JP1/Scriptの終了方法を説明します。
プロセスビューアを使って強制終了できます。
JP1/AJS2からJP1/Scriptプロセスを強制終了する場合,SPTHTerminateを使用しています。dwOptionにはSPTH_TERM_CHILDを指定して,JP1/Scriptプロセスが起動した子プロセスも終了します。
また,起動した子プロセスがJP1/ScriptプロセスかJP1/Scriptプロセス以外かで終了される範囲が変わってきます。具体的には次の3パターンのようになります。
パターン | 呼び出し順序 | 1.のJP1/AJS2プロセスが強制終了した場合に終了されるプロセスの範囲 |
---|---|---|
パターン1 | 1.JP1/AJS2プロセス→2.JP1/Scriptプロセス→3.JP1/Scriptプロセス以外 | 3.のプロセスまで |
パターン2 | 1.JP1/AJS2プロセス→2.JP1/Scriptプロセス→3.JP/Scriptプロセス→4.JP1/Scriptプロセス以外 | 4.のプロセスまで |
パターン3 | 1.JP1/AJS2プロセス→2.JP1/Scriptプロセス→3.JP/Scriptプロセス以外→4.JP1/Scriptプロセス以外 | 3.のプロセスまで (4.のプロセスは終了されない) |
ただし,JP1/AJS2からの強制終了要求から30秒経過してもJP1/Scriptプロセスが終了しない場合は,Win32 APIのTerminateProcess関数を使用してJP1/Scriptプロセスを強制終了します。TerminateProcess関数を使用した場合,子プロセスは終了されませんので,各パターンの「2.JP1/Scriptプロセス」だけが終了されることになります。