20.2.4 コマンドの実行について
Performance Managementのコマンドの実行に関するトラブルの対処方法を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) jpcctrl listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される
- (2) jpcctrl dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される
(1) jpcctrl listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される
考えられる要因およびその対処方法を次に示します。
- Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでPerformance Managementプログラムをアンインストールした
Performance ManagementプログラムをアンインストールしてもPerformance Managementプログラムのサービス情報はデータベースに残っています。jpcctrl deleteコマンドを実行して,Performance Managementプログラムのサービス情報を削除してください。jpcctrl deleteコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した
Performance Managementプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した場合,以前のホスト名が付加されているサービスIDのサービス情報が,Master Managerサービスが管理しているデータベースに残っています。jpcctrl deleteコマンドを実行して,Performance Managementプログラムのサービス情報を削除してください。jpcctrl deleteコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。また,ホスト名の変更方法については,「5.3.4 運用開始後のホスト名の変更」(Windowsの場合)または「6.3.4 運用開始後のホスト名の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
(2) jpcctrl dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される
同じStoreサービスに対して,同じエクスポートファイル名を指定して,複数回jpcctrl dumpコマンドを実行すると,先に実行した出力結果があとから実行された実行結果に上書きされます。同じStoreサービスに対して,複数回jpcctrl dumpコマンドを実行する場合は,異なる名称のエクスポートファイルを指定してください。jpcctrl dumpコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。