9.4.6 [監視条件の設定]画面

Webトランザクションごとに,トランザクションを識別するための情報やプロキシ設定,SSL認証,Webトランザクションのリクエスト全体に関する情報などを設定する画面です。[Web Recorder](メイン)画面で[トランザクション]-[監視条件の設定]を選択すると表示されます。なお,この画面には次の四つのタブがあります。

それぞれのタブごとに,表示項目について説明します。

<この項の構成>
(1) [トランザクション]タブ
(2) [リクエスト情報]タブ
(3) [デフォルトプロキシ]タブ
(4) [SSL認証]タブ

(1) [トランザクション]タブ

Webトランザクションの識別情報が表示されます。この画面の各項目には,Webトランザクション作成時に指定した内容が表示されます。

図9-95 [監視条件の設定]画面([トランザクション]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[Webトランザクション名]
選択または編集しているWebトランザクションの名称が表示されます。変更はできません。
[保存先ファイル名]
選択または編集しているWebトランザクション情報の保存先Webトランザクションファイル名が表示されます。変更はできません。
[コメント]
選択または編集しているWebトランザクションに設定されているコメントが表示されます。また,255バイト以内で編集できます。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

(2) [リクエスト情報]タブ

Webトランザクションのリクエスト全体に関する情報を設定する画面です。

図9-96 [監視条件の設定]画面([リクエスト情報]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[埋め込みリソースの取得]
ページに埋め込まれている画像などのリソースを取得するかどうかを指定します。デフォルトは「行う」です。
[キャッシュ参照の許可]
キャッシュの参照を許可するかどうかを指定します。デフォルトは「行う」です。
[持続的接続]
持続的接続を行うかどうかを指定します。デフォルトは「行わない」です。
[ユーザーエージェント]
Webトランザクション監視の際に使用するUser-Agentヘッダの値を255バイト以内で指定します。デフォルトは「JP1ESP(Windows)」です。特に指定がなければ,デフォルト値を使用します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

(3) [デフォルトプロキシ]タブ

プロキシの利用に関する情報を設定する画面です。この画面で設定する情報は,そのWebトランザクションのすべてのステップで共通に使用されるプロキシ設定のデフォルトになります。

図9-97 [監視条件の設定]画面([デフォルトプロキシ]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[プロキシを利用]チェックボックス
プロキシを利用する場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
[プロキシホスト名]
ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。[プロキシを利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。
[プロキシポート番号]
プロキシサーバのポート番号を1~65535の範囲で指定します。[プロキシを利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。
[プロキシ認証を行う]チェックボックス
プロキシ認証をする場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
[プロキシユーザー名]
ユーザー名を64バイト以内で指定します。[プロキシ認証を行う]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。
[ESPパスワードユーティリティを使用]チェックボックス
プロキシパスワードを,JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用して登録する場合にチェックします。デフォルトはチェックされています。なお,この項目をチェックする場合は,JP1/ESPのパスワードユーティリティでパスワードが登録されている必要があります。JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[プロキシパスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
[プロキシパスワード]
[JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,プロキシ認証に使用するパスワードを64バイト以内で指定します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。
注意事項
[プロキシパスワード]は平文でWebトランザクションファイルに出力されるため,JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用することをお勧めします。

(4) [SSL認証]タブ

SSL認証に関する情報を設定する画面です。

図9-98 [監視条件の設定]画面([SSL認証]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[サーバ認証エラー]
サーバ認証時に発生したエラーを無視するかどうかを指定します。デフォルトは「無視しない」です。
[クライアント認証を行う]チェックボックス
クライアント認証をする場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。
[クライアント認証書ファイル名]
クライアント証明書のファイル名を255バイト以内で指定します。[クライアント認証を行う]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。
[ESPパスワードユーティリティを使用]
JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。この項目をチェックする場合は,JP1/ESPパスワードユーティリティでパスワードが登録されている必要があります。JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用しない場合は[秘密鍵パスワード]を設定し,PFM - Analysisでパスワードを設定します。
[秘密鍵パスワード]
[ESPパスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,秘密鍵パスワードを1,023バイト以内で指定します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。
注意事項
[秘密鍵パスワード]は平文でWebトランザクションファイルに出力されるため,JP1/ESPのパスワードユーティリティを使用することをお勧めします。