9.2.2 [Definer](システム構成)画面

PFM - Analysisの監視システムを構成する要素(ビュー,システム,グループ,オブジェクト)を追加または削除したり,それらの監視条件を設定したりする画面です。

図9-5 [Definer](システム構成)画面

[図データ]

表示項目について説明します。

システム構成ツリー
定義したビューや,システム,グループ,オブジェクトがツリー形式で表示されます。ここに表示されるビュー,システム,グループ,およびオブジェクトを,ツリー構成要素といいます。ここでツリー構成要素を選択すると,その詳細情報が五つのタブに分かれた画面右側の部分に表示されます。なお,複数を同時に選択することはできません。
リンクオブジェクトフィールド
選択したオブジェクトのリンク数を表示します。選択したオブジェクトにリンクオブジェクトがある場合は,[展開]ボタンをクリックすると,リンクオブジェクトが選択された状態で表示されます。

[Definer](システム構成)画面のメニュー項目を次の表に示します。

表9-1 [Definer](システム構成)画面のメニュー項目

メニューバーメニューコマンド(アイコン)機能
ファイル保存データの取り出し([図データ]一時保存したツリー構成情報を呼び出します。
一時保存([図データ]ツリー構成情報を一時保存します。保存しただけではシステムは監視されません。定義が完了したら,PAMDBへ登録してください。
なお,一時保存したツリー構成情報を呼び出して使用できるのは,一時保存してから,PAMDBへ登録するまでの間だけです。
PAMDBへの登録ツリー構成情報をPAMDBに登録します。設定項目が誤っている場合は,PAMDBに登録しないで[エラー項目一覧]画面を表示します。[エラー項目一覧]画面については,「9.2.9 [エラー項目一覧]画面」を参照してください。
接続先変更[マネージャー接続]画面を表示します。
終了[Definer](システム構成)画面を終了します。
編集新規作成ビューシステム構成ツリーにビューを追加します。
システム[システム追加]画面を表示します。[システム追加]画面については,「9.2.3 [システム追加]画面」を参照してください。
グループ選択したシステムまたはグループに,グループを追加します。
サービス[サービス追加]ウィザードを表示します。[サービス追加]ウィザードについては,「9.2.4 [サービス追加]ウィザード」を参照してください。
ホスト[ホスト追加]ウィザードを表示します。[ホスト追加]ウィザードについては,「9.2.5 [ホスト追加]ウィザード」を参照してください。
アプリケーション[アプリケーション追加]ウィザードを表示します。[アプリケーション追加]ウィザードについては,「9.2.6 [アプリケーション追加]ウィザード」を参照してください。
削除([図データ]選択したツリー構成要素と,その配下のオブジェクトを削除します。
コピー([図データ]選択したオブジェクトと,その配下のオブジェクトをコピーします。
貼り付け([図データ]コピーしたオブジェクトを貼り付けます。貼り付けたオブジェクトは,元のオブジェクトとは別のオブジェクトになります。貼り付けたときは,オブジェクトの設定内容は,コピー元のオブジェクトと同じになります。オブジェクト名など,ほかのオブジェクトと重複してはいけない項目は,必ず変更してください。
リンク貼り付け[図データ]コピーしたオブジェクトのリンクオブジェクトを貼り付けます。追加したオブジェクトは,元のオブジェクトと同じオブジェクトとみなされます。複数のシステムで使用する共用サーバなどを監視オブジェクトにする場合に使用します。
一括して監視対象から外すシステム構成ツリーでビュー,システム,グループを選択している場合だけ有効です。選択しているビュー,システム,グループ配下のオブジェクトをすべて監視対象から外します。
一括して監視対象にするシステム構成ツリーでビュー,システム,グループを選択している場合だけ有効です。選択しているビュー,システム,グループ配下のオブジェクトをすべて監視対象にします。
表示配下を全展開選択したツリー構成要素の下の構成要素をすべて展開します。
リンクオブジェクトの展開選択したオブジェクトにリンクオブジェクトがある場合は,リンクオブジェクトが選択された状態で表示されます。
オプション設定項目チェック([図データ]設定項目に誤りがないか,次についてチェックします。
  • オブジェクト名は重複していないか
  • 過去に登録していたオブジェクトとしてPAMDBに保存されている名称と重複していないか
  • 同一階層で構成要素名が重複していないか
  • JP1/SSOで採取するオブジェクトは重複してないか
  • 設定必須の項目がすべて設定されているか
誤りがあった場合は,[エラー項目一覧]画面が表示されます。[エラー項目一覧]画面については,「9.2.9 [エラー項目一覧]画面」を参照してください。
ヘルプバージョン情報PFM - Analysis Viewのバージョン情報を表示します。
注※
ホストオブジェクトの下位にアプリケーションオブジェクトを定義している場合,ホストオブジェクトをリンク貼り付けすると,その下のアプリケーションオブジェクトも貼り付けられます。

