pamdumpdefPAMDBの監視定義情報一覧をファイル出力する

形式

pamdumpdef -c {detail|count} -t {obj|mtr|inst} -s {now|del|all} [-d tab] [-o 出力ファイル名 [-f]]

機能

PAMDBに格納されている監視定義情報の一覧,またはその個数の一覧をファイルに出力します。出力対象とする監視定義情報は,オブジェクトだけを指定することも,メトリックやインスタンスまでを含めることもできます。

ファイルの出力形式は,次のどちらかを選択できます。デフォルトはCSV形式です。

実行権限

Administrators権限

格納先ディレクトリ

インストール先ディレクトリ¥manager¥bin

引数

- c {detail|count}

一覧出力する対象を監視定義情報名とするか,監視定義情報の個数とするかを指定します。指定は省略できません。

detail
オブジェクト名,メトリック名,インスタンスインデックスを一覧出力します。
count
オブジェクト数,メトリック数,インスタンス数を一覧出力します。

-t {obj|mtr|inst}

出力対象とする監視定義情報の対象を指定します。指定は省略できません。

obj
オブジェクトだけを出力対象とします。
mtr
オブジェクトおよびメトリックを出力対象とします。
inst
オブジェクト,メトリックおよびインスタンスインデックスを出力対象とします。次の規則に従って出力されます。
  • インスタンスインデックスが複数の文字列から成る場合,それぞれが""で囲まれ,文字列が「:」で区切られます。
  • インスタンスを保存していないメトリックの場合,インスタンスインデックス部分は出力されません。

-s {now|del|all}

Definer上の出力範囲を指定します。指定は省略できません。

now
Definer上に存在する監視定義情報だけを出力範囲とします。
del
Definer上で削除済みの監視定義情報だけを出力範囲とします。
all
すべての監視定義情報を出力範囲とします。

-d tab

ファイル出力内容の区切り文字として,タブ記号を使用します。

指定を省略した場合,ファイル出力内容はコンマ区切りとなり,ファイル形式はCSV形式となります。

-o 出力ファイル名

出力ファイル名を指定します。この引数を省略した場合は,監視定義情報一覧をコンソールに出力します。

ファイル名に拡張子を指定しなかった場合は,次のように処理されます。

同じ名称のファイルが存在する場合は,ファイルの上書き確認メッセージが表示されます。ファイルを上書き保存する場合は「Y」または「y」,ファイルを保存しない場合は「N」または「n」を入力してください。それ以外の値を入力すると,「Y」または「N」の再入力が要求されます。

-f

-oオプションで指定した出力ファイル名がすでに存在する場合に,上書き確認メッセージを表示しないでファイルを上書きすることを示します。-oオプションとあわせて指定してください。

-oオプションを指定しないで-fオプションだけを指定した場合は,引数エラーとなり,コマンドを終了します。

注意事項

戻り値

0正常終了
1コマンドの引数エラー
2実行時エラー
3ユーザーによる中断(上書き確認でNを入力した場合)
4出力対象となる監視定義情報なし

使用例