ここでは,PFM - Agent for Oracleを運用するための,セットアップについて説明します。
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) PFM - Agent for Oracleの登録
PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for Oracleを登録する必要があります。
PFM - Managerのバージョンが08-50-02以降およびPFM - Web Consoleのバージョンが08-50-01以降の場合,PFM - Agentの登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは手動で登録する必要があります。なお,PFM - Agent for Oracleのデータモデルのバージョンについては,「付録J バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agentの登録の流れを次に示します。
図2-3 PFM - Agentの登録の流れ
(a) PFM - Agent for Oracleのセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for OracleをインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
表2-2 コピーするセットアップファイル
PFM - Agentの セットアップファイル | コピー先 | ||
---|---|---|---|
PFMプログラム名 | OS | コピー先フォルダ | |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtow.EXE | PFM - Manager | Windows | インストール先フォルダ¥setup |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtou.Z | UNIX | /opt/jp1pc/setup/ | |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtow.EXE | PFM - Web Console | Windows | インストール先フォルダ¥setup |
インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtou.Z | UNIX | /opt/jp1pc/setup/ |
(b) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - ManagerでPFM - Agent for Oracleをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcagtsetup agto
PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除してもかまいません。
(c) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for Oracleをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。
(2) PFM - Agent for Oracleで使用するOracleのアカウントの作成
PFM - Agent for OracleでOracle Databaseを監視し,パフォーマンス情報を収集するためには,次のどちらかの設定が必要になります。
PFM - Agent for Oracleがパフォーマンス情報を収集するためにOracle Databaseに対して実行する操作と,操作を実行するために必要なOracleのアカウントのシステム権限を次の表に示します。
表2-3 Oracle Databaseに対して実行する操作と必要なシステム権限
PFM - Agent for OracleがOracle Databaseに対して実行する操作 | 操作に必要なシステム権限 |
---|---|
|
|
sysアカウントは,表2-3のシステム権限を持ちます。Oracle Databaseの監視にsysアカウントを使用しない場合,表2-3のシステム権限を持つOracleのアカウントを使用してください。
表2-3のシステム権限を持つOracleのアカウントは,PFM - Agent for Oracleが提供しているmk_user.sqlスクリプトを実行して作成できます。
mk_user.sqlスクリプトを使用しないでOracle Databaseを監視するOracleのアカウントを用意したい場合は,操作に応じた権限を付与してください。操作に応じた権限を付与することにより,Oracleのアカウントに付与する権限を,必要最小限に限定することができます。なお,ロールとして権限を付与している場合は,明示的(GRANT "権限" ...)に権限を与えてください。各操作において必要となる権限については,「付録I 権限に関する注意事項」を参照してください。
mk_user.sqlスクリプトを実行してOracleのアカウントを作成するために必要な情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。
表2-4 Oracleのアカウント作成に必要な情報
項目 | 説明 |
---|---|
Enter username | 作成するアカウント名を指定する。 指定できる値は,CREATE USER文のuserパラメーターに指定できる値,かつ30バイト以内の7ビットアスキーの半角英数文字列。デフォルト値はPFMAGTO。
|
Enter password | 作成するアカウントのパスワードを指定する。 指定できる値は,CREATE USER文のIDENTIFIED句のBY passwordパラメーターに指定できる値,かつ30バイト以内の7ビットアスキーの半角英数文字列。入力は必須。 |
Enter default tablespace | 作成するアカウントが使用するデフォルト表領域を指定する。
|
Enter default temporary tablespace | 作成するアカウントが使用するデフォルト一時表領域を指定する。 指定できる値は,CREATE USER文のTEMPORARY TABLESPACE句に指定できる値,かつ30バイト以内の7ビットアスキーの半角英数文字列。入力は必須。
