ここでは,PFM - Agent for Microsoft SQL Serverを運用するための,セットアップについて説明します。
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) PFM - Agent for Microsoft SQL Serverの登録
PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for Microsoft SQL Serverを登録する必要があります。
PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,PFM - Agentの登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは手動で登録する必要があります。なお,PFM - Agent for Microsoft SQL Serverのデータモデルのバージョンについては,「付録H バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agentの登録の流れを次に示します。
図2-3 PFM - Agentの登録の流れ
(a) PFM - Agent for Microsoft SQL Serverのセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for Microsoft SQL ServerインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
表2-2 コピーするセットアップファイル
PFM - Agentの セットアップファイル | コピー先 | ||
---|---|---|---|
PFMプログラム名 | OS | コピー先フォルダ | |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtqw.EXE | PFM - Manager | Windows | PFM - Managerのインストール先フォルダ¥setup¥ |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtqu.Z | UNIX | /opt/jp1pc/setup/ | |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtqw.EXE | PFM - Web Console | Windows | PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ¥setup¥ |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtqu.Z | UNIX | /opt/jp1pcwebcon/setup/ |
(b) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - ManagerでPFM - Agent for Microsoft SQL Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcagtsetup agtq
PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除してもかまいません。
(c) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for Microsoft SQL Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。
(2) インスタンス環境の設定
インスタンス環境の設定では,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境を設定する場合は,この手順を繰り返し実施します。
次に手順について説明します。
(a) インスタンス情報を設定する
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverで監視するMicrosoft SQL Serverのインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の表の情報をあらかじめ確認してください。Microsoft SQL Serverのインスタンス情報およびMicrosoft SQL Serverのユーザー認証の詳細については,Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照してください。
表2-3 PFM - Agent for Microsoft SQL Serverのインスタンス情報
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
Microsoft SQL Serverのインスタンス名 | 監視対象となるMicrosoft SQL Serverのインスタンス名。 | Microsoft SQL Serverのインストール方法によって,指定するインスタンス名は異なる。
| - |
SQL_HOST | 監視対象となるMicrosoft SQL Serverが稼働しているホスト名。論理ホストの場合は,論理ホスト名。 | - | PFM - Agent for Microsoft SQL Serverのインストール先ホスト名 |
SQL_USER※1 | SQL Server認証に使用するMicrosoft SQL Serverのユーザー名。 | 「sa」と同等の権限を持つユーザーアカウント(固定サーバロールsysadminメンバーアカウント)。 上記以外のアカウントを用意する場合は,「Microsoft SQL Server認証を行う場合のユーザーアカウントの権限」について説明している個所を参照のこと。 Windows認証で認証する場合は,半角スペース1文字にする。 | sa |
SQL_PASSWORD※1 | SQL Server認証に使用するMicrosoft SQL Serverのユーザーのパスワード。 | SQL_USERに対応するパスワード。 | - |
SQL_ERRORLOG | 監視対象となるMicrosoft SQL Serverインスタンスのエラーログファイル名(フルパス)。 | 512バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥LOG¥ERRORLOG |
STARTUP_PENDING※2 | PFM - Agent for Microsoft SQL Serverの起動から通常処理に移行するときのペンディング時間。 ペンディング機能については,「3.2.1(2) フェールオーバー時のペンディング機能」を参照してください。 | 0~3600(単位:秒)。 なお,0を指定した場合はペンディングが行われない。 | 0 |
LOG_PATH※2※3 | エージェントログの出力先フォルダ(フルパス)。 | 245バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| インストール先フォルダ¥agtq¥agent¥インスタンス名¥log |
LOG_SIZE※2 | エージェントログの1ファイルの最大サイズ。※4 | 1~32(単位:メガバイト)。 ただし,推奨は16以上。 | 16 |
TIMEOUT※2 | データベースアクセス時のクエリータイムアウト時間を秒単位で指定する。 | 1~3600(単位:秒)。 | 60 |
LOGIN_TIMEOUT※2 | データベースへの接続タイムアウト時間を秒単位で指定する。 | 1~3600(単位:秒)。 | 20 |
Store Version※5 | 使用するStoreバージョンを指定する。Storeバージョンについては「2.4.3 Storeバージョン2.0への移行」を参照のこと。 | 1.0または2.0 | 2.0 |
DB_FREE_PERC_OPTION※6※8 | PD_DSレコードのFree %フィールドがマイナス値になる場合の動作を指定する。 | {Y|N} 「Y」を指定した場合,DB_FREE_PERC_NUMBERで指定した値を設定する。「N」を指定した場合,Free %フィールドにマイナス値がそのまま設定される。 | Y |
DB_FREE_PERC_NUMBER※7※8 | PD_DSレコードのFree %フィールドがマイナス値になった場合に置き換える値を指定する。DB_FREE_PERC_OPTIONで「Y」を指定した場合のみ有効。 | -1~999 | 0 |
SQL_USERの指定値 | SQL_PASSWORDの指定値 | 認証方法 |
---|---|---|
sa | ユーザーsaのパスワード | SQL Server認証 |
指定しない(パスワードを設定していない場合) | ||
任意の半角文字列 | 指定したユーザーのパスワード | |
指定しない(パスワードを設定していない場合) | ||
半角スペース1文字 | 不要(入力しても無視される) | Windows認証 |
