6.3.5 操作確認フレーム

[状態一覧]画面で再実行や即時実行などの操作ボタンを押した時に表示される操作確認用フレームです。

このフレームで操作対象を確認したり,操作オプションを指定したりできます。

操作確認フレームを次の図に示します。

図6-10 操作確認フレーム

[図データ]

<この項の構成>
(1) 再実行時の[操作オプション]表
(2) 即時実行時の[操作オプション]表
(3) 日時変更時の[操作オプション]表
(4) 遅延監視変更時の[操作オプション]表
(5) ジョブ状態変更時の[操作オプション]表
(6) 操作対象一覧表
(7) ボタン
(8) 注意事項

(1) 再実行時の[操作オプション]表

ルートジョブネット用と,ネストジョブネットまたはジョブ用の再実行時の操作オプションを指定します。

再実行時の[操作オプション]表を次の図に示します。

図6-11 再実行時の[操作オプション]表

[図データ]

[ルートジョブネット]
[再実行方法]
ルートジョブネットの再実行方法を次のラジオボタンで指定します。
  • [異常終了ジョブから]
  • [異常終了ジョブの次から]
  • [異常終了ジョブネットから]
  • [先頭から]
  • [警告終了ジョブだけ]
[再実行オプション]
ルートジョブネットの再実行オプションをチェックボックスで指定します。
  • [保留状態にする]
    再実行するルートジョブネットを保留状態にします。
  • [異常状態の先行ユニットを警告検出終了にする]
    異常状態の先行ユニットがある場合に,そのユニットの終了状態を警告終了にします。[異常終了ジョブの次から]ラジオボタンを選択した場合にチェックできます。
[ネストジョブネットまたはジョブ]
[再実行方法]
ネストジョブネットまたはジョブの再実行方法を次のラジオボタンで指定します。
  • [指定ユニットから]
  • [指定ユニットだけ]
  • [指定ユニットの次から]
[再実行オプション]
ネストジョブネットまたはジョブの再実行オプションをチェックボックスで指定します。
  • [保留状態にする]
    再実行するユニットを保留状態にします。[指定ユニットから]ラジオボタン,または[指定ユニットだけ]ラジオボタンを選択した場合にチェックできます。
  • [異常状態の先行ユニットを警告検出終了にする]
    異常状態の先行ユニットがある場合に,そのユニットの終了状態を警告終了にします。

(2) 即時実行時の[操作オプション]表

即時実行時の操作オプションを指定します。

即時実行時の[操作オプション]表を次の図に示します。

図6-12 即時実行時の[操作オプション]表

[図データ]

[前倒し変更時の扱い(ルートジョブネット)]
ルートジョブネットに対してだけ有効になるオプションです。開始時間を前倒しに変更する場合に,変更前の開始時間に実行予定を追加するかどうかを次のラジオボタンで指定します。
  • [次回予定追加]
  • [次回予定移動]
[配下の開始日時もずらす]
チェックボックスをチェックすると,選択したジョブネットの下にあるすべてのジョブネットの開始時間を相対的に変更できます。チェックしない場合,選択したジョブネットだけ,開始時間が変更されます。

(3) 日時変更時の[操作オプション]表

日時変更時の操作オプションを指定します。

日時変更時の[操作オプション]表を次の図に示します。

図6-13 日時変更時の[操作オプション]表

[図データ]

[開始日時]
選択したユニットの実行開始日時を次のラジオボタンで指定します。
  • [日時指定]
    選択したユニットの実行開始日時を絶対時刻で指定します。指定できる値は次のとおりです。
    日時指定できる値
    [年]1994~2036年
    [月]1~12月
    [日]1~31日(その月の1か月の日数)
    [時]0~47時
    [分]0~59分
    初期表示として,[日時変更]ボタンを押した時点のJP1/AJS2 - Web Operation Assistantサーバでの絶対時刻が[年],[月],および[日]に表示されます。
  • [相対指定]
    変更前のユニットの実行開始日時を基準に,ユニットの実行開始日時を相対日時で指定します。
    ユニットの実行開始日時を,変更前のユニット実行開始日時よりあとに変更する場合は[+]ラジオボタンを選択します。ユニットの実行開始日時を,変更前のユニット実行開始日時より前に変更する場合は[-]ラジオボタンを選択します。指定できる値は次のとおりです。
    日時指定できる値
    [日]空白文字,0~99日
    [時間]空白文字,0~47時間
    [分]空白文字,0~59分

    注※ [日],[時間],[分]のすべてに空白文字,または0を指定すると,KAVI3014-Eメッセージが表示され,エラーになります。


[前倒し時の扱い(ルートジョブネット)]
ルートジョブネットに対してだけ有効になるオプションです。開始時間を前倒しに変更する場合に,変更前の開始時間に実行予定を追加するかどうかを次のラジオボタンで指定します。
  • [次回予定追加]
  • [次回予定移動]
[配下の開始日時]
チェックボックスをチェックすると,選択したジョブネットの下にあるすべてのジョブネットの開始時間を変更できます。チェックしない場合,選択したジョブネットだけ,開始時間が変更されます。

