14.4 稼働監視データのバックアップとリストア

バックアップが必要なPerformance Managementの稼働監視データは2種類あります。

バックアップが必要な稼働監視データを次の図に示します。

図14-4 Performance Managementでバックアップが必要な稼働監視データ

[図データ]

稼働監視データをバックアップするには,jpcctrl backupコマンドを使用します。jpcctrl backupコマンドは,PFM - Managerがインストールされているホストで実行します。-aloneオプションまたは-directオプションを指定すると,PFM - Agentがインストールされているホストでも実行できます。

また,Storeバージョン2.0を使用している場合は,-partialオプションを指定して部分バックアップができます。

稼働監視データをリストアするには,jpcrestoコマンドを使用します。jpcrestoコマンドは,リストア対象のデータベースがバックアップされているPFM - ManagerホストまたはPFM - Agentホストで実行します。

なお,jpcctrl backupコマンドおよびjpcrestoコマンドを実行するには,次のユーザー権限が必要です。

稼働監視データをバックアップおよびリストアする際の注意事項を次に示します。

注意
  • jpcctrl backupコマンドでバックアップしたStoreデータベースのデータモデルバージョンが,リストアするStoreデータベースのバージョンと異なる場合,Storeデータベースはリストアできません。
  • リストアするデータのサービスキーが,jpcctrl backupコマンドでバックアップしたデータのものと異なる場合,Storeデータベースはリストアできません。
  • Storeデータベースのバックアップデータは,対象となるStoreデータベースが起動しているホストの文字コード種別に依存します。このため,Storeデータベースをリストアする場合は,文字コード種別を統一してください。文字コード種別が異なる場合,全角文字や半角かたかなが正常に設定されないため,レポートやイベント履歴などが正常に表示されなくなります。
<この節の構成>
14.4.1 イベントデータのバックアップとリストア
14.4.2 パフォーマンスデータのバックアップとリストア
14.4.3 パフォーマンスデータの部分バックアップ(Storeバージョン2.0の場合)