10.1.8 バックアップデータをインポートする(Storeバージョン2.0の場合)
バックアップデータをインポートすることで,保存しておいた過去のパフォーマンスデータを参照できます。データのインポートはjpcdbctrl importコマンドを使用します。インポートはフルインポートまたは追加インポートを選択できます。
インポートされたあとは,現在運用しているStoreデータベースの情報のほかに,インポートされた情報を参照できるようになります。なお,現在運用しているStoreデータベースの情報と同じ単位DBがインポートされた場合,稼働情報は現在運用しているStoreデータベースの内容が優先されて表示されます。
手順を次に示します。
- PFM - Agentがインストールされているホストにログインする。
- jpcctrl listコマンドを実行し,Agent Storeサービスが起動されているか確認する。
- jpcdbctrl importコマンドを実行する。
次のようにコマンドを指定します。
- フルインポートする場合
- コマンドを実行すると,インポートディレクトリにあるファイルが削除されたあと,バックアップファイルが配置されます。
jpcdbctrl import -key XXXX※1 -d D:¥backup01※2
- 追加インポートする場合
- コマンドを実行すると,インポートディレクトリのファイルに追加して,バックアップファイルが配置されます。
jpcdbctrl import -key XXXX※1 -d D:¥backup01※2 -add
- 注※1
- 「XXXX」は,PFM - Agentのサービスキーを示します。例えば,PFM - Agent for Oracleの場合は「agto」,PFM - Agent for Platform(Windows)の場合は「agtt」のように,PFM - Agentによって決まっています。サービスキーについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照してください。
- 注※2
- D:¥backup01はバックアップディレクトリを示します。