[Definer](システム構成)画面には,次の五つのタブがあります。

それぞれのタブごとに,表示項目について説明します。

<この項の構成>
(1) [属性]タブ
(2) [メトリック採取]タブ
(3) [メトリックしきい値]タブ
(4) [しきい値連続超過]タブ
(5) [インスタンスフィルター]タブ

(1) [属性]タブ

[Definer](システム構成)画面が表示されたときに最初に選択されているタブで,ビュー,システム,グループ,オブジェクトの追加時に,ダイアログボックスやウィザードで設定した情報が表示されます。なお,[属性]タブの表示項目は,システム構成ツリーで選択しているツリー構成要素によって異なります。

(a) ビュー,システム,またはグループを選択した場合

システム構成ツリーで,ビュー,システム,またはグループを選択した場合の[属性]タブを次の図に示します。

図9-6 [属性]タブ(システム選択時)

[図データ]

[システム名][ビュー名]または[グループ名]
システム構成ツリーでビューを選択している場合の表示項目名は[ビュー名],システムを選択している場合は[システム名],グループを選択している場合は[グループ名]です。システム構成ツリーで選択している構成要素の名称が表示されます。
ビューまたはグループを新規に追加した場合は,ビュー名またはグループ名を63バイト以内で設定します。設定する際は,システム構成ツリーの同一階層上で名称が重複しないように注意してください。名称が重複している場合は,システム構成ツリー上の該当の構成要素が赤く表示されます。
[備考]
システム構成ツリーで選択している構成要素に設定したコメントが表示されます。ビューまたはグループを新規に追加した場合は,必要に応じてコメントを255バイト以内で設定します。この項目は省略できます。

(b) サービスオブジェクトを選択した場合

システム構成ツリーでサービスオブジェクトを選択した場合の[属性]タブを次の図に示します。各項目には,[サービス追加]ウィザードで設定した基本情報が表示されます。

図9-7 [属性]タブ(サービスオブジェクト選択時)

[図データ]

表示項目について説明します。

[オブジェクトを監視対象から外す]チェックボックス
選択しているサービスオブジェクトを監視対象から外したい場合は,このチェックボックスをチェックします。チェックすると,該当のサービスオブジェクトはシステム構成ツリー上で非活性になります。また,設定情報は表示されますが,変更できなくなります。
[オブジェクト名]
ウィザードで設定したサービスオブジェクト名が表示されます。変更したい場合は,63バイト以内で設定します。変更する際は,システム構成ツリー上で重複しない名称を設定してください(ただし,リンクオブジェクトは除く)。名称が重複した場合は,システム構成ツリー上の該当のオブジェクトが赤く表示されます。
[オブジェクトタイプ]
ウィザードで設定したサービスオブジェクトのタイプが表示されます。この項目は変更できません。
[ホスト名]
監視対象のサービスが実行されているホスト名,IPアドレス,またはURLのホスト部分が表示されます。ウィザードまたは[監視条件変更]画面で設定した内容が表示されます。
[サービスID]
採取ツールがPFMの場合,監視対象となるPFM - AgentのAgent StoreのサービスIDを1,023バイト以内で設定します。サービスIDはPFMのjpcctrl listコマンドで確認できます。サービスIDは,2バイト目が「S」であることから判別できます。なお,サービスIDの1バイト目は,プロダクトIDと同じ値となっており,PFM - Agent製品ごとに異なるため,オブジェクトタイプに対応したサービスIDを指定する必要があります。
オブジェクトタイプとAgent StoreのサービスIDの対応については,「4.2.3(21) PFMを採取ツールとした場合に指定するサービスID(ServiceID)について」を参照してください。なお,サービスIDにはワイルドカード(*や?)は指定できません。
[採取ツール]
ウィザードで設定したメトリックの採取ツールが表示されます。変更する場合は,[変更]ボタンをクリックします。
[変更]ボタン
このボタンをクリックすると[採取ツール変更]画面が表示され,採取ツールを変更できます。[採取ツール変更]画面については,「9.2.8 [採取ツール変更]画面」を参照してください。
[備考]
ウィザードで設定したコメントが表示されます。追加,変更する場合は255バイト以内で設定します。この項目は省略できます。
[属性一覧]
採取ツールがJP1/ESPまたはVPISの場合,オブジェクトの属性が表示されます。表示される内容は,サービスの種類や採取ツールによって異なります。属性一覧の内容を変更する場合は,[変更]ボタンをクリックします。
[変更]ボタン
このボタンをクリックすると[監視条件変更]画面が表示され,属性を変更できます。[監視条件変更]画面については,「9.2.7 [監視条件変更]画面」を参照してください。

