JP1/Scriptでは状況に応じてイベントログを出力します。また,ユーザ側でもMessageEventLogコマンドを使ってイベントログの出力を指定することができます。
出力されるイベントIDとイベントログ,および内容を,表6-6に示します。
表6-6 イベントIDとイベントログ
イベントID | イベントログ | 出力される内容※1 |
---|---|---|
1 | スクリプト実行開始時の情報ログ | スクリプトの実行を開始しました。(スクリプトファイル名) |
2 | スクリプト実行終了時の情報ログ | スクリプトの実行を終了しました。(スクリプトファイル名) |
3 | MessageEventLogコマンドを使ったユーザ指定のログ | MessageEventLogコマンドで指定されたメッセージ |
4 | JP1/ScriptサービスやScriptランチャ実行時のエラーログ,および警告ログ | JP1/Scriptのインストールに失敗している可能性があります。JP1/Scriptをインストールし直してください。」 |
自動起動情報ファイルの内容が不正です。自動起動情報ファイルを再作成してください。(自動起動情報ファイル名) | ||
発生したエラーのエラーメッセージ | ||
5 | ExitWindowsコマンド実行時の警告ログ | ExitWindows(コマンドで指定されたシャットダウン操作の種別)コマンドが発行されました。(スクリプトファイル名) |
6 | JP1/IM,またはJP1/Baseへのイベント発行失敗時の警告ログ | JP1/Integrated Managerの関数でエラーが発生しました。(JP1/IMまたはJP1/Baseの関数名::JP1/IMまたはJP1/Baseの関数のエラー状態コード) |
7 | TerminateProcessコマンド実行時の情報ログ | TerminateProcess(Id=コマンドで指定されたプロセスID)コマンドが発行されました。(スクリプトファイル名) |
8※2 | JP1/Scriptサービスとランチャの実行開始,および実行終了時の情報ログ | Scriptランチャを開始します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) |
Scriptランチャを終了します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
ScriptランチャのNetExecスレッドを開始します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
ScriptランチャのNetExecスレッドを終了します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
Script終了制御ランチャが実行されました。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/Scriptサービスを開始します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/Scriptサービスを終了します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/ScriptサービスのNetExecスレッドを開始します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/ScriptサービスのNetExecスレッドを終了します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/Scriptファイルマッピングオブジェクト制御スレッドを開始します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
JP1/Scriptファイルマッピングオブジェクト制御スレッドを終了します。(日付 時刻 システム起動時からの経過時間) | ||
16 | 複数スクリプト起動時のエラーログ | 指定されたスクリプトファイルは既に起動されています。(スクリプトファイル名) |
17 | スクリプト強制終了時の警告ログ | JP1/Scriptのプロセスを強制終了しました。(スクリプトファイル名) |
18 | 打ち切り時間経過によるスクリプト終了時の警告ログ | 打ち切り時間を経過したためJP1/Scriptのプロセスを終了しました。(スクリプトファイル名) |
19 | 文法エラーによるスクリプト終了時の情報ログ | スクリプトの実行を終了しました。文法エラーがありました。(スクリプトファイル名) |
96 | スクリプト実行開始時,JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外だった | JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,解析/実行トレースに実行結果が出力されません。またMessage/EntryStartUp/CancelStartUp/グローバル変数操作コマンドの実行がエラーになります。JP1/Scriptサービスを開始してから実行してください。(スクリプトファイル名) |
98 | 解析トレース,および実行トレース未出力時のエラーログ | ユーザ名 :スクリプト実行時のユーザ名 スクリプトファイル名:スクリプトファイル名 次のようなエラーがありました。 エラーの行位置 行目;この部分には発生したエラーのエラーメッセージが出力されます。 |
99 | スクリプト実行開始時のエラーログ | 発生したエラーのエラーメッセージ |
これらのイベントログのうち,ログの種類がエラー以外のイベントログは,出力を抑止することができます。出力抑止を指定する場合は,「3.1.13 スクリプトの実行環境(各項目)を設定する」の「[コマンドライン]を選択した場合」を参照してください。