18.2.3 セットアップ

PFM ODBCドライバーを使用するためのセットアップ手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 接続先PFM - Managerを設定する
(2) データソースを設定する

(1) 接続先PFM - Managerを設定する

PFM ODBCドライバーを使用する前に,接続先のPFM - Managerをあらかじめ設定しておく必要があります。接続先のPFM - Managerを設定するには,jpcnshostnameコマンドを使用します。

例えば,接続先として,ホスト「host01」のPFM - Managerを設定する場合は,次のように指定します。

jpcnshostname -s host01

jpcnshostnameコマンドの文法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

注意
接続先として設定できるPFM - Managerは,ホスト一つに対して一つです。同一ホスト上に,複数のPerformance Managementのプログラムがインストールされている場合,それぞれ異なるPFM - Managerを接続先に設定することはできません。

(2) データソースを設定する

PFM ODBCドライバーのデータソースは,Windowsの[ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスで設定します。

データソースの設定手順を次に示します。

  1. [ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスを表示する。
    Windowsの[スタート]メニューから,[管理ツール]-[データソース(ODBC)]を選択すると,[ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [システムDSN]タブを選択する。
  3. [名前]から[Performance Management]を選択し,[構成]ボタンをクリックする。
    [Performance Management Driverデータソースセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
  4. データソースの作成に必要な情報を入力する。
    設定する内容を次に示します。
    項目内容
    [データソース名]ODBCに準拠するアプリケーションプログラムからの接続要求時に使用するデータソースの名前を,1~32バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
    [ ] { } ( ) , ; ? * = ! @ ¥
    デフォルトでは,「Performance Management」が設定される。
    [説明]データソースの機能や内容がわかるような説明を,0~259バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
    [ ] { } ( ) , ; ? * = ! @
    この項目は省略できる。
  5. データソースの詳細オプションを設定する場合は,[オプション]ボタンをクリックする。
    [Performance Management Driverデータソースオプション]ダイアログボックスが表示されます。
    設定する内容を次に示します。
    項目内容
    [インスタンス名サフィックス]PFM ODBCドライバーのインスタンス名に追加するサフィックスを,0~8バイトの半角英数字で指定する。この項目は省略できる。
    [説明]データソースの機能や内容がわかるような説明を,0~259バイトの半角英数字および半角記号で指定する。ただし,次の記号は使用できない。
    [ ] { } ( ) , ; ? * = ! @
    この項目は省略できる。
    [データ出力にエイリアス名を使用]出力されるデータに,レコードの各フィールドのPFM - Manager名を含めるかどうかを指定する。この項目をチェックした場合,PFM - Manager名が含まれたデータが出力される。
    [ノード名をキャッシュする]データが要求されるごとにPFM - Managerに接続するかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,最初にクエリーを実行したときに取得されたノード名がキャッシュされる。この場合,2回目以降のクエリーの実行時にはノード名の問い合わせは実施されない。また,ODBC準拠のアプリケーションプログラムとの連携中に追加されたPFM - Agentは検索対象にならない。
    [デバッグ機能]PFM ODBCドライバーに対するデバッグ機能を有効にするかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,デバッグ機能が有効になり,トレースログが出力される。この項目は,トラブルが発生した場合に使用すること。
    [接続中の進行状況表示]PFM ODBCドライバーがPFM - Managerに接続するときに進行メッセージを表示するかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,進行メッセージが表示される。
    [PQLリクエストのトレース]プログラムクエリー言語(PQL:Program Query Language)要求に対するトレースを有効にするかどうかを選択する。この項目をチェックした場合,トレースが有効になる。
    [PQLトレースファイル][PQLリクエストのトレース]を選択した場合,トレースを出力するファイル名を,1~259バイトのフルパス名で指定する。
  6. [OK]ボタンをクリックする。
    [Performance Management Driverデータソースセットアップ]ダイアログボックスに戻ります。
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    [ODBC データソースアドミニストレータ]ダイアログボックスに戻ります。
  8. [OK]ボタンをクリックする。