2.1.1 スケジュールの設定
表2-1のスケジュールに従って,ホストを起動・終了する日時を設定します。設定する方法には,次の二つの方法があります。
- GUI(Windows)で設定する
- 運転スケジュール定義ファイルで設定し,JP1/Power Monitorにインポートする
それぞれの手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) GUIで設定する
- (2) 運転スケジュール定義ファイルで設定し,JP1/Power Monitorにインポートする
(1) GUIで設定する
GUIでWindowsホストのスケジュールを設定する手順を説明します。
- Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1_Power Monitor]-[環境設定]を選択する。
[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。次のように設定します。
![[図データ]](figure/zu020300.gif)
この設定例では,[使用プログラム名]で[SYSTEM MANAGER]を選択します。また,JP1/AJS2と連携して運用するので,[自ホスト実行中ジョブ(ジョブネット)の監視]で[ジョブネットの終了を待つ]を選択します。物理ホスト上のJP1/AJS2を監視する場合は,[一覧]ボタンを使用しません。
- [OK]ボタンをクリックする。
[環境設定]ダイアログボックスが閉じます。
- Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1_Power Monitor]-[カレンダー設定]を選択する。
[カレンダー設定]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zu110600.gif)
表2-1のスケジュールに従って,ホストを起動・終了する日時を設定していきます。
- 曜日の[月]を選択して[時刻設定]ボタンをクリックする。
[時刻設定]ダイアログボックスが表示されます。まず,月曜日の時刻を設定します。
- [時刻]で時刻を設定し,[電源オン],[電源オフ:強制終了],または[電源オフ:計画終了]を選択する。
- [追加]ボタンをクリックする。
[時刻設定リスト]リストボックスに,次のように設定した時刻が表示されます。
![[図データ]](figure/zu020500.gif)
- [時刻設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
設定が完了し,[カレンダー設定]ダイアログボックスに戻ります。時刻を設定した曜日が青く表示されます。
同じように火曜日から金曜日にも時刻を設定していきます。
火曜日から木曜日は,同じスケジュールなので,[Ctrl]キーを押しながら曜日の[火],[水],[木]を選択して[時刻設定]ボタンをクリックすれば,一度に時刻を設定できます。
また,運休日にする土曜日と日曜日には,何も設定しません。
これで,GUIでのスケジュールの設定は完了です。
(2) 運転スケジュール定義ファイルで設定し,JP1/Power Monitorにインポートする
運転スケジュール定義ファイルを使って,Windowsホストのスケジュールを設定する手順を説明します。運転スケジュール定義ファイルについては,「13.2.1 運転スケジュール定義ファイル」を参照してください。
この設定例で使う運転スケジュール定義ファイルの名称を次に示します。
- 運転スケジュール定義ファイル
- c:¥temp¥pwcal
次の手順で,スケジュール情報を設定します。
- 運転スケジュール定義ファイル「c:¥temp¥pwcal」をエディターで開く。
次のように,運転スケジュール定義ファイルにパラメーターを設定します。
![[図データ]](figure/zu020910.gif)
火曜日から木曜日は,同じスケジュールでホストを運用するので,まとめて指定します。土曜日と日曜日は運休日のため,何も指定しない,または「電源投入」の個所に「holiday」と指定します。
- 書き換えた内容を保存して,エディターを終了する。
- 運転スケジュール定義ファイルをWindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーにインポートする。
運転スケジュール定義ファイルをWindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーにインポートするには,次の二つの方法があります。
- jpwcalimpコマンドを実行する。
次のようにコマンドを実行します。
jpwcalimp -f c:¥temp¥pwcal
- GUIの[カレンダー設定]ダイアログボックスの[インポート]ボタンをクリックする。
[ファイルのインポート]ダイアログボックスが表示されます。運転スケジュール定義ファイル名「c:¥temp¥pwcal」を入力します。
これで,運転スケジュール定義ファイルを使ったスケジュールの設定は完了です。
手順3でインポートする運転スケジュール定義ファイルには,次の運転スケジュールファイルを指定することができます。
- エディターで編集した運転スケジュール定義ファイル
- UNIXホストの運転スケジュール定義ファイル
- WindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーからエクスポートしたファイルをエディターで編集した運転スケジュール定義ファイル
UNIXホストの運転スケジュール定義ファイルのインポートについては,「8.1.5 UNIXホストのスケジュール情報をWindowsホストで利用する」を参照してください。
WindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーからエクスポートした運転スケジュール定義ファイルの内容については,「8.1.6 Windowsホストのスケジュール情報をエクスポートする」を参照してください。