5.2 系切り替え時の動作と回復手順
この節では,系切り替え時のPDF変換ジョブの状態,および回復手順について説明します。
実行系のジョブ実行ホストに障害が発生すると,系切り替えが実行され,JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの処理も待機系のジョブ実行ホストに移ります。
系切り替え後,待機系のジョブ実行ホストで,実行系で発生した障害の回復を実施してください。
障害を回復したら,次の手順で待機系のPDF変換ジョブを再実行してください。
- JP1/AJS2 - Viewで,待機系のPDF変換ジョブの実行状態を確認する。
実行系で障害が発生した時点の実行状態は,待機系にフェールオーバーすると引き継がれません。例えば,実行系で障害が発生したときに実行中だったPDF変換ジョブの状態は,待機系にフェールオーバーすると「強制終了」状態になります。フェールオーバーしたときのジョブの実行状態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」の,JP1/AJS2起動時の動作を一時的に変更する方法について説明している個所を参照してください。
- 必要に応じて,PDF変換ジョブを再実行する。