Performance Managementでは,万が一PFMサービスが異常停止した場合に備え,PFMサービスを自動的に再起動する機能があります。各ホストのStatus Serverサービスが,ステータス管理機能を利用して同一ホスト内のPFMサービスを監視し,異常停止を検出した場合に自動的にPFMサービスを起動します。また,異常停止していない場合にも一定時間間隔ごとに再起動することもできます。これをPFMサービス自動再起動機能と呼びます。PFMサービス自動再起動機能を利用することで,安定した監視環境を維持できます。
PFMサービス自動再起動機能では,ステータス管理機能を利用します。このため,対象となるPFMサービスがステータス管理機能に対応したバージョンであり,該当ホストでステータス管理機能が有効になっている必要があります。再起動の対象となるPFMサービスは,物理ホストで動作するPFMサービスだけとなります。なお,Status Serverサービス自身は対象となりません。Performance Management をクラスタシステムで運用している場合,論理ホストで動作するPFMサービスの制御にはクラスタソフトを利用してください。PFMサービス自動再起動機能では論理ホストで動作するサービスを対象としていません。
PFMサービスの自動再起動の概要を次の図に示します。
図4-24 PFMサービスの自動再起動の概要
PFMサービス自動再起動機能では,次の二つの機能を用意しています。
図4-25 該当サービスの属するサービス起動単位で起動する例
PFMサービス自動再起動機能の設定は,PFM - Web Consoleのサービス階層から,サービスのプロパティで行います。PFMサービス自動再起動機能の設定方法については,「19.4 PFMサービス自動再起動機能によるPFMサービスの再起動」を参照してください。