JP1/Automatic Job Management System 2 for Enterprise Applications
形式1
jr3chrfc [-expwd {ON | OFF}]
形式2
jr3chrfc -help
機能
拡張パスワードの使用可否を設定します。また,拡張パスワードの使用可否の状態を標準出力に表示します。
このコマンドで設定した内容は,RFCライブラリ状態管理ファイル(Windows版の場合:インストール先フォルダ\system\jr3chrfc,UNIX系OSの場合:/etc/opt/jp1_am_r3/.jr3chrfc)に保存されます。
このコマンドは,Windowsの場合はAdministrators権限を持つユーザー,UNIX系OSの場合はスーパーユーザーで実行してください。
引数
引数なし
拡張パスワードの使用可否の状態を標準出力に表示します。
-expwd ON
拡張パスワードを使えるようにします。設定が変更されると,メッセージKAJM0601-Iが表示されます。
設定の変更に失敗した場合は,メッセージが表示されコマンドが終了します。表示されるメッセージに従って対処してください。
ONまたはOFFオプションのどちらかを必ず指定します。同時には指定できません。なお,ONは大文字と小文字のどちらでも指定できます。
-expwd OFF
拡張パスワードを使えないようにします。設定が変更されると,メッセージKAJM0601-Iが表示されます。
設定の変更に失敗した場合は,メッセージが表示されコマンドが終了します。表示されるメッセージに従って対処してください。
ONまたはOFFオプションのどちらかを必ず指定します。同時には指定できません。なお,OFFは大文字と小文字のどちらでも指定できます。
-help
このコマンドの使用方法を表示します。
戻り値
- 0
- 拡張パスワードの使用可否の変更,または拡張パスワードの使用可否の状態表示に成功した
- 1
- 拡張パスワードの使用可否の変更,または拡張パスワードの使用可否の状態表示に失敗した
注意事項
- ほかのコマンドが実行中のときは,jr3chrfcコマンドは実行しないでください。
- OSがWindows Server 2003 (IPF)またはHP-UX (IPF)以外の場合,拡張パスワードを使用する設定にすると,各コマンド実行時のメモリ所要量が増加します。あらかじめ確保しておくメモリ所要量については,リリースノートを参照してください。
使用例
- 拡張パスワードの使用可否の状態を表示する場合(拡張パスワードを使用しているとき)
このときのjr3chrfcコマンドのコマンドラインを次に示します。
(出力結果)
jr3chrfc
- 拡張パスワードを使用できる状態にする場合
このときのjr3chrfcコマンドのコマンドラインを次に示します。
jr3chrfc -expwd ON
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