付録I.1 データモデル

ヘルスチェックエージェントのデータモデルについて説明します。PFM - Managerのバージョンに対応するヘルスチェックエージェントのデータモデルバージョンを次の表に示します。

PFM - Managerのバージョンデータモデルバージョン
08-113.0
08-50以降4.0

また,データモデルバージョンに対応するレコードを次の表に示します。

レコード名データモデルバージョン説明
3.04.0
Health Check Detail(PD_HC)ヘルスチェック結果の詳細情報
Host Availability(PI_HAVL)ホストごとの稼働実績,稼働率
Host Detail(PD_HOST)ヘルスチェック結果のホストごとの詳細情報
Reserved Interval(PI)予約レコード
Reserved Detail(PD)予約レコード
System Overview(PI_SYS)システム内のホストの稼働状況サマリー
(凡例)
○:対応している
-:対応していない
<この項の構成>
(1) Health Check Detail(PD_HC)
(2) Host Availability(PI_HAVL)
(3) Host Detail(PD_HOST)
(4) Reserved Interval(PI)
(5) Reserved Detail(PD)
(6) System Overview(PI_SYS)
(7) Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールド

(1) Health Check Detail(PD_HC

機能
PFM - AgentやPFM - Agentが稼働するホストの稼働状態を示すデータが格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。このレコードは次のような場合に利用できます。
  • エージェントの稼働状態変化に対するアラーム,アクションを設定する。
    エージェント単位での状態変化をJP1/IMなどの統合管理製品で監視できます。
  • サービス稼働状態監視モードで監視結果レポートを確認する。
    エージェントおよびエージェントを構成するサービスの状態,状態の更新日時など,サービス稼働状態監視モードで収集した詳細な情報が確認できます。
デフォルト値および変更できる値
項目デフォルト値変更可否
LogNo
Collection Interval300
Collection Offset from Top of Minute0
LOGIF空白
ODBCキーフィールド
PD_HC_AGENT
ライフタイム
エージェントの初回の起動からアンセットアップまたはアンインストールまで。
レコードサイズ
  • 固定部:716バイト
  • 可変部:988バイト
フィールド
共通フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に「HC」。char 8No
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードが作成された時刻。pwbTIMETNo
Interval
(INTERVAL)
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。pwbULONGNo
Monitoring Level by Num
(MONITORING_LEVEL_NUM)
ヘルスチェック機能の監視レベル(数値)。予約フィールドのため使用できません。pwbSHORTNo
Monitoring Level
(MONITORING_LEVEL)
ヘルスチェック機能の監視レベル(文字列)。値は次のとおり。
  • Host:ホスト稼働状態監視
  • Service:サービス稼働状態監視
pwbSTRING 33No
エージェントの稼働状態判定フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Agent
(AGENT)
監視対象エージェントのサービスID。pwbSTRING259No
host
(HOST)
監視対象エージェントが稼働するホスト名。pwbSTRING256No
Polling Date and Time
(POLLING_DATETIME)
監視対象エージェントに対してポーリングを行った日時。pwbTIMETNo
Agent Op Status by Num
(AGENT_STATE_NUM)
監視対象エージェントのステータス(数値)。値は次のとおり
  • 0:非対応
  • 4:動作中
  • 8:縮退稼働
  • 12:サービス停止
  • 16:状態不明
  • 24:ホスト停止
pwbSHORTNo
Agent Op Status
(AGENT_STATE)
監視対象エージェントのステータス(文字列)。値は次のとおり
  • Not Supported:非対応
  • Running:動作中
  • Incomplete:縮退稼働
  • Stopped:サービス停止
  • Unconfirmed:状態不明
  • Host Not Available:ホスト停止
pwbSTRING 33No
Agent Op Status Change
(AGENT_STATE_CHANGE)
監視対象エージェントのステータスが,前回のポーリング時と比較して変化したかを表すフラグ。値は次のとおり。
  • 0:変化なし
  • 1:変化あり
pwbSHORTNo
注※
表示されるエージェントのステータスは,ヘルスチェックエージェントの監視レベルによって異なります。ステータスの詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照してください。

