9.2.4 [サービス追加]ウィザード

システム構成ツリー上で選択したシステムまたはグループに,サービスオブジェクトを追加します。

図9-15 [サービス追加(ステップ1)]ウィザード

[図データ]

表示項目について説明します。

[カテゴリー]
追加するサービスオブジェクトのカテゴリーとして,次のどちらかを選択します。
  • インターネットサービス
  • そのほかのサービス
[タイプ]
サービスオブジェクトのタイプを選択します。項目は,オブジェクトカテゴリーによって異なります。詳細については,「付録D PFM - Analysisで収集するメトリック」を参照してください。
[次へ>]ボタン
クリックすると,[サービス追加(ステップ2)]ウィザードを表示します。

図9-16 [サービス追加(ステップ2)]ウィザード

[図データ]

表示項目について説明します。

[オブジェクト名]
システム構成ツリーに表示されるサービスオブジェクトの名称を63バイト以内で指定します。システム構成ツリーおよび過去にPAMDBに登録した名称で,重複しない名称を指定してください。
[備考]
コメントを255バイト以内で設定します。この項目は省略できます。
[次へ>]ボタン
クリックすると,[サービス追加(ステップ3)]ウィザードを表示します。

図9-17 [サービス追加(ステップ3)]ウィザード

[図データ]

表示項目について説明します。

[使用採取ツール]
メトリック値を採取するツールが,「アダプター識別名:ツールサーバ名」の形式で表示されます。
[選択対象]
サービスオブジェクトのメトリック値を採取できるツールが,「アダプター識別名:ツールサーバ名」の形式で表示されます。採取ツールは,あらかじめ採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)に定義しておきます。採取ツール定義ファイルについては,「11.2.2 採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)」を参照してください。
[<<追加]ボタン
[使用採取ツール]に,[選択対象]で選択した採取ツールを追加します。追加できる採取ツールは一つだけです。
なお,インポートを追加する場合は,インポートと,インポート以外の採取ツールを,それぞれ一つずつ追加できます。サービスオブジェクトでインポートを追加するには,ユーザー拡張が必要です。
[削除>>]ボタン
[使用採取ツール]で選択した採取ツールを削除します。
[次へ>]ボタン
クリックすると,[サービス追加(4/x)]ウィザードが表示されます。xには,本ウィザードでの最大ステップ数が表示されます。最大ステップ数はステップ3までの設定内容によって変わります。
[サービス追加(4/x)]ウィザードは,[サービス追加(ステップ3)]ウィザードで設定した採取ツールによって,表示内容が異なります。採取ツールの設定と表示される画面の内容を,次の表に示します。

表9-2 採取ツールの設定と表示内容

[サービス追加(ステップ3)]ウィザードで設定した採取ツール参照先
ESP(1) 採取ツールがJP1/ESPの場合
VPIS(2) 採取ツールがVPISの場合
PFM(3) 採取ツールがPFMの場合
<この項の構成>
(1) 採取ツールがJP1/ESPの場合
(2) 採取ツールがVPISの場合
(3) 採取ツールがPFMの場合
(4) サービス監視条件の設定項目

(1) 採取ツールがJP1/ESPの場合

採取ツールにJP1/ESPが含まれている場合の監視条件の設定について説明します。

図9-18 [サービス追加(ESP 4/8)]ウィザード(HTTP選択時の例)

[図データ]

図9-19 [サービス追加(ESP 5/8)]ウィザード(HTTP選択時の例)

[図データ]

図9-20 [サービス追加(ESP 6/8)]ウィザード(HTTP選択時の例)

[図データ]

図9-21 [サービス追加(ESP 7/8)]ウィザード(HTTP選択時の例)

[図データ]

表示項目は,追加したサービスタイプによって異なります。詳細については,「9.2.4 (4) サービス監視条件の設定項目」を参照してください。[次へ>]ボタンをクリックすると,内容を確認するための[サービス追加(ESP 8/8)]ウィザードを表示します。

図9-22 [サービス追加(ESP 8/8)]ウィザード(HTTP選択時の例)

[図データ]

