JP1/Performance Management - Agent Option for IBM(R) DB2(R) Universal Database(TM)
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先ディレクトリを変更したい場合は,jpcdbctrl configコマンドで設定します。
- 保存先ディレクトリ
- バックアップ先ディレクトリ
- エクスポート先ディレクトリ
- 部分バックアップ先ディレクトリ※
- インポート先ディレクトリ※
注※ Storeバージョン2.0使用時だけ設定できます。
jpcdbctrl configコマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表2-6 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 オプション名 設定できる値(Storeバージョン1.0) 設定できる値(Storeバージョン2.0) デフォルト値 パフォーマンスデータの作成先フォルダ sd 1〜127バイトのフルパス名 1〜222バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名] パフォーマンスデータの退避先フォルダ(フルバックアップ) bd 1〜127バイトのフルパス名 1〜219バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/backup パフォーマンスデータの退避先フォルダ(部分バックアップ) pb − 1〜222バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/partial パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 bs 1〜9 001〜255 Storeバージョン1.0の場合5
Storeバージョン2.0の場合001パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ pbd 1〜127バイトのフルパス名 1〜127バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/dump バフォーマンスデータのインポート先フォルダ id − 1〜222バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/import
- (凡例)
- −:設定できません
なお,Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniを直接編集して変更できます。
- <この項の構成>
- (1) jpcsto.iniファイルの設定項目
- (2) jpcsto.iniファイルの編集手順
jpcsto.iniファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表2-7 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.iniの[Data Section]セクション)
説明 ラベル名 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 デフォルト値 パフォーマンスデータの作成先ディレクトリ Store Dir※2 1〜127バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名] パフォーマンスデータの退避先ディレクトリ(フルバックアップ) Backup Dir※2 1〜127バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/backup パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 Backup Save 1〜9 5 パフォーマンスデータのエクスポート先ディレクトリ Dump Dir※2 1〜127バイトのフルパス名 /opt/jp1pc/agtr/store[/インスタンス名]/dump
- (凡例)
- −:設定できません
- 注※1
- ディレクトリ名は,すべてフルパス名で指定してください。
- 指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字,半角記号および半角空白です。
; , * ? ' " < > |
- 指定値に誤りがある場合,Agent Storeサービスは起動できません。
- 注※2
- Store Dir,Backup Dir,およびDump Dirには,それぞれ重複したディレクトリを指定できません。
手順を次に示します。
- PFM - Agent のサービスを停止する。
ローカルホストでPFM -Agentのプログラムおよびサービスが起動されている場合は,すべて停止してください。
- テキストエディターなどで,jpcsto.iniファイルを開く。
- パフォーマンスデータの格納先ディレクトリなどを変更する。
次に示す網掛け部分を,必要に応じて修正してください。
- 注意
- 行頭および「=」の前後には空白文字を入力しないでください。
- 各ラベルの値の「.」は,Agent StoreサービスのStoreデータベースのデフォルト格納先ディレクトリ(/opt/jp1pc/agtr/インスタンス名/store)を示します。格納先を変更する場合,その格納先ディレクトリからの相対パスか,または絶対パスで記述してください。
- Storeデータベースの格納先を変更する場合,指定するディレクトリを事前に作成してください。
- jpcsto.iniファイルには,データベースの格納先ディレクトリ以外にも,定義情報が記述されています。[Data Section]セクション以外の値は変更しないようにしてください。[Data Section]セクション以外の値を変更すると,Performance Managementが正常に動作しなくなることがあります。
- jpcsto.iniファイルを保存して閉じる。
- Performance Managementのプログラムおよびサービスを起動する。
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