13.1.2 PFM - Analysisのクラスタ運用の概要
- <この項の構成>
- (1) PFM - Analysis Managerの場合
- (2) PFM - Analysis Adaptorの場合
(1) PFM - Analysis Managerの場合
PFM - Analysis Managerをクラスタ運用するためには,PFM - Analysis Managerを論理ホスト環境で動作させてフェールオーバーに対応します。PFM - Analysis Managerを実行している実行系ホストに障害が発生した場合は,待機系ホストにフェールオーバーすることで,メトリックの収集や分析の実行などを継続できます。
クラスタシステムでのPFM - Analysis Managerの動作には,次の特徴があります。
- 共有ディスクには,PAMDBが使用する領域を格納する。実行系と待機系のPAMDBは同じ領域内のファイルを使用する。
- アクティブ・スタンバイ構成の運用に限る。アクティブ・アクティブ構成では運用できない。
- PFM - Analysis ViewやPFM - Analysis Adaptorから接続する場合は,PFM - Analysis Managerの論理ホスト名または論理IPアドレスあてに接続する。
(2) PFM - Analysis Adaptorの場合
PFM - Analysis Adaptorをクラスタ運用するためには,PFM - Analysis Adaptorを論理ホスト環境で動作させてフェールオーバーに対応します。
PFM - Analysis Adaptorを実行している実行系ホストに障害が発生した場合は,待機系ホストにフェールオーバーすることで,採取ツールからのメトリックの回収などを継続できます。
クラスタシステムでのPFM - Analysis Adaptorの動作には,次の特徴があります。
- クラスタ環境での運用の対象となる機能は,SSOアダプターとPFMアダプターである。
- クラスタ環境では一つのPFM - Analysis Adaptorで,SSOアダプターとPFMアダプターを両方同時に使用することもできる。
- SSOアダプターの前提となるNNMおよびJP1/SSOでは,次の三つの運用方式を用意する。また,PFM - Analysis Adaptorは,次の三つの運用方式に対応している。
- 非データ共有方式
- バックアップ・リストア・データ共有方式
- 直接データ共有方式
- アクティブ・スタンバイ構成の運用に限る。アクティブ・アクティブ構成では運用できない。