環境パラメーター設定ファイルは,次の形式で記述します。
[セクション]
ラベル=値
ラベル=値
:
:
[セクション]
ラベル=値
ラベル=値
次に,環境パラメーター設定ファイルの各セクションで設定する内容を表形式で説明します。
(1) EXTRACTFILEセクション
EXTRACTFILEセクションでは,システムログ情報の出力ファイルの情報を指定します。
表5-1 EXTRACTFILEセクションに指定できる値
ラベル | 意味 | 指定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
SIZE | 出力ファイル容量。
| 0~65535 | 1024 |
X2PATH | 出力ファイルのパス。※2※3 | 1~255バイトの半角英数字。相対パスを指定した場合,インスタンス環境ディレクトリからの相対パスとなる。 |
|
(2) FORMATセクション
FORMATセクションでは,出力されるシステムログ情報の出力形式を指定します。
表5-2 FORMATセクションに指定できる値
ラベル | 意味 | 指定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
COLUMN | 出力されるシステムログ情報の出力形式。 | フィールドID。フィールドIDについては,「10. コマンド」を参照のこと。 | 列1:<TIME> 列2:<INSTANCE> 列3:<USER> 列4:<PROGRAM> 列5:<MSGNO> 列6:<MSGTEXT> |
(3) TRACEセクション
TRACEセクションでは,システムログ情報抽出の実行履歴が保存されるメッセージログおよびデータログの情報を指定します。
表5-3 TRACEセクションに指定できる値
ラベル | 意味 | 指定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
MSGLOG_LEVEL | アプリケーションのトレース情報を保存するメッセージログの取得レベル。
| 0~4 | 2 |
MSGLOG_SIZE | メッセージログを取得するファイル容量。
| 0~65535 | 512 |
MSGLOG_DIR | メッセージログファイル(jr3slget.log)の取得先ディレクトリ。 | (変更できない) | log |
DATALOG_LEVEL | アプリケーションの各種データ情報を保存するデータログの取得レベル。
| 0~4 | 2 |
DATALOG_SIZE | データログを取得するファイル容量。
| 0~65535 | 512 |
DATALOG_DIR | データログファイル(jr3slget.dat)の取得先ディレクトリ。 | (変更できない) | log |
(4) CONNECTセクション
CONNECTセクションでは,SAPシステムとのRFC接続を確立するための情報を指定します。
表5-4 CONNECTセクションに指定できる値
ラベル | 意味 | 指定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
LANG | 接続に利用するユーザーの言語 | SAPシステムで使用されている,2バイトのISO IDまたは1バイトの言語キー
| なし |
CODEPAGE | 接続先のUnicode版SAPシステムで文字コードを変換するときに使用するコードページ | LANGラベルの言語と組み合わせて指定する※ | なし |
表5-5 言語とコードページの指定内容の組み合わせ
接続先 SAPシステム | 接続言語 | 言語 (LANG) | コードページ(CODEPAGE) |
---|---|---|---|
Unicode版 | 日本語 | JA | 8000 |
英語 | EN | 指定する必要はありません。指定する場合は,1100を指定してください。 | |
非Unicode版 | 日本語 | JA | 指定する必要はありません。指定する場合は,8000を指定してください。 |
英語 | EN | 指定する必要はありません。指定する場合は,1100を指定してください。 |