SNMPエージェントから収集したリソース情報をインポートできます。ここでは,「トータルCPU」のデータを,PFM - Analysisにインポートする例を説明します。
(1) JP1/SSOからのエクスポート
次のどちらかの手順で,JP1/SSOのデータをエクスポートしてください。
この例では,ssoextractlogコマンドを実行して,「sso.out」というファイルにエクスポートします。エクスポートしたファイルの例を次に示します。
コンピュータ:CPU利用率,host1,0,%
収集日,収集時刻,トータルCPU,ユーザCPU,システムCPU,ウエイトCPU
2006/04/05,20:32:46,10.66,2.68,7.98,-
2006/04/05,20:35:46,13.24,2.95,10.30,-
2006/04/05,20:38:46,4.77,0.91,3.85,-
2006/04/05,20:41:46,7.01,1.58,5.43,-
2006/04/05,20:44:46,4.89,0.82,4.07,-
-中略-
2006/04/05,21:15:46,15.16,6.63,8.53,-
2006/04/05,21:18:46,11.24,3.03,8.21,-
2006/04/05,21:21:46,4.85,0.84,4.00,-
2006/04/05,21:24:46,6.79,2.00,4.80,-
2006/04/05,21:27:46,10.01,3.10,6.91,-
最大,,15.16,6.63,10.30,-
最小,,4.77,0.82,3.85,-
平均,,8.80,2.75,6.05,-
(2) インポート定義ファイルの作成
インポート定義ファイルの例を次に示します。インポート定義ファイルは,「sso_to_pam.conf」という名称で保存します。
[Target]
object_name=host1
metric_name=CPU使用率
[File Format]
delimiter=COMMA
start_row=3
time_format=5
date_column=1
time_column=2
[Instance]
instance_flag=0
# instance_type=
instance_column=3
# instance_identifier_column=
# instance_identifier=
instance_index=CPU1
[Option]
# fill_deficit=
# particle_size_correction=
# add_terminal_data=
(3) インポートコマンドの実行
PFM - Analysis Managerで,pamimportコマンドを実行します。実行例を次に示します。
pamimport -d C:¥importdata¥sso_to_pam.conf -t C:¥importdata¥sso.out
コマンドを実行すると,三つの行を日時フォーマット不正とみなして無視したことを表す警告が出力されます。この警告は,JP1/SSOからエクスポートしたファイルの最後についている3行のフッター部分を無視したことを表すもので,インポートの実行には問題ありません。この警告を出さないようにするためには,フッター部分を削除してからインポートするようにしてください。