12.2 アラームの設定・運用の流れ
ここでは,アラームを設定・運用する方法,およびアラームを作成して運用する流れについて説明します。
- <この節の構成>
- (1) アラームを設定・運用する方法
- (2) アラームを設定・運用する流れ
(1) アラームを設定・運用する方法
アラームは,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]画面またはコマンドを使用して設定・運用します。
PFM - Web Consoleの[アラーム階層]画面の表示例を次の図に示します。
図12-1 [アラーム階層]画面の表示例
![[図データ]](figure/zu112010.gif)
アラームの設定には,次に示す方法があります。
- 新規にアラームテーブルおよびアラームを定義する
システム環境に合わせてアラームテーブルを新たに作成し,アラームを定義します。また,アラームテーブルに,あとから新たなアラームを追加することもできます。
- 既存のアラームテーブルまたはアラームを使用する
次に示す方法があります。
- ソリューションセットを使用する
ソリューションセットは,各PFM - Agentに付属している必要な情報があらかじめ設定されたアラームの集まりです。ソリューションセットを使用すると,PFM - Agentを起動した時点で,ソリューションセットにアクティブ設定されているアラームが有効になります。
- ソリューションセットをカスタマイズする
ソリューションセットをコピーして監視目的に合わせてカスタマイズします。
- 既存のアラームテーブルまたはアラームを使用する
定義済みのアラームテーブルまたはアラームをコピーしてカスタマイズします。
上記のどれかで定義したアラームテーブルを,監視エージェントに関連づけて(バインドして)運用します。
- 参考
- jpcalarmコマンドを使用して,アラーム定義ファイルを作成すると,最大50個までのアラームを一度に定義できます。大規模システムで複数のサーバに一括してアラームを設定するときなどに使用します。
(2) アラームを設定・運用する流れ
アラーム設定・運用する流れを次の図に示します。
図12-2 アラームを設定・運用する流れ
![[図データ]](figure/zu112020.gif)