機能
POP3(PI_POP3)レコードには,POP3サービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 | デフォルト値 | 変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval | 360 | ○ |
Collection Offset | 0 | ○ |
Log | No | ○ |
LOGIF | 空白 | ○ |
ODBCキーフィールド
PI_POP3_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
フィールド
View名 (Manager名) | 説明 | 要約ルール | 形式 | デルタ | データソース |
---|---|---|---|---|---|
Data Transfer Time(DATA_TRANS_TIME) | データ転送時間(秒)。図9-7の(7)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Deletion Time(DELETION_TIME) | 削除時間(秒)。図9-7の(8)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
DNS Time(DNS_TIME) | DNS時間(秒)。図9-7の(4)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Download Count(DOWNLOAD_COUNT) | 取得したメール数(通)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
POP3 Time(POP3_TIME) | POP時間(秒)。図9-7の(3)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Preprocessing Time(PRE_PROCESS_TIME) | 前処理時間(秒)。図9-7の(6)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Setup Time(SETUP_TIME) | セットアップ時間(秒)。図9-7の(2)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
TCP Connection Time(TCP_CON_TIME) | TCP接続時間(秒)。図9-7の(5)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Throughput(THROUGHPUT) | スループット(ビット/秒)。総メールサイズの合計およびデータ転送時間によって決まる。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Amount of Data(TOTAL_DATA_SIZE) | POP3プローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Response Time(TOTAL_RESP_TIME) | 総応答時間(秒)。図9-7の(1)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
Total Size of Email(TOTAL_EMAIL_SIZE) | 取得したメールサイズの合計(バイト)。 | AVG | double | No | Probe Daemon |
POP3シーケンスを次の図に示します。
図9-7 POP3シーケンス
POP3の動作環境および注意事項
POP3プローブは,指定されたユーザーあてに届いたメールの受信が完了するまでに掛かった時間を計測します。
POP3の動作環境および注意事項について,次に説明します。
メールサイズ
POP3プローブでのメールサイズは,受信するヘッダーと本文を合わせたメール全体のサイズです。取得するメールサイズの上限値は特に制限しません。
メールの削除
削除実行を指定すると,すべてのメールが削除されます。次回計測時には計測メール数が0に対する計測をすることになるため,次回計測の前に再度,計測用メールを送信してください。
準拠するRFC
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。