3.4 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定
JP1/AJS2 for 活文PDFstaffでの運用中に障害が発生したときには,原因を特定するために必要な資料を採取する必要があります。JP1/AJS2 for 活文PDFstaffでは,資料採取コマンド(ajspdfs_logコマンド)を使用して資料を採取します。資料採取コマンドを使用するにはセットアップが必要です。資料採取コマンドのセットアップ方法を次に示します。
- 資料採取コマンドを任意の別のフォルダにコピーする。
次の資料採取コマンドをコピーします。
JP1/AJS2 for 活文PDFstaffのインストール先フォルダ¥tools¥ajspdfs_log.bat
- JP1/AJS2 for 活文PDFstaffのインストール時にインストール先フォルダを変更した場合,次の設定情報を変更する。
手順1でコピーした資料採取コマンドを,テキストエディターを使用して編集します。編集するときは,資料採取コマンドに書き込み権限を設定してください。
バッチファイルに記述されている標準値を次に示します。環境に合わせて標準値を変更してください。
- @set INST_DIR=%SYSTEMDRIVE%¥Program Files¥Hitachi¥JP1AJS2FORPDFS
- JP1/AJS2 for 活文PDFstaffのインストール先フォルダを設定します。「@set INST_DIR=」以降を編集してください。「%SYSTEMDRIVE%」は,Windowsの環境変数「%SYSTEMDRIVE%」を示します。
- 採取する資料の格納先を変更したい場合は,次の設定情報を変更する。
手順1でコピーした資料採取コマンドを,テキストエディターを使用して編集します。編集するときは,資料採取コマンドに書き込み権限を設定してください。
バッチファイルに記述されている標準値を次に示します。環境に合わせて標準値を変更してください。
- @set DIR_BACKLOG=%TEMP%¥JP1AJS2FORPDFS¥backlog
- 資料採取コマンドで採取した情報の格納先を設定します。「@set DIR_BACKLOG=」以降を編集してください。「%TEMP%」は,Windowsの環境変数「%TEMP%」を示します。1~100バイトの範囲で設定してください。
- 資料はDIR_BACKLOGに設定したフォルダの下にあるJP1_DEFAULTに出力されます。