3.6 PFM - Web Consoleからの計測条件の定義
PFM - Agent for Service Responseでは,Probe Daemonのタスク定義をXML形式の計測条件登録ファイル(esptask.xml)に記述します。この計測条件登録ファイルはPFM - Web Consoleからも定義できます。
この節では,PFM - Web Consoleを使用してProbe Daemonのタスク定義を追加,削除,更新する方法について説明します。
タスク定義を追加,削除,更新する流れを次に示します。
![[図データ]](figure/zuv03003.gif)
定義したタスクは,複数のエージェントに一括配布できます。一括配布の詳細については,「3.6.5 タスク情報の一括配布」を参照してください。
タスクの定義は,Probe Daemonが起動した際に計測条件登録ファイルから読み込まれますが,定義内容が正しくないとProbe Daemonは停止状態になり,計測を開始しません。この事象は,Webトランザクションのタスク定義で記述したWebトランザクションファイル名が存在しない場合などが該当します。PFM - Web Consoleからタスクを定義した際には入力値が妥当かを検証しますが,実際に計測できるかは検証しません。Probe Daemonの起動に失敗し,停止状態になったときは,計測条件が妥当か見直してください。
- 注意
- 計測条件登録ファイル(esptask.xml)を直接編集する運用とPFM - Web Consoleから定義する運用を併用する場合,次の点に注意してください。計測条件登録ファイルを直接編集する方法については,「7.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)」を参照してください。
- 計測条件登録ファイルにXML構文エラーがあるときや不正なタスクIDのタスクが定義されているときは,PFM - Web Consoleから計測条件を定義できません。Agent Collectorサービスを停止して,esptask.xmlを修正し,Agent Collectorサービスを再起動してください。
- PFM - Web Consoleに表示されるタスクは500個までです。計測条件登録ファイルに501個以上のタスクが定義されている場合,500個目※までが表示され,残りのタスクは表示されません。また,メッセージログにメッセージが出力されます。
501個以上のタスクが定義されている場合,PFM - Web Consoleからタスクを削除してGUI上に表示されない状態にすると,501個目※以降のタスクが表示されるようになります。
- 追加後のタスクが500個を超えるタスクはPFM - Web Consoleから追加できません。500個以上のタスクが表示された状態でPFM - Web Consoleからタスクを追加しようとすると,メッセージが表示されて追加できません。この場合,計測条件登録ファイルには登録されないで,タスクは生成されません。
- PFM - Web Consoleからタスクを定義すると,計測条件登録ファイルのインデントやコメントなどを整形して出力します。
- 注※
- タスクは,サービスタイプIDの昇順に,サービスタイプIDが同じ場合は計測条件IDの昇順に表示されます。サービスタイプIDについては,「9. レコード」の「共通フィールド」を参照してください。
- <この節の構成>
- 3.6.1 タスクの追加
- 3.6.2 タスクの削除
- 3.6.3 タスク情報の設定
- 3.6.4 タスク情報の反映
- 3.6.5 タスク情報の一括配布