JP1/Performance Management - Agent Option for Domino

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2.4.2 インスタンス環境の更新の設定

インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の更新は,PFM - Agentホストで実施します。

更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。ドミノサーバのインスタンス情報の詳細については,ドミノサーバのマニュアルを参照してください。

表2-7 PFM - Agent for Dominoのインスタンス情報

項目 説明 設定できる値 デフォルト値
Instance この値は更新できない。設定値だけが表示される。
Domino Program Directory この値は更新できる。監視対象のドミノサーバのプログラムフォルダをフルパス名で指定する。(Windows版は省略可能) 255バイト以内の半角文字列。 前回の設定値。
notes.ini この値は更新できる。監視対象のドミノサーバインスタンスが使用するnotes.iniファイルのフルパス名を指定する。 255バイト以内の半角文字列。 前回の設定値。
User's mail template この値は更新できる。追加用の個人ユーザーメールデータベースのテンプレート名を指定する。 128バイト以内の半角文字列。
追加しない場合は「none」を指定する。
前回の設定値。
Days for period - excess この値は更新できる。個人ユーザーメールデータベースで,期間超過メールであると判断する日数を指定する。 0〜65535(単位:日)。 前回の設定値。
Minutes for remaining mail この値は更新できる。あるメールが滞留メールであると判断する時間を指定する。 0〜2147483647(単位:分)。 前回の設定値。
Minutes for dead mail この値は更新できる。あるメールがデッドメールであると判断する時間を指定する。 0〜2147483647(単位:分)。 前回の設定値。

(凡例)
−:なし

インスタンス名を確認するには,jpcinslistコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcinssetupコマンドを使用します。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. インスタンス名を確認する。
    PFM - Agent for Dominoを示すサービスキーを指定して,jpcinslistコマンドを実行します。
    jpcinslist agtl
    設定されているインスタンス名がDomino01の場合,Domino01と表示されます。
  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Dominoのサービスが起動されている場合は,停止する。
    サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
    jpcinssetupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
  3. PFM - Agent for Dominoを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcinssetupコマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for Dominoのインスタンス名Domino01のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
    jpcinssetup agtl -inst Domino01
  4. ドミノのインスタンス情報を設定する。
    表2-7に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
  5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
    サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

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