(1) 採取する稼働性能情報
PFMは,パフォーマンスデータと呼ばれる稼働状況データを監視システムから収集します。PFM - Analysisでは,PFM - AgentのStoreデータベースに記録されたパフォーマンスデータをメトリックとして回収し,サービスオブジェクト,ホストオブジェクト,またはアプリケーションオブジェクトとして監視できます。
また,パフォーマンスデータとして提供されている情報であれば,PFM - Analysisのユーザー拡張の機能を使って任意の情報を採取することもできます。ユーザー拡張の詳細については「8. ユーザー拡張」を参照してください。また,PFM - Analysisで収集するメトリックの詳細については「付録D.5 PFMアダプターで収集するメトリックの詳細」を参照してください。
(2) メトリックの回収契機
PFM - Analysisは,PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)でPFMアダプターに設定されたメトリック値の回収間隔ごとに,PFMが収集したメトリックを収集します。
(3) 監視条件の設定方法
Definerで監視システムの構成を定義しても,PFM側での監視条件の設定,およびStoreデータベースへのパフォーマンスデータの記録は,自動で行われません。あらかじめPFMをインストールしているマシン上で,ユーザー自身が直接設定をする必要があります。
詳細については「5.4.3 PFMの監視条件設定」を参照してください。