7.5.1 コマンドでサービスの稼働状況を確認する

jpcctrl listコマンドを使用すると,Performance Managementシステム全体のサービスの稼働状況や特定のホスト上にあるサービスの稼働状況が確認できます。

jpcctrl listコマンドでサービス稼働状況を確認する手順を次に示します。

  1. PFM - ManagerまたはPFM - Agentがインストールされているホストにログインする。
  2. jpcctrl listコマンドを,サービス情報を表示したいサービスのサービスIDを指定して実行する。
    例えば,ホストWebAP上にあるすべてのサービスの稼働状況を確認する場合は,次のように指定します。

    jpcctrl list * host=WebAP

    表7-1 jpcctrl listコマンドで表示できる情報

    出力情報説明
    Host Nameサービスが稼働しているホスト名。
    ServiceIDサービスID。
    Service Nameサービス名。
    PIDサービスのプロセスIDを示す。
    • ステータス管理機能が有効の場合
      StatusがActive,Busy,S Active,S Busy,Starting,およびStoppingのときに表示される。
    • ステータス管理機能が無効,またはステータス管理機能をサポートしていないバージョンの場合
      StatusがActiveのときだけ表示される。
    Portサービスが使用している通信ポート番号を表示する。
    • ステータス管理機能が有効の場合
      StatusがActive,Busy,S Active,およびS Busyのときに表示される。
    • ステータス管理機能が無効,またはステータス管理機能をサポートしていないバージョンの場合
      StatusがActiveのときだけ表示される。
    Statusサービスの状態を示す。
    ステータス管理機能が有効の場合
    • ステータス管理機能をサポートしているバージョンのサービスの状態表示
      Active:要求待ち状態を示す。
      Inactive:停止状態を示す。
      Starting:起動処理中を示す。
      Busy:要求処理中を示す。
      S Active:要求待ち状態を示す(スタンドアロンモード)。
      S Busy:要求処理中を示す。(スタンドアロンモード)。
      Stopping:停止処理中を示す。
    • ステータス管理機能をサポートしていないバージョンのサービスの状態表示
      Active*:稼働状態を示す。
      Inactive*:通信接続できない状態または停止状態を示す。
      Comm Err*:通信接続できるが無応答状態を示す。
      Timeout*:通信接続がタイムアウトしたことを示す。
      Error*:通信接続タイムアウト以外のエラーが発生したことを示す。エラーの詳細については,共通メッセージログを参照のこと。
      ただし,次の場合,ステータス管理機能をサポートしているバージョンのサービスであっても,サポートしていないバージョンの場合と同じ表示になります。
      ・Status Serverサービスが停止している
      ・Status Serverサービスは起動しているが,ステータス管理機能がサービスの状態を正しく認識できない
      注※ サービスの状態を正しく認識させるには,サービスの再起動が必要です。
      ステータス管理機能が無効,またはステータス管理機能をサポートしていないバージョンの場合
      Active:稼働状態を示す。
      Inactive:通信接続できない状態または停止状態を示す。
      Comm Err:通信接続できるが無応答状態を示す。
      Timeout:通信接続がタイムアウトしたことを示す。
      Error:通信接続タイムアウト以外のエラーが発生したことを示す。エラーの詳細については,共通メッセージログを参照のこと。