|
CREATE USER文の詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
また,Oracleのアカウント作成に必要な表領域などのリソースをあらかじめ用意してから,作業を実施してください。
Oracleのアカウント作成は,次の手順で実行します。
すべての入力が終了すると,Oracleのアカウントが作成されます。
表2-5 mk_user.sqlでOracleのアカウントに付与される権限
付与される権限 | 説明 |
---|---|
CREATE SESSION | 監視先のOracle Databaseに対して,セッションを確立するために必要。 |
CREATE TABLE | 監視先のOracle Databaseに対して,Oracle Databaseを監視するために必要なテーブル(表2-8のテーブルを参照)を登録するときに必要。 |
CREATE PROCEDURE | 監視先のOracle Databaseに対して,Oracle Databaseを監視するために必要な監視用のプロシージャ(表2-8のパッケージを参照)を登録するときに必要。 |
SELECT ANY DICTIONARY | 監視先のOracle Databaseに対して,Oracle Databaseを監視するために必要な情報(表2-8を参照)を登録するときに必要。 |
UNLIMITED TABLESPACE | 監視先のOracle Databaseに対して,Oracle Databaseを監視するために必要な情報(表2-8を参照)を登録するときに必要。 |
SELECT ANY TABLE | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
INSERT ANY TABLE | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
UPDATE ANY TABLE | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
DELETE ANY TABLE | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
CREATE ANY INDEX | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
ALTER ANY INDEX | SQL Text(PD_PDSQ)レコードのExplain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。 |
ALTER USER Oracleのアカウント QUOTA 表領域使用量の上限値 ON 表領域名;
(3) インスタンス環境の設定
インスタンス環境の設定では,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境を設定する場合は,この手順を繰り返し実施します。
それぞれの手順について説明します。
(a) インスタンス情報を設定する
PFM - Agent for Oracleで監視するOracleのインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。Oracleのインスタンス情報の詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
表2-6 PFM - Agent for Oracleのインスタンス情報
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
oracle_sid | 監視対象となるOracleシステム識別子(環境変数ORACLE_SIDと同じ値)。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| jpcinssetupコマンドの-instオプションで指定した値 |
oracle_home※1 | Oracleホームのフォルダ(環境変数ORACLE_HOMEと同じ値)。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| - |
oracle_version | Oracle Databaseのバージョン番号。 | Windows Server 2008以外の場合
| 9 |
Windows Server 2008の場合
| 10 | ||
oracle_user※2 | Oracleを監視するアカウント。 指定できるアカウント,および必要な権限については,「(2) PFM - Agent for Oracleで使用するOracleのアカウントの作成」を参照のこと。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| sys |
oracle_passwd※2 | oracle_userで指定したアカウントのパスワード。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| - |
sqlnet※1※3 | 次のどれかの場合に「Y」を指定。
| {Y|N} | N |
net_service_name※1 | 監視対象のデータベースのネットサービス名。 sqlnetに「Y」を指定した場合に値が有効となる。 監視対象のデータベースのネットサービス名については,Oracleのマニュアルを参照のこと。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| インスタンス名(oracle_sidの値) |
listener_home※1 | 監視したいリスナーがあるOracleコンポーネントの環境変数ORACLE_HOMEの値。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| oracle_homeに指定した値 |
listener_name | 監視するリスナー名。 | 255バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| デフォルトのリスナー名「LISTENER」 |
retry_time | Oracle接続時に認証エラーが出力された場合に,再接続を試みる秒数。 | 0~600(単位:秒)。 | 0 |
