4.2.1 システムの運用に関する注意事項

<この項の構成>
(1) PFM - Agent for Service Responseが動作するホストの時刻の変更

(1) PFM - Agent for Service Responseが動作するホストの時刻の変更

(a) 手動で時刻を設定する場合

時刻設定の手順を次に示します。

  1. PFM - Agent for Service Responseのプロセスを停止する。
    時刻を過去に戻す変更の場合は,この時点のシステムの時刻を控えます。
  2. システムの時刻を変更する。
    時刻を過去に戻す変更の場合,変更後のシステムの時刻が手順1.で控えた時刻を過ぎるまで待ちます。
  3. 手順1.で停止したプロセスを起動する。
注意事項
PFM - Agent for Service Responseが動作するホストの時刻を手動で変更する場合は,PFM - Agent for Service Responseを停止してから変更してください。

(b) NTPで時刻を調整する場合

通常,NTPで時刻を調整する場合は,アプリケーションの動作に影響を与えないように少しずつ時刻調整を繰り返し,長い時間をかけてシステムの時刻を調整できます。このような方法による時刻調整は,PFM - Agent for Service Responseの動作中に実行できます。

(c) SNTPで時刻を調整する場合

通常,SNTPで時刻を調整する場合は,手動で設定する場合と同様に,1回の設定でシステムの時刻を統一された時刻に変更しようとします。このため,システムの時刻が一度に大きく変更されるおそれがあります。このような場合には,PFM - Agent for Service Responseの動作中に時刻調整が行われないようにしてください。SNTPを使用する場合には,手動で時刻を設定する場合と同様の手順で対応してください。

(d) 上記以外の方法で自動的に時刻を調整する場合

使用する時刻調整方法が,通常のアプリケーションの動作に影響を与えないことが保証されている場合には,NTPで時刻を調整する場合と同様に対応してください。保証されていない場合は,SNTPで時刻を調整する場合と同様の手順で対応してください。