形式
jpcalarm copy -key サービスキー
-table コピー元のアラームテーブル名
[-alarm コピー元のアラーム名]
-name コピー先のアラームテーブル名または
コピー先のアラーム名
機能
jpcalarm copyコマンドは,アラームテーブルまたはアラームをコピーするコマンドです。
-tableオプションと-alarmオプションの指定の組み合わせと,コピーされるアラームテーブルまたはアラームの関係を,次の表に示します。
表2-9 オプション指定の組み合わせとコピーされるアラームテーブルまたはアラームの関係
オプションの指定 | コピーされる情報 | |
---|---|---|
-table | -alarm | |
○ | × | -tableオプションで指定したアラームテーブルごとにコピーされる。そのアラームテーブルに複数アラームがあれば,それらのアラームも含めてコピーされる。 |
○ | ○ | -tableオプションで指定したアラームテーブル内で,-alarmオプションで指定したアラームがコピーされる。 |
コマンドを実行できるホスト
PFM - Manager
実行権限
格納先ディレクトリ
引数
-key サービスキー
アラームテーブルまたはアラームをコピーしたいPFM - Agentのサービスキーを指定します。ここで指定できるサービスキーは,PFM - Agentのサービスキーだけです。PFM - Agentのサービスキーについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照してください。
-table コピー元のアラームテーブル名
コピー元のアラームテーブル名を指定します。
1~64バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ . / @ [ ]
ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
ワイルドカード文字は使用できません。
-alarm コピー元のアラーム名
コピー元のアラーム名を指定します。
1~20バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ . / @ [ ]
ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
ワイルドカード文字は使用できません。
また,-tableオプションでソリューションセット(名称が「PFM」で始まるアラームテーブル)を指定した場合,このオプションは指定できません。
-name コピー先のアラームテーブル名またはコピー先のアラーム名
アラームテーブルまたはアラームのコピー先の名称を指定します。
すでに存在するアラームテーブル名またはアラーム名を指定することはできません。
-tableオプションだけを指定した場合は,コピー先のアラームテーブル名を指定します。この場合,1~64バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ . / @ [ ]
ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
名称が「PFM」で始まるアラームテーブル名は指定できません。
ワイルドカード文字は使用できません。
-tableオプションおよび-alarmオプションを指定した場合は,コピー先のアラーム名称を指定します。この場合,1~20バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ . / @ [ ]
ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
ワイルドカード文字は使用できません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了した。 |
1 | 引数の指定に誤りがある。 |
2 | コマンドの実行権限がない。 |
3 | Name Serverサービス,Master Managerサービス,View Serverサービスのうち,一つ以上のサービスが起動していない。 |
4 | 同一マシン上で起動停止コマンドまたはほかのセットアップコマンドが実行されている。 |
5 | 指定されたPFM - Agentがセットアップされていない。 |
6 | 指定されたアラームテーブルまたはアラームがない。 |
11 | ユーザーによって処理が中止された。 |
100 | Performance Managementの環境が不正である。 |
200 | メモリーが不足している。 |
211 | コピー先に指定されたアラームテーブルが編集できない。 |
222 | 通信処理でエラーが発生した。 |
223 | 通信処理でタイムアウトが発生した。 |
255 | 予期しないエラーが発生した。 |
使用例1
PFM - Agent for Platform(UNIX)のソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 8.00を,alarmtable1というアラームテーブル名でコピーする場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcalarm copy -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 8.00" -name alarmtable1
使用例2
PFM - Agent for Platform(UNIX)のアラームテーブルalarmtable1のアラームalarm1を,alarm2というアラーム名でコピーする場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcalarm copy -key agtu -table alarmtable1 -alarm alarm1 -name alarm2