6.5 データのインポート

任意の監視プログラムで収集した稼働性能情報をPAMDBにインポートして,PFM - Analysisで分析を実行できるようになります。インポートの流れを,次の図に示します。

図6-2 データインポートの流れ

[図データ]

それぞれの手順を説明します。

  1. 監視システム構成の定義
    Definerを使用して,インポートするオブジェクトを定義します。メトリックの採取ツールタイプには,「インポート」を設定してください。
  2. インポート定義ファイルの作成
    インポートする稼働性能情報ごとにインポート定義ファイルを作成します。インポート定義ファイルの記述形式は,「11.2.10 インポート定義ファイル」を参照してください。
  3. pamimportコマンドの実行
    PFM - Analysis Managerでpamimportコマンドを実行して,稼働性能情報をPAMDBに格納します。

PFM,JP1/AppManager,NNM,JP1/SSOなどで出力したデータをインポートできます。そのほかの監視プログラムでも,PFM - Analysisでインポートできるファイル形式でデータを出力できる場合はインポートできます。PFM - Analysisがインポートできるファイル形式については,「2.7.1 データのインポート」を参照してください。それ以外のデータをインポートしたい場合は,PFM - Analysisでインポートできる形式に変換してください。

次に,PFM,JP1/AppManager,NNM,JP1/SSOのデータをインポートする場合の運用例を説明します。また,複数のインスタンスがある稼働性能情報をインポートする例も説明します。

なお,以降では監視プログラムでのエクスポート,PFM - Analysisのインポート定義ファイルの作成,インポートコマンドの実行について説明します。PFM - Analysisで監視システム構成を定義する手順については,「5. 監視システム構成の定義」を参照してください。

<この節の構成>
6.5.1 PFMのデータをインポートする例
6.5.2 JP1/AppManagerのデータをインポートする例
6.5.3 NNMのデータをインポートする例
6.5.4 JP1/SSOのデータをインポートする例
6.5.5 複数のインスタンスを持つ稼働性能情報をインポートする例
6.5.6 インポートの注意事項