JP1/Performance Management - Agent Option for Domino
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の更新は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。ドミノサーバのインスタンス情報の詳細については,ドミノサーバのマニュアルを参照してください。
表2-7 PFM - Agent for Dominoのインスタンス情報
項目 説明 設定できる値 デフォルト値 Instance この値は更新できない。設定値だけが表示される。 − − Domino Program Directory この値は更新できる。監視対象のドミノサーバのプログラムフォルダをフルパス名で指定する。(Windows版は省略可能) 255バイト以内の半角文字列。 前回の設定値。 notes.ini この値は更新できる。監視対象のドミノサーバインスタンスが使用するnotes.iniファイルのフルパス名を指定する。 255バイト以内の半角文字列。 前回の設定値。 User's mail template この値は更新できる。追加用の個人ユーザーメールデータベースのテンプレート名を指定する。 128バイト以内の半角文字列。
追加しない場合は「none」を指定する。前回の設定値。 Days for period - excess この値は更新できる。個人ユーザーメールデータベースで,期間超過メールであると判断する日数を指定する。 0〜65535(単位:日)。 前回の設定値。 Minutes for remaining mail この値は更新できる。あるメールが滞留メールであると判断する時間を指定する。 0〜2147483647(単位:分)。 前回の設定値。 Minutes for dead mail この値は更新できる。あるメールがデッドメールであると判断する時間を指定する。 0〜2147483647(単位:分)。 前回の設定値。
- (凡例)
- −:なし
インスタンス名を確認するには,jpcinslistコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcinssetupコマンドを使用します。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Dominoを示すサービスキーを指定して,jpcinslistコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がDomino01の場合,Domino01と表示されます。
jpcinslist agtl
- 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for Dominoのサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcinssetupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
- PFM - Agent for Dominoを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcinssetupコマンドを実行する。
例えば,PFM - Agent for Dominoのインスタンス名Domino01のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcinssetup agtl -inst Domino01- ドミノのインスタンス情報を設定する。
表2-7に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
- 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
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