1.3.6 URLグループの稼働状況の監視

URLグループの稼働状況を監視することで,URLグループの応答時間の低下や応答障害を検出したり,予測したりできます。

URLグループの稼働状況は,ソリューションセットで提供している「URL Group Request」アラームを使用することで監視できます。

ソリューションセット「URL Group Request」アラームを次の表に示します。

表1-6 URL Group Requestアラーム

アラーム使用レコード使用フィールド異常条件警告条件値の見方
URL Group RequestPI_WEBUMax Waiting Request Queue %Max Waiting Request Queue % >= 100Max Waiting Request Queue % >= 80実行待ちキューへのリクエスト滞留率が80%以上になったら警告とする。
滞留率が100%に達して,リクエストがキューからあふれた場合に異常とする。
Overflow Request CountOverflow Request Count >= 1Overflow Request Count >= 0
しきい値に対する考え方
実行待ちキューに滞留しているリクエスト数が多くなり,リクエストへの応答時間が長くなっているおそれがあります。また,実行待ちキューからリクエストがあふれることによって,リクエストへの応答がエラーになっているおそれがあります。
対処方法
実行待ちキューに滞留しているリクエスト数が多くなった要因を調査してください。
要因としては,リクエスト数の増大が考えられます。この場合,実行待ちキューサイズを見直してください。

URL Group Requestアラームの詳細については,「5. ソリューションセット」の「URL Group Request」を参照してください。