log_path※4 | エージェントログの出力先フォルダ(フルパス)。 | 245バイト以内の半角文字列。 ただし,次の文字は指定できない。
| インストール先フォルダ¥agto¥agent¥インスタンス名¥log |
log_size※4 | エージェントログの1ファイルの最大サイズ。※5 | 1~32(単位:メガバイト)。 ただし,推奨は16以上。 | 16 |
timeout※4※6 | クエリー時のOracleアクセスのタイムアウト時間。 | 0,10~3600(単位:秒)。 0を指定した場合はタイムアウト監視を行わない。1~9を指定した場合は,実行時,10に変更する。 タイムアウトについては,「2.4.3 レコード収集でのOracleアクセスのキャンセル機能」を参照のこと。 | 0 |
sql_option※4※7 | 「Y」を指定した場合,PI_PIDB,PD_PDTSレコードで,次の項目※7の情報収集を行わず,0またはnumeric_10で指定した値を設定する。 | {Y|N} | N |
numeric_10※8 | sql_optionが「Y」の場合,情報収集しない項目に設定する値を指定する。sql_optionが「N」の場合,指定を無視する。 | 0~99999。 ただし,設定するフィールドのデータ型の最大値(shortの場合32767,ushortの場合65535)を超える値を指定した場合,データ型の最大値が設定される。※9 | 0 |
startup_always | PFM - Agent for Oracle起動時に監視対象のOracleが起動処理中であった場合などに,PFM - Agent for OracleがOracle接続エラーで停止することがある。 「Y」を指定した場合,接続エラーが発生しても起動処理を継続する。「N」を指定した場合,この動作を有効にしない。 | {Y|N} | N |
Store Version※10 | 使用するStoreバージョンを指定する。Storeバージョンについては「2.4.4 Storeバージョン2.0への移行」を参照のこと。 | {1.0|2.0} | 2.0 |
log_pathに指定したドライブの空き容量(MB) > log_sizeの値×4 |
レコード名 | PFM - View名 | numeric_10で指定した値 |
---|---|---|
PD_PDTS | Segments | 有効 |
Extents | 有効 | |
PI_PIDB | DB Files % | 有効 |
Log Files % | 有効 | |
NextAlloc Fails | 有効 | |
Tablespaces | 有効 | |
Rollback Segments | 有効 | |
Rollback Segments Trans | 有効 | |
Blocks | 有効 | |
Segments | 有効 | |
Extents | 有効 | |
Free Mbytes | 有効 | |
Overextended | 有効 | |
High Max Extent | 有効 | |
Datafiles | 有効 | |
Mbytes | 有効 | |
Free Extents | 有効 | |
Free% | 有効 | |
Free Change | 有効 | |
Write% | 有効 | |
Write/sec | 有効 | |
Redo Files | 有効 | |
Links | 有効 | |
Links Logged On | 有効 | |
Links In Tran | 有効 | |
Links Open Cursors | 有効 | |
Used Change | 有効 | |
Used Mbytes | 有効 | |
Rollback Segments Hit% | 有効 | |
Sort Segments | 有効 | |
Sorting Users | 有効 | |
Physical Blocks Read | デルタ項目のため,常に0設定。 | |
Physical Blocks Written | デルタ項目のため,常に0設定。 | |
Physical Reads | デルタ項目のため,常に0設定。 | |
Physical Writes | デルタ項目のため,常に0設定。 |
インスタンス環境を構築するには,jpcinssetupコマンドを使用します。インスタンス環境の構築手順を次に示します。
jpcinssetup agto -inst SDC
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変更したい場合は,再度jpcinssetupコマンドを実行し,インスタンス環境を更新してください。インスタンス環境の更新については,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
構築されるインスタンス環境を次に示します。
構築されるインスタンス環境のフォルダ構成を次に示します。
表2-7 インスタンス環境のフォルダ構成
フォルダ名・ファイル名 | 説明 | ||
---|---|---|---|
agent | インスタンス名 | jpcagt.ini | Agent Collectorサービス起動情報ファイル |
jpcagt.ini.model※ | Agent Collectorサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
log | ログファイル格納フォルダ | ||
store | インスタンス名 | jpcsto.ini | Agent Storeサービス起動情報ファイル |
jpcsto.ini.model※ | Agent Storeサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
*.DAT | データモデル定義ファイル | ||
dump | エクスポート先フォルダ | ||
import | 標準のデータベースインポート先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
backup | バックアップ先フォルダ | ||
log | ログファイル格納フォルダ | ||
partial | 標準のデータベース部分バックアップ先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
STPD | PDレコードタイプのパフォーマンスデータ格納先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) | ||
