PFM - Agent for IBM WebSphere MQで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for IBM WebSphere MQのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法について説明します。
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先ディレクトリを変更したい場合は,jpcdbctrl configコマンドで設定します。Storeデータベースの格納先ディレクトリを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcdbctrl configコマンドの-moveオプションを使用してください。jpcdbctrl configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
注※ Storeバージョン2.0使用時だけ設定できます。
jpcdbctrl configコマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表3-6 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 | オプション名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 | 設定できる値(Storeバージョン2.0)※1 | デフォルト値 ※2 |
---|---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先ディレクトリ | sd | 1~127バイトのパス名 | 1~214バイトのパス名 | /opt/jp1pc/agt9/store /インスタンス名 |
パフォーマンスデータのバックアップ先ディレクトリ | bd | 1~127バイトのパス名 | 1~211バイトのパス名 | /opt/jp1pc/agt9/store/インスタンス名/backup |
パフォーマンスデータの部分バックアップ先ディレクトリ | pb | - | 1~214バイトのパス名 | /opt/jp1pc/agt9/store/インスタンス名/partial |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | bs | 1~9 | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先ディレクトリ | pbd | 1~127バイトのパス名 | 1~127バイトのパス名 | /opt/jp1pc/agt9/store/インスタンス名/dump |
パフォーマンスデータのインポート先ディレクトリ | id | - | 1~222バイトのパス名 | /opt/jp1pc/agt9/store/インスタンス名/import |
なお,Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniファイルを直接編集して変更できます。jpcsto.iniファイルを編集する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。