監視するリソースごとに,ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。定義例の見方を次に示します。
(1) プロセッサ
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・プロセッサ使用率を監視するソリューションセットのアラーム
表1-19 プロセッサのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
CPU Usage | PI | CPU % | >= 90 | > 80 | プロセッサの使用率(%)が継続して高い場合,プロセッサがシステムのボトルネックになっているおそれがある。過度にプロセッサを使用しているプロセスを見つけ,対策を立てる必要がある。プロセスに問題がない場合,限界を超えるシステム環境のため,プロセッサをアップグレードするか,プロセッサを追加するなどの対策が必要である。 |
・プロセッサに関連するソリューションセットのレポート
表1-20 プロセッサのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
CPU Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数のエージェントについてのCPU使用率の要約(時単位)。 |
CPU Trend | 最近1か月間のユーザーモードと特権モードで実行されたCPU使用率(日単位)。 |
CPU Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数システムのCPU使用率(日単位)。 |
CPU Usage Summary | 最近1時間のCPU使用率の要約(分単位)。 |
既存レポートの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・プロセッサの混雑を監視するアラーム
表1-21 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Processor Queue | |||
メッセージテキスト | Queue Length = %CVS | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする(PI_SVRQレコードの場合) □チェックしない(PIレコードの場合) | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 2 ]回しきい値超過/[ 3 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI または PI_SVRQ | ||
フィールド | Processor Queue Length または Queue Length | |||
条件 | >= | |||
異常値 | 10 または 3 | |||
警告値 | 2 | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI または PI_SVRQのレポートを指定する。 |
・プロセッサ使用率が高いプロセスを確認するリアルタイムレポート
表1-22 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PD_PDI - Memory | |
プロダクト | Windows(6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(一つのエージェント) | ●チェックする | |
○履歴(一つのエージェント) | - | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PD_PDI | |
選択されたフィールド | Program PDI CPU % Privileged CPU % User CPU % | ||
フィルター | 条件式: | ●拡張フィルター | |
条件式の定義 | Program <> "_Total" AND PID <> "0" | ||
表示時に指定 | □チェックしない | ||
表示設定 | □ 表示時に指定 | ■チェックする | |
□ デルタで表示 | □チェックしない | ||
更新間隔 | □ 自動更新しない | □チェックしない | |
初期値 | 30 | ||
最小値 | 30 | ||
ランキング表示 | フィールド | CPU % | |
表示数 | 10 ※ | ||
□ 降順 | □チェックしない | ||
表示形式 | 表 | 全フィールド | |
一覧 | - | ||
グラフ | Privileged CPU % User CPU % | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 積み上げ横棒 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | プロセス名(プロセスID) | |
Y軸 | CPU % | ||
データラベル | データラベル1 | プロセス名 | |
データラベル2 | プロセスID | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |
(2) メモリー
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・物理メモリーの未使用サイズ(メガバイト単位)の監視に関連するソリューションセットのアラーム
表1-23 メモリーのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
Available Memory | PI | Available Mbytes | < 3 | < 4 | 物理メモリーが不足しているおそれがある。過度にメモリーを使用しているプロセスを見つけ,対策を立てる必要がある。プロセスに問題がない場合,限界を超えるシステム環境のため,メモリーを増設するなどの対策を立てる必要がある。 |
既存アラームの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
・メモリーに関連するソリューションセットのレポート
表1-24 メモリーのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Memory Available Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数システムの物理メモリーの空き容量(日単位)。 |
Memory Paging | 最近1時間のページングしたページ数の頻度(分単位)。 |
Memory Paging Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数のエージェントについてのメモリーのページフォルトが発生した状況の要約(時単位)。 |
OS Memory Usage Status(メモリー使用量を示します。リアルタイムレポート) | 物理メモリーの空き容量。 |
OS Memory Usage Status(メモリー使用量を示します。履歴レポート) | 最近24時間のシステムの物理メモリーの空き容量の要約(時単位)。 |
System Memory Detail | 最近1時間のシステムの物理メモリーの詳細(分単位)。 |
・システム(メモリー)に関連するソリューションセットのレポート
表1-25 システムのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
File System I/O Summary | 最近1時間のI/O使用量の要約(分単位)。 |
Process Trend | 最近1か月間のシステムで実行されたプロセス数(日単位)。 |
System Overview(システムの概要を示します。リアルタイムレポート) | システム全体の概要。 |
System Overview(システムの概要を示します。履歴レポート) | 最近1時間のシステムの概要(分単位)。 |
Workload Status | システムのワークロード関連データ。 |
Workload Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数のシステムについてのワークロード関連データの要約(時単位)。 |