[OK]ボタンをクリックすると,サービスが追加されます。内容を変更する場合は,[<戻る]ボタンをクリックしてください。

(a) Webトランザクションを選択した場合

サービスタイプに,Webトランザクションを選択した場合,[サービス追加(ステップ3)]ウィザードの次に表示される画面([サービス追加(ESP 4/7)]ウィザード)以降は,次の図の形式になります。

図9-23 [サービス追加(ESP 4/7)]ウィザード(Webトランザクション選択時の例)

[図データ]

表示項目について説明します。

[設定方法]
Webトランザクションサービスを追加するにあたって,[新規にWebトランザクションを定義する]または[定義済みのWebトランザクションを使用する]を選択します。

図9-24 [サービス追加(ESP 5/7)]ウィザード(Webトランザクション選択時(新規)の例)

[図データ]

図9-25 [サービス追加(ESP 5/7)]ウィザード(Webトランザクション選択時(定義済み)の例)

[図データ]

表示項目について説明します。

[Webトランザクションファイル名]
  • 新規にWebトランザクションを定義する場合
    新規のWebトランザクション定義を保存するWebトランザクションファイル名を255バイト以内で設定します。既存のWebトランザクションファイルに保存する場合は,プルダウンメニューからファイルを選択できます。
  • 定義済みのWebトランザクションを使用する場合
    監視対象のWebトランザクションが定義されているWebトランザクションファイルを,プルダウンメニューから選択します。
[Webトランザクション名]
  • 新規にWebトランザクションを定義する場合
    新規のWebトランザクション名を255バイト以内で設定します。
  • 定義済みのWebトランザクションを使用する場合
    監視対象のWebトランザクション名を,プルダウンメニューから選択します。なお,プルダウンメニューには[Webトランザクションファイル名]で指定したファイルに定義されているWebトランザクション名は一覧で表示されます。
注意事項
Webトランザクション名は,同じWebトランザクションファイルの中で一意の名称を指定してください。また,半角の「|(ストローク)」は使用しないでください。
[コメント]
定義済みのWebトランザクションを使用する場合だけ,監視対象のWebトランザクションに設定されているコメントが表示されます。なお,編集はできません。
[Web Recorderを起動]ボタン
  • 新規にWebトランザクションを定義する場合
    Web Recorderを起動し,指定したWebトランザクションファイルを保存先として,指定したWebトランザクションの情報を定義する画面が表示されます。
  • 定義済みのWebトランザクションを使用する場合
    Web Recorderを起動し,指定したWebトランザクションファイルの,指定したWebトランザクションの定義画面が表示されます。定義済みのWebトランザクション情報を表示,編集する場合に使用できます。

    図9-26 [サービス追加(ESP 6/7)]ウィザード(Webトランザクション選択時の例)

    [図データ]

表示項目について説明します。

[ホスト名]
監視対象のWebトランザクションのアクセス先となるホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。複数のホストにアクセスする場合は,主要なホストを一つだけ指定してください。
[タイムアウト]
1回の計測を打ち切る時間を,1~3600(秒)の範囲で指定します。単位は秒です。

図9-27 [サービス追加(ESP 7/7)]ウィザード(Webトランザクション選択時の例)

[図データ]

表示項目の詳細については,「(4) サービス監視条件の設定項目」を参照してください。

(b) ユーザー定義サービスを選択した場合

サービスタイプに,ユーザー定義サービスを選択した場合,[サービス追加(ステップ3)]ウィザードの次に表示される画面([サービス追加(ESP 4/5)]ウィザード)は,次の図の形式になります。

図9-28 [サービス追加(ESP 4/5)]ウィザード(ユーザー定義サービス選択時の例)

[図データ]

表示項目の詳細については,「9.2.4 (4) サービス監視条件の設定項目」を参照してください。

(2) 採取ツールがVPISの場合

採取ツールにVPISが含まれている場合の監視条件の設定について説明します。

図9-29 [サービス追加(IS 4/5)]ウィザード

[図データ]

表示項目は,追加したサービスタイプによって異なります。詳細については,「(4) サービス監視条件の設定項目」を参照してください。[次へ>]ボタンをクリックすると,内容を確認するための[サービス追加(VPIS 5/5)]ウィザードを表示します。

なお,VPISで設定した監視条件をファイル出力して,PFM - Analysis Managerに転送すると,設定内容がプルダウンメニューに表示されるようになります。詳細については,「5.4.2 VPISの監視条件設定」を参照してください。

