12.6.3 アラーム定義を変更する

アラームの定義は,アラーム定義情報をファイルにエクスポートして編集し,再度インポートすることで変更できます。

この操作で使用するコマンド:

注意
ソリューションセット(「PFM」で始まる名前のアラームテーブル)で定義されているアラームは編集できません。編集する場合は,ソリューションセットをいったんエクスポートしたあと,アラーム定義ファイルのアラームテーブル名を変更してインポートしてください。

ここでは,定義済みのアラームの定義を変更する手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。
  2. jpcalarm listコマンドを実行して,定義を編集するアラームが定義されているアラームテーブル名を確認する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)で定義されているアラームテーブル名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcalarm list -key agtu

    出力結果は次のようになります。この例では,ソリューションセットおよび「alarmtable1」が定義されていることが確認できます。

    Product ID:U
    Alarm Table Name:
     alarmtable1
     PFM UNIX Solution Alarms 6.70
     PFM UNIX Solution Alarms 7.00

  3. jpcalarm listコマンドを実行して,定義を編集するアラーム名を確認する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)のアラームテーブル名「alarmtable1」で定義されているアラーム名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcalarm list -key agtu -table alarmtable1

    出力結果は次のようになります。

    Product ID:U
    DataModelVersion:4.0
    Alarm Table Name:alarmtable1
    Alarm Name:
     Kernel CPU 01       [active]
     Kernel CPU 02       [active]
     User CPU 01         [active]

    The Bound Agent:
     UA1hostA
     UA1hostB

    jpcalarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  4. jpcalarm exportコマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)のアラームテーブルalarmtable1に定義されているアラームすべての定義情報を,/tmp/alarmtable1.cfgファイルにエクスポートする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcalarm export -f /tmp/alarmtable1.cfg -key agtu -table alarmtable1

    jpcalarm exportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  5. テキストエディターなどで,/tmp/alarmtable1.cfgファイルを開く。
  6. /tmp/alarmtable1.cfgファイルを編集する。
    アラーム定義ファイルの各定義内容を編集する方法については,「12.6.1 アラーム定義ファイルを作成する」を参照してください。
  7. /tmp/alarmtable1.cfgファイルを保存する。
  8. jpcalarm importコマンドを実行する。
    例えば,アラーム定義ファイル/tmp/alarmtable1.cfgの定義情報をインポートする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcalarm import -f /tmp/alarmtable1.cfg

    jpcalarm importコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。