4.2.3 ユーザー環境設定パラメーターの詳細

ユーザー環境設定パラメーターの定義内容の詳細を次に示します。

<この項の構成>
(1) [監視]画面のフレーム構成に関する設定
(2) 監視対象に関する設定
(3) 操作ボタンに関する設定
(4) ユーザー環境設定パラメーター定義時の注意事項

(1) [監視]画面のフレーム構成に関する設定

FRAME_TYPE={COND|NOCOND}
[監視]画面のフレーム構成を指定します。
COND
状態取得条件設定フレームありのフレーム構成にします。
NOCOND
状態取得条件設定フレームなしのフレーム構成にします。
状態取得条件設定フレームを非表示にしても,フレーム内の情報に関する環境設定パラメーターの設定は有効です。
このパラメーターの指定は省略できません。
FRAME_SHOW_STATUSCONFIRM={Y|N}
状態確認フレームを表示するかどうかを指定します。
Y
状態確認フレームを表示します。
N
状態確認フレームを表示しません。
デフォルトは「N」です。

(2) 監視対象に関する設定

OBSERVE_NUM=監視対象スケジューラーサービス数
監視対象スケジューラーサービス数を1~10の10進数で指定します。
別のパラメーターで幾つ監視対象を設定しても,有効になるのはこのパラメーターで指定した数だけです。
このパラメーターの指定は省略できません。
OBSERVE_HOSTNAME_SHOW={Y|N}
状態取得条件設定フレームで監視対象のホスト名を表示するかどうかを指定します。ホスト名,スケジューラーサービス名,ユニット名すべてを非表示にはできません。
Y
監視対象ホスト名を表示します。
N
監視対象ホスト名を表示しません。
表示しない設定にしてもホスト名の設定は有効です。
デフォルトは「Y」です。
OBSERVE_SERVICENAME_SHOW={Y|N}
状態取得条件設定フレームで監視対象のスケジューラーサービス名を表示するかどうかを指定します。ホスト名,スケジューラーサービス名,ユニット名すべてを非表示にはできません。
Y
監視対象スケジューラーサービス名を表示します。
N
監視対象スケジューラーサービス名を表示しません。
表示しない設定にしてもスケジューラーサービス名の設定は有効です。
デフォルトは「Y」です。
OBSERVE_UNITNAME_SHOW={Y|N}
状態取得条件設定フレームで監視対象のユニット名を表示するかどうかを指定します。ホスト名,スケジューラーサービス名,ユニット名すべてを非表示にはできません。
Y
監視対象ユニット名を表示します。
N
監視対象ユニット名を表示しません。
表示しない設定にしてもユニット名の設定は有効です。
デフォルトは「Y」です。
OBSERVE_n_CHECK={Y|N}
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象のチェックボックスにチェックをするかどうかを指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
Y
チェックボックスにチェックをします。
N
チェックボックスにチェックをしません。
デフォルトは「N」です。
OBSERVE_n_HOSTNAME=監視対象nのホスト名
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象ホスト名を255文字以内の文字列で指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
指定した監視対象スケジューラーサービス数(OBSERVE_NUMの値)までのこのパラメーターの指定は省略できません。
また,IPアドレスをホスト名の代わりに指定することはできません。
OBSERVE_n_HOSTNAME_TYPE={TEXT|TEXTFIELD}
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象ホスト名の表示形式を指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
TEXT
ホスト名がテキストで表示され,編集できません。
TEXTFIELD
ホスト名がテキストフィールドで表示され,編集できます。
デフォルトは「TEXT」です。
OBSERVE_n_SERVICENAME=監視対象nのスケジューラーサービス名
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象スケジューラーサービス名を30文字以内の文字列で指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
指定した監視対象スケジューラーサービス数(OBSERVE_NUMの値)までのこのパラメーターの指定は省略できません。
OBSERVE_n_SERVICENAME_TYPE={TEXT|TEXTFIELD}
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象スケジューラーサービス名の表示形式を指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
TEXT
スケジューラーサービス名がテキストで表示され,編集できません。
TEXTFIELD
スケジューラーサービス名がテキストフィールドで表示され,編集できます。
デフォルトは「TEXT」です。
OBSERVE_n_UNITNAME=監視対象nのユニット名
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象ユニット名を930文字以内の文字列で指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
このパラメーター省略時はユニット名指定がないと仮定します。
OBSERVE_n_UNITNAME_TYPE={TEXT|TEXTFIELD}
状態取得条件設定フレームのn番目の監視対象ユニット名の表示形式を指定します。
nは1~10の10進数で指定します。
TEXT
ユニット名がテキストで表示され,編集できません。
TEXTFIELD
ユニット名がテキストフィールドで表示され,編集できます。
デフォルトは「TEXTFIELD」です。
OBSERVE_n_UNITNAMEの設定を省略時に,このパラメーターの値をTEXTに設定した場合,n番目の監視対象を指定して状態取得を行うことはできなくなります。

