2.4.2 インスタンス環境の更新の設定

インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。

更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。

表2-6 PFM - Agent for IBM WebSphere MQのインスタンス情報

項目説明設定できる値デフォルト値
QManager_Name監視対象となるIBM WebSphere MQのキューマネージャー名この値は更新できる
48バイト以内の半角文字列
指定できる文字
  • アルファベット
    [a-z] [A-Z]
  • 数字
    [0-9]
  • 次の記号
    「.」「/」「_」「%」
前回の設定値
log_sizeエージェントログの1ファイルの最大サイズこの値は更新できる
1~32(単位:メガバイト)
ただし,推奨は16以上
前回の設定値

インスタンス名を確認するには,jpcinslistコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcinssetupコマンドを使用します。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. インスタンス名を確認する。
    PFM - Agent for IBM WebSphere MQを示すサービスキーを指定して,jpcinslistコマンドを実行します。

    jpcinslist agt9

    設定されているインスタンス名がMQinstの場合,MQinstと表示されます。
  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for IBM WebSphere MQのサービスが起動されている場合は停止する。
    サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
    jpcinssetupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
  3. PFM - Agent for IBM WebSphere MQを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcinssetupコマンドを実行する。
    インスタンス名がMQinstのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcinssetup agt9 -inst MQinst

  4. PFM - Agent for IBM WebSphere MQのインスタンス情報を更新する。
    表2-6に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
  5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
    サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。