JP1/Power Monitor
JP1/Power Monitorを使って他ホストを起動・終了するために必要なハードウェアとソフトウェアを確認してください。
- <この項の構成>
- (1) 前提ソフトウェアを確認する
- (2) 電源制御装置を確認する
前提ソフトウェアとして,マネージャーホストとエージェントホストそれぞれに,JP1/Power MonitorおよびJP1/Baseが必要です。
また,ほかのプログラムと連携するためには,それぞれ次のソフトウェアが必要です。ほかのプログラムと連携するために必要なソフトウェアを次に示します。
表6-8 ほかのプログラムと連携するために必要なソフトウェア
連携するプログラム ソフトウェアを
インストールするホスト必要なソフトウェア JP1/AJS2 マネージャーホスト(JP1/AJS2の電源連携ジョブを実行するホスト)
- JP1/Base
- JP1/Power Monitor
- JP1/AJS2 - Agent
エージェントホスト
- JP1/Base
- JP1/Power Monitor
それ以外のホスト※(JP1/AJS2マネージャーホスト)
- JP1/Base
- JP1/AJS2 - Manager
それ以外のホスト※(JP1/AJS2 - Viewホスト)
- JP1/AJS2 - View
- 注※
- ホストに組み込まれている連携プログラムを制御するホストのことです。ソフトウェアによっては,マネージャーホストと同じホストでもかまいません。
JP1/AJS2 - ManagerをJP1/Power Monitorのエージェントホストにインストールした場合,JP1/Power Monitorのエージェントホストの電源をオフにすると,そのJP1/AJS2 - Managerを使ったJP1/AJS2の運用ができなくなります。JP1/AJS2 - Managerは,JP1/Power Monitorのマネージャーホストで運用することをお勧めします。
エージェントホストの電源を自動的にオン・オフするためには,電源を制御する電源制御装置をエージェントホストに接続する必要があります。エージェントホストのハードウェアの構成によって,マネージャーホストおよびエージェントホストに必要なソフトウェアが異なります。
- 注意事項
- エージェントホストがWindowsの場合に使用できる電源制御装置については,「5.1.2(2) 電源制御装置を確認する」を参照してください。
エージェントホストを自動的にオン・オフするのに必要なハードウェアおよびソフトウェアを次の表に示します。なお,最新の情報はWebの「自動電源制御装置一覧」または,前提ソフトウェア製造元へご確認ください。
表6-9 エージェントホストの電源を自動的にオン・オフする場合に必要なハードウェアとソフトウェア
電源制御装置 マネージャーホストのサポートOS エージェントホストに必要な
ハードウェアエージェントホストに必要なソフトウェア マネージャーホストに必要なソフトウェア HP-UX Solaris AIX 日立製作所製無停電電源装置H-07シリーズおよびSNMPアダプター,またはH-55シリーズおよびSNMPアダプター 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 次のどれか※1
- 日立製作所製PowerMonitorH
- 日立製作所製PowerMonitorHC
- 日立製作所製PowerMonitorH for Network
○※9 ○ ○※2 次の日立製作所製無停電電源装置およびSNMPアダプター
・THE-07-021RM1
・THE-07-021RM2
・THE-07-030RM2
・THE-07-080RM2
・THE-07-5015RS1
・THE-07-5021RM2
・THE-07-5040RM2
・THE-07-5060RM2日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※3 次のどれか※1
- 日立製作所製PowerMonitorH
- 日立製作所製PowerMonitorHC
- 日立製作所製PowerMonitorH for Network
○ ○ ○※2 日立製作所製無停電電源装置HCシリーズおよびSNMPアダプター 日立製作所製PowerMonitorHC 次のどれか※1
- 日立製作所製PowerMonitorH
- 日立製作所製PowerMonitorHC
- 日立製作所製PowerMonitorH for Network
○ ○ ○※2 次の日立製作所製無停電電源装置のどれか,およびSNMPアダプター
日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※3 次のどれか※1
- 日立製作所製PowerMonitorH
- 日立製作所製PowerMonitorHC
- 日立製作所製PowerMonitorH for Network
○ ○ ○※2 APC社製Smart-UPSおよびSNMPアダプター,またはSymmetraおよびSNMPアダプター APC社製PowerChute plus なし ○ ○ ○ ジーエス・ユアサ社製無停電電源装置Advantageシリーズ ジーエス・ユアサ社製 POWERVISORv3※4 ジーエス・ユアサ社製POWERVISORv3※1 ○ ○ ○ 次のISA社製無停電電源装置のどれか
ISA 7030シリーズ
ISA 7511シリーズ
ISA 7515シリーズISA社製7030Utility※4 ISA社製7030Utility ○ × ○ ISA社製無停電電源装置MELUPS 2011N-Eシリーズ 三菱製MELUPS manager-E※4 三菱製MELUPS manager-E ○ ○ ○ 日立製作所製
遠隔電源制御装置(THE-RP-0010)※5日立製作所製遠隔電源制御装置(THE-RP-0010)用制御プログラム 日立製作所製遠隔電源制御装置(THE-RP-0010)用制御プログラム※1 × × ○ 次の日立製作所製無停電電源制御装置のどれか
- HT-F4990-RU21A2
- HT-F4990-RU21B2
- HT-F4990-RU30B2
- HT-F4990-RU80B1
- HT-F4990-RU80B2
- HT-F4990-RU15A1
- HT-F4990-RU21B3
- HT-F4990-RU40B1
- HT-F4990-RU60B1
日立製作所製 PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 次のどれか※1
- 日立製作所製PowerMonitorH
- 日立製作所製PowerMonitorHC
- 日立製作所製PowerMonitorH for Network
○ ○ ○ 次の山洋電気社製無停電電源制御装置のどれか
- SANUPS ASEシリーズ
- SANUPS ASCシリーズ
- SANUPS ASDシリーズ
- SANUPS AMA-Wシリーズ
- SANUPS AMBシリーズ
- SANUPS Eシリーズ
- NetworkPowerManager
SAN GUARD IV Lite※8および山洋電気社製無停電電源制御装置用電源制御プログラム 山洋電気社製無停電電源制御装置用電源制御プログラムおよびエージェントホスト制御用コマンド ○ ○ ○ 上記以外のハードウェア※7 各社提供ソフトウェア 各社提供ソフトウェア − − −
- (凡例)
- ○:サポートしています。
- ×:サポートしていません。
- −:電源制御装置によって異なります。
- 注※1
- エージェントホストの電源制御装置を制御するソフトウェアのコマンドだけ必要です。
- 注※2
- PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Networkのバージョンによって異なります。使用するPowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Networkがリモート電源コマンドをサポートしているバージョンかご確認ください。
- 注※3
- 対応バージョンをご確認ください。
- 注※4
- 制御できる電源制御装置のハードウェアについては,各製品のメーカーにお問い合わせください。
- 注※5
- エージェントホストの対応OSはAIXです。
- 注※6
- エージェントホストの対応OSはHP-UXです。
- 注※7
- 提供ソフトウェアがない場合は,電源制御装置を制御するコマンドを作成する必要があります。このコマンドの作成については,「6.2.7 電源制御装置を制御するコマンドを作成する」を参照してください。
- また,各電源制御装置のサポートOSについては,提供メーカーにお問い合わせください。
- 注※8
- 接続構成によってはSAN GUARD IV Liteが不要の場合があります。詳細は山洋電気社にお問い合わせください。
- 注※9
- HP-UX(IPF)で使用する場合,制御できる電源制御装置のソフトウェアおよびハードウェアについては,弊社にお問い合わせください。
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