15.3 ログ情報の種類
PFM - Analysisでは,共通メッセージログ,統合トレースログおよびプロセス別ログの3種類のログを出力します。
- 共通メッセージログ
- システム管理者向けのログ情報のことです。PFM - Analysisでは,プロセスの開始および終了に関する情報をWindowsの場合はWindows イベントログに,UNIXの場合はsyslogに出力します。
- 統合トレースログ
- 各プログラムが出力するトレース情報を,統合トレース機能(HNTRLib2)を通じて,一つの出力先ファイルにまとめて採取するログ情報のことです。なお,統合トレースログに出力されるメッセージは,共通メッセージログに出力されるメッセージと同じものです。ただし,PAMDBが共通メッセージログに出力するメッセージは出力されません。
- 各プログラムの統合トレースログの出力先を,次の表に示します。
表15-1 各プログラムの統合トレースログの出力先
プログラム | 出力ファイル | 容量 |
---|
PFM - Analysis Manager | - HNTRLib2インストール先ディレクトリ¥spool¥hntr2n.log※
| 256キロバイト |
PFM - Analysis View | 統合トレースログには出力されません。 | なし |
PFM - Analysis Adaptor | Windowsの場合
- HNTRLib2インストール先ディレクトリ¥spool¥hntr2n.log※
UNIXの場合
- /var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/hntr2n.log※
| 256キロバイト |
- 注※
- nには,1~4までの数字が入ります。
- プロセス別ログ
- プロセス別ログとは,PFM - Analysisの各機能が出力するログ情報のことです。各機能によって異なるログファイルに出力されます。プロセス別ログファイルには,プロセスの起動・終了通知,致命的な障害など,障害調査に必要な第一次切り分け情報が出力され,システム管理者によるPFM - Analysisの稼働管理を容易にします。
- 各プログラムのプロセス別ログの出力先を,次の表に示します。
表15-2 各プログラムのプロセス別ログの出力先
プログラム | 出力ファイル名 | 容量 |
---|
PFM - Analysis Manager | - インストール先ディレクトリ¥manager¥log¥プロセス名n.log※
| 64キロバイト |
PFM - Analysis View | - インストール先ディレクトリ¥view¥log¥プロセス名n.log※
| 64キロバイト |
PFM - Analysis Adaptor | Windowsの場合
- インストール先ディレクトリ¥adaptor¥log¥プロセス名n.log※
UNIXの場合
- /var/opt/jp1pam/adaptor/log/プロセス名n.log※
| 64キロバイト |
- 注※
- nには,1または2の数字が入ります。