形式
jpcnshostname [-s ホスト名|-u]
[-lhost 論理ホスト名]
機能
jpcnshostnameコマンドは,接続先PFM - Managerホスト(Name Serverサービス)のホスト名を表示,設定,および変更するコマンドです。
-sオプションまたは-uオプションを指定しない場合,接続先PFM - Managerホストのホスト名が表示されます。PFM - Managerホストを変更する場合は,-sオプションまたは-uオプションを指定してください。
論理ホスト環境の接続先PFM - Managerホストを表示,設定,および変更する場合は,-lhostオプションを指定してください。
コマンドを実行できるホスト
実行権限
接続先PFM - Managerホスト(Name Serverサービス)のホスト名を表示するだけの場合,実行権限は必要ありません。
PFM - Managerホストを設定および変更する場合(引数を指定する場合)は,次のOSユーザーだけが実行できます。
格納先ディレクトリ
引数
-s ホスト名
接続先のPFM - Managerホストのホスト名を指定します。1~32バイトの半角英数字で指定します。IPアドレスによる指定はできません。
この引数は,PFM - BaseホストまたはPFM - Agentホストで実行できます。また,同一ホストでPFM - Managerが論理ホスト,PFM - Agentが物理ホストの場合も実行できます。
ローカルホストにPFM - Managerがインストールされていた場合,このオプションを指定したとき,エラーとなります。PFM - AgentのホストにPFM - Managerがインストールされていた場合,接続先PFM - Managerは,ローカルホストのPFM - Managerとなります。接続先のPFM - ManagerホストとしてリモートホストのPFM - Managerホストは指定できません。
-u
接続先をローカルホストに設定します。
-lhost 論理ホスト名
接続先PFM - Manager ホストを表示,設定,または変更する論理ホスト環境のホスト名を指定します。
1~32バイトの半角英数字で指定します。半角空白文字および"."は指定できません。
論理ホスト名に,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名は指定できません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了した。 |
1 | 引数の指定に誤りがある。 |
2 | コマンドの実行権限がない。 |
4 | 実行ホスト上のサービスが停止されていない。 |
10 | コマンドはほかのセッションで実行中である。 |
11 | ユーザーによって処理が中止された(問い合わせに対して「N」を返した場合)。 |
100 | Performance Managementの環境が不正である。 |
101 | ポート番号が取得できない。 |
102 | 指定された論理ホスト名がセットアップされていない。 |
200 | メモリーが不足している。 |
210 | ディスク容量が不足している。 |
211 | ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 |
222 | 通信処理でエラーが発生した(IPアドレスが取得できない)。 |
230 | 内部コマンドの実行に失敗した。 |
255 | 予期しないエラーが発生した。 |
使用例1
接続先PFM - Managerホストを表示する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcnshostname
使用例2
接続先PFM - Managerホストをhostmgrに変更する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcnshostname -s hostmgr
使用例3
論理ホスト(ホスト名:jp1-ha1)の接続先PFM - Managerホストを表示する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcnshostname -lhost jp1-ha1
使用例4
論理ホスト(ホスト名:jp1-ha1)の接続先PFM - Managerホストをhostmgrに変更する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcnshostname -s hostmgr -lhost jp1-ha1