7.1 定義ファイル一覧

PFM - Agent for Service Responseの環境設定や計測条件登録で使用するファイルを,次の表に示します。

表7-1 環境設定で使用する定義ファイル

定義ファイルファイル名定義内容参照先
Probe動作条件定義ファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥conf¥esp.confProbe Daemonの起動オプションを設定します。7.2
計測条件登録ファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥task¥esp¥esptask.xml各インターネットサービスの計測条件を定義します。計測条件は,共通部分とサービス固有条件部分で構成されます。7.3
  • 共通部分
7.3.2
  • サービス固有条件部分
7.3.3
(HTTP)7.3.3(1)
(HTTPS)7.3.3(2)
(SMTP)7.3.3(3)
(POP3)7.3.3(4)
(IMAP4)7.3.3(5)
(DNS)7.3.3(6)
(DHCP)7.3.3(7)
(FTP)7.3.3(8)
(TCP)7.3.3(9)
(WEBTRANS)7.3.3(10)
(USERSERV)7.3.3(11)
Webトランザクションファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥webtrans¥配下の,拡張子がxmlの任意のファイル名。一連のWebのアクセス操作をWebトランザクションとして定義します。7.4
コマンド登録ファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥conf¥espcommand.xml作成したユーザー定義コマンドを登録します。7.5
計測条件ラベル定義ファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥conf¥esptasklabel.conf計測条件に任意のラベル名を定義します。7.6
Web Recorder動作条件定義ファイルインストール先フォルダ¥agtv¥probe¥conf¥wr.confWeb Recorderの動作条件を定義します。7.7
<この節の構成>
(1) XML形式の記述について

(1) XML形式の記述について

計測条件登録ファイル,コマンド登録ファイル,およびWebトランザクションファイルは,XML形式で作成します。XML形式で定義ファイルを作成する際の注意事項を説明します。

開始タグと終了タグ
XMLのタグは,必ず二つのタグ(開始タグと終了タグ)が対になる形式で,記述します。開始タグに対応する終了タグがない場合,および終了タグに対応する開始タグがない場合はエラーになります。なお,「<」と「>」で囲まれたタグ内には,空白,タブ,改行など,タグ名以外は入力しないでください。
要素
開始タグと終了タグに囲まれた部分を要素といいます。

<SAMPLE_TAG>・・要素・・</SAMPLE_TAG>

開始タグは,対応する終了タグと一致している必要があります。上記の例の場合,<SAMPLE_TAG>に対応する</SAMPLE_TAG>がなければエラーになります。
なお,要素がない場合は,開始タグと終了タグを一つにまとめて,次のように記述できます。

<SAMPLE_TAG/>

大文字・小文字の区別
XMLでは,大文字と小文字を区別します。各定義ファイルの書式に示された通りに,入力してください。
空白,タブ,改行の削除
要素の前後に入力された空白,タブ,および改行は削除され,要素として認識されません。
置き換えが必要な文字
次に示す文字は,XML構文で使用するため,要素の設定でこれらの文字の入力が必要な場合は,次の表に示す文字に置き換えてください。

表7-2 置き換えが必要な文字

使用したい文字置き換えて使用する文字列
&&amp;
<&lt;
>&gt;
"&quot;
'&apos;
コメントの記述
コメントは,次の形式で記述します。

<!--コメント内容-->

なお,コメント中に「--」は記述できません。
改行コード
内容の途中に入力された改行コードはLF(0x0a)として扱われます。改行コードをCRLF(0x0d0a)として扱いたい場合は,改行コードの代わりに「&#xD;&#xA;」と入力してください。