なお,上記の表の「Windows認証」は,PFM-Agent for Microsoft SQL Server サービスのアカウントで実施します。
LOG_PATHに指定したドライブの空き容量(MB) > LOG_SIZEの値×4 |
ハードディスクに十分な空き容量がない場合,エージェントログの採取エラーとなります。エージェントログについては「7.3 ログ情報」を参照してください。
インスタンス環境を構築するには,jpcinssetupコマンドを使用します。インスタンス環境の構築手順を次に示します。
jpcinssetup agtq -inst インスタンス名
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したホスト名,ユーザー名,パスワード,エラーログファイル名,ペンディング時間,エージェントログ出力先,またはエージェントログファイルサイズを変更したい場合は,再度jpcinssetupコマンドを実行し,インスタンス環境を更新してください。インスタンス環境の更新については,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
構築されるインスタンス環境を次に示します。
表2-4 インスタンス環境のフォルダ構成
フォルダ名・ファイル名 | 説明 | ||
---|---|---|---|
agent | インスタンス名 | jpcagt.ini | Agent Collectorサービス起動情報ファイル |
jpcagt.ini.model※ | Agent Collectorサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
log | ログファイル格納フォルダ | ||
store | インスタンス名 | jpcsto.ini | Agent Storeサービス起動情報ファイル |
jpcsto.ini.model※ | Agent Storeサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
*.DAT | データモデル定義ファイル | ||
dump | エクスポート先フォルダ | ||
import | 標準のデータベースインポート先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
backup | バックアップ先フォルダ | ||
log | ログファイル格納フォルダ | ||
partial | 標準のデータベース部分バックアップ先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
STPD | PDレコードタイプのパフォーマンスデータ格納先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
STPI | PIレコードタイプのパフォーマンスデータ格納先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) |
プロダクトID 機能ID インスタンス番号 インスタンス名 [ホスト名]
表2-5 Microsoft SQL ServerがMicrosoft SQL Server Databaseから性能情報を収集するために必要な権限
権限 | 内容 |
---|---|
sysadminサーバロール | PD_SQLレコードのSQL Textフィールドの情報を収集するために必要です。すべてのレコードを生成できます。 |
masterサーバーのdb_ownerデータベースロール | PD_PCACレコードのプロシージャキャッシュ情報を収集するために必要です。PD_SQLレコード以外のレコードを生成できます。 |
レコード生成時に使用するオブジェクトごとに必要な権限(詳細は表2-7を参照) | PD_SQL,PD_PCAC以外のレコードを生成するために必要です。 |
表2-6 Agent for Microsoft SQL Serverのレコード生成時に必要な権限
レコード | レコード生成時に必要な権限 | 説明 |
---|---|---|
| sysadminサーバロール | PD_SQLレコードを生成する場合,sysadminサーバロールの権限を持ったユーザーアカウントを使用してください。 |
| masterサーバーのdb_ownerデータベースロール | PD_SQLレコードを生成しない場合,masterサーバーのdb_ownerデータベースロールの権限を持ったユーザーアカウントを使用してください。 |
| レコード生成時に使用するオブジェクトごとに必要な権限(詳細は表2-7を参照) | PD_SQL,PD_PCACレコードを生成しない場合,レコード生成時に使用するオブジェクトごとに必要な権限を持ったユーザーアカウントを使用してください。 |
| Microsoft SQL Serverでの権限設定に依存しない | - |
表2-7 レコード生成時に使用するオブジェクトごとに必要な権限
レコード | 使用するオブジェクト | レコード生成時に必要な権限 |
---|---|---|
PD_CD | sp_configure | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sp_configureへのEXEC権限を設定しておく必要があります。 |
PI_RPDB | sp_replcounters | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sp_replcountersへのEXEC権限を設定しておく必要があります。 |
PD_JH | msdb..sysjobhistory | ログインに対するmsdbデータベースでのユーザーに,sysjobhistoryへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
msdb..sysjobsteps | ログインに対するmsdbデータベースでのユーザーに,sysjobstepsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
PD_RS | *..MSdistribution_history | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,MSdistribution_historyへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
PD,PD_LIC,PD_USER,PI | @@から始まるスカラ関数 | すべてのユーザーが実行できます。 |
PD,PD_DD,PD_DS,PD_RD,PD_RS,PD_SS,PI_DI,PI_RPDB,PI_SI | master..sysdatabases | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysdatabasesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
sp_databases | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sp_databasesへのEXEC権限を設定しておく必要があります。ただし,この項目は,sp_inst.sqlスクリプトを実行していない場合だけに有効です。 | |
A4QHITACHIPROCSPDATABASES | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,A4QHITACHIPROCSPDATABASESへのEXEC権限を設定しておく必要があります。ただし,この項目は,sp_inst.sqlスクリプトを実行している場合だけに有効です。 | |
master.dbo.spt_values | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,spt_valuesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
*..sysindexes | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sysindexesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
*..sys.indexes | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sys.indexesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。※1※2 | |
DBCC SQLPERF(LOGSPACE) | すべてのユーザーが実行できます。 Microsoft SQL Server 2005以降を監視する場合は,サーバへのVIEW SERVER STATE権限を設定しておく必要があります。 | |
msdb.dbo.backupset | ログインに対するmsdbデータベースでのユーザーに,backupsetへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
