3.2.2 パフォーマンスコンソールカウンター情報収集の設定
パフォーマンスコンソールカウンター情報を収集するためのユーザーレコードの設定,確認,および削除方法を説明します。
- <この項の構成>
- (1) ユーザーレコードを設定する
- (2) ユーザーレコードの設定を確認する
- (3) ユーザーレコードの設定を削除する
(1) ユーザーレコードを設定する
パフォーマンスコンソールカウンター情報を収集するためのユーザーレコードの設定方法を示します。
- Windowsの[スタート]メニューから収集データ追加ユーティリティを起動する。
- ツリーエリアからログインしているホストのAgent Storeを選択し,リストエリアでAgent Collectorアイコンをクリックして,[プロパティ]メニューで[PD_GEND・PI_GENIレコードの追加]を選択する。
[レコードの追加]ダイアログボックスが表示されます。
図3-2 [レコードの追加]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/zu03002.gif)
- [オブジェクト]から,収集するデータオブジェクトを選択する。
データオブジェクトを選択すると,選択したデータオブジェクトに対して設定できるデータカウンターが,[カウンター]に表示されます。また,設定できるデータインスタンス(マルチインスタンスオブジェクト)が,[インスタンス]に表示されます。
なお,選択したオブジェクトがシングルインスタンスオブジェクトの場合,設定できるデータインスタンスがないので,[インスタンス]には何も表示されません。
ここで選択したデータオブジェクトは,ユーザーレコードのObject Name(OBJECT_NAME)フィールドに格納されます。
- [カウンター]から,収集するデータカウンターを選択する。
データカウンターを選択すると,[カウンターの説明]に,選択したデータカウンターの説明が表示されます。
ここで選択したデータカウンターは,ユーザーレコードのCounter Name(COUNTER_NAME)フィールドに格納されます。
- [インスタンス]から,収集するデータインスタンスを選択する。
ここで選択したデータインスタンスは,ユーザーレコードのInstance(INSTANCE)フィールドに格納されます。
データインスタンスに何も表示されていなければ,設定できるデータインスタンスはありません。手順7に進んでください。
- 「レコード」で[PD_GENDレコード]または[PI_GENIレコード]をチェックする。
PD_GENDレコードに性能値を収集したい場合は,[PD_GENDレコード]をチェックします。
PI_GENIレコードに性能値を収集したい場合は,[PI_GENIレコード]をチェックします。
- [追加]ボタンをクリックする。
設定したパフォーマンスデータが,収集対象としてユーザーレコードに設定されます。
- 収集するパフォーマンスデータを,さらにユーザーレコードに追加する場合は,手順3から手順7を繰り返す。
- 設定が終わったら,[閉じる]ボタンをクリックする。
[レコードの追加]ダイアログボックスが閉じます。
- 注意
- 収集するパフォーマンスデータとして追加できるオブジェクト数,カウンター数,インスタンス数に制限はありませんが,大量に設定するとPFM - Agent for Platformのデータ収集時にシステム負荷やディスク使用量が大きくなることがあります。そのため,通常は合計100個程度を上限の目安としてください。
- Windows Server 2003(x64)環境で,ユーザーレコードを設定する場合,WOW64をサポートしていないオブジェクトは,収集データ追加ユーティリティの[レコードの追加]画面に表示されません。
- PD_GENDレコード,PI_GENIレコードについては,「5. レコード」を参照してください。
ここで設定したユーザーレコードをデータベースに格納するかどうかを設定する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
(2) ユーザーレコードの設定を確認する
パフォーマンスコンソールカウンター情報を収集するためのユーザーレコードの設定内容を確認する方法を示します。
- Windowsの[スタート]メニューから収集データ追加ユーティリティを起動する。
- ツリーエリアからログインしているホストのAgent Storeを選択し,リストエリアでAgent Collectorアイコンをクリックして,[プロパティ]メニューで[PD_GEND・PI_GENIレコードの確認・削除]を選択する。
[レコードの確認・削除]ダイアログボックスが表示されます。
図3-3 [レコードの確認・削除]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/zu03003.gif)
- [レコード]から,[PI_GENIレコード]または[PD_GENDレコード]を選択する。
設定を確認したいユーザーレコードの種類を選択します。選択した種類のユーザーレコードに対して設定されているデータオブジェクトが,[オブジェクト]に表示されます。
- [オブジェクト]から,確認したいデータオブジェクトを選択する。
選択したデータオブジェクトに対して設定されているデータカウンターが,[カウンター]に表示されます。選択状態で表示されているデータカウンターに対して設定されているデータインスタンスが,[インスタンス]に表示されます。
- [カウンター]から,確認したいデータカウンターを選択する。
選択したデータカウンターに対して設定されているデータインスタンスが,[インスタンス]に表示されます。
- ほかのパフォーマンスデータの設定を確認する場合は,手順3から手順5を繰り返す。
- 確認が終わったら,[閉じる]ボタンをクリックする。
[レコードの確認・削除]ダイアログボックスが閉じます。
(3) ユーザーレコードの設定を削除する
パフォーマンスコンソールカウンター情報を収集するためのユーザーレコードの設定を削除する方法を示します。
- Windowsの[スタート]メニューから収集データ追加ユーティリティを起動する。
- ツリーエリアからログインしているホストのAgent Storeを選択し,リストエリアでAgent Collectorアイコンをクリックして,[プロパティ]メニューで[PD_GEND・PI_GENIレコードの確認・削除]を選択する。
[レコードの確認・削除]ダイアログボックスが表示されます。
- [レコード]から,[PI_GENIレコード]または[PD_GENDレコード]を選択する。
格納されるパフォーマンスデータの設定を削除したいユーザーレコードの種類を選択します。
- [オブジェクト]から,削除したいデータオブジェクトを選択する。
選択したデータオブジェクトに対して設定されているデータカウンターが,[カウンター]に表示されます。また,選択状態で表示されているデータカウンターに対して設定されているデータインスタンスが,[インスタンス]に表示されます。
- [カウンター]から,削除したいデータカウンターを選択する。
選択したデータカウンターに対して設定されているデータインスタンスが,[インスタンス]に表示されます。
- [削除しない]のチェックボックスのチェックを外す。
次に,それぞれの項目について説明します。
- [オブジェクト]
- オブジェクトの設定を削除する場合は,次のチェックをすべて外します。
- ・[オブジェクトは削除しない]
- ・[カウンターは削除しない]
- ・[インスタンスは削除しない]
- 注意
- 三つのチェックをすべて外していないと,オブジェクトの設定は削除できません。
- [カウンター]
- カウンターの設定を削除する場合は,次のチェックを両方とも外します。
- ・[カウンターは削除しない]
- ・[インスタンスは削除しない]
- 注意
- 二つのチェックを両方とも外していないと,データカウンターの設定は削除できません。
- [インスタンス]
- インスタンスの設定を削除する場合は,[インスタンスは削除しない]のチェックを外します。
- [削除]ボタンをクリックする。
チェックボックスのチェックを外した項目の設定が削除されます。
- ほかのパフォーマンスデータの設定を削除する場合は,手順3から手順7を繰り返す。
- 操作が終了したら,[閉じる]ボタンをクリックする。
[レコードの確認・削除]ダイアログボックスが閉じます。