4.3.2 アラームイベントデータ収集機能
アラームイベントデータを収集する機能について説明します。
- <この項の構成>
- (1) アラームイベントデータの収集方法
(1) アラームイベントデータの収集方法
アラームイベントは,監視エージェントのパフォーマンスデータがしきい値を超えたときに,PFM - AgentのAgent Collectorサービスによって発行されます。しきい値は,Performance Managementシステムが提供するソリューションセットのアラーム定義であらかじめ設定されています。
監視対象プログラムが危険域に達したときに警告する処理の流れを次の図に示します。
図4-19 監視対象プログラムが危険域に達したときに警告する処理の流れ
![[図データ]](figure/zu104014.gif)
処理の流れを説明します。
- しきい値の超過を検知する。
パフォーマンスデータの値がしきい値を超えた場合,PFM - Agentによってアラームイベントが発行されます。
- アラームイベントを送信する。
PFM - Agentによって発行されたアラームイベントがPFM - Managerに送信されます。PFM - Managerに送信されたアラームイベントの情報は,PFM - Web Consoleの[イベントモニター]画面で確認できます。
- アラームイベントを蓄積する。
PFM - Agentから送信されたアラームイベントデータがPFM - ManagerのStoreデータベースに格納されます。PFM - ManagerのStoreデータベースに蓄積されたアラームイベントの情報は,PFM - Web Consoleの[イベント履歴]画面で確認できます。
- アクションを実行する。
発行されたアラームイベントに定義されているアクションが実行されます。PFM - Web Consoleの画面にアイコンで知らせたり,Eメールで通知したりなどのアクションが実行されることでシステム管理者に警告できます。また,アラームイベントの発行を通知するためのコマンドを実行することもできます。
- ポイント
- 監視エージェントで,アクションとしてEメールの送信またはコマンドの実行が設定されている場合,監視エージェントでアクションが実行されます。アクションは,監視マネージャーで実行させることもできます。