11.2.2 採取ツール定義ファイル(pamcoltool.conf)

使用する採取ツールを定義します。このファイルを変更した場合は,pamloadtmplコマンドを実行してください。

<この項の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 定義例

(1) 書式

[Collect Tool]
tool_id=ツールID
tool_type={SSO|IS|ESP|PFM}
adpt_name=アダプター識別名
tool_servname=ツールサーバ名

採取ツールの数だけ,繰り返し定義します。

(2) 定義内容

Collect Toolセクション

表11-10 Collect Toolセクションの定義内容

キー名必須指定する値
tool_id
((1~99999))
採取ツールのIDを指定します。ほかの採取ツールと重複しないIDを指定してください。
採取ツールサーバにJP1/DSSOを使用する場合は,JP1/DSSOとJP1/DSSOが接続するJP1/SSOに異なるIDを指定し,別々の採取ツールサーバとして定義してください。
tool_type
((SSO,IS,ESP,PFM))
採取ツールの種類を指定します。
採取ツールサーバがJP1/DSSOの場合,採取ツールの種類はJP1/SSOと同じように扱われるため,「SSO」を指定してください。
adpt_name
((31バイト以内の英数字および半角の「(」「)」(丸括弧),「-」(ハイフン),「_」(アンダーバー)))
採取ツールに接続するアダプターの識別名称を指定します。
採取ツールがJP1/SSOの場合
PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)のssoadpt_nameに指定した識別名称を指定します。
採取ツールがVPISの場合
JP1/Performance - AnalysisのJP1/PA - Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)のisadpt_nameに指定した識別名称を指定します。マニュアル「JP1/Performance Analysis」を参照。
採取ツールがESPの場合
JP1/ESPの定義ファイルに指定した識別名称を指定します。
採取ツールがPFMの場合
PFM - Analysis Adaptor動作条件定義ファイル(paa.conf)のpfmadpt_nameに指定した識別名称を指定します。
識別名称は,すべての採取ツールでユニークな値を設定してください。なお,採取ツールサーバがJP1/DSSOの場合は,JP1/DSSOが接続するJP1/SSOと同じ識別名称を指定してください。
tool_servname採取ツールがJP1/SSOの場合,採取ツールのホスト名またはIPアドレスを指定します。PFM - Analysis Adaptorで認識できるホスト名またはIPアドレスを指定してください。なお,ローカルループバックアドレス(127.0.0.1および対応するホスト名)は使用しないでください。
採取ツールサーバがJP1/DSSOの場合,JP1/DSSOのホスト名またはIPアドレスを指定してください。指定できるホスト名またはIPアドレスの条件は,JP1/SSOの場合と同じです。
(凡例)
○:必須項目
注※
採取ツールがJP1/SSOの場合に必須です。JP1/ESPやVPIS,PFMを採取ツールにしている場合,値は省略してください。なお,省略する場合でも,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。

(3) 定義例

採取ツール定義ファイルの定義例を次に示します。この定義例では,採取ツールとしてJP1/SSO,JP1/ESP,VPISを各一つずつ,PFMを二つ使用することを定義しています。

[Collect Tool]
tool_id=1001
tool_type=SSO
adpt_name=SSO_01
tool_servname=ssohost

tool_id=1002
tool_type=ESP
adpt_name=ESP_01
tool_servname=

tool_id=1003
tool_type=IS
adpt_name=IS_01
tool_servname=

tool_id=1004
tool_type=PFM
adpt_name=PFM_01
tool_servname=

tool_id=1005
tool_type=PFM
adpt_name=PFM_02
tool_servname=