JP1/Power Monitor
JP1/Power Monitorの運用状態を記録するファイルです。障害が起こったときなどに採取します。大きく分けて次の2種類あります。
- 統合トレースログファイル
統合トレースログとは,各プログラムが出力するトレース情報を,統合トレース機能(HNTRLib2)を通じて,一つの出力先ファイルにまとめて採取するログ情報のことです。共通メッセージログより詳しい内容のメッセージが出力されます。
- JP1/Power Monitorが出力するトレースログファイル
JP1/Power Monitorが出力するトレースログとは,UNIXホストのJP1/Power Monitorの各機能が出力するログ情報のことです。各機能によって異なるログファイルに出力されます。
ログファイル一覧を次の表に示します。
表14-4 ログファイル一覧
内容 ファイル
の情報ファイル名 取得容量の
指定作成される
タイミング統合トレースログファイル JP1/Power Monitor運用情報を含むJP1製品の運用情報 /var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/ 指定不可。 統合トレースログファイルでの指定に基づく。 JP1/Power Monitorが出力するトレースログファイル JP1/Power Monitorデーモン起動時ログファイル JP1/Power Monitorデーモン起動時の情報 /usr/lib/jp1_aom/log/startup 指定不可。
約1KB。JP1/Power Monitorデーモンの起動時。 リモート電源連携ログファイル エージェントホストの制御時のトレース情報 /usr/lib/jp1_aom/log/エージェントホスト名.rpwlog 指定不可。
約50KB。エージェントホストの制御時。
エージェントホスト単位で再作成される。APC連携ログファイル APC社製電源制御装置の制御時のトレース情報 /usr/lib/jp1_aom/log/logapc 指定不可。
約1KB。JP1/Power MonitorでAPC社製電源制御装置を使用してホストを終了した時。 定義ファイル退避ログファイル jaombkdefコマンド実行時の情報 /usr/lib/jp1_aom/log/logbkup 指定不可。
約1KB。jaombkdefコマンド実行時。 定義ファイル回復ログファイル jaomrsdefコマンド実行時のログ情報 /usr/lib/jp1_aom/log/logrstr 指定不可。
約1KB。jaomrsdefコマンド実行時。 pwajs2stp_grpコマンドエラーログファイル pwajs2stp_grpコマンド実行時のエラー情報 /usr/lib/jp1_aom/log/pwajsstp_grp.log 指定不可。
100バイト以下。pwajs2stp_grpコマンドのエラー時。 HP-UX純正UPS連携ログファイル HP-UX製電源制御装置の制御時のトレース情報 /usr/lib/jp1_aom/log/pwlog 指定不可。
約1KB。JP1/Power MonitorでHP-UX製電源制御装置を使用してホストを終了した時。 JP1/Power Monitor保守用ログ JP1/Power Monitorの運用情報 /usr/lib/jp1_aom/log/PW_プログラム名{1|2}.log 構成定義ファイルのlog_sizeパラメーターで指定。
5KBから10MBまで指定できる。デフォルトは,64KB。構成定義ファイルで指定された容量に達した時。
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