12.4.2 アラームを作成する(基本情報を設定する)

アラームテーブルにアラームを作成する手順を次に示します。

  1. 監視コンソールのブラウザーからPFM - Web Consoleにログインする。
    [メイン]画面が表示されます。
  2. 管理ユーザー権限のユーザーアカウントでログインする必要があります。
  3. [メイン]画面のタブフレームで,[アラーム階層]タブを選択する。
    [アラーム階層]画面が表示されます。
  4. ナビゲーションフレームで,アラームテーブルを作成するPFM - Agentプロダクトのフォルダを選択する。
    選択したフォルダにチェックマークが表示されます。
  5. ナビゲーションフレームでアラームを作成するアラームテーブルを選択する。
    選択したアラームテーブルにチェックマークが表示されます。
  6. メソッドフレームで[新規アラーム]メソッドを選択する。
    インフォメーションフレームに[新規アラーム > 基本情報]画面が表示されます。
  7. [新規アラーム > 基本情報]画面の[全般]エリアにアラームの基本情報を設定する。
    アラーム名
    20バイト以内の全角文字,半角英数字,または半角記号 % - ( ) _ . / @ [] スペース文字で指定します。
    アラームメッセージテキスト
    255バイト以内の全角または半角文字で入力します。全角文字,半角文字が混在するメッセージも入力できます。この項目は省略できます。
    [プロダクト]には,ナビゲーションフレームで選択したプロダクト(データモデル)が表示されます。[アラームテーブル名]には,ナビゲーションフレームで選択したアラームテーブル名が表示されます。

    例えば,プロセッサのビジー状態を監視するアラームを定義する場合,次のように設定します。
    [アラーム名]:CPU使用状況
    [アラームメッセージテキスト]:CPU is at %CVS% utillzation
    設定例を次の図に示します。

    図12-3 [新規アラーム > 基本情報]画面

    [図データ]

    参考
    [アラームメッセージテキスト]の設定には変数(%SCT,%MTSなど)を使用できます。変数については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,画面について説明している章を参照してください。
    注意1
    アラームの定義で[値の存在を監視するアラームとする]をチェックした場合,アラーム通知時は収集されたデータに条件式で指定した値が存在しません。このためメッセージテキストやMail Subjectに変数%CVSを指定しても,空文字に変換されます。
    注意2
    メッセージテキストで「%CVS」のあとにマルチバイト文字(例:,)を指定すると,変数展開後の文字列が文字化けすることがあります。「%CVS」のあとにマルチバイト文字を指定しないでください。
  8. [新規アラーム > 基本情報]画面の[高度な設定]エリアに,アラームの監視時刻や発生頻度を設定する。
    例えば,プロセッサのビジー状態を監視するアラームテーブルを定義する際に,監視対象を1日24時間監視して,3回アラームを監視した中で2回しきい値を超えたときにアラームを通知する場合,次のように設定します。
    [アラームを有効にする]:選択する
    [常に監視する]:選択する
    [発生頻度を満たした時にアラーム通知する]:選択する
    2[回しきい値超過/]3[インターバル中]
    注意
    監視時刻範囲を指定したときも発生頻度の設定が有効になります。例えば,監視時刻範囲を9:00から21:00までで,発生頻度を3インターバル中に2回しきい値を超過するとアラームを発生する設定にした場合,当日の監視時刻範囲にしきい値超過が2回発生し,翌日の9:00以降に1回でもしきい値を超過するとアラームが発生します。
    設定例を次の図に示します。

    [図データ]

  9. [次へ >]ボタンをクリックする。
    [値の存在を監視するアラームとする]が選択されているかどうかによって次に進む画面が異なり,設定できるアラーム条件が異なります。
    • [値の存在を監視するアラームとする]を選択した場合
      [存在を監視する値]画面に遷移します。「12.4.3 存在を監視する値を設定する」に進んで,任意のフィールドに値があるかどうかを監視する場合の条件式を設定します。
    • [値の存在を監視するアラームとする]をチェックしない場合
      [アラーム条件式]画面に遷移します。「12.4.4 アラーム条件式を設定する」に進んで,アラーム条件式を設定します。