機能
IMAP4(PI_IMP4)レコードには,IMAP4サービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 | デフォルト値 | 変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval | 360 | ○ |
Collection Offset | 0 | ○ |
Log | No | ○ |
LOGIF | 空白 | ○ |
ODBCキーフィールド
PI_IMP4_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
フィールド
View名 (Manager名) | 説明 | 要約ルール | 形式 | デルタ | データソース |
---|---|---|---|---|---|
Data Transfer Time (DATA_TRANS_TIME) | データ転送時間(秒)。図9-6の(7)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Deletion Time (DELETION_TIME) | 削除時間(秒)。図9-6の(8)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
DNS Time (DNS_TIME) | DNS時間(秒)。図9-6の(4)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Download Count (DOWNLOAD_COUNT) | 取得したメール数(通)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
IMAP Time (IMAP4_TIME) | IMAP4時間(秒)。図9-6の(3)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Preprocessing Time (PRE_PROCESS_TIME) | 前処理時間(秒)。図9-6の(6)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Setup Time (SETUP_TIME) | セットアップ時間(秒)。図9-6の(2)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
TCP Connection Time (TCP_CON_TIME) | TCP接続時間(秒)。図9-6の(5)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Throughput (THROUGHPUT) | メール取得のスループット(ビット/秒)。総メールサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Amount of Data (TOTAL_DATA_SIZE) | IMAP4プローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Response Time (TOTAL_RESP_TIME) | 総応答時間(秒)。図9-6の(1)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Size of Email (TOTAL_EMAIL_SIZE) | 取得したメールサイズの合計(バイト)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
IMAP4シーケンスを次の図に示します。
図9-6 IMAP4シーケンス
IMAP4の動作環境および注意事項
IMAP4プローブは,指定されたユーザーあてに届いたメールの受信が完了するまでに掛かった時間を計測します。
IMAP4の動作環境および注意事項について,次に説明します。
メールサイズ
IMAP4プローブでのメールサイズは,受信するヘッダーと本文を合わせたメール全体のサイズです。取得するメールサイズの上限値は特に制限しません。
メールの削除
IMAP4プローブは,INBOXにある新着メールを取得します。削除実行を指定すると,INBOXにあるメールはすべて削除されます。次回計測時には計測メール数が0に対する計測をすることになるため,次回計測の前に再度,計測用メールを送信してください。
削除方式
IMAP4でのメールの削除方式には,論理的な削除と物理的な削除の2種類があります。このうち,IMAP4プローブでのメール削除は,物理的な削除を行います。これは,SMTPプローブなどが定期的に送信するメールをIMAP4プローブで受信する場合に,メールが蓄積しないようにするためです。
準拠するRFC
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。