4.7.1 インスタンス環境の更新の設定

クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードのPFM - Agentホストで実施します。

更新する情報については,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(Windowsの場合),または「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(UNIXの場合)を参照して,あらかじめ確認してください。ドミノサーバのインスタンス情報の詳細については,ドミノサーバのマニュアルを参照してください。

論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpchasetup listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcinssetupコマンドを使用します。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. 論理ホスト名とインスタンス名を確認する。
    更新したいインスタンス環境で動作しているPFM - Agent for Dominoを示すサービスキーを指定して,jpchasetup listコマンドを実行します。
    例えば,PFM - Agent for Dominoの論理ホスト名とインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpchasetup list agtl

    設定されている論理ホスト名がjp1-hal,インスタンス名がDomino01の場合,次のように表示されます。

    [図データ]

  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Dominoのサービスが起動されている場合は,クラスタソフトからサービスを停止する。
  3. 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Dominoを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcinssetupコマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for Dominoの論理ホスト名がjp1-hal,インスタンス名がDomino01のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcinssetup agtl -lhost jp1-hal -inst Domino01

  4. ドミノサーバのインスタンス情報を更新する。
    PFM - Agent for Dominoのインスタンス情報を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - Agent for Dominoのインスタンス情報については,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(Windowsの場合),または「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(UNIXの場合)を参照してください。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
  5. 更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。
    サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
注意
更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。