ホストの稼働状態判定フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Host Op Status by Num
(HOST_STATE_NUM)
監視対象エージェントが稼働するホストのステータス(数値)。予約フィールドのため使用できません。pwbSHORTNo
Host Op Status
(HOST_STATE)
監視対象エージェントが稼働するホストのステータス(文字列)。値は次のとおり。
  • Success:通信成功
  • Failure:通信失敗
pwbSTRING 33No
サービスの稼働状態判定フィールド(Agent Collectorサービス)
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Collector Inclusion in Agent
(COLLECTOR_INCL_AGENT)
Agent Collectorをエージェントのステータス評価に含めるかを表すフラグ。ホストの稼働状態を監視する場合は0,サービスの稼働状態を監視する場合は1が設定されます。
  • 0:含めない
  • 1:含める
pwbSHORTNo
Collector Op Status by Num
(COLLECTOR_STATE_NUM)
Agent Collectorのサービス稼働状態(数値)。予約フィールドのため使用できません。pwbSHORTNo
Collector Op Status
(COLLECTOR_STATE)
Agent Collectorのサービス稼働状態(文字列)。値は次のとおり。
  • Start Pending:起動処理中
  • Active:起動中
  • Standalone Active:起動中(スタンドアロンモード)
  • Busy:リクエスト処理中
  • Standalone Busy:リクエスト処理中(スタンドアロンモード)
  • Too Long Busy:長時間リクエスト処理中※1
  • Standalone Too Long Busy:長時間リクエスト処理中(スタンドアロンモード)※1
  • Stop Pending:停止処理中
  • Inactive:停止中
  • Unknown:不明※2
pwbSTRING 33No
Collector Op Status Last-Updated
(COLLECTOR_STATE_LAST_UPDATE)
Agent Collectorのサービス稼働状態更新日時。pwbTIMETNo
Collector Op Status Cont-Period
(COLLECTOR_STATE_CONT_PERIOD)
Agent Collectorのサービス稼働状態継続時間(秒単位)※3pwbTIMETNo
Collector Op Status Change
(COLLECTOR_STATE_CHANGE)
Agent Collectorのサービス稼働状態継続が,前回のポーリング時と比較して変化したかを表すフラグ。値は次のとおり。
  • 0:変化なし
  • 1:変化あり
pwbSHORTNo
注※1
ヘルスチェックエージェントのプロパティでBusy as InactiveをYesに設定した場合に,Time to Busy as Inactiveで設定した時間以上BusyまたはStandalone Busyの状態が続いているときに設定されます。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。
注※2
ホスト稼働状態監視の場合,またはサービス稼働状態監視で次の場合に設定されます。
・サービスを監視対象に含めていない場合。
・対象ホストまたは対象ホスト上のStatus Serverが停止している場合。
・サービスがステータス管理機能に対応していない場合。
・サービスはステータス管理機能に対応しているが,サービスが異常終了したなどの理由により,ステータス管理機能でサービスの状態を正しく認識できない場合。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。サービスの状態を正しく認識させるには,該当サービスの再起動が必要です。
注※3
サービス稼働状態継続時間は,ポーリングをおこなった時刻(Polling Date and Time)と,サービスが現在の稼働状態に遷移した時刻(Collector Op Status Last-Updated,Store Op Status Last-UpdatedまたはAH Op Status Last-Updated)の差分として計算されます。そのため,Performance Managementを運用する各ホストで時刻が一致している必要があります。

サービスの稼働状態判定フィールド(Agent Storeサービス)
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Store Inclution in Agent
(STORE_INCL_AGENT)
Agent Storeをエージェントのステータス評価に含めるかを表すフラグ。ホストの稼働状態を監視する場合は0,サービスの稼働状態を監視する場合は1が設定されます。
  • 0:含めない
  • 1:含める
pwbSHORTNo
Store Op Status by Num
(STORE_STATE_NUM)
Agent Storeのサービス稼働状態(数値)。
予約フィールドのため使用できません。
pwbSHORTNo
Store Op Status
(STORE_STATE)
Agent Storeのサービス稼働状態(文字列)。値は次のとおり。
  • Start Pending:起動処理中
  • Active:起動中
  • Standalone Active:起動中(スタンドアロンモード)
  • Busy:リクエスト処理中
  • Standalone Too Long Busy:リクエスト処理中(スタンドアロンモード)
  • Too Long Busy:長時間リクエスト処理中※1
  • Standalone Too Long Busy:長時間リクエスト処理中(スタンドアロンモード)※1
  • Stop Pending:停止処理中
  • Inactive:停止中
  • Unknown:不明※2
pwbSTRING 33No
Store Op Status Last-Updated
(STORE_STATE_LAST_UPDATE)
Agent Storeのサービス稼働状態更新日時。pwbTIMETNo
Store Op Status Cont-Period
(STORE_STATE_CONT_PERIOD)
Agent Storeのサービス稼働状態継続時間(秒単位)。※3pwbTIMETNo
Store Op Status Change
(STORE_STATE_CHANGE)
Agent Storeのサービス稼働状態継続が,前回のポーリング時と比較して変化したかを表すフラグ。値は次のとおり。
  • 0:変化なし
  • 1:変化あり
pwbSHORTNo
注※1
ヘルスチェックエージェントのプロパティでBusy as InactiveをYesに設定した場合に,Time to Busy as Inactiveで設定した時間以上BusyまたはStandalone Busyの状態が続いているときに設定されます。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。
注※2
ホスト稼働状態監視の場合,またはサービス稼働状態監視で次の場合に設定されます。
・サービスを監視対象に含めていない場合。
・対象ホストまたは対象ホスト上のStatus Serverが停止している場合。
・サービスがステータス管理機能に対応していない場合。
・サービスはステータス管理機能に対応しているが,サービスが異常終了したなどの理由により,ステータス管理機能でサービスの状態を正しく認識できない場合。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。サービスの状態を正しく認識させるには,該当サービスの再起動が必要です。
注※3
サービス稼働状態継続時間は,ポーリングをおこなった時刻(Polling Date and Time)と,サービスが現在の稼働状態に遷移した時刻(Collector Op Status Last-Updated,Store Op Status Last-UpdatedまたはAH Op Status Last-Updated)の差分として計算されます。そのため,Performance Managementを運用する各ホストで時刻が一致している必要があります。

