4.1.7 終了コード

スクリプト実行の終了コードは,Exitコマンドで設定します。Exitコマンドまたはこのコマンドの引数を省略した場合,スクリプト実行の終了コードには「0」が設定されます。Exitコマンドの詳細は,「6.11 その他のコマンド」の「Exit(スクリプトを終了する)」を参照してください。

ただし,スクリプト実行がエラーになった場合は,JP1/Scriptの終了コードを返すことがあります。これらの値は,JP1/Scriptのインストールディレクトリにあるシステム環境ファイル(jp1script.cf)に設定されています。システム環境ファイルに設定されているJP1/Scriptの終了コードを表4-5に示します。

表4-5 システム環境ファイルに設定されているJP1/Scriptの終了コード

デフォルト値意味
AlreadyRun16指定されたスクリプトファイルはすでに起動されています。
GrammarError19文法エラーが発生しました。
ExAborterror20JP1/Scriptのプロセスを中断する実行エラーが発生しました(メモリ不足,未定義の変数を参照しているエラー,プロシージャが見つからないエラー,ステートメントで発生するエラーなど)。
Error99JP1/Scriptのプロセス開始前にエラーが発生しました(指定されたスクリプトファイルが見つからないエラーなど)。
21~32予備
注意事項
Exitコマンドで終了コードを設定する場合は,JP1/Scriptの終了コードと重複しないように注意してください。