15.3.2 PFM - Agentの削除

システム構成の変更によって,システム全体から監視対象のシステムを撤去する場合などに,PFM - Agentを削除する場合があります。

論理ホスト運用中のPerformance Managementシステムから,PFM - ManagerホストおよびPFM - Web Consoleホストで,それぞれPFM - Agentを削除します。

注意
PFM - Agentを削除するノードのPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止してください。
削除対象のPFM - AgentがPFM - Managerと同一ノードにある場合は,jpcctrl deleteコマンドでエージェント情報を削除したあとに,PFM - Managerを再起動する必要があります。
<この項の構成>
(1) PFM - ManagerからPFM - Agentを削除する
(2) PFM - Web ConsoleからPFM - Agentを削除する

(1) PFM - ManagerからPFM - Agentを削除する

手順を次に示します。

  1. エージェント情報を削除する。
    PFM - Managerが管理しているエージェント情報を削除します。
    次のようにコマンドを実行します。

    jpcctrl delete xxxx host=ホスト名 lhost=論理ホスト名

    xxxx」は,各PFM - AgentのサービスIDを示します。
    例えば,ホスト名がjp1のホストで,論理ホスト名がjp1-ha1の論理ホスト環境のPFM - Agent for Oracleのエージェント情報を削除する場合,次のようにコマンドを実行します。

    jpcctrl delete O* host=jp1 lhost=jp1-ha1

    jpcctrl deleteコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  2. PFM - Agentのアンセットアップとアンインストールをする。
    PFM - Agentのアンセットアップとアンインストールを実施します。PFM - Agentのアンセットアップとアンインストールの方法については,各PFM - Agentマニュアルの,クラスタシステムでの運用について説明している章を参照してください。
    削除対象のPFM - Agentが,PFM - Managerと同じノードにあった場合は,アンセットアップとアンインストールのあとで,PFM - Managerの再起動が必要です。手順3に進んでください。
  3. PFM - Managerを再起動する。
    PFM - Managerを再起動します。

(2) PFM - Web ConsoleからPFM - Agentを削除する

手順を次に示します。

  1. 実行系ノードでPFM - Web Consoleを再起動する。
    削除したPFM - Agentの情報をPFM - Web Consoleに反映させます。
    PFM - Agentをアンセットアップおよびアンインストールしたあとに,実行系ノードでPFM - Web Consoleを再起動してください。
    参考
    待機系ノードでは,フェールオーバー時にPFM - Web Consoleが再起動されるため,この再起動は必要ありません。
  2. アラームの定義情報およびレポートの定義情報を削除する。
    必要に応じて,不要になったアラームの定義情報およびレポートの定義情報を削除します。
    アラームの定義情報の削除については,「12.4.9 (2) アラームを削除する」または「12.6.6 アラームを削除する」を参照してください。レポートの定義情報の削除については,「11.3.12 (2) レポートを削除する」または「11.4.2 不要になったレポートを削除する」を参照してください。