20.4.1 Windowsの場合

<この項の構成>
(1) OSのログ情報
(2) Performance Managementの情報
(3) PFM - Web Consoleの情報
(4) オペレーション内容
(5) 画面上のエラー情報
(6) ユーザーダンプ(Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)の場合)
(7) 問題レポートの採取(Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)の場合)
(8) その他の情報

(1) OSのログ情報

採取する必要のあるOSのログ情報を次の表に示します。

情報の種類概要デフォルトのファイル名jpcrasコマンドでの採取jpcwrasコマンドでの採取
システムログWindowsイベントログ
プロセス情報プロセスの一覧
システムファイルhostsファイルシステムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥hosts
servicesファイルシステムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥services
OS情報システム情報
ネットワークステータス
ホスト名
ダンプ情報ワトソンログファイル
  • Windows Server 2003の場合
    システムドライブ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Microsoft¥Dr Watson¥drwtsn32.log
    システムドライブ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Microsoft¥Dr Watson¥user.dump
(凡例)
○:採取できる
-:該当しない
注※
別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を採取してください。

(2) Performance Managementの情報

Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。採取が必要なPerformance Managementの情報を次の表に示します。

情報の種類概要デフォルトのファイル名jpcrasコマンドでの採取
共通メッセージログPerformance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)インストール先フォルダ¥log¥jpclog{01|02}※1
Performance Managementから出力されるメッセージログ(ラップラウンドファイル方式)インストール先フォルダ¥log¥jpclogw{01|02}※1
構成情報各構成情報ファイル
jpcctrl listコマンドの出力結果
バージョン情報製品バージョン
履歴情報
データベース情報Name Serverインストール先フォルダ¥mgr¥namesvr¥*.DB
インストール先フォルダ¥mgr¥namesvr¥*.IDX
Master Managerインストール先フォルダ¥mgr¥manager¥*.DB
インストール先フォルダ¥mgr¥manager¥*.IDX
Master Storeインストール先フォルダ¥mgr¥store¥*.DB
インストール先フォルダ¥mgr¥store¥*.IDX
View Serverインストール先フォルダ¥mgr¥viewsvr¥data¥*
インストール先フォルダ¥mgr¥viewsvr¥Reports¥*
Agent Storeインストール先フォルダ¥xxxx※2¥store¥インスタンス名※3¥*.DB
インストール先フォルダ¥xxxx※2¥store¥インスタンス名※3¥*.IDX
Agent Store(ヘルスチェックエージェント)インストール先フォルダ¥agt0¥store¥*.DB
インストール先フォルダ¥agt0¥store¥*.IDX
トレースログPerformance Managementのプログラムの,各サービスのトレース情報※4
インストールログ※5インストール時のメッセージログ(Windows 2000,Windows Server 2003の場合)TEMPフォルダ¥pfm_inst.log×
インストール時のメッセージログ
(Windows Server 2003(IPF),Windows Server 2008,Windows Server 2008(IPF)の場合)
システムフォルダ¥TEMP¥HCDINSTフォルダ下の次に示すファイル。
  • HCDMAIN.LOGおよびHCDMAINn.LOG※4
  • HCDINST.LOGおよびHCDINSTn.LOG※4
  • 製品形名.LOG
×
インストールログ※6システムフォルダ¥TEMP
¥HCDINST¥製品形名.LOG
×
統合インストーラのログシステムフォルダ¥TEMP
¥HCDINST¥HCDMAIN.LOG
システムフォルダ¥TEMP
¥HCDINST¥HCDMAIN#.LOG
#は数字)
×
(凡例)
○:採取できる
×:採取できない
-:該当しない
注※1
ログファイルの出力方式については,「19.5 システム統合監視製品と連携した障害検知」を参照してください。
注※2
xxxx」は,各PFM - Agentのサービスキーを示します。各PFM - Agentのサービスキーについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照してください。
注※3
一つのホスト上で複数のサービスのセットを起動できるアプリケーションプログラムを監視するPFM - Agentの場合は,インスタンス名のフォルダがあります。
注※4
トレースログの格納先フォルダについては,「20.3.2 ログ情報のファイル」を参照してください。
注※5
インストールに失敗した場合に採取してください。
注※6
Windows Server 2003(IPF),Windows Server 2008およびWindows Server 2008(IPF)の場合だけです。

(3) PFM - Web Consoleの情報

PFM - Web Consoleに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。採取が必要なPFM - Web Consoleの情報を次の表に示します。

情報の種類概要デフォルトのファイル名jpcwrasコマンドでの採取
Webサーバの情報WebサーバやWebコンテナサーバのログ
レジストリー情報製品に関するレジストリーの情報
稼働状況ログ※1PFM - Web Consoleから出力されるメッセージログインストール先フォルダ¥log¥jpcwtrace1※2.log
PFM - Web Consoleのコマンドから出力されるメッセージログ
jpcrptコマンドの場合
インストール先フォルダ¥log¥jpcrpt_実行時のコマンドのプロセスID_log12.log
jpcrdefコマンド,jpcasrecコマンドおよびjpcaspsvコマンドの場合
インストール先フォルダ¥log¥コマンド名_サブコマンド名_log12.log
jpcmkkeyコマンドの場合
インストール先フォルダ¥log¥jpcmkkey_log12.log
上記以外のコマンドの場合
インストール先フォルダ¥log¥コマンド名_log12.log
ファイル情報PFM - Web Consoleのインストールファイルの一覧
設定情報PFM - Web Consoleの設定情報インストール先フォルダ¥config¥*.*
インストール先フォルダ¥sample¥config¥*.*
PFM - Web Consoleログ情報(アン)インストーラログファイルシステムドライブ¥
pfmwebconuninst.rtn
システムドライブ¥pfmwebconuninst.log
システムドライブ¥pfmwebconinst.rtn
システムドライブ¥pfmwebconinst.log
(凡例)
○:採取できる
-:該当しない
注※1
稼働状況ログの出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してください。
注※2
稼働状況ログのログファイル名には,末尾に「1」が付加されます。

(4) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(5) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(6) ユーザーダンプ(Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)の場合)

Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。

(7) 問題レポートの採取(Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)の場合)

Windows Server 2008またはWindows Server 2008(IPF)でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。

(8) その他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。

注意
スレッドダンプを採取するとJava VMの動作が不安定になるため,PFM - Web Consoleのサービスを再起動してください。