Segment DetailPD_PDSM

機能

Segment Detail(PD_PDSM)レコードには,データベースのセグメントについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。セグメントごとに一つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

Oracle9i Database Release2以降で,Oracleの静的ディクショナリー・ビューDBA_SEGMENTS_2が存在する場合,Segment Detail(PD_PDSM)レコードを収集する際にDBA_SEGMENTS ビューの代わりにDBA_SEGMENTS_2ビューを参照します。

静的ディクショナリー・ビューDBA_SEGMENTS_2を作成するためには,Oracleが提供するCATSPC2.SQLスクリプトを実行する必要があります。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval600
Collection Offset120
LogNo
LOGIF空白

ODBCキーフィールド

ライフタイム

セグメント作成から削除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVRデータソース
Blocks
(BLOCKS)
セグメントサイズ。単位はOracleブロック。ulongNoすべて
  • Oracle9i以降でディクショナリー管理永続表領域,ローカル管理永続表領域,またはディクショナリー管理一時表領域の場合
    DBA_SEGMENTS.BLOCKS
  • Oracle9i以降でローカル管理一時表領域の場合
    V$SORT_SEGMENT.TOTAL_BLOCKS
Bytes
(BYTES)
セグメントサイズ。バイト単位。doubleNoすべて
  • Oracle9i以降でディクショナリー管理永続表領域,ローカル管理永続表領域,またはディクショナリー管理一時表領域の場合
    DBA_SEGMENTS.BYTES
  • Oracle9i以降でローカル管理一時表領域の場合
    DBA_TEMP_FILES.BYTES
Extents
(EXTENTS)
このセグメントに割り当てられているエクステント数。ulongNoすべて
  • Oracle9i以降でディクショナリー管理永続表領域,ローカル管理永続表領域,またはディクショナリー管理一時表領域の場合
    DBA_SEGMENTS.EXTENTS
  • Oracle9i以降でローカル管理一時表領域の場合
    V$SORT_SEGMENT.TOTAL_EXTENTS
Free list Groups
(FREELIST_GROUPS)
セグメントに割り当てられている空きリスト・グループ数。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。ulongNoすべてDBA_SEGMENTS.FREELIST_GROUPS
Free lists
(FREELISTS)
セグメントに割り当てられているプロセス空きリスト数。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。ulongNoすべてDBA_SEGMENTS.FREELISTS
Header Block
(HEADER_BLOCK)
セグメント・ヘッダーを含むブロックのID。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。ulongNoすべてDBA_SEGMENTS.HEADER_BLOCK
Header File
(HEADER_FILE)
セグメント・ヘッダーを含むファイルのID。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。ushortNoすべてDBA_SEGMENTS.HEADER_FILE
Increase %
(PCT_INCREASE)
割り当てられる次のエクステントのサイズを増やす割合。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。shortNoすべてDBA_SEGMENTS.PCT_INCREASE
Initial Extent
(INITIAL_EXTENT)
セグメントの初期エクステントのサイズ。バイト単位。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。doubleNoすべてDBA_SEGMENTS.INITIAL_EXTENT
Max Extents
(MAX_EXTENTS)
セグメントで認められているエクステントの最大数。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。ulongNoすべてDBA_SEGMENTS.MAX_EXTENT
Max Extents %
(PERCENT_MAX_EXTENTS)
セグメントで認められているエクステントの最大数に対する,割り当て済みのエクステントの割合。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。doubleNoすべて(DBA_SEGMENTS.EXTENTS / DBA_SEGMENTS.MAX_EXTENT) * 100
Min Extents
(MIN_EXTENTS)
セグメントで認められるエクステントの最小数。ulongNoすべてDBA_SEGMENTS.MIN_EXTENT
Next Alloc Fails
(NEXT_ALLOC_FAILS)
このフィールドは正しい値を収集できない。
次のエクステント割り当ての失敗を示す。失敗の場合「1」。成功の場合「0」。ローカル管理表領域の場合,常に0となる。
shortNoすべてDBA_SEGMENTS.NEXT_EXTENT > MAX(FET$.LENGTH) * DB_BLOCK_SIZE
Next Extent
(NEXT_EXTENT)
セグメントの次のエクステントサイズ。バイト単位。doubleNoすべてDBA_SEGMENTS.NEXT_EXTENT
Overextended
(OVEREXTENDED)
このフィールドは正しい値を収集できない。
エクステント数が設定値(設定値の初期値は5)より大きい場合「1」。設定値以下の場合「0」。
shortNoすべて
  • Oracle9i以降でディクショナリー管理永続表領域,ローカル管理永続表領域,またはディクショナリー管理一時表領域の場合
    DBA_SEGMENTS.EXTENTS > 5
  • Oracle9i以降でローカル管理一時表領域の場合
    V$SORT_SEGMENT.TOTAL_EXTENTS > 5
Owner
(OWNER)
セグメントの所有者のユーザー名。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。string(30)NoすべてDBA_SEGMENTS.OWNER
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。time_tNoすべてAgent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に「PDSM」。string(4)NoすべてAgent Collector
Segment Name
(SEGMENT_NAME)
セグメント名。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。string(81)NoすべてDBA_SEGMENTS.SEGMENT_NAME
Segment Type
(SEGMENT_TYPE)
セグメントの種類。このフィールドの有効な値は,「CACHE」,「CLUSTER」,「DEFERRED ROLLBACK」,「INDEX」, 「ROLLBACK」,「TABLE」,および「TEMPORARY」。監視対象がOracle9i以降のインスタンスの場合,ローカル管理一時表領域のパフォーマンスデータは収集しない。string(18)NoすべてDBA_SEGMENTS.SEGMENT_TYPE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。time_tNoすべてAgent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_NAME)
セグメントが存在するテーブルスペース名。string(30)NoすべてDBA_SEGMENTS.TABLESPACE_NAME