既存レポートの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・メモリーの使用状況を監視するアラーム
表1-26 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Committed Mbytes | |||
メッセージテキスト | Committed Mbytes = %CVS1 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 2 ]回しきい値超過/[ 3 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI | ||
フィールド | 異常条件: Committed Mbytes >= "Commit Limit Mbytes値の90%程度を設定する" | |||
条件 | ||||
異常値 | 警告条件: Committed Mbytes >= "Total Physical Mem Mbyteの値を設定する" | |||
警告値 | ||||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PIの履歴レポートを指定する。 |
・メモリーの負荷状況を監視するアラーム
表1-27 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Page Faults | |||
メッセージテキスト | Page Faults = %CVS1 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 2 ]回しきい値超過/[ 3 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI | ||
フィールド | 異常条件:※ Pages/sec >= "5" または Page Faults/sec >=5 | |||
条件 | ||||
異常値 | 警告条件:※ Pages/sec >= "4" または Page Faults/sec >=4 | |||
警告値 | ||||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PIの履歴レポートを指定する。 |
・メモリーリークが発生しているおそれがないか確認する履歴レポート
表1-28 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PI - Memory | |
プロダクト | Windows(6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(一つのエージェント) | - | |
○履歴(一つエージェント) | ●チェックする | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PI | |
選択されたフィールド | Pool Nonpaged Bytes Pool Paged Bytes Pages/sec Page Faults/sec Data Map Hits % Commit Limit Mbytes Committed Mbytes Non Committed Mbytes % Committed Bytes in Use Total Physical Mem Mbytes Used Physical Mem Mbytes Available Mbytes % Physical Mem Current Processes Current Threads | ||
フィルター | 条件式: | ●フィルターなし | |
表示設定 | 表示時に指定 | □チェックしない | |
□ 表示時に指定 | ■チェックする | ||
レポート表示期間の設定 | 対象期間 | レポートの表示時に指定 | |
レポート間隔 | 分 | ||
ピーク時間 | フィールド | (なし) | |
最大レコード数 | 1440 ※ | ||
表示形式 | 表 | 全フィールド | |
一覧 | - | ||
グラフ | Pool Nonpaged Bytes | ||
表示名 | - | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 折れ線 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | 時間 | |
Y軸 | 非ページプール | ||
データラベル | データラベル1 | (なし) | |
データラベル2 | (なし) | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |
・プロセスのメモリー使用量を確認するリアルタイムレポート
表1-29 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PD_PDI - Memory | |
プロダクト | Windows(6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(一つのエージェント) | ●チェックする | |
○履歴(一つのエージェント) | - | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PD_PDI | |
選択されたフィールド | すべて選択する | ||
フィルター | 条件式: | ●拡張フィルター | |
条件式の定義 | Program <> "_Total" AND PID <> "0" | ||
表示時に指定 | □チェックしない | ||
表示設定 | □ 表示時に指定 | ■チェックする | |
□ デルタで表示 | □チェックしない | ||
更新間隔 | □ 自動更新しない | □チェックしない | |
初期値 | 30 | ||
最小値 | 30 | ||
ランキング表示 | フィールド | Pool Nonpaged Kbytes※ | |
表示数 | 30 ※ | ||
□ 降順 | ■チェックする | ||
表示形式 | 表 | Program PID Handle Count Page Faults/sec Pool Nonpaged Kbytes Pool Paged Kbytes Working Set Kbytes Page File Kbytes Private Kbytes CPU % | |
一覧 | - | ||
グラフ | Pool Nonpaged Kbytes Pool Paged Kbytes Working Set Kbytes Page File Kbytes Private Kbytes | ||
表示名 | - | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 折れ線 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | 時間 | |
Y軸 | メモリー使用量 | ||
データラベル | データラベル1 | (なし) | |
データラベル2 | (なし) | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |
(3) ディスク
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・ディスクの空き領域の割合を監視するソリューションセットのアラーム
表1-30 ディスクのソリューションセットのアラーム
ソリューションセットのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
Disk Space | PI_LOGD | % Free Space | < 5 | < 15 | ディスク容量不足になっているおそれがある。不要ファイルの削除,ファイル圧縮,ディスクの最適化,ディスク増設などの対策が必要である。 |
既存アラームの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
・ディスクに関連するソリューションセットのレポート
