インターネットサービスを計測するための計測条件は,PFM - Web Consoleを使用して,計測条件登録ファイル(esptask.xml)で定義します(直接編集することもできます)。計測対象として指定できるインターネットサービスおよび計測項目と,計測条件登録ファイルの作成について説明します。
(1) 計測対象および計測項目
PFM - Agent for Service Responseが標準でサポートするインターネットサービスと,各サービスの計測項目を次の表に示します。
表3-1 計測対象サービスおよび計測項目一覧
計測対象サービス | 計測項目 |
---|---|
HTTP |
|
HTTPS | HTTP計測項目と同じ |
SMTP |
|
POP3 |
|
IMAP4 |
|
DNS |
|
DHCP |
|
FTP |
|
TCP |
|
なお,各サービスの計測項目の詳細については,「9. レコード」を参照してください。
(2) 計測条件登録ファイル(esptask.xml)の作成
計測対象となるインターネットサービスの計測条件は,計測条件登録ファイル(esptask.xml)を作成し,定義します。計測条件登録ファイルの定義はPFM - Web Consoleから設定できます。計測条件登録ファイルの設定項目には,各サービスに共通の項目と,サービス固有の項目とがあります。
各サービスに共通の設定項目を次に示します。
表3-2 計測条件の項目一覧(サービス共通)
項目 | 説明 |
---|---|
計測条件ID | 計測条件の識別子です。計測条件ID内で重複しないように設定します。 |
計測間隔 | 計測を実行する間隔を指定します。 |
タイムアウト | 1回の計測の制限時間を指定します。 |
サービス固有条件 | 計測対象となるサービスの定義を指定します。 |
計測条件のうち,サービス共通の項目では,計測対象サービスの計測間隔やタイムアウト時間などを設定します。計測条件は,計測条件IDを付けて管理します。一つの計測対象サービスに対し,異なる計測条件IDを付けることで別の計測条件として登録できます。サービス固有の設定項目,および計測条件登録ファイルの詳細については,「7.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)」を参照してください。
なお,作成した計測条件登録ファイルは,次のフォルダに保存します。