付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧

PFM - Agent for Enterprise ApplicationsのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。

表F-2 PFM - Agent for Enterprise ApplicationsのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧

フォルダ名プロパティ名説明
First Registration Date※1サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。
Last Registration Date※1サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。
Data Model Versionデータモデルのバージョンが表示される。
Generalホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Directoryサービスの動作するカレントディレクトリ名が表示される。
Host Nameサービスが動作する物理ホスト名が表示される。
Process IDサービスのプロセスIDが表示される。
Physical Addressサービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。
User Nameサービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。
Time Zoneサービスで使用されるタイムゾーンが表示される。
Systemサービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
CPU TypeCPUの種類が表示される。
Hardware IDハードウェアIDが表示される。
OS TypeOSの種類が表示される。
OS NameOS名が表示される。
OS VersionOSのバージョンが表示される。
Network ServicesPerformance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Build DateAgent Collectorサービスの作成日が表示される。
INI Filejpcns.iniファイルの格納ディレクトリ名が表示される。
Network ServicesServiceサービスについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Description次の形式でホスト名が表示される。
インスタンス名_ホスト名
Local Service NameサービスIDが表示される。
Remote Service NameAgent Collectorサービスが接続するAgent StoreサービスのサービスIDが表示される。
AH Service Name同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。
Detail RecordsPDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。
Detail RecordsレコードID※2レコードのプロパティが格納されている。
Descriptionレコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。
Logリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをAgent Storeデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。
Collection Intervalデータの収集間隔を指定する。指定できる値は0~2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。
Collection Offsetデータの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0~32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。
LOGIFレコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。
Interval RecordsPIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。
Interval RecordsレコードID※2レコードのプロパティが格納されている。
Descriptionレコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。
Logリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをAgent Storeデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。
Collection Intervalデータの収集間隔を指定する。指定できる値は0~2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。
Collection Offsetデータの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0~32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。
LOGIFレコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。
Log RecordsPLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - Agent for Enterprise Applicationsではこのレコードをサポートしていないため使用しない。
Restart ConfigurationsPFMサービス自動再起動の条件を設定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に設定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。
Restart when Abnormal StatusStatus ServerサービスがAction Handlerサービス,Agent Collectorサービス,およびAgent Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。
Restart when Single Service RunningAgent StoreサービスとAgent Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。
Restart ConfigurationsAction HandlerAuto RestartAction Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Auto Restart - Interval (Minute)自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。
Auto Restart - Repeat Limit自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。
Scheduled RestartAction Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Scheduled Restart - Interval定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。
Scheduled Restart - Interval Unit定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。
Scheduled Restart - Origin - Year再起動する年を1971~2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month再起動する月を1~12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day再起動する日を1~31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour再起動する時間(時)を0~23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute再起動する時間(分)を0~59の整数で指定できる。
Agent CollectorAuto RestartAgent Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Auto Restart - Interval (Minute)自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。
Auto Restart - Repeat Limit自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。
Scheduled RestartAgent Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Scheduled Restart - Interval定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。
Scheduled Restart - Interval Unit定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。
Scheduled Restart - Origin - Year再起動する年を1971~2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month再起動する月を1~12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day再起動する日を1~31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour再起動する時間(時)を0~23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute再起動する時間(分)を0~59の整数で指定できる。
Agent StoreAuto RestartAgent Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Auto Restart - Interval (Minute)自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。
Auto Restart - Repeat Limit自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。
Scheduled RestartAgent Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。
Scheduled Restart - Interval定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。
Scheduled Restart - Interval Unit定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。
Scheduled Restart - Origin - Year再起動する年を1971~2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month再起動する月を1~12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day再起動する日を1~31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour再起動する時間(時)を0~23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute再起動する時間(分)を0~59の整数で指定できる。
User Command Settingユーザーレコード名※3Executeユーザーコマンド定期実行機能を実行するかどうか指定する。
  • Yes:実行する。
  • No:実行しない。
UserCommandユーザーコマンドの絶対パスを指定する。絶対パスに指定できる文字列の最大長は255バイト。指定できる文字は,半角英数字および次の文字。
¥ / : ; , " < >
AgentPFM - Agent for Enterprise Applications固有の設定用プロパティが格納されている。
AgentTarget監視対象となるSAPシステムの概要が表示される。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。
SID監視対象となるSAPシステムIDが表示される。
SERVER監視対象となるSAPインスタンス名が表示される。
DestinationSAPシステムに接続するための情報が表示される。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
ASHOST接続先アプリケーションサーバのホスト名が表示される。通常は,ローカルホスト名が表示される。
SYSNRSAPシステムのシステム番号が表示される。
CLIENTSAPユーザーが属するクライアント名(接続先ダイアログインスタンスに割り当てられているシステム番号)が表示される。
USERSAPユーザー名が表示される。
EXTPWDSAPシステムへの接続に,拡張パスワードを使用するかどうかが表示される。
  • Y:拡張パスワードを使用する。
  • N:拡張パスワードを使用しない。
PASSWDSAPユーザーのパスワードが*(アスタリスク)で表示される。
LANGSAPユーザーの使用言語または接続先SAPシステムの言語が表示される。常に「EN」が表示される。
CODEPAGESAPシステムとの接続に使用するコードページが表示される。常に空欄で表示される。
ModeAgent Collectorサービスの動作モードが表示される。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
DELAYCONNECTSAPシステムにいつ接続するかが表示される。
  • Y:パフォーマンスデータ収集時にSAPシステムに接続する。この場合,Agent Collectorサービスは,接続時のSAPシステムの稼働状況に関係なく起動される。
  • N:Agent Collectorサービス起動時にSAPシステムに接続する。この場合,Agent Collectorサービスは,接続時にSAPシステムが停止していると起動されない。
KEEPCONNECTパフォーマンスデータ収集完了後にSAPシステムとの接続を続行するかどうかが表示される。常に「Y」が表示される。
  • Y:接続を続行する。
  • N:接続を続行しない。
PI_UMPMONITOR_SETUser defined Monitor (Perf.)(PI_UMP)レコードで監視対象とする,SAPシステムのモニター情報のモニターセット名を指定する。
指定できる文字列は,1~60バイトの半角英数字。
MONITORUser defined Monitor (Perf.)(PI_UMP)レコードで監視対象とする,SAPシステムのモニター情報のモニター名を指定する。
指定できる文字列は,1~60バイトの半角英数字。
(凡例)
-:該当しない
注※1
[プロパティ - [サービス]]ダイアログボックスを[Performance Management - View]ウィンドウから表示した場合,[First Registration Date]および[Last Registration Date]は表示されません。これらのプロパティ値を参照したい場合は,[管理ツール]ウィンドウから[プロパティ - [サービス]]ダイアログボックスを表示してください。
注※2
フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「9. レコード」を参照してください。
注※3
フォルダ名には,「PD_UPD」,「PD_UPDB」,「PI_UPI」,および「PI_UPIB」が表示されます。