表1-31 ディスクのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Disk Time - Top 10 Logical Drives | ディスク使用率が高い論理ディスクの上位10個。 |
Free Megabytes - Logical Drive Status | 論理ディスクで使用できる領域に関連する情報。 |
Free Space - Low 10 Logical Drives | 空き領域が少ない論理ディスクの上位10個。 |
Free Space - Top 10 Logical Drives | 空き領域が多い論理ディスクの上位10個。 |
Logical Drive Detail | 特定の論理ディスクの詳細。 |
既存レポートの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・論理ディスクの未使用領域を監視するアラーム
表1-32 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Logical Disk Free Mbytes | |||
メッセージテキスト | Disk Space(%CVS1) = %CVS2 MB | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_LOGD | ||
フィールド | 異常条件:※ ID <> "_Total" AND (Free Mbytes < "5120" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ ID <> "_Total" AND (Free Mbytes < "10240" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_LOGDの履歴レポートを指定する。 |
・ディスクのビジー率を監視するアラーム
表1-33 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Disk Busy % | |||
メッセージテキスト | Disk Busy % (%CVS1) = %CVS2 | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 4 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_LOGD | ||
フィールド | 異常条件:※ ID <> "_Total" AND (% Disk Time >= "90" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ ID <> "_Total" AND (% Disk Time >= "50" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_LOGDのレポートを指定する。 |
・ディスクの混雑(処理待ちまたは処理中のキューの要求数)を監視するアラーム
表1-34 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Disk Queue | |||
メッセージテキスト | Disk Queue(%CVS1) = %CVS2 MB | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 4 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_LOGDまたはPI_PHYD | ||
フィールド | 異常条件:※ ID <> "_Total" AND (Current Disk Queue Length >= "5" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ ID <> "_Total" AND (Current Disk Queue Length >= "3" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_LOGDまたはPI_PHYDのレポートを指定する。 |
(4) ネットワーク
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・ソリューションセット
なし
・ネットワークに関連するソリューションセットのレポート
表1-35 ネットワークのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
Access Failure Status(システムアクセスエラーを示します。リアルタイムレポート) | システムアクセス試行でのエラー数。 |
Access Failure Status(システムアクセスエラーを示します。履歴レポート) | 最近24時間にシステムへのアクセス試行中に発生したエラー数の累積値(時単位)。 |
Server Activity Detail | ネットワーク間での通信状況についての情報。 |
Server Activity Summary (Multi-Agent) | 最近24時間の複数のエージェントについてのネットワーク間での通信状況についての要約(時単位)。 |
Server Activity Summary(ネットワーク間での通信状況についての情報を示します。リアルタイムレポート) | ネットワーク間での通信状況についての情報。 |
Server Activity Summary(ネットワーク間での通信状況についての情報を示します。履歴レポート) | 最近1時間のネットワーク間での通信状況(分単位)。 |
Server Activity Summary Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数システムのサーバがネットワークとの間で送受信したデータの稼働状況(日単位)。 |
Server Sessions Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数システムのサーバでアクティブなセッション数(日単位)。 |
System Utilization Status | サーバがネットワークとの間で送受信した状況。 |
既存レポートの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・ネットワークインターフェースカードに帯域幅(一定時間内に転送できるデータの量)を超えるデータ受信がないか監視するアラーム
表1-36 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Network Received | |||
メッセージテキスト | Received = %CVS1 byte/sec | |||
□ 値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 3 ]回しきい値超過/[ 5 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI:※ | ||
フィールド | 異常条件:※ Bytes Rcvd/sec >= "NICの帯域幅の70%程度を設定する" | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Bytes Rcvd/sec >= "NICの帯域幅の50%程度を設定する" | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PI_NEIIの履歴レポートを指定する。 |
(5) プロセス・サービス
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・プロセスに関連するソリューションセットのアラーム
なし
・プロセスに関連するソリューションセットのレポート
表1-37 プロセスのソリューションセットのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
CPU Usage - Top 10 Processes | CPU使用率が高いプロセスの上位10個。 |
Process Detail | 特定のプロセスのシステムリソース消費についての詳細。 |
Page Faults - Top 10 Processes | ページフォルトが発生した頻度が高いプロセスの上位10個。 |
