監視するリソースごとに,ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。定義例の見方を次に示します。
(1) プロセッサ
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・プロセッサの負荷状況の監視に関連するソリューションセットのアラーム
表1-8 プロセッサのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム名 | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
Kernel CPU | PI | Kernel CPU % | > 75 | > 50 | OS,運用方法に問題があるおそれがある。※ |
User CPU | PI | User CPU % | > 85 | > 65 | 特定のアプリケーションに問題があるおそれがある。※ |
Run Queue | PI | 5-Minute Run Queue Avg | > 4 | > 8 | OS,運用方法,特定のアプリケーションに問題があるおそれがある。※ |
プロセッサの負荷状況を詳細に監視する場合,「1.3.2(1)(b) 監視方法」に示すアラームやレポートを作成し,既存アラームとあわせてに監視してください。
既存アラームの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
・プロセッサに関連するソリューションセットのレポート
表1-9 プロセッサのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
CPU Per Processor Status | プロセッサの状態についてのリアルタイム情報。 |
CPU Per Processor Usage | プロセッサごとのCPU使用率についてのリアルタイム情報。 |
CPU Trend | 最近1か月間の特定ホストのCPU使用率についての履歴情報(日単位)。 |
CPU Usage Summary | 最近1時間のCPU使用率についての履歴情報(分単位)。 |
CPU Status(Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのCPU使用率についての履歴情報(時単位)。 |
CPU Status | CPU使用率についてのリアルタイム情報。 |
CPU Trend(Multi-Agent) | 最近1か月間の複数ホストのCPU使用率についての履歴情報(日単位)。 |
既存レポートの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・プロセッサごとの使用率を監視するアラーム
表1-10 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Kernel/User CPU | |||
メッセージテキスト | Kernel/User mode CPU usage is %CVS2(%CVS1) | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 2 ]回しきい値超過/[ 3 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_CPUP | ||
フィールド | 異常条件:※ Processor ID <> "0" AND System % > "75" または User % > "85" | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Processor ID <> "0" AND System % > "50" または User % > "65" | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_CPUPのレポートを指定する。 |
・ プロセッサ使用率が高いプロセスを確認するリアルタイムレポート
表1-11 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PD_PDI - Memory | |
プロダクト | UNIX(6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(一つのエージェント) | ●チェックする | |
○履歴(一つのエージェント) | - | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PD_PDI | |
選択されたフィールド | Program PDI CPU % System CPU User CPU | ||
フィルター | 条件式: | ●拡張フィルター | |
条件式の定義 | PID <> "0" | ||
表示時に指定 | □チェックしない | ||
表示設定 | □ 表示時に指定 | ■チェックする | |
□ デルタで表示 | □チェックしない | ||
更新間隔 | □ 自動更新しない | □チェックしない | |
初期値 | 30 | ||
最小値 | 30 | ||
ランキング表示 | フィールド | CPU % | |
表示数 | 10※ | ||
□ 降順 | □チェックしない | ||
表示形式 | 表 | 全フィールド | |
一覧 | - | ||
グラフ | System CPU User CPU | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 積み上げ横棒 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | プロセス名(プロセスID) | |
Y軸 | CPU 使用時間 | ||
データラベル | データラベル1 | プロセス名 | |
データラベル2 | プロセスID | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |
(2) メモリー
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・メモリーの利用効率の監視に関連するソリューションセットのアラーム
表1-12 メモリーのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
Pagescans | PI | Page Scans/sec | > 150 | > 100 | メモリーが不足しているおそれがある。 |
Swap Outs | PI | Swapped-Out Pages/sec | > 200 | > 100 | メモリーが不足しているおそれがある。 |
既存アラームの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
・メモリーに関連するソリューションセットのレポート
表1-13 メモリーのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Memory Paging | 最近1時間のメモリー使用状況についての履歴情報(分単位)。※ |
Memory Paging Status | メモリーやページングについてのリアルタイム情報。※ |
Memory Paging Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのメモリー使用状況についての履歴情報(時単位)。※ |
Paging Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数ホストのページスキャンについての履歴情報(日単位)。※ |
・システム(メモリー)に関連するソリューションセットのレポート
表1-14 システムのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
I/O Overview | 最近1時間のI/O回数についての履歴情報(分単位)。Linuxの場合は,使用できない。 |
Process Trend | 最近1か月間のプロセスの稼働数についての履歴情報(日単位)。 |
System Overview(システム稼働状況を示します。リアルタイムレポート) | システムの稼働状況についてのリアルタイム情報。 |
System Overview(システム稼働状況を示します。履歴レポート) | 最近1時間のシステムの稼働状況についての履歴情報(分単位)。 |
System Utilization Status | システムの稼働状況についてのリアルタイム情報。 |
