付録D 用語解説
(英字)- Adobe LiveCycle Assembler
- PDFファイルの結合・分割,透かし文字の追加などPDFファイルの編集機能を提供するアドビシステムズ社のサーバ製品です。
- Adobe LiveCycle PDF Generator
- PostScriptファイルからのPDF作成機能を提供するアドビシステムズ社のサーバ製品です。
- Adobeサーバ
- Adobe LiveCycle PDF GeneratorまたはAdobe LiveCycle Assemblerが動作する環境を指します。
- JP1/AJS2 - Viewホスト
- JP1/AJS2 - Viewをインストールしたホストです。GUIでジョブネットを定義したり,ジョブネットの実行状況および実行結果を確認したりします。
- PDF
- Portable Document Formatの略称です。アドビシステムズ社が開発した世界中で利用されている配信用電子文書フォーマットを指します。
- PDF変換ジョブ
- JP1/AJS2 for 活文PDFstaff用のカスタムジョブです。
- PDF変換ホスト
- 活文PDFstaff,Adobe LiveCycle PDF Generator,およびAdobe LiveCycle Assemblerをインストールしたホストです。ジョブ実行ホストから依頼されたPDF変換を実行します。
(ア行)- イベントジョブ
- 事象(イベント)の発生を監視するジョブです。ジョブフローやジョブネットの起動条件などにイベントジョブを定義することによって,事象の発生を契機にジョブやジョブネットを実行させることができます。
- 打ち切り時間
- ジョブを実行したとき,ジョブからの応答がなかったり終了しなかったりした場合に,ジョブを強制的に打ち切るまでの時間です。
(カ行)- カスタムジョブ
- ある特定の機能を持つジョブを実行するように,あらかじめ定義されたジョブです。ファイル転送やメインフレームへのジョブ依頼など,標準カスタムジョブとして提供しているもののほかに,業務の中でよく使うジョブをカスタムジョブとして登録しておくこともできます。カスタムジョブとして登録する場合,専用のアイコンの形,絵,またはジョブ情報入力のためのダイアログボックスが作成できます。
- なお,カスタムジョブを使用する場合は,そのジョブに必要なプログラムをインストールしておく必要があります。
- 活文PDFstaff
- 活文PDFstaff Serverを指します。活文PDFstaff Serverをサーバにインストールすることで,クライアントからのPDF変換要求を受け付けて,AdobeサーバにPDF変換を依頼します。JP1/AJS2 for 活文PDFstaffを導入したシステムでは,JP1/AJS2 for 活文PDFstaffからのPDF変換ジョブの要求を受け付けます。
- 活文PDFstaffサーバ
- 活文PDFstaffがインストールされたホストを指します。
(サ行)- サフィックス
- このマニュアルでは,拡張子を除いたファイル名の末尾に付く文字列を指します。例えば,「議事録20070617.doc」,「議事録20070717.doc」および「議事録20070817.doc」のサフィックスはそれぞれ「20070617」,「20070717」,および「20070817」です。
- 実行プログラム
- JP1/AJS2 for 活文PDFstaffのうち,PDF変換ジョブを実行するプログラムです。
- 終了コード
- ジョブの実行結果としてJP1/AJS2 - Managerに返信される戻り値です。ジョブの終了コードにしきい値を定義して,ジョブの終了状態を正常,警告,または異常と判断させることができます。また,先行ジョブの終了コードによって,次のジョブを実行するかどうかを判定ジョブによって判定させることもできます。
- 出力フォルダ
- PDF変換されたあとのPDFファイルが格納されるフォルダです。
- ジョブ実行多重度
- 同時に実行できるジョブの数のことです。JP1/AJS2は,ジョブ実行多重度を定義することで,複数のジョブを同時に実行できます。PDF変換ジョブでも,ジョブ実行多重度を設定すれば,複数のPDF変換ジョブを同時に実行できます。ただし,複数のPDF変換ジョブを同時に実行する場合は,活文PDFstaffが受け付けられるPDF変換ファイル数を考慮する必要があります。詳細は,「2.4.2 PDF変換ジョブを同時に複数実行する場合の注意事項」を参照してください。
- ジョブ実行ホスト
- マネージャーホストから依頼されたジョブを実行するホストです。このマニュアルでは,JP1/AJS2 for 活文PDFstaff,およびJP1/AJS2 - Agentをインストールしたホストを指します。
(タ行)- 対象フォルダ
- PDF変換に必要なフォルダです。具体的には,入力フォルダおよび出力フォルダを指します。
- 定義プログラム
- JP1/AJS2 for 活文PDFstaffのうち,PDF変換ジョブを定義するプログラムです。
(ナ行)- 入力フォルダ
- PDF変換したいファイルを格納するフォルダです。PDF変換ジョブの定義の前に必ず作成しておきます。
(ハ行)- 引き継ぎ情報
- 後続ジョブが先行ジョブから引き継ぐ情報です。
- ファイル監視ジョブ
- 特定のファイルの作成,削除,および更新を監視するジョブです。ファイル監視ジョブを使って,「あるファイルが更新されたときに後続ジョブを実行する。」といったジョブネットを定義できます。
(マ行)- マクロ変数
- 後続ジョブでイベント受信情報を参照するために定義する変数です。イベントジョブに情報を引き継ぐためのマクロ変数名を定義し,引き継ぐイベントのマクロ変数を後続ジョブで指定します。
- マネージャーホスト
- JP1/AJS2 - Managerをインストールしたホストです。ジョブネットの定義情報やスケジュール情報をデータベースで管理し,ジョブの実行をジョブ実行ホストに依頼します。
(ワ行)- ワークパス
- ジョブ実行ホストのインストールパスを変数として定義したものをワークパスといいます。
- ジョブ実行先ホストのインストールパスが,ほかのジョブ実行ホストと異なるような運用をする場合に,各ジョブ実行ホストでワークパスを定義すると,異なるインストールパスを共通の変数で表せるようになります。これによって,インストール先を意識しないで,JP1/AJS2 - Viewでのカスタムジョブ登録やジョブ定義ができるようになります。