MCF経由でメッセージを受信するシステムで受信メッセージを処理するMHPのサービスグループが閉塞すると,メッセージが受信されません。これによって未処理のメッセージがMCF入力キューに滞留してしまい,業務処理が正常に実行できなくなるおそれがあります。
このため,MCF入力キューの滞留状況を監視することは重要です。MCF入力キューの滞留状況は,受信メッセージ数を監視することで確認できます。
(1) 関連するソリューションセット
MCF入力キューの滞留状況を監視するために使用できるソリューションセットを次の表に示します。
表1-3 MCF入力キューの滞留状況を監視するために使用できるソリューションセット
アラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 |
---|---|---|---|---|
Rcv Msg Count | PD_MCFG | 受信メッセージ数 | Rcv Msg Count > 100 | Rcv Msg Count > 50 |
(2) 監視方法
Rcv Msg Countアラームによって異常を検知した場合,次に示すソリューションセットを使用することでMCFメッセージの送信に関連する状況を確認できます。
さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,OpenTP1やOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。