pavreport(レポートを出力する)

形式

pavreport -d レポート定義ファイル名 -o 出力ファイル名 [-t テンプレートファイル名][-s 開始日時][-e 終了日時][-f]

機能

PAMDBに格納されている稼働性能情報を,HTML形式のレポートに出力します。

実行権限

なし

格納先ディレクトリ

インストール先ディレクトリ¥view¥bin

引数

-d レポート定義ファイル名

レポート定義ファイル名を指定します。レポート定義ファイルについては,「11.2.12 レポート定義ファイル」を参照してください。

-o 出力ファイル名

出力ファイル名を指定します。日本語などの多バイト文字は指定できません。指定したファイル名が存在する場合は,上書きの確認メッセージを表示します。出力されるレポートに画像が含まれる場合は,指定したファイル名に,「00」から始まる通し番号を付与して,JPEG形式で保存されます。

-t テンプレートファイル名

レポート出力時に,テンプレートとして使用するXSLファイルの名前を指定します。省略した場合は,デフォルトのテンプレートファイルが使用されます。

-s 開始日時

いつからのデータをレポートに出力するか,日時を指定します。この引数を省略した場合は,DBの古いデータから出力されます。日時の指定方法は,次の3とおりです。

YYYYMMDD
YYYY=西暦年,MM=月,DD=日の形式で指定します。指定した日の0時0分0秒からのデータを抽出します。
YYYYMMDDhhmm
YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時間,mm=分の形式で指定します。
Xd
コマンド実行時から,指定した日数さかのぼった日の0時0分0秒からのデータを出力します。さかのぼる日数=Xの形式で指定します。dは,ほかの指定形式と区別するための識別子です。Xに0を指定すると,コマンドを実行した日の0時0分0秒からデータを抽出します。

なお,次の場合はエラーになります。

-e 終了日時

いつまでのデータをレポートに出力するか,日時を指定します。この引数を省略した場合は,DBの新しいデータまで出力されます。日時の指定方法は,次の3とおりです。

YYYYMMDD
YYYY=西暦年,MM=月,DD=日の形式で指定します。指定した日の23時59分59秒までのデータを抽出します。
YYYYMMDDhhmm
YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時間,mm=分の形式で指定します。
Xd
コマンド実行時から,指定した日数さかのぼった日の23時59分59秒までのデータを出力します。さかのぼる日数=Xの形式で指定します。dは,ほかの指定形式と区別するための識別子です。Xに0を指定すると,コマンドを実行した日の23時59分59秒までのデータを抽出します。

なお,次の場合はエラーになります。

-f

引数-oで指定したファイル名がある場合に,上書きを確認するメッセージを表示しないで,自動的に上書きします。

戻り値

0正常終了
1定義ファイルの書式エラー
2コマンドの引数エラー
3実行時エラー

使用例

2003年1月1日0時0分0秒から2003年3月31日までのデータを,report.htmlに出力する場合。レポート定義ファイル名は,defineとする。

pavreport -d define -o report.html -s 20030101 -e 20030331