STPI | PIレコードタイプのパフォーマンスデータ格納先フォルダ(Storeバージョン2.0の場合) |
プロダクトID 機能ID インスタンス番号 インスタンス名 [ホスト名]
(b) Oracle Databaseへオブジェクトを登録する
PFM - Agent for OracleでOracle Databaseを監視するためには,監視先のOracle Databaseに対して,PFM - Agent for Oracleが提供するオブジェクトを登録する必要があります。ここでは,PFM - Agent for Oracleが提供しているSQLスクリプトを次の手順で実行します。なお,この手順は,Oracle Databaseのインスタンスを監視するアカウントごとに,1回だけ必要です。
PL/SQL: SQL Statement ignored |
表2-8 作成されるテーブルおよびパッケージ
テーブル | パッケージ |
---|---|
LSC_13_PLAN_TABLE※ | LSC_13_PDAS,LSC_13_PICS,LSC_13_73_PDDB,LSC_13_PDI,LSC_13_717273_PDMT,LSC_13_PDS3,LSC_13_73_PIDB,LSC_13_PIDB2 |
(c) Oracle Databaseを設定する
PFM - Agent for Oracleが提供するレコードで,次の表に示すパフォーマンスデータを収集するためには,Oracle Databaseの初期化パラメーター「TIMED_STATISTICS」の値を「TRUE」に変更する必要があります。
表2-9 TIMED_STATISTICS=TRUEを設定しないと収集できない項目
レコード | フィールド | 備考 |
---|---|---|
Block Contention Interval(PI_PIBC) | - | レコード全体 |
Block Contention Statistics(PD_PDBC) | - | レコード全体 |
Data File Interval(PI_PIDF) | Write Time(WRITE_TIME) | - |
Session Detail(PD_PDS) | Avg Wait(AVERAGE_WAIT) | - |
Avg Wait String(AVERAGE_WAIT_STRING) | - | |
Time Waited(TIME_WAITED) | - | |
Time Waited String(TIME_WAITED_STRING) | - | |
Session Event(PD_PDEV) | Avg Wait(AVERAGE_WAIT) | - |
Avg Wait String(AVERAGE_WAIT_STRING) | - | |
Time Waited(TIME_WAITED) | - | |
Time Waited String(TIME_WAITED_STRING) | - | |
Session Event Interval(PI_PIEV) | Avg Wait(AVERAGE_WAIT) | - |
Avg Wait String(AVERAGE_WAIT_STRING) | - | |
Time Waited(TIME_WAITED) | - | |
Time Waited String(TIME_WAITED_STRING) | - | |
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2) | Statement CPU(STATEMENT_CPU) | - |
Session Statistics Summary(PD_PDS2) | Statement CPU(STATEMENT_CPU) | - |
Session Wait(PD_PDWA) | Wait Time(WAIT_TIME) | - |
Wait Time String(WAIT_TIME_STRING) | - | |
System Event(PD_PDSE) | Avg Wait(AVERAGE_WAIT) | - |
Time Waited(TIME_WAITED) | - | |
System Event Interval(PI_PISE) | Avg Wait(AVERAGE_WAIT) | - |
Time Waited(TIME_WAITED) | - |
(4) ネットワークの設定
Performance Managementを使用するネットワーク構成に応じて行う設定です。
ネットワークの設定には次の二つの項目があります。
(5) ログのファイルサイズ変更
Performance Managementの稼働状況を,Performance Management独自のログファイルに出力します。このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで2,048キロバイトのファイルが2ファイル使用されます。このファイルサイズを変更したい場合にだけ,必要な設定です。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(6) パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Oracleで管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バックアップ先またはエクスポート先のフォルダを変更したい場合にだけ,必要な設定です。
パフォーマンスデータは,デフォルトで,次の場所に保存されます。
詳細については,「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(7) PFM - Agent for Oracleの接続先PFM - Managerの設定
PFM - Agentがインストールされているホストで,そのPFM - Agentを管理するPFM - Managerを設定します。接続先のPFM - Managerを設定するには,jpcnshostnameコマンドを使用します。
手順を次に示します。
jpcnshostname -s host01
(8) 動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしきい値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,「付録K 動作ログの出力」を参照してください。