11.2.11 エクスポート定義ファイル

pamexportコマンドでエクスポートする内容を定義します。

<この項の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 定義例

(1) 書式

[Metric]
metric=オブジェクト名,メトリック名
metric=オブジェクト名,メトリック名

エクスポートするメトリックの数だけ指定します。

[Data Class]
data_class={1|2}

[Option]
datetime_separator={SPACE|COMMA}
output_second={Y|N}

(2) 定義内容

Metricセクション
エクスポートするメトリックを指定します。

表11-32 Metricセクションの定義内容

キー名必須指定する値
metric
((オブジェクト名,メトリック名各63バイト以内))
エクスポートするメトリックを指定します。オブジェクト名とメトリック名を「,(コンマ)」で区切って,記述してください。
(凡例)
○:必須項目

Data Classセクション
エクスポートするメトリックの種別を指定します。

表11-33 Data Classセクションの定義内容

キー名必須指定する値
data_class
((1,2))
エクスポートするメトリックが詳細メトリックの場合は「1」を,サマライズメトリックの場合は「2」を指定します。
(凡例)
○:必須項目

Optionセクション
エクスポートするメトリックの日付と時刻の区切り文字を指定します。

表11-34 Optionセクションの定義内容

キー名必須指定する値
datetime_separator
((SPACEまたはCOMMA))《SPACE》
エクスポートするメトリックの日付と時刻の区切り文字を指定します。スペースで区切る場合は「SPACE」を,コンマで区切る場合は「COMMA」を指定します。
output_second
((YまたはN))《Y》
エクスポートした結果の時刻として,秒を出力するかどうか指定します。出力する場合は「Y」を,出力しない場合は「N」を指定します。
なお,エクスポートした結果をインポートする場合は,秒を出力する必要があります。
(凡例)
-:オプション項目

(3) 定義例

次に示すデータをエクスポートする場合の定義例を説明します。

エクスポート定義ファイルの定義例

[Metric]
metric=Webサーバ1,CPU使用率
metric=Webサーバ2,CPU使用率
metric=Webサーバ3,CPU使用率
[Data Class]
# データ種別1:詳細メトリック  2:サマライズメトリック
data_class=1

定義ファイルを作成したあとで,次のようにコマンドを実行すると,データがエクスポートされます。

pamexport -d expdef.conf -o expout.csv -s 20060901 -e 20061130