pamdbcleanup(保持期間を超過したデータを一括して削除する)
形式
pamdbcleanup [-t 削除調節時間]
機能
保持期間を超過したデータを一括して削除します。PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)の[Metric]セクションのmtr_holddateキー,smryz_holddateキーおよびmsg_holddateキーに指定された保持期間を超過したデータを一括して削除します。通常,メトリックは自動的に削除されるので,このコマンドを実行する必要はありません。このコマンドは,収集デーモンを長期間停止していた場合や,メトリックの保持期間を短くした場合など,削除するデータが大量に発生する場合に使用します。
実行権限
Administrators権限
格納先ディレクトリ
インストール先ディレクトリ¥manager¥bin
引数
-t
保持期間を短く調節するための時間(削除調節時間)を時間単位で指定してください。このコマンドの削除処理では,コマンド実行にかかる時間を考慮し,指定された削除調節時間だけデータを余分に削除します。このコマンド実行後に保持されるデータは,PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)で指定された保持期間より,削除調節時間だけ未来の時刻までのデータとなります。
削除調節時間は,1~720時間の範囲で指定してください。省略した場合はデフォルト値(24時間)を使用します。通常指定する必要はありません。
注意事項
- コマンドの実行時間は,PAMDBのサイズと,格納されたデータの量に依存します。
- コマンドの実行を中断すると,PAMDBが破壊されます。コマンドの実行を中断しないでください。
- このコマンドの実行前に,必ずbackup.batでPAMDBのバックアップを取得してください。なお,コマンドの実行に失敗した場合は,バックアップしたデータをリカバリーしてから再度コマンドを実行してください。
- このコマンドを実行すると,実行するかどうかを確認するメッセージが出力されます。実行する場合は「Y」または「y」を,実行を中止する場合は「N」または「n」を入力してください。
- このコマンドは,PAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスを停止した状態で実行してください。PAM - PAMDBサービスは動作している必要があります。
- このコマンドの実行時にPAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスが動作していた場合でも,PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)の[Command]セクションのauto_service_stopキーの指定によってPFM - Analysis Managerのサービスを自動的に停止できます。詳細については「11.2.1 PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイル(pam.conf)」を参照してください。
- クラスタシステムで運用している場合は,PAM - PAMDB Cluster Serviceサービスについても動作している必要があります。クラスタシステムでの運用については「13.8 クラスタ環境での運用」を参照してください。
- このコマンドの実行後には,reorganization.batコマンドによるPAMDBの再編成,またはpamdbreclaim.batコマンドによるPAMDBの空きページ解放を実行することをお勧めします。
- このコマンドは,同時に複数実行しないでください。
戻り値
0 | 正常終了 |
1 | コマンドの引数エラー |
2 | 実行時エラー |
3 | ユーザーによる中断 |