PDFファイルを印刷したり,変更したりする際のセキュリティに関する設定をしたい場合は,[PDF設定]ダイアログボックスの[操作制限]タブで次に示す定義をしてください。
図4-2 [PDF設定]ダイアログボックスの[操作制限]タブ
表4-8 [PDF設定]ダイアログボックスの[操作制限]タブの定義方法
項目名 | 定義方法 | |
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セキュリティパスワード | [パスワード] | 変換されたPDFファイルのセキュリティを設定,変更,および解除する際に必要なパスワードを半角文字で指定します。 指定できる文字列の長さは1~32バイトです。 パスワードには,「&」,「<」,「{」,および半角スペースを使用できません。また,[開く]タブで指定する文書を開くパスワードと同じ文字列は指定できません。 入力した値は「*」で表示されます。 |
[再確認] | 確認のため,[パスワード]と同一の文字列を指定します。 | |
セキュリティ設定 | [印刷を許可] | 変換されたPDFファイルの印刷を許可するレベルを指定します。 セキュリティパスワードを指定していない場合には,この項目を指定しても無効になり,作成されるPDFファイルの動作は,PDFの仕様に従います。 指定できるレベルは次のとおりです。
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[変更を許可] | PDFファイルの編集を許可するレベルを指定します。 セキュリティパスワードを指定していない場合には,この項目を指定しても無効になり,作成されるPDFファイルの動作は,PDFの仕様に従います。 指定できるレベルは次のとおりです。
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[テキスト,画像,およびその他の内容のコピーを有効にする] | 変換されたPDFファイルのテキスト,画像,およびそのほかの内容のコピーを有効にする場合はチェックします。 この項目をチェックすると,[スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする]もチェックされます。 セキュリティパスワードを指定していない場合には,この項目を指定しても無効になり,作成されるPDFファイルの動作は,PDFの仕様に従います。 | |
[スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする] | 変換されたPDFファイルのスクリーンリーダーデバイスのアクセスを有効にする場合はチェックします。 [テキスト,画像,およびその他の内容のコピーを有効にする]をチェックすると,この項目はチェックされた状態になり変更できません。 セキュリティパスワードを指定していない場合には,この項目を指定しても無効になり,作成されるPDFファイルの動作は,PDFの仕様に従います。 |