(c) ホストオブジェクトを選択した場合

システム構成ツリーでホストオブジェクトを選択した場合の[属性]タブを次の図に示します。各項目には,[ホスト追加]ウィザードで設定した基本情報が表示されます。

図9-8 [属性]タブ(ホストオブジェクト選択時)

[図データ]

表示項目について説明します。

[オブジェクトを監視対象から外す]チェックボックス
選択しているホストオブジェクトを監視対象から外したい場合は,このチェックボックスをチェックします。チェックすると,該当のホストオブジェクトはシステム構成ツリー上で非活性になります。また,設定情報は表示されますが,変更できなくなります。
[オブジェクト名]
ウィザードで設定したホストオブジェクト名が表示されます。変更したい場合は,63バイト以内で設定します。変更する際は,システム構成ツリー上で重複しない名称を設定してください(ただし,リンクオブジェクトは除く)。名称が重複した場合は,システム構成ツリー上の該当のオブジェクトが赤く表示されます。
[オブジェクトタイプ]
ウィザードで設定したホストオブジェクトのタイプが表示されます。この項目は変更できません。
[ホスト名]
ウィザードで設定したホストオブジェクトのホスト名,またはIPアドレスが表示されます。この値は採取ツールに渡されるため,同一採取ツールに対しては,ほかのホストオブジェクトと重複しない名称を設定してください。名称が重複した場合は,入力した文字列およびシステム構成ツリー上の該当のオブジェクトが赤く表示されます。
[サービスID]
採取ツールがPFMの場合,監視対象となるPFM - AgentのAgent StoreのサービスIDを1,023バイト以内で設定します。サービスIDはPFMのjpcctrl listコマンドで確認できます。サービスIDは,2バイト目が「S」であることから判別できます。なお,サービスIDの1バイト目は,プロダクトIDと同じ値となっており,PFM - Agent製品ごとに異なるため,オブジェクトタイプに対応したサービスIDを指定する必要があります。
オブジェクトタイプとAgent StoreのサービスIDの対応については,「4.2.3(21) PFMを採取ツールとした場合に指定するサービスID(ServiceID)について」を参照してください。なお,サービスIDにはワイルドカード(*や?)は指定できません。
[採取ツール]
ウィザードで設定したメトリックの採取ツールが表示されます。変更する場合は,[変更]ボタンをクリックします。
[変更]ボタン
このボタンをクリックすると[採取ツール変更]画面が表示され,採取ツールを変更できます。
[備考]
ウィザードで設定したコメントが表示されます。追加,変更する場合は255バイト以内で設定します。この項目は省略できます。

(d) アプリケーションオブジェクトを選択した場合

システム構成ツリーでアプリケーションオブジェクトを選択した場合の[属性]タブを次の図に示します。各項目には,[アプリケーション追加]ウィザードで設定した基本情報が表示されます。

図9-9 [属性]タブ(アプリケーションオブジェクト選択時)

[図データ]

