1.3.4 システム環境ファイル

システム環境ファイルの内容を,表1-4に示します。

表1-4 システム環境ファイルの内容

No.キーワード指定内容備考
1[Extensions]拡張子により起動する実行ファイル名。変更できません
2sptスクリプトファイルの実行ファイル名。変更できません
3shシェルファイルの実行ファイル名。変更できません
4[OPTION]オプション。変更できません
5%USER_DATA%ユーザが変更できるデータ。変更できません
6CommandLine実行するコンピュータですべてのスクリプトファイルに対して,有効になるコマンドラインの値(デフォルトは指定無し)。 
7NoEvLog_Opt-SPT:NOSYSLOG,または-SPT:NOSYSLOG=n,n,…指定時の扱い。
1以外:位置変数として扱う
1  :位置変数として扱わない(デフォルト)
 
8DQString_Optn個のダブルクォーテーション(")を文字としてそのままパラメタに含める場合の指定方法。
1以外:n*4個指定※1
1  :n*2個指定(デフォルト)
 
9AlreadyRun指定されたスクリプトファイルがすでに起動されている場合の終了コード※2。デフォルトは16。 
10GrammarError文法エラーが発生した場合の場合の終了コード※2。デフォルトは19。 
11ExAbortErrorJP1/Scriptのプロセスを中断する実行エラー(メモリ不足,未定義の変数を参照している,プロシージャが見つからないエラーなど)が発生した場合の終了コード※2。デフォルトは20。 
12ErrorJP1/Scriptのプロセス開始前にエラー(指定されたスクリプトファイルが見つからないエラーなど)が発生した場合の終了コード※2。デフォルトは99。 
13ErrorEventLog解析トレース,および実行トレース未出力時のsyslog出力指定。
1以外:出力しない(デフォルト)
1  :出力する(ログID 98で出力される)
 
14Trace_Folder複数起動時に出力するトレースファイルの出力先フォルダを指定します。
デフォルトは/opt/jp1script/data。
 
15Env_Directoryシステム情報ファイルの出力先(デフォルトは指定なし)。 
16GetPath_OptGetPathで取得したパスの末尾の(/)付加指定。
1以外:付加しない
1  :付加する
 
17EngineVersionスクリプトファイルを実行するときに使用するスクリプトエンジンのバージョンを指定します。実行するスクリプトファイルの先頭に#FileVersionが記述されていない場合,または記述に誤りがあった場合に使用されます。変更できません
18%SYSTEM_DATA%システムで使用するデータ変更できません
19CurrentVersionカレントバージョン変更できません
20ExCurrentVersion拡張カレントバージョン変更できません
21ProductIdPP形名変更できません
22Path01パス変更できません
23Path02パス変更できません
24Path04パス変更できません
25Path05パス変更できません
26DB_FolderDB出力先フォルダ変更できません
27DB_InitCountDB初期割り当て値変更できません
28ReStartCountSPV,SPT,SPRファイルオープン時にアクセスエラーが起きた場合のリトライ回数変更できません
29ReStartWaitTimeSPV,SPT,SPRファイルオープン時にアクセスエラーが起きた場合のリトライ間隔変更できません

注※1 ユーザプログラムなどから実行形式(sptxe)でコマンドラインを指定してスクリプトファイルを実行する場合の値です。Execコマンドからパラメタを指定してスクリプトファイルを呼び出す場合は,(n*4)個とパラメタ全体を囲むダブルクォーテーションのそれぞれを2倍したダブルクォーテーションを指定してください。

注※2 スクリプトの実行時にエラーになった場合に呼び元に返される値です。Execコマンドでスクリプトファイルを呼び出した場合,この値は_EXEC_RTN_に設定されます。