7.3.2 JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの障害情報

JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの運用でトラブルが発生した場合,障害情報はajspdfs_logコマンドで採取します。

ajspdfs_logコマンドは,使用する前にセットアップが必要です。セットアップについては,「3.4 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」を参照してください。また,資料を採取したら,それらの資料をバックアップしておくことをお勧めします。

ajspdfs_logコマンドの詳細は次のとおりです。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 採取した資料の格納先と採取する資料の情報
(4) 実行権限
(5) 戻り値
(6) 注意事項
(7) 使用例

(1) 形式

ajspdfs_log

(2) 機能

障害が発生したときに必要な,JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの資料を採取します。

(3) 採取した資料の格納先と採取する資料の情報

ajspdfs_logコマンドで採取した資料は,デフォルトでは次のフォルダに出力されます。

%TEMP%¥JP1AJS2FORPDFS¥backlog¥JP1_DEFAULT

「%TEMP%」は,Windowsの環境変数%TEMP%を示します。

資料の格納先は,変更できます。資料の格納先を変更する方法については,「3.4 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」を参照してください。

採取する情報は次のとおりです。

ajspdfs_logコマンドで採取されるファイルおよびフォルダを次の表に示します。

表7-2 ajspdfs_logコマンドで採取されるファイルおよびフォルダ一覧

項番ファイルおよびフォルダ内容
1file¥JP1AJS2FORPDFS¥logJP1/AJS2 for 活文PDFstaffのすべてのログファイルをコピーして格納するフォルダです。
2file¥JP1AJS2FORPDFS¥settingsJP1/AJS2 for 活文PDFstaffのすべての設定ファイルをコピーして格納するフォルダです。
3FILELIST.TXTJP1/AJS2 for 活文PDFstaffおよび活文PDFstaff Client SDKのインストール先フォルダの下にあるファイルのリストです。
4JP1AJS2forPDFS.DATJP1/AJS2 for 活文PDFstaffのレジストリー情報です。
5ClientSDK.DAT活文PDFstaff Client SDKのレジストリー情報です。
6winmsd.txtOSの実行中のタスクおよびOSのシステム概要です。
7geterror.logajspdfs_logコマンドのログです。

(4) 実行権限

Administrators権限

(5) 戻り値

戻り値内容
0資料を正常に採取できたことを示します。
1採取した資料を格納したフォルダがすでにある場合,フォルダを削除するかどうか確認されます。この確認に対する応答で,コマンドの実行を中止したことを示します。
10資料の採取に失敗したことを示します。

(6) 注意事項

ajspdfs_logコマンドを複数同時に実行しないでください。複数同時に実行した場合,次のエラーメッセージが出力されることがあります。

(7) 使用例

JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの資料を採取する例を次に示します。

ajspdfs_log