(3) 操作ボタンに関する設定

BUTTON_SHOW={Y|N}
操作ボタン全体について表示するかどうかを指定します。
Y
個々の操作ボタンの表示設定に基づいて操作ボタンを表示します。
N
個々の操作ボタンの表示設定に関係なく操作ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_RESULT_SHOW={Y|N}
[実行結果の確認]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[実行結果の確認]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[実行結果の確認]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_RERUN_SHOW={Y|N}
[再実行]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[再実行]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[再実行]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_QUICK_SHOW={Y|N}
[即時実行]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[即時実行]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[即時実行]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_HOLD_SHOW={Y|N}
[保留]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[保留]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[保留]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_HOLDRELEASE_SHOW={Y|N}
[保留解除]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[保留解除]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[保留解除]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_PURGE_SHOW={Y|N}
[実行中止]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[実行中止]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[実行中止]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_KILL_SHOW={Y|N}
[強制終了]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[強制終了]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[強制終了]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_CHANGETIME_SHOW={Y|N}
[日時変更]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[日時変更]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[日時変更]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_RELEASECHANGE_SHOW={Y|N}
[変更解除]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[変更解除]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[変更解除]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_CHANGEDELAYMONITOR_SHOW={Y|N}
[遅延監視変更]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[遅延監視変更]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[遅延監視変更]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_CHANGEJOBSTATUS_SHOW={Y|N}
[ジョブ状態変更]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[ジョブ状態変更]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[ジョブ状態変更]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_INTERRUPT_SHOW={Y|N}
[中断]ボタンを表示するかどうかを指定します。
Y
[中断]ボタンを表示します。
ただし,操作ボタン全体を表示しないよう設定されている場合は表示されません。
N
[中断]ボタンを表示しません。
デフォルトは「Y」です。
BUTTON_RESULT_DEL_ALL={SHOW|SHOW_ASK|HIDDEN}
[すべての実行結果の削除]ボタンを表示するかどうか,および表示する場合の確認メッセージを出力するかどうかを指定します。
SHOW
[すべての実行結果の削除]ボタンを表示します。
このボタンを押した場合,確認メッセージを出力しないですべての実行結果を削除します。
SHOW_ASK
[すべての実行結果の削除]ボタンを表示します。
このボタンを押した場合,KAVI3416-Qメッセージを出力し,[OK]ボタンを押した場合だけすべての実行結果を削除します。
HIDDEN
[すべての実行結果の削除]ボタンを表示しません。
デフォルトは「SHOW_ASK」です。
BUTTON_RESULT_DEL_NORMAL={SHOW|SHOW_ASK|HIDDEN}
[正常終了した結果の削除]ボタンを表示するかどうか,および表示する場合の確認メッセージを出力するかどうかを指定します。
SHOW
[正常終了した結果の削除]ボタンを表示します。
このボタンを押した場合,確認メッセージを出力しないで正常終了した実行結果を削除します。
SHOW_ASK
[正常終了した結果の削除]ボタンを表示します。
このボタンを押した場合,KAVI3416-Qメッセージを出力し,[OK]ボタンを押した場合だけ正常終了した実行結果を削除します。
HIDDEN
[正常終了した結果の削除]ボタンを表示しません。
デフォルトは「SHOW_ASK」です。

(4) ユーザー環境設定パラメーター定義時の注意事項

デフォルトが設定されているユーザー環境設定パラメーターに不正な値を指定した場合,デフォルトが仮定されます。また,省略できないユーザー環境設定パラメーターに不正な値を指定した場合,JP1/AJS2 WOA Web Application Serverサービス起動時にKAVI3001-E,およびKAVI4001-Eメッセージがログに出力され,サービスが起動されます。これらのメッセージが出力されてサービスが起動した状態でログインすると,同メッセージが画面およびログに出力され,ログインできません。この場合は,ユーザー環境設定パラメーターを訂正し,JP1/AJS2 WOA HTTP ServerサービスおよびJP1/AJS2 WOA Web Application Serverサービスを再起動してからログインしてください。