7.1.1 Performance Managementシステム全体の起動順序
Performance Managementシステムは,監視マネージャー,監視エージェント,監視コンソールサーバの順に起動させます。
Performance Managementシステム全体の起動順序を次に示します。
- 監視マネージャーでPFM - Managerを起動する。
監視マネージャーでjpcstartコマンドを実行し,次の順にPFM - Managerのサービスを起動させます。
- Status Server
- Name Server
- Master Manager
- Master Store
- Correlator
- Trap Generator
- View Server
- Agent Store(ヘルスチェックエージェント)※
- Agent Collector(ヘルスチェックエージェント)※
- Action Handler
注※ ヘルスチェック機能を有効にしている場合だけ起動します。
- すべての監視エージェントでPFM - BaseおよびPFM - Agentを起動する。
すべての監視エージェントでjpcstartコマンドを実行し,次のPFM - BaseおよびPFM - Agentのサービスを起動させます。
- Status Server※1
- Action Handler※1
- Agent Store※2
- Agent Collector※2
注※1 PFM - Baseのサービス
注※2 PFM - Agentのサービス
jpcstartコマンドの実行では,PFM - BaseとPFM - Agentのサービスの別を意識する必要はありません。
- 監視コンソールサーバでPFM - Web Consoleを起動する。
監視コンソールサーバでjpcwstartコマンドを実行し,次のPFM - Web Consoleのサービスを起動させます。
Performance Managementの各プログラムのサービスは,jpcstartコマンドまたはjpcwstartコマンドで順番に起動されます。また,Windowsの場合は,あらかじめサービスの依存関係が設定されています。したがって,サービスの起動時に,特に起動順序を意識する必要はありません。
- 参考
- PFM - AgentとPFM - Managerを同じホストにインストールしている場合は,PFM - Managerのサービスを起動させたあとにPFM - Agentのサービスを起動させてください。
注意
- バージョン08-00以降のPerformance Managementプログラムをインストールした場合,ステータス管理機能の設定状態は次のようになります。
- Performance Managementのプログラムがインストールされていないホストに08-00以降のPFM - ManagerまたはPFM - Baseを新規インストールした場合
ステータス管理機能の設定状態:有効になります。
- それ以外の場合※
ステータス管理機能の設定状態:既存のままです。
注※ 次の場合が該当します。
- 06-70~07-50のPFM - Managerを08-00以降にバージョンアップした場合
- 06-70~07-50のPFM - Agentがインストールされている環境に,08-00以降のPFM - ManagerまたはPFM - Baseを新規インストールした場合
なお,06-70~07-10のPerformance Managementはステータス管理機能を持たないため,この場合の設定状態は「無効」になります。
ステータス管理機能の設定を変更する場合は,「19.3.1 ステータス管理機能の設定」を参照してください。
- Agent Collectorサービスの起動に失敗した場合は,PFM - Agentのサービスを停止させ,Agent Collectorサービスの起動失敗の要因を共通メッセージログで確認してください。Agent Collectorサービスの起動失敗の要因を解決したあと,PFM - Agentのサービスを再起動してください。
- バージョン08-11以降のPFM - Managerの場合,ヘルスチェック機能を利用できます。ただし,デフォルトでは無効になっているため,利用する場合はjpcstsetup hcenableコマンドでヘルスチェック機能を有効にしてください。ヘルスチェック機能の設定については,「19.2.1 ヘルスチェック機能の設定」を参照してください。