PFM - Agent for Oracleで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for OracleのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法について説明します。
(1) jpcdbctrl configコマンドを使用して設定を変更する
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先フォルダを変更したい場合は,jpcdbctrl configコマンドで設定します。Storeデータベースの格納先フォルダを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcdbctrl configコマンドの-moveオプションを使用してください。jpcdbctrl configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。
jpcdbctrl configコマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表2-10 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 | オプション名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0) | 設定できる値(Storeバージョン2.0) | デフォルト値※ |
---|---|---|---|---|
パフォーマンスデータの保存先フォルダ | sd | 1~127バイトのフルパス名 | 1~214バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名 |
パフォーマンスデータのバックアップ先フォルダ | bd | 1~127バイトのフルパス名 | 1~211バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥backup |
パフォーマンスデータの部分バックアップ先フォルダ | pbd | - | 1~214バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥partial |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | bs | 1~9 | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ | dd | 1~127バイトのフルパス名 | 1~127バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥dump |
パフォーマンスデータのインポート先フォルダ | id | - | 1~222バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥import |
(2) jpcsto.iniファイルを編集して設定を変更する(Storeバージョン1.0の場合だけ)
Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniを直接編集して変更できます。
(a) jpcsto.iniファイルの設定項目
jpcsto.iniファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表2-11 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.iniの[Data Section]セクション)
説明 | ラベル名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 | デフォルト値※2 |
---|---|---|---|
パフォーマンスデータの保存先フォルダ | Store Dir※3 | 1~127バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名 |
パフォーマンスデータのバックアップ先フォルダ | Backup Dir※3 | 1~127バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥backup |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | Backup Save | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ | Dump Dir※3 | 1~127バイトのフルパス名 | インストール先フォルダ¥agto¥store¥インスタンス名¥dump |
(b) jpcsto.iniファイルの編集前の準備
(c) jpcsto.iniファイルの編集手順
手順を次に示します。