Workload Status | システム負荷についてのリアルタイム情報。 |
Workload Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのシステム負荷についての履歴情報(時単位)。 |
既存レポートの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・メモリーの使用状況を監視するアラーム
表1-15 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Alloc Mem Mbytes | |||
メッセージテキスト | Alloc Mem Mbytes = %CVS1 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 2 ]回しきい値超過/[ 3 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI | ||
フィールド | 異常条件: Alloc Swap Mbytes >= "Total Swap Mbytes値の90%程度を設定する" | |||
条件 | ||||
異常値 | 警告条件: Alloc Swap Mbytes >= "Total Physical Mem Mbyteの値を設定する" | |||
警告値 | ||||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PIの履歴レポートを指定する。 |
・プロセスのメモリー使用量を確認するリアルタイムレポート
表1-16 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PD_PDI - Memory | |
プロダクト | UNIX(6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(一つのエージェント) | ●チェックする | |
○履歴(一つのエージェント) | - | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PD_PDI | |
選択されたフィールド | すべて選択する | ||
フィルター | 条件式: | ●拡張フィルター | |
条件式の定義 | PID <> "0" | ||
表示時に指定 | □チェックしない | ||
表示設定 | □ 表示時に指定 | ■チェックする | |
□ デルタで表示 | □チェックしない | ||
更新間隔 | □ 自動更新しない | □チェックしない | |
初期値 | 30 | ||
最小値 | 30 | ||
ランキング表示 | フィールド | Virtual Mem Kbytes※1 | |
表示数 | 30※2 | ||
□ 降順 | ■チェックする | ||
表示形式 | 表 | Program PID Real Mem Kbytes Virtual Mem Kbytes Major Faults Swaps Context Switches CPU % | |
一覧 | - | ||
グラフ | Virtual Mem Kbytes Real Mem Kbytes | ||
表示名 | - | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 折れ線 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | 時間 | |
Y軸 | メモリー使用量 | ||
データラベル | データラベル1 | (なし) | |
データラベル2 | (なし) | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |
(3) ディスク
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・ディスクのI/O状況の監視に関連するソリューションセットのアラーム
表1-17 ディスクのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
I/O Wait Time | PI | Wait % | > 80 | > 60 | データベースの更新など,I/Oに遅延が発生しているおそれがある。 |
Disk Service Time | PI_DEVD | Avg Service Time | > 0.1 | > 0.06 | 非常に大きなサイズのI/Oが発生しているおそれがある。 |
既存アラームの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
・ディスクに関連するソリューションセットのレポート
表1-18 ディスクのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Avg Service Time - Top 10 Devices | 平均動作時間が長い上位10個のデバイスについてのリアルタイム情報。 |
Avg Service Time Status - Top 10 Devices | 平均動作時間が長い10個のデバイスについてのリアルタイム情報。 |
Device Detail | 選択したデバイスについてのリアルタイム情報。 |
Device Usage Status | デバイスの使用状況についてのリアルタイム情報。 |
Device Usage Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのデバイスの使用状況についての履歴情報(時単位)。 |
Free Space Mbytes - Top 10 Local File Systems | 空き領域が少ない10個のローカルファイルシステムについてのリアルタイム情報。 |
Local File System Detail | 選択したローカルファイルシステムについてのリアルタイム情報。 |
Remote File System Detail | 選択したリモートファイルシステムについてのリアルタイム情報。 |
Space Usage - Top 10 Local File Systems | 使用率が高いローカルファイルシステムの上位10個についてのリアルタイム情報。 |
Space Usage - Top 10 Remote File Systems | 使用率が高いリモートファイルシステムの上位10個についてのリアルタイム情報。 |
NFS Activity Overview | 最近1時間のNFSクライアントとNFSサーバの稼働状況についての履歴情報(分単位)。※ |
NFS Load Trend | 最近1か月間のNFSクライアントとNFSサーバの稼働状況についての履歴情報(日単位)。※ |
NFS Usage Status | NFSクライアントとNFSサーバの稼働状況についてのリアルタイム情報。※ |
NFS Usage Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのNFSクライアントとNFSサーバの稼働状況についての履歴情報(時単位)。※ |
既存レポートの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・論理ディスクの未使用領域を監視するアラーム
表1-19 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | File System Free Mbytes | |||
メッセージテキスト | Disk Space(%CVS1) = %CVS2 MB | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_FSLまたはPD_FSR | ||
フィールド | 異常条件:※ File System <> "dummy" AND (Mbytes Free < "5120" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ File System <> "dummy" AND (Mbytes Free < "10240" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_FSLまたはPD_FSRの履歴レポートを指定する。 |
・ディスクのビジー率を監視するアラーム
表1-20 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Disk Busy % | |||
