JP1/Power Monitor
Windowsホストで退避したファイルを他ホストに配布すると,複数のホストを同じスケジュールで運用できます。
配布できるのは,スケジュール情報だけです。JP1/Power Monitorの環境設定に関する情報は,配布できません。配布先のホストも配布元ホストと同じ環境で運用したい場合,配布先のホストでJP1/Power Monitorの環境設定をしてください。
退避したファイルを配布するには,次の二つの方法があります。
- JP1/NETM/DMで配布する
- JP1/FTPで配布する
それぞれの方法について,次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) JP1/NETM/DMで配布する
- (2) JP1/FTPで配布する
(1) JP1/NETM/DMで配布する
退避したファイルをJP1/NETM/DMを使って配布できます。配布する手順を次に示します。手順の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/DM Client」およびマニュアル「JP1/NETM/DM Manager」を参照してください。
- 退避したファイルをJP1/NETM/DM Clientでユーザープログラムとしてパッケージングする。
- パッケージングしたファイルをJP1/NETM/DM Managerへ登録する。
配布先でスケジュール情報を回復するために,パッケージングの際,インストール直後に起動する外部プログラムとしてaomschrsコマンドを指定しておきます。
- JP1/NETM/DMサーバから配布先ホストへ,退避したファイルをリモートインストールする。
リモートインストールが終了すると,aomschrsコマンドが自動的に実行され,配布先のホストでスケジュール情報が回復されます。aomschrsコマンドについては,「15. コマンド」の「aomschrs(Windows限定)」を参照してください。
退避したファイルをJP1/FTPを使って配布できます。配布先でスケジュール情報を回復するために,配布の際,自動起動プログラムとしてaomschrsコマンドを指定しておきます。ファイル転送の終了後,aomschrsコマンドが自動的に実行され,配布先ホストで退避したファイルが回復されます。
詳細については,マニュアル「JP1/File Transmission Server/FTP(Windows用)」を参照してください。
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