Server Work Queues OverviewPI_SVRQ

機能

Server Work Queues Overview(PI_SVRQ)レコードには,サーバのキューの長さおよびキュー内の処理についての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。

このレコードは,複数インスタンスレコードです。

注意
OSが提供するServerサービス(サービス名:LanmanServer)が停止している場合,このレコードは収集できません。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval60
Collection Offset0
LogNo
LOGIF空白

ODBCキーフィールド

PI_SVRQ_INSTANCE

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名
(PFM-Manager名)
説明要約形式デルタサポート対象外データソース
Active Threads(ACTIVE_THREADS)プロセッサでサーバクライアントからの要求を処理しているスレッド数。
システムは,不要なコンテキストの切り替えを最小限に抑えるために,この値をできるだけ低くしようとする。※
AVGulongNo
Available Threads(AVAILABLE_THREADS)プロセッサでクライアントからの要求を処理していないサーバスレッド数。
サーバは動的にスレッドの数を調整し,サーバのパフォーマンスを最適化する。※
AVGulongNo
Available Work Items(AVAILABLE_WORK_ITEMS)プロセッサの使用可能な作業アイテム(クライアントからのすべての要求を表し,サーバは処理を高速化するためにプロセッサごとに使用可能な作業領域を維持する)の数。
通常,0以外の値が継続する場合,ServerサービスのMinFreeWorkItemsレジストリー値を増やす必要があるとみなす。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。※
AVGulongNo
Borrowed Work Items(BORROWED_WORK_ITEMS)プロセッサの使用可能な作業アイテム(クライアントからのすべての要求を表し,サーバは処理を高速化するためにプロセッサごとに使用可能な作業領域を維持する)がなくなり,別のプロセッサから未使用の作業アイテムを借り出した数。
通常,値が増え続ける場合,ServerサービスのMaxWorkItemsまたはMinFreeWorkItemsレジストリー値を増やす必要があるとみなす。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。※
AVGulongNo
Bytes Rcvd/sec(BYTES_RECEIVED_PER_SEC)サーバがプロセッサでネットワーククライアントから受信したデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Bytes Sent/sec(BYTES_SENT_PER_SEC)サーバがプロセッサでネットワーククライアントに送信したデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Bytes Xferd/sec(BYTES_TRANSFERRED_PER_SEC)サーバがプロセッサでネットワーククライアントに送受信したデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Context Blocks Queued/sec(CONTEXT_BLOCKS_QUEUED_PER_SEC)サーバでの処理待ちのため,作業コンテキストブロックがサーバのFSPキューに入れられる必要があった回数の割合(/秒)。AVGfloatNo
Current Clients(CURRENT_CLIENTS)プロセッサが処理しているクライアント数。サーバは,クライアント負荷をシステム内の全サーバに動的に振り分ける。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。※
AVGulongNo
Instance(INSTANCE)サーバワークキューのインスタンス名。
Blocking Queueと「0」から始まる番号で表示される。
COPYstring(256)No
Interval(INTERVAL)レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は5。履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。
COPYulongNoRECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0)
Interval2(INTERVAL2)レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は5。履歴レポートで要約した場合,要約したレコードの合計を表示する。
ADDulongNoRECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0)
Queue Length(QUEUE_LENGTH)プロセッサの時間を待っていて,実行準備ができているプロセッサのキュー内の要求数。
通常,キューの長さが継続的に2を超える状態の場合,プロセッサの混雑を示す。※
AVGulongNo
Read Bytes/sec(READ_BYTES_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルから読み込んだデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Read Ops/sec(READ_OPERATIONS_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルからデータを読み込んだ処理数の割合(/秒)。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。
AVGfloatNo
Record Time(RECORD_TIME)レコードが作成された時刻。COPYtime_tNo
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)レコード名。常に「SVRQ」。COPYchar(8)No
Total Bytes/sec(TOTAL_BYTES_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルから読み込みおよび書き込みしたデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Total Ops/sec(TOTAL_OPERATIONS_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルからデータを読み込みおよび書き込みした処理数の割合(/秒)。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。
AVGfloatNo
Work Item Shortages(WORK_ITEM_SHORTAGES)プロセッサの使用可能な作業アイテム(クライアントからのすべての要求を表し,サーバは処理を高速化するためにプロセッサごとに使用可能な作業領域を維持する)が不足している数。
通常,0以外の値が継続する場合,ServerサービスのMaxWorkItemsレジストリー値を増やす必要があるとみなす。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。※
AVGulongNo
Write Bytes/sec(WRITE_BYTES_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルに書き込んだデータ量の割合(バイト/秒)。AVGfloatNo
Write Ops/sec(WRITE_OPERATIONS_PER_SEC)サーバがプロセッサでクライアントのためにファイルにデータを書き込んだ処理数の割合(/秒)。
Instanceフィールドが「Blocking Queue」の場合,このフィールドの値は常に「0」。
AVGfloatNo