1.4 運用の流れ

PFM - Analysisの主な運用の流れを,次の図に示します。

図1-9 PFM - Analysisの運用の流れ

[図データ]

インターネットサービスや,ネットワーク機器,ホスト,アプリケーションなどの稼働性能をPFM - Analysisで監視するためには,まず,監視対象を監視オブジェクトとして定義します。オブジェクトとして定義した監視対象の稼働性能情報は,採取ツールによって収集され,PAMDBで管理されます。

この稼働性能情報を基に,定期的に将来値の予測を実行し,性能が低下する可能性がある監視対象を調査します。また,障害などが発生した場合は,稼働性能情報を分析して問題の原因を調査します。PFM - Analysisは,オブジェクトの状態が変化したり,オブジェクトが停止したりしたときに警告メッセージを発行するため,この警告メッセージの発行を契機にして分析したり,任意の日時を指定して分析することもできます。予測や分析の結果は,必要に応じてレポート出力もできます。予測や分析の結果を基に,性能低下や問題の発生が考えられる個所,または障害発生の原因となっている個所をチューニングするなどの対策を実行します。