9.3.10 [危険域到達時刻予測]画面
- <この項の構成>
- (1) [危険域到達時刻予測 - 条件設定]画面
- (2) [危険域到達時刻予測 - 分析結果]画面
(1) [危険域到達時刻予測 - 条件設定]画面
メトリックの危険度が危険域に達する時刻を予測します。危険域到達時刻は,対象期間のメトリック値に対する近似直線を求めて,この直線が危険域に到達する時刻を予測値とします。
図9-64 [危険域到達時刻予測 - 条件設定]画面
![[図データ]](figure/pa090315.gif)
表示項目について説明します。
- [対象期間]
- [Bottleneck Analyzer](メイン)画面の[分析期間]が表示されます。
- [対象メトリック]
- 分析するメトリックの範囲を指定します。デフォルトは[対象システム以下]です。なお,[Bottleneck Analyzer](メイン)画面でシステム以下のツリー構成要素が選択されていない場合のデフォルトは,[ビュー全体]になります。
- [ビュー全体]
システム構成ツリーで表示しているビューのオブジェクトのメトリックすべてを分析対象にします。
- [対象システム以下(システム名)]
システム構成ツリーで選択したツリー構成要素を含むシステムのオブジェクトのメトリックすべてを分析対象にします。
- [選択ツリー構成要素以下(ツリー構成要素名)]
システム構成ツリーで選択したツリー構成要素以下のオブジェクトのメトリックを分析対象にします。[選択]ボタンをクリックすると,[ツリー構成要素再選択]画面が表示され,分析対象のオブジェクトを再選択できます。
- [メトリックリスト]
[Bottleneck Analyzer](メイン)画面の[メトリック一覧]に表示されたメトリックを分析対象にします。
- [メトリックタイプ]
- メトリックタイプを指定して,分析対象のメトリックを絞り込む場合にチェックします。デフォルトは,チェックされていません。[選択]ボタンをクリックすると,[メトリックタイプ選択]画面が表示され,分析対象にするメトリックタイプを指定できます。
- [重要度]
- 分析対象にするメトリックの重要度を指定します。デフォルトは,すべてチェックされています。
- [ステータスメトリック]
- ステータスメトリックを分析対象にする場合はチェックします。デフォルトはチェックされていません。
- [インスタンス]
- メトリックのインスタンスを分析対象にするかどうか指定します。デフォルトはチェックされていません。
- [最終予測時刻]
- いつまでの予測を出すか,時刻を指定します。指定できる値は,「分析期間の終了時刻」~「分析期間の終了時刻に分析期間の時間幅を足した時刻」です。デフォルトは,次の式で求められる値になります。
- 分析期間の終了時刻+(分析期間の時間幅×0.3)
- [最大出力件数]
- 出力件数を,1~100件の範囲で指定します。デフォルトは30件です。分析結果が多い場合,ここで指定した件数のメトリックだけ取得します。
- [クリア]ボタン
- 各項目の設定がデフォルトの状態に戻ります。
- [分析]ボタン
- 分析を開始します。分析が終了すると,[危険域到達時刻予測 - 分析結果]画面が表示されます。
(2) [危険域到達時刻予測 - 分析結果]画面
分析結果を表示します。
図9-65 [危険域到達時刻予測 - 分析結果]画面
![[図データ]](figure/pa090316.gif)
表示項目について説明します。
- [対象期間]
- 分析対象の期間が表示されます。
- [対象メトリック]
- 分析対象のメトリック範囲が表示されます。
- [分析結果一覧]
- 結果が表示されます。[予測時刻]は,メトリックが危険域に到達する時刻として予測された値です。なお,最終予測時刻までに危険域に到達しないメトリックは,分析結果には表示されません。
- [プロパティ]ボタン
- [分析結果一覧]で選択したメトリックのプロパティを表示します。
- [グラフ]ボタン
- [分析結果一覧]で選択したメトリックのグラフが表示されます。メトリックを一つだけ選択している場合は[単一メトリックグラフ]画面が表示されます。複数のメトリックを選択し,かつ選択しているメトリック数がグラフ線の最大表示本数以下の場合は[複数メトリックグラフ]画面が表示されます。グラフの表示期間には,[対象期間]の値が使用されます。
- [ジャンプ]ボタン
- [Bottleneck Analyzer](メイン)画面の時刻ポインターを,[対象期間]に設定します。また,[分析結果一覧]で選択したオブジェクトがシステム構成ツリー上で選択された状態に設定します。