表示項目について説明します。

[オブジェクトを監視対象から外す]チェックボックス
選択しているアプリケーションオブジェクトを監視対象から外したい場合は,このチェックボックスをチェックします。チェックすると,該当のアプリケーションオブジェクトはシステム構成ツリー上で非活性になります。また,設定情報は表示されますが,変更できなくなります。
[オブジェクト名]
ウィザードで設定したアプリケーションオブジェクト名が表示されます。変更したい場合は,63バイト以内で設定します。変更する際は,システム構成ツリー上で重複しない名称を設定してください(ただし,リンクオブジェクトは除く)。名称が重複した場合は,システム構成ツリー上の該当のオブジェクトが赤く表示されます。
[オブジェクトタイプ]
ウィザードで設定したアプリケーションオブジェクトのタイプが表示されます。この項目は変更できません。
[ホスト名]
アプリケーションオブジェクトが実行されるホストのホスト名,またはIPアドレスが表示されます。
ホストオブジェクトの下のアプリケーションオブジェクトを選択した場合,上位ホストオブジェクトに設定されているホスト名,またはIPアドレスが表示され,値は変更できません。
システム,またはグループの下のアプリケーションオブジェクトを選択した場合,ウィザードで設定したホスト名,またはIPアドレスが表示されます。変更したい場合は,255バイト以内で設定します。
[サービスID]
採取ツールがPFMの場合,監視対象となるPFM - AgentのAgent StoreのサービスIDを1,023バイト以内で設定します。サービスIDはPFMのjpcctrl listコマンドで確認できます。サービスIDは,2バイト目が「S」であることから判別できます。なお,サービスIDの1バイト目は,プロダクトIDと同じ値となっており,PFM - Agent製品ごとに異なるため,オブジェクトタイプに対応したサービスIDを指定する必要があります。
オブジェクトタイプとAgent StoreのサービスIDの対応については,「4.2.3(21) PFMを採取ツールとした場合に指定するサービスID(ServiceID)について」を参照してください。なお,サービスIDにはワイルドカード(*や?)は指定できません。
[採取ツール]
ウィザードで設定したメトリックの採取ツールが表示されます。変更する場合は,[変更]ボタンをクリックします。
[変更]ボタン
このボタンをクリックすると[採取ツール変更]画面が表示され,採取ツールを変更できます。
[備考]
ウィザードで設定したコメントが表示されます。追加,変更する場合は255バイト以内で設定します。この項目は省略できます。

(2) [メトリック採取]タブ

システム構成ツリー上で選択したオブジェクトのメトリックの採取条件を設定できます。なお,各設定項目には,テンプレート定義で設定した値がデフォルトで表示されます。

図9-10 [メトリック採取]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[メトリック名]
採取できるメトリックの名称が表示されます。
[平滑化方法]
メトリックに複数のインスタンスがある場合,どの値をメトリック値にするかを,最大値,平均値,最小値,合計値から選択します。インスタンスが一つの場合はどれを選んでも同じ値になります。デフォルトはメトリックタイプによって異なります。詳細については,「付録D.1 メトリック一覧」を参照してください。
[インスタンス保存]チェックボックス
複数のインスタンスがある場合,個々のインスタンスの値をデータベースに保存するかどうかチェックします。デフォルトはチェックされていません(個々のインスタンスの値を保存しません)。
なお,インスタンス保存の指定に関係なく,平滑化したメトリック値はPAMDBに保存されます。採取ツールとしてPFMを使用し,かつ,単数インスタンスレコードのフィールドであるメトリックに対して,インスタンス保存をするよう設定しても,PAMDBには平滑化したメトリック値しか登録されません。
[採取ツール]
メトリックの採取ツールを,プルダウンメニューから選択します。メトリックを採取しない場合は「-(ハイフン)」を選択します。
注意事項
メトリックがステータスメトリックの場合,採取ツール以外は変更できません。また,ステータスメトリックの採取ツールにインポートを選択することはできません。

(3) [メトリックしきい値]タブ

システム構成ツリー上で選択したオブジェクトのメトリックのしきい値条件を設定できます。メトリックごとにしきい値を指定します。なお,各設定項目には,テンプレート定義で設定した値がデフォルトで表示されます。