サービスの稼働状態判定フィールド(Action Handlerサービス)
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
AH Inclusion in Agent
(AH_INCL_AGENT)
Action Hanlerをエージェントのステータス評価に含めるかを表すフラグ。
  • 0:含めない
  • 1:含める
pwbSHORTNo
AH Op Status by Num
(AH_STATE_NUM)
Action Handlerのサービス稼働状態(数値)。予約フィールドのため使用できません。pwbSHORTNo
AH Op Status
(AH_STATE)
Action Handlerのサービス稼働状態(文字列)。値は次のとおり。
  • Start Pending:起動処理中
  • Active:起動中
  • Standalone Active:起動中(スタンドアロンモード)
  • Busy:リクエスト処理中
  • Standalone Busy:リクエスト処理中(スタンドアロンモード)
  • Too Long Busy:長時間リクエスト処理中:※1
  • Standalone Too Long Busy:長時間リクエスト処理中(スタンドアロンモード)※1
  • Stop Pending:停止処理中
  • Inactive:停止中
  • Unknown:不明※2
pwbSTRING 33No
AH Op Status Last-Updated
(AH_STATE_LAST_UPDATE)
Action Handlerのサービス稼働状態更新日時。pwbTIMETNo
AH Op Status Cont-Period
(AH_STATE_CONT_PERIOD)
Action Handlerのサービス稼働状態継続時間(秒単位)※3pwbTIMETNo
AH Op Status Change
(AH_STATE_CHANGE)
Action Handlerのサービス稼働状態が,前回のポーリング時と比較して変化したかを表すフラグ。値は次のとおり。
  • 0:変化なし
  • 1:変化あり
pwbSHORTNo
メッセージテキストフィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Message Text
(MESSAGE_TEXT)
監視対象エージェントの稼働状態に関する詳細情報。pwbSTRING 256No
注※1
ヘルスチェックエージェントのプロパティでBusy as InactiveをYesに設定した場合に,Time to Busy as Inactiveで設定した時間以上BusyまたはStandalone Busyの状態が続いているときに設定されます。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。
注※2
ホスト稼働状態監視の場合,またはサービス稼働状態監視で次の場合に設定されます。
・サービスを監視対象に含めていない場合。
・対象ホストまたは対象ホスト上のStatus Serverが停止している場合。
・サービスがステータス管理機能に対応していない場合。
・サービスはステータス管理機能に対応しているが,サービスが異常終了したなどの理由により,ステータス管理機能でサービスの状態を正しく認識できない場合。この場合,このサービスは停止しているものとして対象エージェントの稼働状態を判定します。サービスの状態を正しく認識させるには,該当サービスの再起動が必要です。
注※3
サービス稼働状態継続時間は,ポーリングを行った時刻(Polling Date and Time)と,サービスが現在の稼働状態に遷移した時刻(Collector Op Status Last-Updated,Store Op Status Last-UpdatedまたはAH Op Status Last-Updated)の差分として計算されます。そのため,Performance Managementを運用する各ホストで時刻が一致している必要があります。