図9-30 [サービス追加(IS 5/5)]ウィザード

[図データ]

[OK]ボタンをクリックすると,サービスが追加されます。内容を変更する場合は,[<戻る]ボタンをクリックしてください。

(3) 採取ツールがPFMの場合

採取ツールにPFMが含まれている場合の監視条件の設定について説明します。

図9-31 [サービス追加(PFM 4/5)]ウィザード

[図データ]

表示項目について説明します。

[オブジェクト名]
[サービス追加(ステップ2)]ウィザードで設定したオブジェクト名が表示されます。このウィザードでの編集はできません。
[ホスト名]
監視対象のサービスが実行されているホストのホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で入力します。
[サービスID]
監視対象となるPFM - AgentのAgent StoreのサービスIDを1,023バイト以内で設定します。サービスIDはPFMのjpcctrl listコマンドで確認できます。サービスIDは,2バイト目が「S」であることから判別できます。なお,サービスIDの1バイト目は,プロダクトIDと同じ値となっており,PFM - Agent製品ごとに異なるため,オブジェクトタイプに対応したサービスIDを指定する必要があります。
オブジェクトタイプとAgent StoreのサービスIDの対応については,「4.2.3(21) PFMを採取ツールとした場合に指定するサービスID(ServiceID)について」を参照してください。なお,サービスIDにはワイルドカード(*や?)は指定できません。
[次へ>]ボタン
クリックすると,確認画面が表示されます。

図9-32 [サービス追加(PFM 5/5)]ウィザード

[図データ]

[OK]ボタンをクリックすると,サービスが追加されます。内容を変更する場合は,[<戻る]ボタンをクリックしてください。

(4) サービス監視条件の設定項目

[サービス追加]ウィザードで設定する項目を採取ツールごとに説明します。

(a) 採取ツールがJP1/ESPの場合

採取ツールがJP1/ESPの場合に,[サービス追加]ウィザードで設定する項目を,サービスタイプ別に表9-3から表9-13に示します。

なお,監視条件として設定するホスト名,IPアドレス,URLには,JP1/ESPでも有効な値を使用してください。

表9-3 サービスタイプがHTTPの場合

項目名説明
URL監視対象のURLを「http://」を除いて255バイト以内で入力します。
メソッド[GET]または[POST]を選択します。デフォルトは[GET]です。
メッセージボディ[POST]メッセージのボディとして送信される文字列を,1,023バイト以内で指定します。[メソッド]で[POST]を選択した場合は必ず指定してください。
深さ埋め込みリソースやフレーム取得する階層を,1~100の範囲内で指定します。デフォルトは「2」です。
Web認証Web認証を行う場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
Web認証ユーザー名Web認証を行うユーザー名を64バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
[Web認証]をチェックした場合は必ず指定してください。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[Web認証パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
Web認証パスワードPFM - Analysisで管理するWeb認証パスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
プロキシ利用プロキシを利用する場合に指定します。デフォルトはチェックされていません。
プロキシホスト名ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定します。[プロキシ利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
プロキシポート番号プロキシのポート番号を1~65535の範囲で指定します。[プロキシ利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。
プロキシ認証プロキシ認証を行う場合に指定します。デフォルトはチェックされていません。
プロキシユーザー名ユーザー名を64バイト以内で指定します。[プロキシ認証]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[プロキシパスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
プロキシパスワードPFM - Analysisで管理するプロキシパスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-4 サービスタイプがHTTPSの場合

