3.3.1 PFM - Analysis Managerのセットアップ

<この項の構成>
(1) 新規インストールの場合
(2) バージョンアップの場合

(1) 新規インストールの場合

新規インストール時のPFM - Analysis Managerのセットアップについて説明します。

(a) PAMDBのセットアップ

PAMDBをセットアップするには,pamdbsetupコマンドを実行します。pamdbsetupコマンドについては,「10. コマンド」の「pamdbsetup(PAMDBをセットアップする)」を参照してください。

なお,PAMDBのセットアップを開始する前に,「4.2.4 PAMDBの運用に関する注意事項」を参照してください。

(b) PFM - Analysis Managerの動作条件定義

PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)に,PFM - Analysis Managerのポート番号や時間粒度などを設定します。PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイルについては,「11.2.1 PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)」を参照してください。

(c) 採取ツールの設定

採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)に,採取ツールとして使用するプログラムを定義しておきます。採取ツール定義ファイルには,インストールとセットアップ前の準備として決定したツールIDおよびアダプター識別名を設定してください。また,採取ツールとしてJP1/SSOおよびJP1/DSSOを使用している場合は,ツールサーバ名についても指定してください。採取ツール定義ファイルについては,「11.2.2 採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)」を参照してください。

(d) テンプレート定義,採取ツール定義のPAMDB登録

PFM - Analysisがサポートしている監視対象の種類,メトリック種別,および採取ツールをPAMDBに登録します。監視対象やメトリック種別は,テンプレート定義ファイルに定義されています。pamloadtmplコマンドを実行すると,テンプレート定義ファイルと(c)で作成した採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)を読み込み,PAMDBへ登録します。

PFM - Analysisが標準でサポートしている監視対象を監視する場合は,PFM - Analysisが提供しているテンプレート定義ファイルをそのまま使用します。ユーザーが任意に監視対象や監視項目を追加したい場合は,ユーザー拡張用のテンプレート定義ファイルに定義を追加します。この場合,PFM - Analysisが提供しているテンプレート定義ファイル,およびユーザー拡張用のテンプレート定義ファイルが読み込まれます。

任意の監視対象や監視項目を追加する方法については,「8. ユーザー拡張」を参照してください。pamloadtmplコマンドについては,「10. コマンド」の「pamloadtmpl(テンプレート定義,採取ツール定義を登録する)」を参照してください。

(2) バージョンアップの場合

バージョンアップ時のPFM - Analysis Managerのセットアップについては,「付録J 移行手順と移行時の注意事項」を参照してください。