Web TransactionPI_WT

機能

Web Transaction(PI_WT)レコードには,Webトランザクションに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。各スコープがインスタンスとなります。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval360
Collection Offset0
LogNo
LOGIF空白

ODBCキーフィールド

PI_WT_MSR_COND_ID,PI_WT_SCOPE_NAME

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

View名
(Manager名)
説明要約ルール形式デルタデータソース
Data Transfer Time
(DATA_TRANS_TIME)
データ転送時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
DNS Time
(DNS_TIME)
DNS時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
HTTP Time
(HTTP_TIME)
HTTP時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Request Count
(REQ_COUNT)
リクエスト数(回)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Scope Name
(SCOPE_NAME)
スコープ名。トランザクション全体の場合はALLが格納されている。スコープ名には,scope Nが格納される(Nは1~8)。COPYstring(32バイト以内)NoProbe Daemon
Server Processing Time
(SERV_PROCESS_TIME)
サーバ処理時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Setup Time(SETUP_TIME)セットアップ時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
TCP Connection Time
(TCP_CON_TIME)
TCP接続時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Throughput
(THROUGHPUT)
スループット(ビット/秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Total Amount of Data
(TOTAL_DATA_SIZE)
総データ量(バイト)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Total Resource Size
(TOTAL_RES_SIZE)
総リソースサイズ(バイト)。AVGdoubleNoProbe Daemon
Total Response Time
(TOTAL_RESP_TIME)
総応答時間(秒)。AVGdoubleNoProbe Daemon

Webトランザクションの動作環境および注意事項

Webトランザクションプローブは,1回のリクエスト・レスポンスの計測だけでなく,複数のHTTP(S)のリクエスト・レスポンスから成る一連の作業を一つのWebトランザクションとして計測します。

なお,Webトランザクションの計測結果には,Webトランザクションを再生した全体の結果が出力されます。また,指定したスコープ(任意のページ遷移)の計測結果についても同様に出力されます。

Webトランザクションプローブは,Webトランザクションファイルで定義した内容を,計測条件に基づいて再生します。指定したURLのレスポンスに対し,Webトランザクションファイルで定義したレスポンス判定情報に従ってチェックし,条件に一致していない場合は計測失敗となります。レスポンス判定情報に従ってチェックするのは,指定したURLから取得したレスポンスがHTML形式(Content-Typeがtext/html)の場合に限ります。ただし,受信したデータが圧縮されて送信されていた場合は,指定した文字列が含まれていない場合と同じ結果となります。埋め込みリソースの取得の場合はチェックされません。

Webトランザクションの動作環境および注意事項について,次に説明します。

HTTPバージョン

HTTP/1.0を使用します。

Refererヘッダー

Webトランザクションプローブでは,発行するリクエストにRefererヘッダーは付加しません。

準拠するRFC

RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。