イベントの保守情報は,「5.1.1 イベントIDの形式」で説明したカテゴリーごとに共通です。カテゴリー「2」のJP1/AJS2 for EAPの構成(各制御共通)に関連するイベントには,保守情報がありません。カテゴリー「3」のジョブ制御機能に関連するイベントの保守情報を表5-5に,カテゴリー「4」のインフォパッケージ制御機能に関連するイベントの保守情報を表5-6に,またカテゴリー「5」のプロセスチェーン制御機能に関連するイベントの保守情報を表5-7に示します。
表5-5 ジョブ制御機能に関連するイベントの保守情報
位置 | 長さ(単位:バイト) | 項目名と内容 |
---|---|---|
1 | 0~64 | R/3あて先。 -dオプションに指定したR/3システムのあて先名。あて先の指定に-dオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
2 | 0~100 | R/3アプリケーションサーバ名。 -hオプションに指定したアプリケーションサーバ名。アプリケーションサーバの指定に-hオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
3 | 0~2 | R/3システム番号。 -sオプションに指定したシステム番号。システム番号を-sオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
4 | 1~3 | R/3クライアント。 ログオン先のR/3クライアントのクライアント番号。 |
5 | 1~12 | R/3ユーザー。 R/3ジョブを登録したユーザー名。 |
6 | 0~1 | R/3言語。 -lオプションに指定した言語種別。言語種別を-lオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
7 | 0~32 | R/3ジョブ名※1※2。 アプリケーションサーバに登録したバックグラウンドジョブ名。 |
8 | 0~8 | R/3ジョブ番号※1※2。 R/3ジョブに設定されているジョブの通し番号。ジョブ番号の割り当てが失敗している場合,この項目の長さは0です。 |
9 | 0~16 | R/3ジョブを登録する外部ユーザー名※1※2。 JP1/AJS2 for EAPのコマンドを実行したユーザー名。親/子ジョブの終了監視中に検出した子ジョブについては,この項目の長さは0です。 |
10 | 0~32 | ジョブの登録先のホスト※1※2。 jr3bjsubコマンドの-tghオプションでジョブを実行するアプリケーションサーバを指定しない場合,この項目の長さは0です。 また,親/子ジョブの終了監視中に検出した子ジョブについては,この項目の長さは0です。 |
11 | 0~1 | ジョブの状態※1※2。 P:登録済 S:リリース済 Y:待機中 R:実行中 F:終了 A:中止 |
注※1 イベント0x3F02(終了未確認ジョブ(子ジョブ検出失敗)の検出イベント)の場合は,親ジョブの情報が設定されます。
注※2 イベント0x3F03(終了未確認ジョブ(監視可能ジョブ最大数超過)の検出イベント)の場合は,この項目の長さは0です。
表5-6 インフォパッケージ制御機能に関連するイベントの保守情報
位置 | 長さ(単位:バイト) | 項目名と内容 |
---|---|---|
1 | 0~64 | SAP BWあて先。 -dオプションに指定したSAP BWシステムのあて先名。あて先の指定に-dオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
2 | 0~100 | SAP BWアプリケーションサーバ名。 -hオプションに指定したアプリケーションサーバ名。アプリケーションサーバの指定に-hオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
3 | 0~2 | SAP BWシステム番号。 -sオプションに指定したシステム番号。システム番号を-sオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
4 | 1~3 | SAP BWクライアント。 ログオン先のSAP BWクライアントのクライアント番号。 |
5 | 1~12 | SAP BWユーザー。 インフォパッケージを登録したユーザー名。 |
6 | 0~1 | SAP BW言語。 -lオプションに指定した言語種別。言語種別を-lオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
7 | 30 | インフォパッケージID。 開始したインフォパッケージのID。 |
8 | 30 | インフォパッケージ依頼番号。 インフォパッケージを開始したときにSAP BWシステムによって割り当てられるインフォパッケージの依頼番号。インフォパッケージ依頼番号の割り当てに失敗している場合,この項目の長さは0です。 |
9 | 1 | インフォパッケージの状態。 Y:実行中 G:正常終了 R:異常終了 インフォパッケージの開始が失敗している場合,この項目の長さは0です。 |
表5-7 プロセスチェーン制御機能に関連するイベントの保守情報
位置 | 長さ(単位:バイト) | 項目名と内容 |
---|---|---|
1 | 0~64 | SAP BWあて先。 -dオプションに指定したSAP BWシステムのあて先名。あて先の指定に-dオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
2 | 0~100 | SAP BWアプリケーションサーバ名。 -hオプションに指定したアプリケーションサーバ名。アプリケーションサーバの指定に-hオプションを使用しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
3 | 0~2 | SAP BWシステム番号。 -sオプションに指定したシステム番号。システム番号を-sオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
4 | 1~3 | SAP BWクライアント。 ログオン先のSAP BWクライアントのクライアント番号。 |
5 | 1~12 | SAP BWユーザー。 プロセスチェーンを登録したユーザー名。 |
6 | 0~1 | SAP BW言語。 -lオプションに指定した言語種別。言語種別を-lオプションで指定しなかった場合,この項目の長さは0です。 |
7 | 1~25 | プロセスチェーンID。 開始したプロセスチェーンのID。 |
8 | 0~25 | ログID。 プロセスチェーンを開始したときにSAP BWシステムによって割り当てられるプロセスチェーンのログID。ログIDの割り当てに失敗している場合,この項目の長さは0です。 |
9 | 0~1 | プロセスチェーンの終了状態。 G:正常終了 R:異常終了 X:強制終了 プロセスチェーンが終了していない場合,この項目の長さは0です。 |