項目名説明
URL監視対象のURLを「https://」を除いて255バイト以内で入力します。
メソッド[GET]または[POST]を選択します。デフォルトは[GET]です。
メッセージボディ[POST]メッセージのボディとして送信される文字列を,1,023バイト以内で指定します。[メソッド]で[POST]を選択した場合は必ず指定してください。
深さ埋め込みリソースやフレーム取得する階層を,1~100の範囲内で指定します。デフォルトは「2」です。
Web認証Web認証を行う場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
Web認証ユーザー名Web認証を行うユーザー名を64バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
[Web認証]をチェックした場合は必ず指定してください。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は,[Web認証パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
Web認証パスワードPFM - Analysisで管理するWeb認証パスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
プロキシ利用プロキシを利用する場合に指定します。デフォルトはチェックされていません。
プロキシホスト名ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定します。[プロキシ利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
プロキシポート番号プロキシのポート番号を1~65535の範囲で指定します。[プロキシ利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。
プロキシ認証プロキシ認証を行う場合に指定します。デフォルトはチェックされていません。
プロキシユーザー名ユーザー名を64バイト以内で指定します。[プロキシ認証]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[プロキシパスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
プロキシパスワードPFM - Analysisで管理するプロキシパスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
SSL認証エラーを無視するSSL認証時に発生したエラーを無視するかどうかを選択します。デフォルトは「無視しない」です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。
クライアント認証クライアント認証を行う場合に指定します。デフォルトはチェックされていません。
クライアント証明書ファイル名クライアントの証明書および秘密鍵が格納されているファイル名を255バイト以内で指定します。ただし,パスは含めません。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[秘密鍵パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
秘密鍵パスワードPFM - Analysisで管理する秘密鍵パスワードを,1,023バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。

表9-5 サービスタイプがSMTPの場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「25」です。
宛先メールアドレス監視対象の宛先メールアドレスを,256バイト以内で指定します。
発信元メールアドレス発信元のメールアドレスを,256バイト以内で指定します。この項目は省略できます。
メッセージサイズ送信する本文の長さを,0~10000の範囲で,バイト単位で指定します。
POP3認証POP Before SMTPを使用していて,POP3認証を行う場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
POP3ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。[POP3認証]をチェックした場合は,必ず指定してください。
POP3ポート番号POP3のポート番号を1~65535の範囲で設定します。[POP3認証]をチェックした場合は,必ず指定してください。デフォルトは110です。
POP3ユーザー名ユーザー名を40バイト以内で指定します。[POP3認証]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[POP3パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
POP3パスワードPFM - Analysisで管理するPOP3パスワードを,40バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-6 サービスタイプがPOP3の場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「110」です。
ユーザー名監視対象ホストのPOP3のユーザー名を40バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
パスワードPFM - Analysisで管理するPOP3パスワードを,40バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
削除実行フラグすべてのメールをPOP3サーバ上から削除するかどうか指定します。デフォルトは「削除する」です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-7 サービスタイプがIMAP4の場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「143」です。
ユーザー名ユーザー名を64バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
パスワードPFM - Analysisで管理するIMAP4パスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
削除実行フラグINBOXにあるすべてのメールをIMAP4サーバ上から削除するかどうか指定します。デフォルトは「削除しない」です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-8 サービスタイプがDNSの場合

項目名説明
IPアドレスDNSサーバのIPアドレスを指定します。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「53」です。
検索対象ホスト名検索対象になるホスト名を255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
リトライ回数DNSの問い合わせのリトライ回数を,1~5の範囲で設定します。デフォルトは1回です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-9 サービスタイプがDHCPの場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「67」です。
プローブポート番号プローブが計測で使用するポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「68」です。
OFFERアクセプト指定DHCPサーバから送信されたIPアドレスを受理するかどうか指定します。デフォルトは「受理する」です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-10 サービスタイプがFTPの場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。デフォルトは「21」です。
ユーザー名計測対象のFTPサーバ上に存在するユーザー名を64バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ESPパスワードユーティリティを使用JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。チェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードを登録してあることが必要です。
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
パスワードPFM - Analysisで管理するFTPユーザーのパスワードを,64バイト以内で指定します。[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,必ず指定してください。
転送ファイル名計測に使用するファイル名を32バイト以内で指定します。
転送方向ファイル転送の方向を指定します。プローブからFTPサーバへファイルを転送する場合は「UPLOAD」,FTPサーバからプローブにファイルを転送する場合は「DOWNLOAD」を選択してください。
接続モードファイル転送用のコネクションの確立方向を指定します。FTPサーバからコネクション確立要求を行う場合は「ACTIVE」,プローブからコネクション確立要求を行う場合は「PASSIVE」を選択してください。デフォルトは「ACTIVE」です。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-11 サービスタイプがTCPの場合