メッセージテキスト | Disk Busy % (%CVS1) = %CVS2 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □ | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 4 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_DEVD | ||
フィールド | 異常条件:※ Device Name <> "dummy" AND (Busy % >= "90" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Device Name <> "dummy" AND (Busy % >= "80" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_DEVDのレポートを指定する。 |
・ディスクの混雑を監視するアラーム
表1-21 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Disk Queue | |||
メッセージテキスト | Disk Queue(%CVS1) = %CVS2 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □ | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 4 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_DEVD | ||
フィールド | 異常条件:※ Device Name <> "dummy" AND (Queue Length >= "5" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Device Name <> "dummy" AND (Queue Length >= "3" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_DEVDのレポートを指定する。 |
(4) ネットワーク
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・ネットワークに関連するソリューションセットのアラーム
なし
・ネットワークに関連するソリューションセットのレポート
表1-22 ネットワークのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Network Interface Detail | 選択したシステムのネットワーク使用状況についてのリアルタイム情報。 |
Network Interface Summary(ネットワーク使用状況を示します。リアルタイムレポート) | ネットワーク使用状況についてのリアルタイム情報。 |
Network Interface Summary(ネットワーク使用状況を示します。履歴レポート) | 最近1時間のネットワーク使用状況についての履歴情報(分単位)。 |
Network Overview | 最近1時間のネットワーク使用状況についての履歴情報(分単位)。 |
Network Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数ホストのネットワーク使用状況についての履歴情報(時単位)。 |
Network Status | ネットワーク使用状況についてのリアルタイム情報。 |
既存レポートの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・ネットワークインターフェースカードに帯域幅(一定時間内に転送できるデータの量)を超えるデータ受信がないか監視するアラーム
表1-23 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Network Rcvd/Xmitd | |||
メッセージテキスト | NIC Rcvd/Xmitd = %CVS1 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 4 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_NINS | ||
フィールド | 異常条件:※ Pkts Rcvd/sec >= "NICの帯域幅の90%程度を設定する" | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Pkts Rcvd/sec >= "NICの帯域幅の80%程度を設定する" | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_NINDの履歴レポートを指定する。 |
(5) プロセス
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・プロセスに関連するソリューションセットのアラーム
なし
・プロセスに関連するソリューションセットのレポート
表1-24 プロセスのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
CPU Usage - Top 10 Processes | CPU使用率上位10個のプロセスについてのリアルタイム情報。 |
I/O Activity - Top 10 Processes | I/O処理数上位10個のプロセスについてのリアルタイム情報。HP-UX,AIX,Linuxの場合は,使用できない。 |
Major Page Faults - Top 10 Processes | 物理的なI/Oを引き起こすページフォルト数上位10個のプロセスについてのリアルタイム情報。 |
Process Detail | 選択したホストのプロセスについてのリアルタイム情報。 |
Process Overview | 最近1時間のプロセスの稼働状況についての履歴情報(分単位)。 |
Process Summary Status | プロセスの稼働状況についてのリアルタイム情報。 |
既存レポートの設定内容については「5. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・プロセスの消滅を監視するアラーム
表1-25 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | xxx Process Exit | |||
メッセージテキスト | xxx プロセスが実行されていません | |||
□値の存在を監視するアラーム | ■チェックする | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_PDI | ||
フィールド | Program | |||
値 | プロセス名を入力 | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_PDIのリアルタイムレポートを指定する。 |
・プロセスの生成を監視するアラーム
/opt/jp1pc/agtu/agent/wgfileの定義例を次に示します。
workgroup=xxx Application Processes
programs=yyy,zzz
表1-26 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | UNIX(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | xxx Application Processes | |||
メッセージテキスト | xxx Application Process Count = %CVS1 | |||
□値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_WGRP | ||
フィールド | 異常条件:※ Process Count > "0" AND ( Workgroup = "xxx Application Processes" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Process Count > "0" AND ( Workgroup = "xxx Application Processes" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_PDIのリアルタイムレポートを指定する。 |