(1) 新規インストールの場合
新規インストール時のPFM - Analysis Adaptorのセットアップについて説明します。採取ツールがJP1/SSOなどの場合に必要です。
(a) PFM - Analysis Adaptorの動作条件定義
PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)に,接続先になるPFM - Analysis Managerや,採取ツールを設定します。PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイルには,インストールとセットアップ前の準備として決定したPFM - Analysis ManagerのIPアドレス,およびアダプターのアダプター識別名を設定してください。PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイルについては,「11.2.13 PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)」を参照してください。
(b) paassosetupコマンドの実行(採取ツールがJP1/SSOの場合)
採取ツールにJP1/SSOを使用する場合は,paassosetupコマンドを実行してPFM - Analysis Adaptorが提供するPAMリソース設定ファイルをJP1/SSOに登録します。paassosetupコマンドについては,「10. コマンド」の「paassosetup(JP1/SSOにPFM - Analysis標準のリソースを登録する)」を参照してください。
(c) PAMリソース設定ファイルの配布(採取ツールがJP1/DSSOの場合)
採取ツールにJP1/DSSOを使用する場合は,JP1/SSOに登録したPAMリソース設定ファイルをJP1/DSSOに配布します。PAMリソース設定ファイルは,JP1/SSOのユーザーリソース設定ファイルを格納するディレクトリ内に,「pam」で始まるファイル名で格納されています。格納ディレクトリについては,マニュアル「JP1/Performance Management/SNMP System Observer」を参照してください。
(d) JP1/SSOおよびJP1/DSSOの再起動
採取ツールがJP1/SSOまたはJP1/DSSOの場合は,それぞれのssocollectdおよびssocolmngを再起動してください。再起動の方法については,マニュアル「JP1/Performance Management/SNMP System Observer」を参照してください。
(e) 接続先PFM - Managerホストの指定(採取ツールがPFMの場合)
採取ツールとしてPFMを使用し,かつ前提プログラムにPFM - Baseを使用する場合,jpcnshostnameコマンドを実行して接続先PFM - Managerホストを指定する必要があります。jpcnshostnameコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。
(2) バージョンアップの場合
バージョンアップ時のPFM - Analysis Adaptorのセットアップについては,「付録J 移行手順と移行時の注意事項」を参照してください。採取ツールがJP1/SSOなどの場合に必要です。