6.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
ここでは,Performance Managementをアンインストールおよびアンセットアップするときの注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
- (2) ネットワークに関する注意事項
- (3) プログラムに関する注意事項
- (4) サービスに関する注意事項
- (5) PFM - Web Consoleの注意事項
- (6) その他の注意事項
(1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
Performance Managementプログラムをアンインストールするときは,必ず,rootユーザーで実行してください。
(2) ネットワークに関する注意事項
Performance Managementプログラムをアンインストールしても,servicesファイルに定義されたポート番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
- Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラムを起動したままアンインストールした場合,ファイルやディレクトリが残ることがあります。この場合は,手動でインストール先ディレクトリ以下をすべて削除してください。
- PFM - BaseとPFM - Agentがインストールされているホストの場合,PFM - BaseのアンインストールはPFM - Agentをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Baseの順にアンインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - Agentがインストールされているホストの場合も同様に,PFM - ManagerのアンインストールはPFM - Agentをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Managerの順にアンインストールしてください。
(4) サービスに関する注意事項
- PFM - Managerをアンインストールするときは,Performance Managementシステム全体で,Performance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。
- PFM - Agentをアンインストールしただけでは,jpcctrl listコマンドで表示できるサービス情報は削除されません。この場合,jpcctrl deleteコマンドを使用してサービス情報を削除してください。サービス情報の削除方法については,「6.2.3 サービス情報の削除」を参照してください。
- PFM - Managerをアンインストールしたあと,同じマシンに再インストールすると,jpcctrl listコマンドでTrap Generatorサービスが二つ表示されることがあります。この場合,PFM - Managerのサービスを起動し,「Inactive」となっているTrap Generatorサービスをjpcctrl deleteコマンドで削除してください。
(5) PFM - Web Consoleの注意事項
- アンインストールログは,/etc/.hitachi/.uninstall.logに出力します。
- アンインストールに失敗した場合は,アンインストール実行時のログ(/etc/.hitachi/.uninstall.log)を退避して,原因を取り除いたあと,再度アンインストールしてください。アンインストールするプログラムに「JP1/PFM - Web Console」がない場合は,一度インストールして,再度アンインストールしてください。
- PFM - Web Console がインストールされているホストから,Performance Managementプログラムをアンインストールする場合は,ブラウザー画面をすべて閉じてからアンインストールを実施してください。
(6) その他の注意事項
- インスタンス環境を設定しているPFM - Agentの場合,PFM - Agentをアンインストールする前に,インスタンス環境をアンセットアップしておいてください。アンセットアップ方法については,各PFM - Agentマニュアルの,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- NNM連携機能を使用した場合,PFM - ManagerまたはPFM - Baseをアンインストールする前に,NNM連携機能をアンセットアップしておいてください。アンセットアップ方法については,「17.2.4 アンセットアップ」を参照してください。