8.11.1 EntryStartUpスクリプトファイルを自動起動に登録する

機能
スクリプトファイルを自動起動に登録します。
形式

EntryStartUp ( FilePath , 〔MultiExec〕 , 〔ExecType〕 , 〔ExecTime〕 , 〔ExecWeek〕 , 〔ExecDay〕 〔, TerminateTime〕 )

指定項目
FilePath
登録するスクリプトファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。ファイル名の拡張子(.SPT)を省略しても自動的に付加して動作します。
MultiExec
スクリプトファイルの複数起動を許可するかどうかを指定します。複数起動を許可する場合は真(True)を,許可しない場合は偽(False)を指定します。
この値は省略できます。省略した場合,実行環境ファイルで定義された値を仮定します。
ExecType
起動のタイプを指定します。
この値は次のどれかになります。
意味
Logonログオン時に起動
ServiceJP1/Scriptのサービス開始時に起動
この値は省略できます。省略した場合,実行環境ファイルで定義された値を仮定します。
ExecTime
起動する時刻を設定する場合,時刻をhh:mm:ssの形式で指定します。ssには必ず00を指定してください。それ以外の値を指定しても00とおきかえて動作します。
起動する時刻の設定をしない場合は,省略します。
ExecWeek
起動する曜日を設定する場合,起動する曜日を表す値を数値,または値を格納した変数名で指定します。
この値は次のどれかになります。
意味
1日曜
2月曜
3火曜
4水曜
5木曜
6金曜
7土曜
起動する曜日を設定しない場合は,省略します。
ExecDay
起動する日付を設定する場合,日付を数値,または値を格納した変数名で指定します。指定できる値の範囲は1から31までです。
起動する日付を設定しない場合は,省略します。
ExecWeekに値を指定した場合は,無効になります。
TerminateTime
打ち切り時間を数値,または値を格納した変数名で指定します。時間は分単位で指定します。指定できる値の範囲は,0から1,440までです。
この値は省略できます。省略した場合,実行環境ファイルで定義された値を仮定します。
説明
スクリプトファイルを自動起動に登録します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)をコマンドの実行結果として返します。
このコマンドはFilePathで指定されたスクリプトファイルの実行環境ファイル(.SPV)の内容を更新します。実行環境ファイルがない場合は,新しく実行環境ファイルを作成します。
注意
Windows XPの場合,異なるユーザで同じスクリプトに対してログオン空間の自動起動情報を登録した場合,前に登録したユーザの自動起動の条件が無効になり,あとのユーザで登録したときの条件になります。無条件に更新されるので十分注意してください。

' D:¥Work¥Script下にあるスクリプトファイルで,実行環境ファイルが存在する
' ものだけを自動起動に登録する。
wkPath = "D:¥Work¥Script¥"
For  FileName = wkPath + "*" + _SCF_EXT_  Do
 FileName = wkPath + FileName
 FilePath = Left ( FileName ,Len ( FileName ) - 4 )+ _SVF_EXT_
 If  IsExistFile ( FilePath ) = True  Then
   EntryStartUp ( FileName )
 End
End For

対象バージョン
JP1/Script 05-10以降