TextRead(テキストファイルから1行分のデータを読み込む)
機能
テキスト形式ファイルから1行分のデータを読み込みます。JP1/Script 07-51以降では,ラージファイルが使用できます。
形式
TextRead ( FileId , Buff )
指定項目
FileId
ファイル識別子を数値,または値を格納した変数名で指定します。
このファイル識別子は,TextOpenコマンドで実行結果として返される値です。
なお,この項目を指定する場合はTextOpenコマンドのファイルオープン時の動作には,WriteOnly(ファイルを書き込みモードでオープン)以外を指定してください。
Buff
読み込まれた1行分のデータを受け取る変数名を指定します。受け取るデータの文字数が半角文字で1,024文字を超える場合,1,024文字で切り捨てられます。
説明
指定したファイル識別子のテキスト形式ファイルの現在の読み書き開始位置から1行分のデータを読み込み,指定した変数に格納します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
コマンドの実行結果が真(True)の場合は,読み書き開始位置は次行になります。
また,ファイルの終わりに達した場合は,コマンドの実行結果に偽(False)を返し,_RTN_予約変数には_ERR_EOF_予約変数と等しい値が設定されます。しかし,On Errorステートメントで指定したラベルには分岐しません。
注意事項
例
' カレントディレクトリ下のテキストファイル"ABC.TXT"の内容を,
' 以下のスクリプトで1行ずつ読み込み,内容を表示する。
Dim file1 ,buff1 ,readRtn
On Error GoTo ErrorBranch
file01 = TextOpen ( _BIN_+"ABC.TXT" ,ReadOnly )
TextRead ( file1 ,buff1 )
readRtn = _RTN_
while readRtn <> _ERR_EOF_
Message( Target_DispOn, "実行結果", _buff1 )
TextRead ( file1 ,buff1 )
readRtn = _RTN_
End
TextClose ( file1 )
Exit ( 0 )
ErrorBranch:
Message( Target_DispOn, "実行結果", _BIN_+"ABC.TXTのファイル操作失敗" )
TextClose ( file1 )
Exit ( -1 )