JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications
SAPシステムのシステムログ情報を抽出する方法および出力例について説明します。
システムログ情報を抽出するには,System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードのパフォーマンスデータをStoreデータベースに格納するように設定します。System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードのパフォーマンスデータを収集するごとに,システムログ情報が自動的に抽出されます。前回のレコード収集時刻をタイムスタンプファイルに記録し,この時刻よりもあとに発生したシステムログ情報だけを抽出します。SAPシステムのシステムログ情報は,デフォルトでは,次のテキストファイルに出力されます。
運用環境 システムログ情報格納ファイル Windows インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG Windows(論理ホスト運用の場合) 環境ディレクトリ※\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG UNIX /opt/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/log/SYSLOG UNIX(論理ホスト運用の場合) 環境ディレクトリ※/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/log/SYSLOG
- 注※
- 環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードには,処理結果が格納されます。
System Log Monitor Command(PD_SLMX)レコードについては,「9. レコード」を参照してください。
SAPシステムのシステムログ情報を抽出する流れを次の図に示します。
図5-2 システムログ情報を抽出する流れ
- <この節の構成>
- 5.2.1 セットアップ
- 5.2.2 出力例
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