PFM - Analysis Managerの動作に必要な条件を定義します。このファイルを変更した場合は,PAM - Analyzeサービス,PAM - Collectサービス,PAM - Defineサービスを再起動してください。ただし,[Command]セクションの値だけを変更した場合は,サービスを再起動する必要はありません。
(1) 書式
[Server Port]
srvport_cold=収集用ポート番号
srvport_defd=設定用ポート番号
srvport_alsd=分析用ポート番号
[Metric]
mtr_interval={1|3|5|6|10|12|15|20|30|60}
mtr_holddate=詳細メトリックの保持期間
smryz_interval={1|3|6|12|24}
smryz_holddate=サマライズメトリックの保持期間
mtr_autodel_flag={Y|N}
mtr_autodel_interval=メトリック値の自動削除処理の実行間隔
msg_holddate=警告メッセージの保持期間
[System Log]
printlog_flag={Y|N}
[Analysis]
number_of_BAs=Bottleneck Analyzerの同時接続数
system_config_tree_unify={Y|N}
[Command]
auto_service_stop={Y|N}
(2) 定義内容
表11-5 Server Portセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
srvport_cold ((1~65535))《20296》 | - | 収集用のポート番号を指定します。 |
srvport_defd ((1~65535))《20298》 | - | 設定用のポート番号を指定します。 |
srvport_alsd ((1~65535))《20297》 | - | 分析用のポート番号を指定します。 |
表11-6 Metricセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
mtr_interval ((1,3,5,6,10,12,15,20,30,60))《3》 | - | 詳細メトリックの時間粒度を,分単位で指定します。 |
mtr_holddate ((1~365))《30》 | - | 詳細メトリックを保存する期間を,日単位で指定します。ここで指定した期間を過ぎたメトリックは,自動的に削除されます。 |
smryz_interval ((1,3,6,12,24))《1》 | - | サマライズメトリックの時間粒度を,時間単位で指定します。 |
smryz_holddate ((1~1460))《365》 | - | サマライズメトリックを保存する期間を,日単位で指定します。 |
mtr_autodel_flag ((YまたはN))《Y》 | - | メトリック値を,自動的に削除するかどうか設定します。削除する場合は「Y」を,削除しない場合は「N」を指定します。 |
mtr_autodel_interval ((1~1440))《30》 | - | メトリック値の自動削除の実行間隔を,分単位で指定します。通常は変更する必要はありません。 |
msg_holddate ((1~1460))《mtr_holddateとsmryz_holddateのうち,大きい方の値》 | - | 警告メッセージを保存する期間を,日単位で指定します。詳細メトリックの保存期間と同じ値(詳細メトリックの保存期間はデフォルトで30日)を指定することをお勧めします。 |
表11-7 System Logセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
printlog_flag ((YまたはN))《N》 | - | イベントログを出力するかどうか設定します。出力する場合は「Y」を,出力しない場合は「N」を指定します。なお,PAMDBが出力するメッセージは,この指定が適用されず出力されます。 |
表11-8 Analysisセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
number_of_BAs ((1~100))《10》 | - | Bottleneck Analyzerの同時接続数を指定します。 |
system_config_tree_unify ((YまたはN))《N》 | - | Bottleneck Analyzerで表示するシステム構成ツリーの履歴を統合するかどうかを指定します。どの日時を指定しても最新のシステム構成ツリーが表示されるようにする場合は「Y」を,指定された日時に対応した(登録されていた)システム構成ツリーを表示する場合は「N」を指定してください。 |
表11-9 Commandセクションの定義内容
キー名 | 必須 | 指定する値 |
---|---|---|
auto_service_stop ((YまたはN))《Y》 | - | コマンド実行時にPAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスを停止しておく必要があるコマンドについて,サービスを自動的に停止させるかどうかを指定します。PAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスがコマンド実行時に動作していたとき,自動的にサービスを停止させる場合は「Y」を,コマンドの実行を中止させる場合は「N」を指定します。なお,クラスタ環境で運用する場合は,必ず「N」を指定してください。なお,バッチファイルで提供されているコマンドには,この指定が適用されません。 |
(3) 定義例
PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイルの定義例を次に示します。この定義例では,詳細メトリックの時間粒度を5分,詳細メトリックの保存期間を60日(2か月)に変更しています。また,警告メッセージの保持期間も詳細メトリックの保存期間に合わせて60日に変更しています。
[Server Port]
srvport_cold=20296
srvport_defd=20298
srvport_alsd=20297
[Metric]
mtr_interval=5
mtr_holddate=60
smryz_interval=1
smryz_holddate=365
mtr_autodel_flag=Y
mtr_autodel_interval=30
msg_holddate=60
[System Log]
printlog_flag=N
[Command]
auto_service_stop=Y