15.4.1 インストールとセットアップの前に

クラスタシステムにPerformance Managementをインストールおよびセットアップする前に確認することについて説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) セットアップ環境の確認

(1) 前提条件

Performance Managementをクラスタシステムで使用する場合の前提条件を次に示します。

(a) クラスタシステム

次の条件が整っていることを確認してください。

(b) 共有ディスク

次の条件が整っていることを確認してください。

(c) 論理ホスト名論理IPアドレス

次の条件が整っていることを確認してください。

注意 論理ホスト名について
  • 論理ホスト名に,物理ホスト名(hostnameコマンドで表示されるホスト名)を指定しないでください。正常な通信処理がされなくなるおそれがあります。
  • 論理ホスト名に使用できる文字は,1~32バイトの半角英数字だけです。
  • 論理ホスト名には,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名を指定できません。

(d) その他の前提条件

次の条件が整っていることを確認してください。

(2) セットアップ環境の確認

論理ホスト運用するPerformance Managementをセットアップするには,通常のPerformance Managementのセットアップで必要になる環境情報に加えて,次の情報が必要です。

表15-4 論理ホスト運用のPFM - Managerのセットアップに必要な情報(UNIXの場合)

項目
論理ホスト名jp1-ha1
論理IPアドレス172.16.92.100
共有ディスク/jp1

なお,一つの論理ホストで論理ホスト運用するPerformance Managementが複数ある場合も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。