19.3.1 ステータス管理機能の設定

<この項の構成>
(1) ステータス管理機能のセットアップ

(1) ステータス管理機能のセットアップ

ステータス管理機能は,PFM - ManagerおよびPFM - Baseに提供される機能の一つです。

ステータス管理機能は,バージョン08-00以降のPFM - ManagerまたはPFM - Baseを新規にインストールした場合,デフォルトで有効に設定されます。ただし,次の場合は,インストール前の設定を引き継ぎます。

なお,06-70~07-00のPerformance Managementはステータス管理機能を持たないため,この場合の設定状態は「無効」になります。

ここでは,ステータス管理機能を有効・無効にするためのセットアップ方法について説明します。

注意
ステータス管理機能のStatus Serverサービスはデフォルトで固定のポート番号が割り当てられます。

(a) ステータス管理機能を有効にする

手順を次に示します。

  1. Performance Managementのサービスを停止する。
    物理ホスト上でPerformance Managementのサービスが起動している場合は,次のコマンドでサービスを停止します。

    jpcstop all

    論理ホスト上でPerformance Managementのサービスを停止する場合は,クラスタソフトから,サービスを停止します。
  2. jpcstsetupコマンドを実行する。
    ステータス管理機能を有効にするためのコマンドを次のように実行します。

    jpcstsetup enable

  3. ステータス管理機能の状態を確認する。
    次のコマンドで,ステータス管理機能の状態がavailableになっているか確認します。

    jpcstsetup display

  4. Performance Managementのサービスを起動する。
    次のコマンドで,物理ホスト上のPerformance Managementのサービスをすべて起動します。

    jpcstart all

    論理ホスト上でPerformance Managementのサービスをすべて起動する場合は,クラスタソフトから,サービスを起動します。

(b) ステータス管理機能を無効にする

手順を次に示します。

  1. Performance Managementのサービスを停止する。
    物理ホスト上でPerformance Managementのサービスが起動している場合は,次のコマンドでサービスを停止します。

    jpcstop all

    論理ホスト上でPerformance Managementのサービスを停止する場合は,クラスタソフトから,サービスを停止します。
  2. jpcstsetupコマンドを実行する。
    ステータス管理機能を無効にするためのコマンドを次のように実行します。

    jpcstsetup disable

  3. ステータス管理機能の状態を確認する。
    次のコマンドで,ステータス管理機能の状態がunavailableになっているか確認します。

    jpcstsetup display

  4. Performance Managementのサービスを起動する。
    次のコマンドで,物理ホスト上のPerformance Managementのサービスをすべて起動します。

    jpcstart all

    論理ホスト上でPerformance Managementのサービスをすべて起動する場合は,クラスタソフトから,サービスを起動します。
注意
ステータス管理機能が有効の場合と無効の場合では,jpcstartコマンドおよびjpcstopコマンドで指定できるサービスキーが異なります。

各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。