(4) 遅延監視変更時の[操作オプション]表

遅延監視変更時の操作オプションを指定します。

遅延監視変更時の[操作オプション]表を次の図に示します。

図6-14 遅延監視変更時の[操作オプション]表

[図データ]

[開始遅延監視]
[ルートジョブネット]
ルートジョブネットの開始遅延監視の変更方法を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [監視しない]
  • [絶対時刻]
    開始遅延の監視を始める時刻を絶対時刻で指定します。
    指定できる値は[時]が0~47で,[分]が0~59です。
  • [自ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの開始予定時刻から何分後に遅延監視をするかを分で指定します。指定できる値は[分]が1~2,879です。
[ネストジョブネット]
ネストジョブネットの開始遅延監視の変更方法を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [監視しない]
  • [絶対時刻]
    開始遅延の監視を始める時刻を絶対時刻で指定します。
    指定できる値は[時]が0~47で,[分]が0~59です。
  • [ルートジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットのルートジョブネットの実行開始予定時刻を基準に,遅延監視時刻を相対的に指定します。
    指定できる値は[分]が1~2,879です。
  • [上位ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの上位ジョブネットの実行開始予定時刻を基準に,遅延監視時刻を相対的に指定します。
    指定できる値は[分]が1~2,879です。
  • [自ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの開始予定時刻から何分後に遅延監視をするかを分で指定します。指定できる値は[分]が1~2,879です。
[終了遅延監視]
[ルートジョブネット]
ルートジョブネットの終了遅延監視の変更方法を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [監視しない]
  • [絶対時刻]
    終了遅延の監視を始める時刻を絶対時刻で指定します。
    指定できる値は[時]が0~47で,[分]が0~59です。
  • [自ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの開始予定時刻から何分後に遅延監視をするかを分で指定します。指定できる値は[分]が1~2,879です。
[ネストジョブネット]
ネストジョブネットの終了遅延監視の変更方法を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [監視しない]
  • [絶対時刻]
    終了遅延の監視を始める時刻を絶対時刻で指定します。
    指定できる値は[時]が0~47で,[分]が0~59です。
  • [ルートジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットのルートジョブネットの実行開始予定時刻を基準に,遅延監視時刻を相対的に指定します。
    指定できる値は[分]が1~2,879です。
  • [上位ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの上位ジョブネットの実行開始予定時刻を基準に,遅延監視時刻を相対的に指定します。
    指定できる値は[分]が1~2,879です。
  • [自ジョブネットの開始予定時刻からの相対]
    選択したジョブネットの開始予定時刻から何分後に遅延監視をするかを分で指定します。指定できる値は[分]が1~2,879です。
[ジョブネット監視]
ジョブネットの実行所要時間による終了遅延監視の変更方法を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [監視しない]
  • [実行所要時間]
    ジョブネットの実行所要時間を分で指定できます。指定できる値は1~2,879です。

注意
すべての項目に[変更しない]を設定して[実行]ボタンを押すと,KAVI3401-Iメッセージが表示され,エラーになります。

(5) ジョブ状態変更時の[操作オプション]表

ジョブ状態変更時の操作オプションを指定します。

ジョブ状態変更時の[操作オプション]表を次の図に示します。

図6-15 ジョブ状態変更時の[操作オプション]表

[図データ]

[変更後の状態]
ジョブ状態変更後のジョブの状態を次の中から選択します。
  • [変更しない]
  • [正常終了]
  • [起動失敗]
  • [警告検出終了]
  • [異常検出終了]
  • [計画未実行]
  • [終了コードで判定]
選択したユニットがイベントジョブ,アクションジョブまたはORジョブの場合,[終了コードで判定]を選択して実行すると,KAVI3415-Eメッセージが表示され,操作できません。
また,判定ジョブの場合,[変更しない]以外を選択して実行すると,KAVI3415-Eメッセージが表示され,操作できません。
[変更後の終了コード]
[変更する]チェックボックスをチェックすると,ジョブ状態変更後の終了コードを-2,147,483,648~2,147,483,647で指定できます。
監視先のJP1/AJS2 ManagerがUNIXの場合,0~255以外の値を指定して実行した場合,KAVI3415-Eメッセージが表示され,操作できません。
また,選択したユニットがホストリンクジョブネットの場合,終了コードを指定しても変更されません。

注意
[変更後の状態]に[変更しない]を設定し,[変更後の終了コード]の[変更する]チェックボックスをチェックしないで[実行]ボタンを押すと,操作対象がすべてホストリンクジョブネットの場合を除いてKAVI3401-Iメッセージが表示され,エラーになります。

(6) 操作対象一覧表

操作対象件数に,操作対象として選択されている行データの件数が表示されます。

状態一覧表と同じ形式で,操作ボタンを押した時に選択していた操作対象が表示されます。すべてのチェックボックスをチェックした状態で表示されます。

(7) ボタン

[実行]ボタン
チェックボックスをチェックした行データに対して,指定したオプションで操作が実行されます。
[キャンセル]ボタン
操作を実行しないで,状態一覧フレームに戻ります。その時に最新情報を取得します。

(8) 注意事項

親子関係にあるユニット(例えば,あるジョブネットとその配下のジョブ)を同時に選択して操作を行わないでください。