(1) 採取する稼働性能情報
VPISでは,HTTP(S),SMTP,POP3,IMAP4,DNS,DHCP,FTP,TCPといったプロトコルによって実現されているサービスの応答時間などを計測します。PFM - Analysisでは,これらをサービスオブジェクトとして監視できます。なお,VPISが収集するメトリックの詳細については,「付録D.3 ISアダプターで収集するメトリックの詳細」を参照してください。
(2) メトリックの回収契機
PFM - Analysisは,JP1/Performance Analysis - AdaptorのJP1/PA - Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)でISアダプターに設定されたメトリック値の回収間隔ごとに,VPISが収集したメトリックを収集します。JP1/PA - Adaptor動作条件定義ファイルについては,マニュアル「JP1/Performance Analysis」を参照してください。
(3) 監視条件の設定方法
監視条件の設定は,VPIS側で行います。なお,VPISで設定した監視条件を抽出したファイルをPFM - Analysisに転送しておくと,Definerにファイルの内容が読み込まれるため,手入力に比べて設定する際の負担や入力ミスが軽減されます。操作方法については,「5.4.2 VPISの監視条件設定」を参照してください。また,VPISでの監視条件の設定については,マニュアル「JP1/VantagePoint Internet Services」を参照してください。