4.2 パフォーマンスデータを収集・管理する機能
Performance Managementは,監視エージェントからパフォーマンスデータを収集します。収集したデータは,リアルタイムで推移を参照するものと,履歴を含めて参照するものに分けられます。履歴を含めて参照するパフォーマンスデータは,収集したデータをStoreデータベースに保存して管理します。
- パフォーマンスデータをStoreデータベースに記録する
収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかを設定できます。さらに,パフォーマンスデータをStoreデータベースに記録する場合の判断条件を設定できます。
- パフォーマンスデータの収集間隔とタイミング
パフォーマンスデータを収集する間隔を設定できます。また,監視項目が多数あると,収集処理および記録処理がある時点に集中するため,性能が低下することがあります。そのため,収集のタイミングを監視項目ごとにずらすことでシステムの負荷を分散できます。
例えば,1分間隔で収集するパフォーマンスデータが二つある場合,一方のデータの収集開始時刻のオフセット(Collection Offset)を0秒に設定し,他方のデータの収集開始時刻のオフセット(Collection Offset)を20秒に設定すると,収集のタイミングがずれてシステムの負荷を分散できます。
パフォーマンスデータを収集・管理する機能について説明します。
- <この節の構成>
- 4.2.1 パフォーマンスデータとは
- 4.2.2 パフォーマンスデータの収集機能
- 4.2.3 パフォーマンスデータの管理機能
- 4.2.4 パフォーマンスデータの要約
- 4.2.5 Storeデータベースの保存方式
- 4.2.6 Storeバージョン2.0で利用できる機能
- 4.2.7 Storeバージョン2.0の導入の流れ