図9-11 [メトリックしきい値]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[メトリック名]
採取できるメトリックの名称が表示されます。
[判定種別]
Bottleneck Analyzerに警告メッセージを発行するタイミングを設定します。
  • [U]:しきい値を上回った場合に警告メッセージを出す
  • [L]:しきい値を下回った場合に警告メッセージを出す
  • [-]:しきい値による判定はしない
[警戒しきい値]および[危険しきい値]
しきい値を指定します。[判定種別]に[U]または[L]を設定した場合は,必ず指定してください。
しきい値は,±1.79769×10-308 ~ ±1.79769×10308 の倍精度実数の範囲内で指定してください。
警戒しきい値と危険しきい値に同じ値を設定した場合は,警戒域がなくなります。
しきい値のデフォルトは,メトリックごとに異なります。詳細については,「付録D.1 メトリック一覧」を参照してください。
[重要度]
メトリックの重要度を指定します。ここで設定した重要度を使って,Bottleneck Analyzerの[警告メッセージフィルター設定]画面で,警告メッセージをフィルタリングできます。
  • [1]:最重要
  • [2]:重要
  • [3]:一般
重要度のデフォルトは,メトリックごとに異なります。詳細については,「付録D PFM - Analysisで収集するメトリック」を参照してください。
注意事項
メトリックがステータスメトリックの場合,重要度以外は変更できません。

(4) [しきい値連続超過]タブ

システム構成ツリーで選択しているオブジェクトのメトリックごとに,しきい値の連続超過回数を設定できます。なお,各設定項目には,テンプレート定義で設定した値がデフォルトで表示されます。

しきい値連続超過回数を設定すると,しきい値の超過が連続して起こった回数で危険度が判定されます。しきい値連続超過回数については,「2.3.2 メトリックの危険度」のしきい値連続超過回数による判定の説明を参照してください。

図9-12 [しきい値連続超過]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[メトリック名]
採取できるメトリックの名称が表示されます。
[警戒連続超過回数]
警戒しきい値の連続超過回数を1~99の範囲で指定します。デフォルトは,メトリックごとに定義されている警戒しきい値の連続超過回数です。なお,[メトリックしきい値]タブの[判定種別]で[-]を設定しているメトリックに対しては,連続超過回数を指定することはできません。
[危険連続超過回数]
危険しきい値の連続超過回数を1~99の範囲で指定します。デフォルトは,メトリックごとに定義されている危険しきい値の連続超過回数です。なお,[メトリックしきい値]タブの[判定種別]で[-]を設定しているメトリックに対しては,連続超過回数を指定することはできません。

(5) [インスタンスフィルター]タブ

複数のインスタンスがある場合,特定のインスタンスを監視対象とするか,監視対象外とするかを設定できます。監視対象外となったインスタンスはPAMDBに保存されないため,分析には使用できません。また,平滑化の対象にもなりません。未使用のポートの回線使用率などを監視対象外として設定しておくことをお勧めします。

図9-13 [インスタンスフィルター]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[メトリック]
インスタンスフィルターの設定をするメトリックをコンボボックスから選択します。インスタンスフィルターの設定は,ここで選択したメトリックごとに設定されます。
[フィルタータイプ]
[メトリック]で選択したメトリックのフィルタータイプを次のどちらかから選択します。
  • 必要インスタンス
  • 不要インスタンス
デフォルトは「不要インスタンス」となります。
[フィルターリスト]
現在のインスタンスフィルターの設定が,表形式で表示されます。表の1行が一つのメトリックの設定を表します。表示項目を次に示します。
[メトリック]
メトリックの名前が表示されます。
[フィルタータイプ]
[インデックスXX](XXは1~10の数字)に表示されるインスタンスインデックスのフィルタータイプが表示されます。
[インデックスXX](XXは1~10の数字)
フィルターの対象とするインスタンスインデックスがインデックス1から順に最大10個表示されます。
[備考]
メトリックに設定されている備考が表示されます。
[追加]
[インスタンスフィルター追加]画面を起動し,設定内容を[フィルターリスト]に追加します。詳細は「9.2.10 [インスタンスフィルター追加]画面」を参照してください。
[削除]
選択されたインスタンスインデックスを[フィルターリスト]から削除します。