項目名説明
ホスト名ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ポート番号ポート番号を1~65535の範囲で指定します。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-12 サービスタイプがWebトランザクションの場合

項目名説明
Webトランザクションファイル名Webトランザクションを保存するファイル名を255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
Webトランザクション名監視するWebトランザクション名を255バイト以内で指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
ホスト名監視するWebトランザクションの接続先のホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。複数のホストに接続する場合は,主要なホストを一つだけ指定します。なお,半角の「|(ストローク)」は指定できません。
タイムアウト1回の計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

表9-13 サービスタイプがユーザー定義サービスの場合

項目名説明
ユーザー定義サービスIDユーザー定義サービスIDを入力します。JP1/ESPで作成したコマンド登録ファイルを,PFM - Analysis Managerに転送すると,プルダウンメニューに「ユーザー定義サービスID(ユーザー定義コマンド)」の形式で表示され,選択できるようになります。詳細については,「5.4.1 JP1/ESP(ユーザー定義サービス)の監視条件設定」を参照してください。
ホスト名監視対象のサービスが実行されているホストのホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定します。
タイムアウト計測を打ち切る時間を,1~3600の範囲で,秒単位で指定します。デフォルトは30秒です。

(b) 採取ツールがVPISの場合

[サービス追加(IS 4/5)]ウィザードには,VPISに設定した監視条件と同じ値を入力します。VPISの設定内容をファイルに出力してPFM - Analysis Manager側に転送している場合には,プルダウンメニューに設定値が表示されます。

ここでは,Definerでの設定項目と,英語表示のVPISでの設定項目との対応を表9-14から表9-22に示します。

表9-14 サービスタイプがHTTPの場合

Definerでの項目名英語表示のVPISでの対応する設定項目
顧客名Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
アドレス(URL)HTTP-Web Pages InformationウィンドウのAddress(URL)枠内およびWeb Server Port
注※
VPISに入力したアドレスとポート番号をURLとして組み立てた文字列を入力してください。なお,先頭の「http://」は除いて入力してください。

表9-15 サービスタイプがHTTPSの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
アドレス(URL)HTTPS-Secure Web Pages InformationウィンドウのAddress(URL)枠内およびWeb Server Port
注※
VPISに入力したアドレスとポート番号をURLとして組み立てた文字列を入力してください。なお,先頭の「https://」は除いて入力してください。

表9-16 サービスタイプがSMTPの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
メール(SMTP)サーバSMTP-Mail Service InformationウィンドウのEmail(SMTP) Server
メールの宛先SMTP-Mail Service InformationウィンドウのEmail Information 枠内のEmail Recipient

表9-17 サービスタイプがPOP3の場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
メール(POP3)サーバPOP3-Mail Server InformationウィンドウのEmail(POP3) Server
ユーザーPOP3-Mail Server InformationウィンドウのEmail User Information枠内のUser

表9-18 サービスタイプがIMAP4の場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer Informationウィンドウの Customer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
IMAPサーバIMAP4-Email Service InformationウィンドウのIMAP Server
ユーザーIMAP4-Email Service InformationウィンドウのUser Information枠内のUser

表9-19 サービスタイプがDNSの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer Informationウィンドウの Customer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
DNSサーバDNS-Domain Name Server InformationウィンドウのDNS Server Information枠内のDNS Server
検索するホスト名DNS-Domain Name Server InformationウィンドウのDNS Lookup Information枠内のHostname to lookup

表9-20 サービスタイプがDHCPの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer Informationウィンドウの Customer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
DHCPサーバDHCP- Dynamic Host Addresses InformationウィンドウのDHCP Server and Client Info枠内のDHCP Server

表9-21 サービスタイプがFTPの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer Informationウィンドウの Customer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
FTPサーバFTP-File Server InformationウィンドウのFTP Server Information枠内のFTP Server
ユーザーFTP-File Server InformationウィンドウのUser Information枠内のUser

表9-22 サービスタイプがTCPの場合

Definerでの項目名VPISで対応する項目
顧客名Customer InformationウィンドウのCustomer Name
サービスグループ名Service Group InformationウィンドウのService Group Name
サーバTCP-TCP Port Service InformationウィンドウのServer
TCPポートTCP-TCP Port Service InformationウィンドウのTCP Port