ftsregc伝送情報の登録・変更・削除・表示

形式

登録

ftsregc /N [伝送カード名] [伝送情報オプション オプション引数]

変更

ftsregc /C 伝送カード名 [伝送情報オプション オプション引数]

削除

ftsregc /D 伝送カード名

表示

ftsregc /L 伝送カード名

機能

伝送情報を登録・変更・削除・表示するコマンドです。

引数

/N [伝送カード名] [伝送情報オプション オプション引数]

伝送情報の登録は,新規に伝送カードに登録する方法と,既存の伝送カードをひな形として,登録内容を書き換えて別の伝送カードとして登録する方法があります。

伝送情報オプションの一覧を次に示します。

表6-2 伝送情報オプション

オプション名オプション引数
/TCカード名((1~20バイト))
/TH接続先ホスト名((1~256バイト))
/TP接続先ポート番号((1~65535))
/TUログインユーザ名((1~50バイト))
/TWログインパスワード((1~50バイト))
/TT送受信種別
  • SEND:送信(上書き)するときに選択します。
  • RECV:受信するときに選択します。
  • APPE:送信(追加)するときに選択します。
SEND|RECV|APPE
/TY伝送モード
  • ASCII:ASCIIモードでファイル伝送をします。
  • BINARY:BINARYモードでファイル伝送をします。
ASCII|BINARY
/TM圧縮モード
  • STREAM:ファイルを圧縮しないで伝送します。
  • COMPRESS:ファイルを圧縮して伝送します。
STREAM|COMPRESS
/TKサイズ確認
  • CHECK:サイズ確認をします。
  • UNCHECK:サイズ確認をしません。
CHECK|UNCHECK
/TLローカルファイル名((1~259バイト))
/TRリモートファイル名((1~259バイト))
/TS正常時に起動するプログラム名((1~259バイト))
/TF異常時に起動するプログラム名((1~259バイト))
/TXFTPコマンド((1~300バイト))
/TOコメント((1~80バイト))
/TA受信時の単/複伝送
  • AUTO:複数ファイル伝送または単一ファイル伝送を自動切り替えします。
  • MULTIPLE:複数ファイル伝送をします。
  • SINGLE:単一ファイル伝送をします。
AUTO|MULTIPLE|SINGLE

それぞれのオプション引数については,「3.4.1 伝送情報を伝送カードに登録する」を参照してください。


/C カード名 [伝送情報オプション オプション引数]

指定されたカード名の伝送情報のうち,伝送情報オプションで指定されたものを変更します。

/D カード名

指定されたカード名の伝送情報を削除します。

/L カード名

指定されたカード名の伝送情報を表示します。

戻り値

0正常終了
6100001登録時のカード名未指定
6100002登録時の接続ホスト名未指定
6100003登録時のログインユーザ名未指定
6100004登録時の送受信種別未指定
6100005登録時の伝送モード未指定
6100006登録時のローカルファイル名未指定
6100007登録時のリモートファイル名未指定
6100008既存のカード名を指定したときの異常終了
6100009登録時のカード名未指定
6100010カード情報登録時の異常終了
6200001変更時のカード名未指定
6200002変更前のカード情報取得時の異常終了
6200003変更後のカード情報作成時の異常終了
6200004変更前のカード情報削除時の異常終了
6200005カード情報変更時の異常終了
6300000ftsregc /D指定時の異常終了
6400000ftsregc /L指定時の異常終了
6900000コマンドラインの構文誤り
9000001ftsregc共通の異常終了

表示されるメッセージについては,「8.3.2 ftsregcコマンド実行時のメッセージ」を参照してください。