アラーム発生頻度の設定とアラームイペント発行の関係について例を示して説明します。
(1) アラーム発生頻度がn/n回(n=n)の場合(常にアラームを通知する設定がされている)
この場合,しきい値を超えた初回だけアラームイベントが発行され,それ以降はn回連続してしきい値を超えた場合ごとにアラームイベントが発行されます。途中でしきい値を超えない場合は,その次の収集以降でn回連続してしきい値を超えた時点でアラームイベントが発行されます。なお,一度アラームが発生すると累積はリセットされます。
(2) アラーム発生頻度がn/n回(n=n)の場合(常にアラームを通知する設定がされていない)
n回中n回しきい値を超えた時点でアラームイベントが発行されます。途中でしきい値を超えない場合は,その次の収集以降でしきい値を超えた時点でアラームイベントが発行されます。なお,一度アラームが発生しても累積はリセットされません。また,正常アラームが発生しても累積はリセットされません。
(3) アラーム発生頻度がn/m回(n<m)の場合(常にアラームを通知する設定がされている)
この場合,評価される対象は,最新の収集時を含めた過去m回のうち,n回しきい値を超えた場合です。また,最新の収集時のデータが正常な場合,アラームイベントは発行されません。常にアラームを通知するよう設定されている場合,ステータスアラームであり,正常というステータスがありません。このため,アラームイベントが発行される契機は,最新の収集時のデータが異常または警告の場合だけです。なお,一度アラームが発生すると累積はリセットされます。
(4) アラーム発生頻度がn/m回(n<m)の場合(常にアラームを通知する設定がされていない)
この場合,評価される対象は,最新の収集時を含めた過去m回のうち,n回しきい値を超えた場合です。また,最新の収集時のデータが正常な場合,過去m回のデータがn回以上しきい値を超えていてもアラームイベントは発行されません。逆にn回を下回っている場合は正常ステータスに遷移します。なお,一度アラームが発生しても累積はリセットされません。また,正常アラームが発生しても累積はリセットされません。