既存レポートの設定内容については,「4. ソリューションセット」を参照してください。
(b) ソリューションセット以外の定義例
・プロセスの消滅を監視するアラーム
表1-38 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | xxx Process Exit | |||
メッセージテキスト | xxx プロセスが実行されていません | |||
□値の存在を監視するアラーム | ■チェックする | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_PDI | ||
フィールド | Program | |||
値 | プロセス名を入力 | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_PDIのリアルタイムレポートを指定する。 |
・プロセスの生成を監視するアラーム
表1-39 定義例
収集データ追加ユーティリティの項目※1 | 内容 |
---|---|
「プログラム名・ユーザー名・グループ名の全条件に一致(AND)」 | ●チェックする |
ワークグループ名 | xxx Application Processes |
プログラム名 ※2 | yyy|zzz |
ユーザー名 | - |
グループ名 | - |
表1-40 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | xxx Application Processes | |||
メッセージテキスト | xxx Application Process Count = %CVS1 | |||
□値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PI_WGRP | ||
フィールド | 異常条件:※ Process Count > "0" AND ( Workgroup = "xxx Application Processes" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Process Count > "0" AND ( Workgroup = "xxx Application Processes" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PDまたはPD_PDIのリアルタイムレポートを指定する。 |
・サービスの停止を監視するアラーム
表1-41 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Application Service | |||
メッセージテキスト | Application Service (%CVS1) Stop | |||
□値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | □チェックしない | |||
□ すべてのデータを評価する | □チェックしない | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | □チェックしない | |||
- | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_SVC | ||
フィールド | 異常条件:※ Service NameまたはDisplay Name = "xxx" AND ( State <> "RUNNING" ) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※ Service NameまたはDisplay Name = "xxx" AND ( State <> "RUNNING" ) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_SVCのリアルタイムレポートを指定する。 |
(6) イベントログ
ソリューションセット,およびソリューションセット以外の定義例について説明します。
(a) ソリューションセット
・イベントログに関連するソリューションセットのアラーム
なし
・イベントログに関連するソリューションセットのレポート
なし
(b) ソリューションセット以外の定義例
・イベントログに出力されるすべてのエラーおよび警告を監視するアラーム
表1-42 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Event Log | |||
メッセージテキスト | %CVS1 %CVS2, %CVS3 (%CVS4), %CVS5 | |||
□値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | ■チェックする ※1 | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 1 ]回しきい値超過/[ 1 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_ELOG | ||
フィールド | 異常条件:※2 Log Name <> "dummy" ※3 AND ( Event Type Name = "Error" AND ( Source Name <> "dummy" AND ( Event ID <> "0" AND ( Description <> "dummy" )))) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※2 Log Name <> "dummy" ※3 AND ( Event Type Name = "Warning" AND ( Source Name <> "dummy" AND ( Event ID <> "0" AND ( Description <> "dummy" )))) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_ELOGの履歴レポートを指定する。 |
・イベントログに出力されるMSCSのエラーおよび警告を監視するアラーム
表1-43 定義例
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
全般 | プロダクト | Windows(6.0) | ||
アラームテーブル名 | Alarm Example | |||
アラーム名 | Event Log | |||
メッセージテキスト | %CVS1 %CVS2, %CVS3 (%CVS4), %CVS5 | |||
□値の存在を監視するアラーム | □チェックしない | |||
高度な設定 | □ アラームを有効にする | ■チェックする | ||
□ 常にアラーム通知する | ■チェックする ※1 | |||
□ すべてのデータを評価する | ■チェックする | |||
監視時刻範囲 □ 常に監視する | ■チェックする | |||
開始 | - | |||
終了 | - | |||
発生頻度 □ 発生頻度を満たした時にアラーム通知する | ■チェックする | |||
[ 1 ]回しきい値超過/[ 1 ]インターバル中 | ||||
アラーム条件式 | レコード | PD_ELOG | ||
フィールド | 異常条件:※2 Log Name = "System" ※3 AND ( Event Type Name = "Error" AND ( Source Name = "ClusSvc" AND ( Event ID <> "0" AND ( Description <> "dummy" )))) | |||
条件 | ||||
異常値 | ||||
警告値 | 警告条件:※2 Log Name = "System" ※3 AND ( Event Type Name = "Warning" AND ( Source Name = "ClusSvc" AND ( Event ID <> "0" AND ( Description <> "dummy" )))) | |||
実行するアクション | 任意で設定してください | 異常 | 警告 | 正常 |
Eメール | □ | □ | □ | |
コマンド | □ | □ | □ | |
SNMP | □ | □ | □ | |
表示するレポート | [ ] | PD_ELOGの履歴レポートを指定する。 |