12.1 アラームの概要

Performance Managementでは,監視エージェントで監視しているパフォーマンスデータがあらかじめ設定されたしきい値に達した場合,ユーザーに通知されるように設定できます。

データがしきい値に達した場合のシステムの動作を定義したものを「アラーム」,複数のアラームを一つにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルは,セットアップされたPFM - Agentのプログラムごとに一つだけ存在する「フォルダ」下にあります。

データがしきい値に達した場合,監視エージェントは「アラームイベント」を発行して通知します。このアラームイベントを受けて,Performance Managementが実行する動作のことを「アクション」と呼びます。Performance Managementのアクションを次に示します。

アラームテーブルは,監視エージェントに関連づけることで,しきい値の超過を検知できます。アラームテーブルと監視エージェントとを関連づけることを「バインド」と呼びます。複数のアラームを一つの監視エージェントにバインドすることも,複数の監視エージェントにバインドすることもできます。

また,一つの監視エージェントに複数のアラームテーブルをバインドすることができます。