メッセージテキスト
メッセージテキストフィールドには,メッセージが次のように表示されます。
ホスト稼働状態監視のとき,サービス稼働状態監視でエージェントの稼働状態が「非対応」「状態不明」「ホスト停止」のとき
HC: <HC_AGT>
サービス稼働状態監視でエージェントの稼働状態が「動作中」「縮退稼働」「サービス停止」のとき
HC: <HC_AGT> (Collector: <HC_AC>, Store: <HC_AS>[, Action Hanadler: <HC_AH>])
(凡例)
<HC_AGT>:エージェント稼働状態
<HC_AC>:Agent Collectorのサービス稼働状態
<HC_AS>:Agent Storeのサービス稼働状態
<HC_AH>:Action Handlerのサービス稼働状態
メッセージの出力例
PD_HCレコードのMessage Textフィールドに出力されるメッセージの例を次に示します。
HC:Not Supported
HC:Running (Collector: Active, Store: Active)
HC:Incomplete (Collector: Active, Store: Inactive, Action Handler: Active)
HC:Stopped (Collector: Inactive, Store: Inactive)
HC:Host Not Available

(2) Host Availability(PI_HAVL

機能
システムを構成しているホストの稼働実績,稼働率が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。このレコードは次のような場合に利用できます。
  • タイムスケールでのホストの稼働率を確認する。
    ホスト単位での稼働実績を確認できます。
デフォルト値および変更できる値
項目デフォルト値変更可否
LogNo
Sync Collection WithDetail Records,HC不可
LOGIF空白
ODBCキーフィールド
PI_HAVL_AGENT
ライフタイム
エージェントの初回の起動からアンセットアップまたはアンインストールまで。
レコードサイズ
  • 固定部:681バイト
  • 可変部:292バイト
フィールド
共通フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。COPYchar 8No
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードが作成された時刻。COPYpwbTIMETNo
Interval
(INTERVAL)
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。COPYpwbULONGNo
固有フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Host
(HOST)
ホスト名。COPYpwbSTRING 256No
Availability
(AVAILABILITY)
稼働率(%)。
(稼働:100%/停止:0%)
AVGpwbFLOATNo
Total Available Time
(TOTAL_AVAILABLE_TIME)
稼働時間(秒)。
(稼働:Interval/停止:0)
ADDpwbULONGNo
Total Not Available Time
(TOTAL_NOTAVAILABLE_TIME)
停止時間(秒)。
(稼働:0/停止:Interval)
ADDpwbULONGNo
Total Monitoring Time
(TOTAL_MONITORING_TIME)
監視時間(秒)。
常にInterval。
ADDpwbULONGNo
Summary Start Date and Time
(SUMMARY_START_DATETIME)
要約期間での初回格納時刻。
格納時は常にRecord Time。
LOpwbTIMETNo
Summary End Date and Time
(SUMMARY_END_DATETIME)
要約期間での最終格納時刻。
格納時は常にRecord Time。
COPYpwbTIMETNo

(3) Host Detail(PD_HOST

機能
ヘルスチェック結果をホスト単位で集計した情報が格納されます。このレコードはホスト名をキーとする複数インスタンスレコードです。このレコードは次のような場合に利用できます。
  • ホストの状態変化に対するアラーム,アクションを設定する。
    ホスト単位での状態変化を,JP1/IMなどの統合管理製品で監視できます。
デフォルト値および変更できる値
項目デフォルト値変更可否
LogNo
Sync Collection WithDetail Records,HC不可
LOGIF空白
ODBCキーフィールド
PD_HOST_AGENT
ライフタイム
エージェントの初回の起動からアンセットアップまたはアンインストールまで。
レコードサイズ
  • 固定部:716バイト
  • 可変部:325バイト
フィールド
共通フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。char 8No
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードが作成された時刻。pwbTIMETNo
Interval
(INTERVAL)
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。pwbULONGNo
Monitoring Level by Num
(MONITORING_LEVEL_NUM)
ヘルスチェック機能の監視レベル(数値)。予約フィールドのため使用できません。pwbSHORTNo
Monitoring Level
(MONITORING_LEVEL)
ヘルスチェック機能の監視レベル(文字列)。値は次のとおり。
  • Host:ホスト稼働状態監視
  • Service:サービス稼働状態監視
pwbSTRING 33No
固有フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Host
(HOST)
ホスト名。pwbSTRING 256No
Polling Date and Time
(POLLING_DATETIME)
ポーリング日時pwbTIMETNo
Status
(STATE)
ステータス
(稼働:Available/停止:Not Available)
pwbSTRING 33No
Status by Num
(STATE_NUM)
ステータス
(稼働:0/停止:1)
pwbSHORTNo
Status Change
(STATE_CHANGE)
ステータス変化の有無
(変化なし:0/変化あり:1)
pwbSHORTNo
Num of Agents
(NUM_AGENTS)
ホスト上のエージェントの総数pwbULONGNo
Num of Not Supported
(NUM_NOTSUPPORTED)
ホスト上の「非対応」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo
Num of Running
(NUM_RUNNING)
ホスト上の「動作中」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo
Num of Incomplete
(NUM_INCOMPLETE)
ホスト上の「縮退稼働」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo
Num of Stopped
(NUM_STOPPED)
ホスト上の「サービス停止」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo
Num of Unconfirmed
(NUM_UNCONFIRMED)
ホスト上の「状態不明」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo
Num of Host Not Available
(NUM_HOSTNOTAVAILABLE)
ホスト上の「ホスト停止」のエージェント数
稼働状態の詳細については,「19.2.2 稼働状態の確認方法」を参照のこと
pwbULONGNo

