4.1.2 UNIXでのPFM - Analysisの起動と終了

UNIXでのPFM - Analysisの起動および停止は,コマンドで実行します。

<この項の構成>
(1) PFM - Analysisのサービス一覧
(2) サービスの自動起動の設定

(1) PFM - Analysisのサービス一覧

UNIXに対応しているPFM - Analysisは,PFM - Analysis Adaptorです。PFM - Analysis Adaptorのサービスを次に示します。

表4-5 PFM - Analysis Adaptorのサービス

サービス名機能対応するプロセス
PAM - SSO AdaptorSSOアダプター。JP1/SSOでメトリックを収集するためのサービスです。JP1/SSOを採取ツールにしている場合に起動している必要があります。paassoadptd
PAM - PFM AdaptorPFMアダプター。PFMでメトリックを収集するためのサービスです。PFMを採取ツールにしている場合に起動している必要があります。paapfmadptd

注※ サービス名はマニュアルで使用するもので,このサービス名などがシステムに登録されることはありません。対応するプロセスがバックグラウンドプロセスとして動作します。


UNIXの場合,PFM - Analysis Adaptorの起動および停止は,コマンドで行います。コマンドの詳細については,「10. コマンド」の「paastart(PFM - Analysis Adaptorを起動する・UNIX版)」または「paastop(PFM - Analysis Adaptorを停止する・UNIX版)」を参照してください。

(2) サービスの自動起動の設定

システムの起動および停止にあわせて,PFM - Analysis Adaptorを自動起動,自動停止する場合は,次の手順を実行して,スクリプトを有効にしてください。なお,次の手順は,スーパーユーザー権限で実行してください。

# cd PFM - Analysis Adaptorのインストール先ディレクトリ
# cp -p paastartauto.model paastartauto
# cp -p paastopauto.model paastopauto

自動起動,自動停止用のスクリプトを無効にする場合は,上記の手順で作成したファイルを削除してください。

なお,上記自動起動・終了用のスクリプトではPFM - Analysis Adaptorに含まれるすべてのサービスが起動するよう設定されています。自動起動・終了するサービスを指定したい場合は,スクリプト内の次の2行から不要なサービスをコメントアウトしてください。次はPAM - PFM Adaptorサービスを起動しない場合の例です。

[図データ]