します。
- Windowsの更新プログラム
クライアントに適用されていないWindowsのパッチやサービスパックの情報を管理するために使用します。
- ウィルス対策製品
クライアントにウィルス対策製品がインストールされているかどうかを管理したり,ウィルス定義ファイルのバージョンなどを管理したりするために使用します。
- [アプリケーションの追加と削除](または「プログラムの追加と削除」)に記録されたソフトウェア
クライアントに不正ソフトウェアがインストールされていないか,または必須ソフトウェアがクライアントにインストールされているかを管理するために使用します。
- 任意の資産情報
管理者が任意に定義した,自動ログインの設定がされているかなどの資産情報を管理するために使用します。
なお,インベントリ情報はネットワーク内のクライアントからだけでなく,ネットワークから隔離されたオフラインマシンからも取得できます。
図2-2 インベントリ情報の管理の概念
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