(4) Reserved Interval(PI)

予約レコードのため使用できません。

(5) Reserved Detail(PD)

予約レコードのため使用できません。

(6) System Overview(PI_SYS

機能
システムを構成するホストの稼働状況サマリーとして,稼働しているホストの数,割合などが格納されます。このレコードは単数インスタンスレコードです。このレコードは次のような場合に利用できます。
  • スナップショットでのシステムの稼働状態サマリーを確認する。
    システムの現在の状態,およびその履歴・傾向を確認できます。
デフォルト値および変更できる値
項目デフォルト値変更可否
LogNo
Sync Collection WithDetail Records,HC不可
LOGIF空白
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
エージェントの初回の起動からアンセットアップまたはアンインストールまで。
レコードサイズ
  • 固定部:777バイト
  • 可変部:0バイト
フィールド
共通フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。char 8No
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードが作成された時刻。pwbTIMETNo
Interval
(INTERVAL)
レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。pwbULONGNo
固有フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタデータソース
% Available Hosts
(PCT_AVAILABLE_HOSTS)
ホスト稼働率(%)
(稼働ホスト数/全体のホスト数)
HILOpwbFLOATNo
Num of Availble Hosts
(NUM_AVAILABLE_HOSTS)
稼働ホスト数HILOpwbULONGNo
Num of Not Available Hosts
(NUM_NOTAVAILABLE_HOSTS)
停止ホスト数HILOpwbULONGNo
Num of Hosts
(NUM_HOSTS)
全体のホスト数HILOpwbULONGNo

(7) Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールド

Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールドを次の表に示します。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明形式デルタサポートバージョンデータソース
Agent Host
(DEVICEID)
PFM - Agentが動作しているホスト名。string(256)Noすべて
Agent Instance
(PROD_INST)
PFM - Agentが動作しているホスト名。string(256)Noすべて
Agent Type
(PRODID)
PFM - AgentのプロダクトID。1バイトの識別子で表される。charNoすべて
Date
(DATE)
レコードが作成された日。グリニッジ標準時。※1※3char(3)Noすべて
Date and Time
(DATETIME)
Date(DATE)フィールドとTime(TIME)フィールドの組み合わせ。※3char(6)Noすべて
Drawer Type
(DRAWER_TYPE)
PIレコードタイプのレコードの場合,データが要約される区分。PFM - Web Consoleのレポートで表示する場合とODBCドライバを使用して表示する場合とで,区分の表示が異なる。※2charNoすべて
GMT Offset
(GMT_ADJUST)
グリニッジ標準時とローカル時間の差。秒単位。longNoすべて
Time
(TIME)
レコードが作成された時刻。グリニッジ標準時。※1※3char(3)Noすべて
(凡例)
-:ヘルスチェック機能によってパフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定していないことを意味します。
注※1
PIレコードタイプのレコードでは,データが要約されるため,要約される際の基準となる時刻が設定されます。レコード区分ごとの設定値を次の表に示します。
区分レコード区分ごとの設定値
レコードが作成された時刻の0秒
レコードが作成された時刻の0分0秒
レコードが作成された日の0時0分0秒
レコードが作成された週の月曜日の0時0分0秒
レコードが作成された月の1日の0時0分0秒
レコードが作成された年の1月1日の0時0分0秒
注※2
PFM - Web Consoleのレポートで表示する場合とODBCドライバを使用して表示する場合の違いを次の表に示します。
区分PFM - Web ConsoleODBCドライバ
Minutem
HourH
DayD
WeekW
MonthM
YearY
注※3
レポートやODBCドライバによるデータ表示を行った場合,DateフィールドはYYYYMMDD形式で,Date and TimeフィールドはYYYYMMDD hh:mm:ss形式で,Timeフィールドはhh:mm:ss形式で表示されます。