JP1/Performance Management - Agent Option for Domino

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


8.3.2 notesrestart(ドミノサーバ再起動コマンド)の使用方法および使用例

<この項の構成>
(1) 環境設定
(2) 使用方法
(3) 使用例

(1) 環境設定

(a) Windowsの場合

(b) UNIX(AIX,Solaris)の場合

  1. rootユーザーで,ドミノディレクトリを環境変数(NOTESDIR)に設定する。
    Bシェルを使用する場合の設定例を次に示します。
    NOTESDIR=/opt/lotus
    export NOTESDIR
  2. rootユーザーで,ドミノプログラムディレクトリを環境変数(Notes_ExecDirectory)に設定する。
    Bシェルを使用する場合の設定例を次に示します。
    ・AIXの場合
     Notes_ExecDirectory=/opt/lotus/notes/latest/ibmpow
     export Notes_ExecDirectory
    ・Solarisの場合
     Notes_ExecDirectory=/opt/lotus/notes/latest/sunspa
     export Notes_ExecDirectory

(2) 使用方法

ドミノサーバ再起動コマンドは,PFM - Agent for Dominoとともに,次のディレクトリにインストールされます。

Performance Managementのアラーム定義で使用する場合,実行するアクション種別にコマンドを設定し,実行するコマンド名として,notesrestartコマンドを設定してください。

アラーム定義については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。

(3) 使用例

ドミノサーバ再起動コマンドの使用例を次に示します。

(a) 前提条件

前提条件は次のとおりです。

(b) アラーム発生のシナリオ

ドミノサーバ全体の使用メモリーの合計が,3回連続で一定の値を超えた場合,異常アラームを通知してドミノサーバを再起動します。警告アラーム発生時にはEメールを送信します。

(c) アラームの定義例

アラームの定義例は,次のとおりです。

タブ名 項目 設定値
基本情報 発生頻度 発生頻度を満たした時にアラーム通知する
3回しきい値超過/3インターバル中
アラーム条件式 レコード System Overview (PI_PI)
フィールド Mem Alloc Kbytes
異常条件 Mem Alloc Kbytes>300,000KB※1
警告条件 Mem Alloc Kbytes>240,000KB※1
アクション 実行するアクション 異常時 コマンド
警告時 Eメール
アクション定義 コマンドの定義 コマンド名 notesrestart※2
コマンド実行アクションハンドラ Local
メッセージテキスト ""△C:\Lotus\Domino△300△600
(△は半角スペースを示す)

注※1
異常/警告のしきい値は,使用環境によって異なります。

注※2
ドミノサーバ再起動コマンドを実行パスが設定されている場所に置いている場合,コマンド名だけを指定してください。実行パスにない場合は,フルパス名で指定してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (C) 2006,2008, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006,2008, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.