(1) セットアップ方法
Storeバージョン2.0は,監視エージェントのPFM - Agentのバージョンが08-00以降の場合に利用できます。PFM - Agentのバージョン08-10を新規にインストールする場合には,デフォルトでStoreバージョン2.0が動作します。
Storeバージョン2.0は,PFM - Agentのバージョンとインストール順序によってセットアップ方法が異なります。既存の環境がStoreバージョン1.0で稼働している場合は,08-10以降の製品をインストールしても,Storeバージョン1.0で稼働する設定のままとなります。この環境のStoreデータベースを2.0へ移行する場合は,セットアップコマンドを実行する必要があります。
PFM - Agentのバージョンごとに,Storeバージョン2.0の利用可否と利用手順を次の表に示します。
表5-19 シングルインスタンスのPFM - Agentの場合
PFM - Agent | Storeバージョン2.0の利用可否 | Storeバージョン2.0の利用手順 | |
---|---|---|---|
バージョン | インストール方法 | ||
07-50以前 | 問わない | 利用できない | - |
08-00 | 問わない | セットアップ後利用できる | セットアップコマンドを実行 |
08-10以降 | 新規インストール | 利用できる | 設定不要 |
バージョンアップインストール | 利用できる | セットアップコマンドを実行 |
(凡例)- 該当しない
表5-20 マルチインスタンスのPFM - Agentの場合
PFM - Agent | Storeバージョン2.0の利用可否 | Storeバージョン2.0の利用手順 | |
---|---|---|---|
バージョン | インスタンスの作成タイミング | ||
07-50以前 | 問わない | 利用できない | - |
08-00以降 | PFM - Base,またはPFM - Manager 08-10をインストールする前 | セットアップ後利用できる | セットアップコマンドを実行 |
PFM - Base,またはPFM - Manager 08-10をインストールしたあと | 利用できる | jpcinssetupコマンドによるインスタンス作成時に,使用するStoreバージョンを選択 |
(凡例)- 該当しない
PFM - AgentでStoreバージョン2.0を使用する場合のセットアップ手順については,各PFM - Agentのマニュアルを参照してください。
(2) アンセットアップ方法
Storeバージョン2.0はjpcdbctrl unsetupコマンドを使用してアンセットアップします。Storeバージョン2.0をアンセットアップすると,Storeデータベースのデータはすべて初期化され,Storeバージョン1.0に戻ります。