PFM - Analysis Adaptorの動作に必要な条件を定義します。このファイルを変更した場合は,PAM - SSO Adaptorサービス,PAM - PFM Adaptorサービスを再起動してください。
(1) 書式
[Adaptor Connection]
adpt_connaddr=IPアドレスまたはホスト名
adpt_connport=ポート番号
adpt_connretry=リトライ回数
[SSO Adaptor]
ssoadpt_name=SSOアダプターの識別名称
ssoadpt_interval=メトリック値の回収間隔
ssoadpt_delcount=SSO収集データを削除する頻度
ssoadpt_cmdtimer= {Y|N}
ssoadpt_cmdtimeout=タイムアウト時間
ssoadpt_maxcolperiod=一回の回収で対象とする最大期間
[PFM Adaptor]
pfmadpt_name=PFMアダプターの識別名称
pfmadpt_interval=メトリック値の回収間隔
pfmadpt_targetperiod=メトリック値の回収期間
pfmadpt_maxcolperiod=一回の回収で対象とする最大期間
pfmadpt_cluster_flag= {Y|N}
pfmadpt_logical_host_name=論理ホスト名
[System Log]
printlog_flag={Y|N}
(2) 定義内容
表11-42 Adaptor Connectionセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
adpt_connaddr ((255バイト以内)) | ○ | 接続先のPFM - Analysis ManagerのIPアドレスまたはホスト名を指定します。指定できる接続先は一つだけです。 |
adpt_connport ((1~65535))《20296》 | - | 接続先のPFM - Analysis Managerの収集用ポート番号を指定します。PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)のsrvport_coldと一致させてください。 |
adpt_connretry ((0~999))《480》 | - | PFM - Analysis Managerへのリトライ回数を指定します。指定した回数分,連続してリトライに失敗すると,アダプターが停止します。 |
表11-43 SSO Adaptorセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
ssoadpt_name ((31バイト以内の英数字および半角の「(」「)」(丸括弧),「-」(ハイフン),「_」(アンダーバー))) | ○ | SSOアダプターの識別名称を指定します。ほかのアダプターと重複しない名称を指定してください。PFM - Analysis Managerの採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)のadpt_nameと一致させてください。 |
ssoadpt_interval ((3~1440))《3》 | - | SSOアダプターから,PFM - Analysis Managerへメトリック値を送信する間隔を,分単位で指定します。 |
ssoadpt_delcount ((0~999))《480》 | - | JP1/SSOおよびJP1/DSSOのDBに格納されているデータを削除する頻度を指定します。ここで指定した回数分,SSOアダプターからPFM - Analysis Managerへのメトリック値送信に成功すると,データが削除されます。データの削除はメトリックごとに行います。 0を指定した場合は,データを削除しません。 |
ssoadpt_cmdtimer ((YまたはN))《Y》 | - | PFM - Analysis AdaptorからJP1/SSOにコマンドを実行する場合,指定した時間内に行われるかどうかを監視します。監視する場合は「Y」を,監視しない場合は「N」を指定します。 |
ssoadpt_cmdtimeout ((5~1800))《60》 | - | JP1/SSOへのコマンド実行を監視する時間を,秒単位で指定します。指定した時間内にコマンドが実行されない場合,監視条件の定義やデータ回収などの処理が失敗したと判定します。 ssoadpt_cmdtimerにNを指定した場合,この指定は無視されます。 |
ssoadpt_maxcolperiod ((0~168))《24》 | - | 1回の回収で回収対象とする最大期間を,時間単位で指定します。0を指定した場合,未回収のデータをすべて回収対象とします。 通常は,この値を変更しないでください。 |
表11-44 PFM Adaptorセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
pfmadpt_name ((31バイト以内の英数字および半角の「(」「)」(丸括弧),「-」(ハイフン),「_」(アンダーバー))) | ○ | PFMアダプターの識別名称を指定します。ほかのアダプターと重複しない名称を指定してください。PFM - Analysis Managerの採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)のadpt_nameと一致させてください。 |
pfmadpt_interval ((3~1440))《3》 | - | PFMアダプターから,PFM - Analysis Managerへメトリック値を送信する間隔を,分単位で指定します。 |
pfmadpt_targetperiod ((1~365))《1》 | - | 最大何日さかのぼった時点からのデータを回収するか,メトリック値の回収期間を,日単位で指定します。PFM - Agentの,Storeデータベースの保存条件にあわせて設定することを推奨します。 通常は,この値を変更しないでください。 |
pfmadpt_maxcolperiod ((0~168))《3》 | - | 1回の回収で回収対象とする最大期間を,時間単位で指定します。0を指定した場合,未回収のデータをすべて回収対象とします。 通常は,この値を変更しないでください。 |
pfmadpt_cluster_flag ((YまたはN))《N》 | - | 前提プログラムにPFM - Managerを使用する場合で,クラスタ環境で運用するかどうかを指定します。 運用する場合は「Y」を,運用しない場合は「N」を指定します。なお,前提プログラムにPFM - Baseを使用する場合は,クラスタ環境での運用有無に関係なく「N」を指定します。 |
pfmadpt_logical_host_name ((1~32バイトの文字列)) | - | クラスタ環境で使用する論理ホスト名を指定します。pfmadpt_cluster_flagで指定する値が「Y」の場合には,必ず指定します。「N」の場合,このキーで指定した値は無視されます。 なお,指定したホスト名の妥当性はチェックされないため,指定誤りには注意してください。 |
表11-45 System Logセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
printlog_flag ((YまたはN))《N》 | - | イベントログまたはsyslogにログ情報を出力するかどうか設定します。出力する場合は「Y」を,出力しない場合は「N」を指定します。 |
(3) 定義例
PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイルの定義例を次に示します。
[Adaptor Connection]
adpt_connaddr=MANAGER01
adpt_connport=20296
adpt_connretry=480
[SSO Adaptor]
ssoadpt_name=SSO_01
ssoadpt_interval=3
ssoadpt_delcount=480
ssoadpt_cmdtimer=Y
ssoadpt_cmdtimeout=60
ssoadpt_maxcolperiod=24
[System Log]
printlog_flag=N
[Adaptor Connection]
adpt_connaddr=MANAGER01
adpt_connport=20296
adpt_connretry=480
[PFM Adaptor]
pfmadpt_name=PFM_01
pfmadpt_interval=3
pfmadpt_targetperiod=1
pfmadpt_maxcolperiod=3
pfmadpt_cluster_flag=Y
pfmadpt_logical_host_name=logical
[System Log]
printlog_flag=N