JP1/Automatic Job Management System 2 - Web Operation Assistant
- <この節の構成>
- (1) 状態取得による一覧表示のためのユーザー認証の設定
- (2) 一覧表からの操作のためのユーザー認証の設定
(1) 状態取得による一覧表示のためのユーザー認証の設定
JP1/AJS2 - Web Operation Assistantは,状態取得時,ログインしているJP1ユーザーのレコードアクセス権をチェックし,アクセス権限がある場合だけ状態取得を実行します。
(a) ユーザー認証の設定方法
JP1ユーザーのアクセス権限を正確にするため,ユーザー認証について次のどちらかの設定をしてください。
- JP1/AJS2 - Web Operation Assistantおよび監視対象のJP1/AJS2 - Managerをすべて同じ認証圏に入れる(各マシン上のJP1/Baseで,同じ認証サーバを使用するように設定する)。
- JP1/AJS2 - Web Operation AssistantにログインするJP1ユーザーに関するJP1資源グループおよび権限レベルの設定を,すべての認証サーバで同じ設定にする。
正しいユーザー認証の例を次の図に示します。
図3-3 正しいユーザー認証の例
(b) 誤ったユーザー認証の例
JP1/AJS2 - Web Operation Assistantと監視対象のJP1/AJS2 - Managerの認証圏が異なる場合,認証サーバの設定によっては,本来は監視できないジョブやジョブネットを監視できてしまう可能性があります。誤ったユーザー認証の例を次に示します。
図3-4 誤ったユーザー認証の例
あるJP1ユーザーAについて,次のような参照権限を与えている場合
- 認証サーバAではgroupAというJP1資源グループに対して参照権限を与えている
- 認証サーバBではgroupAについて何も権限を与えていない
JP1ユーザーAはhost2ではgroupAのJP1資源グループに属するユニットを参照できません。しかしJP1/AJS2 - Web Operation Assistantは認証サーバAで認証チェックをするため,JP1/AJS2 - Web Operation Assistantを使用するとJP1資源グループに属するユニットを参照できてしまいます。
この場合の対処方法を次に示します。
- 認証サーバAと認証サーバBのJP1ユーザーに関するJP1資源グループおよび権限レベルの設定を,すべて同じ設定にする。
- host2の認証サーバを認証サーバAに変更する。またはhost1とhost3の認証サーバを認証サーバBに変更する。
(2) 一覧表からの操作のためのユーザー認証の設定
操作ボタンを押した場合,ログインしているJP1ユーザーの権限でコマンドが実行されます。一覧表からの操作を実行するJP1ユーザーに操作権限を与えてください。JP1/AJS2 - View起動のため,ユニット名のハイパーリンクをクリックした場合,選択したユニットがあるJP1/AJS2 - Managerに対して,ログインしているJP1ユーザーのアカウントでログインされます。ログインに成功した場合は,JP1/AJS2 - Viewへのログイン手続きなしでJP1/AJS2 - Viewが起動します。ログインに失敗した場合は,JP1/AJS2 - Viewの[ログイン]画面が表示されます。
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