1.3.3 ラージファイル

<この項の構成>
(1) ファイルシステム
(2) ファイルの最大サイズ
(3) エラーメッセージ

(1) ファイルシステム

ラージファイルを使用するためには,ファイルシステムの属性がラージファイルに対応している必要があります。ファイルシステムの属性については,プラットフォームのリファレンスを参照してください。

また,作成可能なファイルサイズについては,システム資源の制限が設定されている場合があります。

詳細は,各プラットフォームのulimitコマンドなどのリファレンスを参照してください。

なお,下記の場合は,ラージファイルは未対応になります。

(2) ファイルの最大サイズ

ファイルの最大サイズは,プラットホームのファイルシステムに依存しますが,JP1/Scriptとして扱えるファイルの最大サイズは,9,223,372,036,854,775,807バイトです。それ以上の場合の動作は保証しません。

(3) エラーメッセージ

ラージファイル対応のエラーメッセージを,表1-3に示します。

表1-3 ラージファイル対応のエラーメッセージ

No.コマンドエラーメッセージ予約変数(値)
1GetFileSize取得した値が変数の上限値を超えているため,値を変数に格納できません。_ERR_FILE_SIZE_
(536904784)
2TextFileReplace指定したファイルの容量が制限値を超えています。_ERR_NOT_LARGE_FILE_
(536904785)
3GetTextPosition読み書き開始位置が,2,147,483,648を超えています。_ERR_FILE_POSITION_
(536904786)