*..sysarticles | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sysarticlesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
*..syspublications | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,syspublicationsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
*..syssubscriptions | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,syssubscriptionsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
PD, PD_DD,PD_LD,PD_LOCK,PD_PDET,PD_USER,PI_DI | master..sysprocesses | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysprocessesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 Microsoft SQL Server 2005以降を監視する場合は,サーバへのVIEW SERVER STATE権限を設定しておく必要があります。 |
master..syslogins | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysloginsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
master..sysusers | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysusersへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
PD,PD_DD,PD_LD,PD_LOCK,PD_PDET,PD_USER | master..syslockinfo | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,syslockinfoへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 Microsoft SQL Server 2005以降を監視する場合は,サーバへのVIEW SERVER STATE権限を設定しておく必要があります。 |
*..sysobjects | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sysobjectsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 | |
PD,PD_LIC, PI, PI_SERV,PI_UCTR | master..sysperfinfo | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysperfinfoへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
PD_DD, PD_DS,PD_SS,PI_DI, PI_SI | *..sysfiles | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sysfilesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
PD_DS,PD_SS,PI_DI, PI_SI | *..sys.allocation_units | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sys.allocation_unitsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。※1 |
*..sys.partitions | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sys.partitionsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。※1 | |
*..sys.internal_tables | ログインに対するすべてのデータベースでのユーザーに,sys.internal_tablesへのSELECT権限を設定しておく必要があります。※1 | |
PD, PI, PI_SERV | DBCC SQLPERF(IOSTATS) | すべてのユーザーが実行できます。 |
DBCC SQLPERF(LRUSTATS) | ||
DBCC SQLPERF(NETSTATS) | ||
DBCC SQLPERF(RASTATS) | ||
PI_TLOG | DBCC SQLPERF(LOGSPACE) | すべてのユーザーが実行できます。 Microsoft SQL Server 2005以降を監視する場合は,サーバへのVIEW SERVER STATE権限を設定しておく必要があります。 |
PD_USER | master..syslogins | ログインに対するmasterデータベースでのユーザーに,sysloginsへのSELECT権限を設定しておく必要があります。 |
(3) ストアドプロシージャの登録
監視対象のMicrosoft SQL Serverインスタンスのmasterデータベースに,次に示すストアドプロシージャを登録します。
A4QHITACHIPROCSPDATABASESは,PFM - Agent for Microsoft SQL Serverが提供しているsp_inst.sqlスクリプトを実行して登録できます。登録手順を次に示します。
インストール先フォルダ¥agtq¥sql
認証方法 | sp_inst.sqlスクリプトの実行方法 |
---|---|
SQL Server認証 | osql -S ホスト名 -U ユーザー名 -P パスワード -d master -i sp_inst.sql ※ |
Windows認証 | osql -S ホスト名 -E -d master -i sp_inst.sql ※ |
認証方法 | sp_inst.sqlスクリプトの実行方法 |
---|---|
SQL Server認証 | osql -S ホスト名¥インスタンス名 -U ユーザー名 -P パスワード -d master -i sp_inst.sql ※ |
Windows認証 | osql -S ホスト名¥インスタンス名 -E -d master -i sp_inst.sql ※ |
A4QHITACHIPROCSPDATABASESの削除手順については,「付録I ストアドプロシージャの削除」を参照してください。
(4) ネットワークの設定
Performance Managementを使用するネットワーク構成に応じて行う設定です。
ネットワークの設定には次の二つの項目があります。
(5) ログのファイルサイズ変更
Performance Managementの稼働状況を,Performance Management独自のログファイルに出力します。このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで2,048キロバイトのファイルが2ファイル使用されます。このファイルサイズを変更したい場合にだけ,必要な設定です。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(6) パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverで管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バックアップ先,エクスポート先,またはインポート先のフォルダを変更したい場合にだけ,必要な設定です。
パフォーマンスデータは,デフォルトでは次の場所に保存されます。
詳細については,「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(7) PFM - Agent for Microsoft SQL Serverの接続先PFM - Managerの設定
PFM - Agentがインストールされているホストで,そのPFM - Agentを管理するPFM - Managerを設定します。接続先のPFM - Managerを設定するには,jpcnshostnameコマンドを使用します。
手順を次に示します。
jpcnshostname -s host01
(8) 動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしきい値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,「付録J 動作ログの出力」を参照してください。