付録G.1 システム構成のバージョン互換
Performance Managementのシステム構成でバージョンが混在した場合に,組み合わせられるPerformance Managementシステム構成について説明します。
- <この項の構成>
- (1) PFM - Managerが08-00以降の場合
- (2) PFM - Managerが07-00または07-50の場合
- (3) PFM - Managerが06-70の場合
(1) PFM - Managerが08-00以降の場合
08-00以降のPFM - Managerを使用したシステム構成では,すべてのバージョンのPFM - Agentを監視できます。また,監視コンソールとしてPFM - Web Console 08-00以降またはPFM - View 07-00が必要です。06-70以前のPFM - Viewとは接続できません。また,使用する機能によって利用できるバージョンが異なります。
- ヘルスチェック機能は,PFM - Viewでは対応していません。PFM - Web Consoleは08-11以降で対応しています。利用できるバージョンの詳細については,「19.2.1 ヘルスチェック機能の設定」を参照してください。
- エージェント固有プロパティの一括配布は,PFM - Viewでは対応していません。PFM - Web Consoleは08-11以降で対応しています。
- アラームテーブル複数バインド機能は,PFM - Manager 08-50以降,かつPFM - Web Console 08-50以降で対応しています。また,PFM - Agent 08-00以降,かつPFM - Agentと同一ホスト上のPFM - Baseが08-50以降で対応しています。
なお,Linux環境でLANG環境変数にUTF-8コードを指定したPFM - Agentに対して次の項目に全角文字を使用する場合,PFM - Agentが接続するPFM - ManagerとPFM - Agentと同一ホスト上のPFM - Baseを08-10以降にする必要があります。
- アラームテーブル,アラームの定義に含まれるすべての設定
- レポートの定義に含まれるフィルター条件式
- レポートの定義に含まれるフィールドレベルのドリルダウンレポートの条件式
- パフォーマンスデータの収集条件を指定するLOGIFの条件式
- ODBCドライバー使用時のパフォーマンスデータの抽出条件式
PFM - ManagerまたはPFM - Baseのどちらかが08-00の場合,ASCII7ビットコードの範囲の文字だけ使用してください。それ以外の文字を使用すると,PFM - Web ConsoleまたはPFM - Viewで正しく表示されない,またはプログラムが正しく動作しない場合があります。
PFM - Managerが08-00以降の場合に接続できるシステム構成を次の図に示します。
![[図データ]](figure/zu199002.gif)
(2) PFM - Managerが07-00または07-50の場合
- 07-00または07-50のPFM - Managerを使用したシステム構成では,07-50以前のPFM - Agentを監視できます。08-00以降のPFM - Agentは監視できません。
- また,監視コンソールとしてPFM - View 07-00が必要です。PFM - Web Console 08-00以降とは接続できません。
PFM - Managerが07-00または07-50の場合に接続できるシステム構成を次の図に示します。
![[図データ]](figure/zu199003.gif)
(3) PFM - Managerが06-70の場合
- 06-70のPFM - Managerを使用したシステム構成では,06-70のPFM - Agentだけを監視できます。07-00以降のPFM - Agentは監視できません。
- また,07-00以前のPFM - Viewが必要です。PFM - Web Console 08-00以降とは接続できません。
PFM - Managerが06-70の場合に接続できるシステム構成を次の図に示します。
![[図データ]](figure/zu199004.gif)