2.5 コマンドプロンプトの起動方法
Windows Server 2008の環境では,OSのユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合,コマンドプロンプトは,以下の2種類の特権モードがあります。
- 管理者特権モードのコマンドプロンプト(管理者コンソール)
Windowsのすべての操作が可能なコマンドプロンプトです。
- 標準特権モードのコマンドプロンプト(標準コンソール)
ユーザー操作の権限が制限されたコマンドプロンプトです。
ユーザーアカウント制御機能(UAC)を無効にしている場合は,コマンドプロンプトは管理者特権モードのみとなります。
PFM - Agentのコマンドアプリケーションは,必ず管理者コンソールから実行してください。
表2-7 管理者ユーザー別 コマンドプロンプトの起動方法
管理者グループ | 管理者ユーザー | 起動方法 |
Administrators | Administrator | コマンドプロンプトを起動すると,管理者コンソールが起動されます。 |
上記以外のユーザー | UACが有効な場合
- コマンドプロンプトを起動すると,標準コンソールが起動されます。
- 管理者コンソールを起動する場合,ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されます。ダイアログの「続行」ボタンをクリックすると管理者コンソールが起動されます。「キャンセル」ボタンをクリックした場合は,コンソールは起動されません。
UACが無効な場合
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管理者コンソールは,OSで用意されている管理者コンソールと,PFM - Baseから提供されている管理者コンソールがあります。それぞれの起動方法を説明します。
- OSで用意されている管理者コンソールの起動方法
Windowsスタートメニューの「プログラム」-「アクセサリ」-「コマンドプロンプト」を右クリックし,「管理者として実行」を選択して起動します。
開いたコマンドプロンプトが管理者特権モードで開かれているか判断するには,左上のタイトルに「管理者」が表示されているかいないかで判断できます。
![[図データ]](figure/zufu0007.gif)
- PFM - Base版 管理者コンソールの起動方法
Windowsスタートメニューの「プログラム/Performance Management/管理者コンソール」を起動します。
![[図データ]](figure/zufu0008.gif)