JP1/Power Monitor
形式
jaompwgrp
機能
jaompwgrpコマンドは,グループ化されたエージェントホストを起動・終了するコマンドです。このコマンドを実行するには,JP1/Power Monitorデーモンが起動していることが必要です。
このコマンドは,自動運転ユーザーコマンドの自動運転開始時コマンド,電源投入時刻到達時コマンド,および自動システム終了前コマンドとして構成定義ファイルに設定します。このコマンドをコマンドラインから実行した場合,エラーになります。
実行権限
−(コマンドラインからは実行できません)
格納先ディレクトリ
/usr/bin/jp1_aom/
注意事項
- JP1/Power Monitorデーモンが起動していない場合にこのコマンドを実行すると,エラーになります。
- このコマンドは,グループに登録されているすべてのエージェントホストに対する処理が終わるまで終了しません。
- jaompwgrpコマンドを自動運転ユーザーコマンドとして設定する場合,構成定義ファイルのコマンド実行打ち切り時間(rc_cancel_timeパラメーター),および[構成定義(基本)]ウィンドウの[コマンド実行打ち切り時間]を指定しないでください。
- jaompwgrpコマンドのほかに,自動運転ユーザーコマンドを設定している場合は,自動運転ユーザーコマンドのスクリプトにjaompwgrpコマンドを追加してください。追加する場合,パラメーター変数「$1」を引数として指定してください。jaompwgrpコマンドを追加する例を次に示します。
/usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp $1
戻り値
0 コマンドが正常終了しました。 0以外 エラーが発生しました。
使用例
- (例1)
- マネージャーホストの起動時だけ,グループ化したエージェントホストを連動させたい場合,構成定義ファイルに次のように定義します。
aom_start_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp
- (例2)
- マネージャーホストの終了時だけ,グループ化したエージェントホストを連動させたい場合,構成定義ファイルに次のように定義します。
power_on_time_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp system_terminate_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp
- (例3)
- マネージャーホストの起動・終了に連動してグループ化したエージェントホストを起動・終了させたい場合,構成定義ファイルに次のように定義します。
aom_start_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp power_on_time_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp system_terminate_rc /usr/bin/jp1_aom/jaompwgrp
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