12.3 アラームを設定する前にすること
ここでは,アラームを設定する前に,事前に設定しておくことを説明します。
- <この節の構成>
- (1) Eメールの送信元の設定
- (2) コマンドを実行するホストの設定
- (3) JP1イベントを発行するための設定
- (4) SNMPトラップを送信するための設定
(1) Eメールの送信元の設定
PFM - Agentでアラームイベントが発生したときにEメールを送信したい場合,Eメールの送信元を設定します。
手順を次に示します。
- 監視コンソールのブラウザーからPFM - Web Consoleにログインする。
[メイン]画面が表示されます。
管理ユーザー権限のユーザーアカウントでログインする必要があります。
- [メイン]画面のタブフレームで[サービス階層]タブを選択する。
[サービス階層]画面が表示されます。
- ナビゲーションフレームで「Machines」フォルダをクリックする。
Performance Managementプログラムがインストールされているホストを示すフォルダが表示されます。
- メール送信元ホストのAction Handlerサービスを選択する。
名称が「PH」で始まるアイコンが,Action Handlerサービスを示すアイコンです。
- メソッドフレームで[プロパティ]メソッドを選択する。
[プロパティ]画面が表示されます。
プロパティの値を次のように設定します。
[Capabilities]の[Email]:Yes
[Mail]の[SMTP Host]:メール送信サーバであるSMTPサーバのホスト名またはIPアドレス
[Mail]の[STMP Sender]:メール送信元となるメールアドレス
[Mail]の[Mail Subject]:メールのタイトル
- [OK]ボタンをクリックする。
手順5の設定が設定されます。
(2) コマンドを実行するホストの設定
PFM - Agentでアラームイベントが発生したときにコマンドを自動実行する場合,PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面の[プロパティ]画面で,コマンドを実行するホストにあるAction Handlerのプロパティを次のように設定しておく必要があります。
- [Capabilities]の[Script]:Yes
コマンド実行時に使用されるAction Handlerは,[新規アラーム > アクション定義]画面の[コマンド]フィールドの[アクションハンドラ]で選択したAction Handlerになります。デフォルトでは,このアラームテーブルがバインドされるエージェントと同一ホスト上にあるAction Handler([コマンド]タブ上では「LOCAL」と表示されます)が使用されます。
(3) JP1イベントを発行するための設定
PFM - Agentでアラームイベントが発生したときにJP1イベントを発行する場合,PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面の[プロパティ]画面で,JP1イベント発行コマンドを実行するホストにあるAction Handlerのプロパティを次のように設定しておく必要があります。
- [Capabilities]の[Script]:Yes
JP1イベントの発行時に使用されるAction Handlerは,[新規アラーム > アクション定義]画面の[コマンド]フィールドの[アクションハンドラ]で選択したAction Handlerになります。デフォルトでは,このアラームテーブルがバインドされるエージェントと同一ホスト上にあるAction Handler([コマンド]フィールド上では「LOCAL」と表示されます)が使用されます。
(4) SNMPトラップを送信するための設定
PFM - Agentでアラームイベントが発生したときにSNMPトラップを送信する場合,PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面の[プロパティ]画面で,SNMPトラップを発行するTrap Generatorのプロパティを次のように設定しておく必要があります。
- [ADD OR DELETE A TRAP DESTINATION]の[ADD A DESTINATION]:SNMPトラップ送信先のホスト名またはIPアドレス
なお,設定したSNMPトラップの送信先を削除したい場合は,Trap Generatorのプロパティの[DELETE A DESTINATION]で削除対象のホスト名またはIPアドレスを選択します。