13.6.2 クラスタ環境でのPFM - Analysis Adaptorのアンインストール

クラスタ環境では,採取ツールとしてJP1/SSOを使用するか,PFMを使用するかで,PFM - Analysis Adaptorのアンインストールの手順が異なります。また,JP1/SSOを採取ツールとして使用していた場合,NNMおよびJP1/SSOのデータ共有方式によっても手順が異なります。

<この項の構成>
(1) JP1/SSOを採取ツールとして使用し,かつ,NNMおよびJP1/SSOの運用方式が非データ共有方式およびバックアップ・リストア・データ共有方式の場合
(2) JP1/SSOを採取ツールとして使用し,かつ,NNMおよびJP1/SSOの運用方式が直接データ共有方式の場合
(3) PFMを採取ツールとして使用する場合

(1) JP1/SSOを採取ツールとして使用し,かつ,NNMおよびJP1/SSOの運用方式が非データ共有方式およびバックアップ・リストア・データ共有方式の場合

クラスタ環境では,次の手順でPFM - Analysis Adaptorをアンインストールすることをお勧めします。なお,ここでは現用系でNNMおよびJP1/SSOが稼働していることを前提として説明します。また,JP1/DSSOは使用していない場合を例とします。

なお,アンインストール手順はWindows,UNIXで異なります。

Windowsの場合
  1. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースをオフラインにする。
  2. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースを削除する。
  3. 予備系サーバでpaassosetupコマンドの -uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  4. 予備系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
  5. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止し,予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作します。
  6. 現用系サーバでpaassosetupコマンドの -uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  7. 現用系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
    アンインストールについては「3.2.2 アンインストール」を参照してください。
  8. 必要に応じて,クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作し,予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止します。
UNIXの場合
  1. NNMのプロセス制御スクリプトに対して実施したPFM - Analysis Adaptorのためのカスタマイズを解除する。
  2. 予備系サーバでpaassosetupコマンドの-uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  3. 予備系サーバでHitachi PP Installerを使用し,PFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
  4. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止し,予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作します。
  5. 現用系サーバでpaassosetupコマンドの-uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  6. 現用系サーバでHitachi PP Installerを使用し,PFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
  7. 必要に応じて,クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作し,予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止します。

(2) JP1/SSOを採取ツールとして使用し,かつ,NNMおよびJP1/SSOの運用方式が直接データ共有方式の場合

クラスタ環境では,次の手順でPFM - Analysis Adaptorをアンインストールすることをお勧めします。なお,ここでは現用系でNNMおよびJP1/SSOが稼働していることを前提として説明します。また,JP1/DSSOは使用していない場合を例とします。

なお,アンインストール手順はWindows,UNIXで異なります。

Windowsの場合
  1. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースをオフラインにする。
  2. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースを削除する。
  3. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,NNM Cluster Managerのリソースをオフラインにする。
  4. 現用系サーバでpaassosetupコマンドの -uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  5. 現用系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
    アンインストールについては「3.2.2 アンインストール」を参照してください。
  6. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
  7. 予備系サーバでpaassosetupコマンドの -uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  8. 予備系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
    アンインストールについては「3.2.2 アンインストール」を参照してください。
  9. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
  10. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,NNM Cluster Managerのリソースをオンラインにする。
UNIXの場合
  1. NNMのプロセス制御スクリプトに対して実施したPFM - Analysis Adaptorのためのカスタマイズを解除する。
  2. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止し,予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作します。
  3. 予備系サーバでNNM制御スクリプトの監視処理一時中断用ファイルを作成する。
    実行例 touch /tmp/maint_NNM
  4. 予備系サーバでJP1/SSOのデーモンプロセスを停止する。
    実行例 /opt/OV/bin/ovstop ssocollectd
  5. 予備系サーバでpaassosetupコマンドの-uオプションなど,アンインストールに必要な操作を実行する。
  6. 予備系サーバでHitachi PP Installerを使用し,PFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
  7. 予備系サーバでJP1/SSOのデーモンプロセスを起動する。
    実行例 /opt/OV/bin/ovstart -c
  8. 予備系サーバでNNM制御スクリプトの監視処理一時中断用ファイルを削除する。
    実行例 rm /tmp/maint_NNM
  9. NNMのプロセス制御スクリプトに対して実施したPFM - Analysis Adaptorのためのカスタマイズを解除する。
  10. クラスタシステムを操作し,アクティブなホストを切り替える。
    予備系サーバのNNMおよびJP1/SSOが停止し,現用系サーバのNNMおよびJP1/SSOが動作します。
  11. 現用系サーバで手順3~手順8と同じ操作を行う。

(3) PFMを採取ツールとして使用する場合

クラスタ環境では,次の手順でPFM - Analysis Adaptorをアンインストールすることをお勧めします。

なお,アンインストール手順はWindows,UNIXで異なります。

Windowsの場合
  1. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースをオフラインにする。
  2. 現用系サーバのクラスタアドミニストレータのウィンドウで,PFM - Analysis Adaptor用に作成したリソースを削除する。
  3. 現用系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
    アンインストールについては「3.2.2 アンインストール」を参照してください。
  4. 予備系サーバでPFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
    アンインストールについては「3.2.2 アンインストール」を参照してください。
UNIXの場合
  1. クラスタソフトに登録したPFM - Analysis Adaptorのための設定を解除する。
  2. 現用系でHitachi PP Installerを使用し,PFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。
  3. 予備系でHitachi PP Installerを使用し,PFM - Analysis Adaptorをアンインストールする。