14.4.3 リモート電源連携グループ定義ファイル
エージェントホストをグループ化して起動・終了したい場合に設定するリモート電源連携グループ定義ファイルについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) パラメーターの指定形式
- (2) パラメーターの内容
- (3) パラメーターの指定例
(1) パラメーターの指定形式
リモート電源連携グループ定義ファイルのパラメーターの指定形式を次に示します。
パラメーター名△1パラメーターの値
- (凡例)
- △1
- 1バイト以上の空白文字を指定することを示します。空白文字は,省略できません。
(2) パラメーターの内容
リモート電源連携グループ定義ファイルで指定する各パラメーターの内容について説明します。
- group エージェントホスト名
- グループに登録するエージェントホスト名を「,」で区切って指定します。一つのホスト名は,255バイトまでで指定します。パラメーター全体では,1行で500バイトまで指定できます。1行が500バイトを超える場合は,次に示すように複数行に分けて記述してください。
- ここで指定するエージェントホストは,リモート電源連携エージェント定義ファイルのmachineパラメーターに定義されているホスト名です。
- エージェントホストは,このパラメーターに指定した順番で起動します。
- エージェントホストHOST1~HOST48をグループに登録する場合の指定例を次に示します。
group HOST1,HOST2,HOST3,...HOST25
group HOST26,...HOST48
- pwon_wait 起動待ち時間
- 前のエージェントホストの起動が完了するのを待ってから,次のエージェントホストを起動するまでの待ち時間を指定します。0から3,600(単位:秒)の数値で指定します。デフォルトは,300です。0を指定した場合は,前のエージェントホストの起動の完了を待ちません。
- このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。
- type {monitor | restrict | force}
- マネージャーホストと連動してエージェントホストを終了するときの終了種別を指定します。このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。指定できる値は次のうちの一つです。デフォルトは,forceです。
- monitor
- エージェントホストを監視終了する場合に指定します。
- restrict
- エージェントホストを制限終了する場合に指定します。
- force
- エージェントホストを強制終了する場合に指定します。
- pwoff_wait 終了待ち時間
- エージェントホストの終了待ち時間を指定します。0から3,600(単位:秒)までの数値で指定します。デフォルトは,300です。0を指定した場合は,エージェントホストの終了処理を待たないで,マネージャーホストの終了処理を開始します。
- このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。
(3) パラメーターの指定例
リモート電源連携グループ定義ファイルの指定例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu141000.gif)
指定例のように設定した場合,グループ化したエージェントホストは,次のように起動・終了します。処理の流れを次の図に示します。
図14-1 グループ化したエージェントホストの起動・終了の流れ
![[図データ]](figure/zu141100.gif)