Windowsホストで退避したファイルを他ホストに配布すると,複数のホストを同じスケジュールで運用できます。
配布できるのは,スケジュール情報だけです。JP1/Power Monitorの環境設定に関する情報は,配布できません。配布先のホストも配布元ホストと同じ環境で運用したい場合,配布先のホストでJP1/Power Monitorの環境設定をしてください。
退避したファイルを配布するには,次の二つの方法があります。
それぞれの方法について,次に説明します。
(1) JP1/NETM/DMで配布する
退避したファイルをJP1/NETM/DMを使って配布できます。配布する手順を次に示します。手順の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/DM Client」およびマニュアル「JP1/NETM/DM Manager」を参照してください。
(2) JP1/FTPで配布する
退避したファイルをJP1/FTPを使って配布できます。配布先でスケジュール情報を回復するために,配布の際,自動起動プログラムとしてaomschrsコマンドを指定しておきます。ファイル転送の終了後,aomschrsコマンドが自動的に実行され,配布先ホストで退避したファイルが回復されます。
詳細については,マニュアル「JP1/File Transmission Server/FTP(Windows用)」を参照してください。