JP1/Cm2またはhp OpenViewと連携するために,ajsovsetup.batを実行して環境設定します。このコマンドは,監視する側(NNMがインストールされているホスト)および監視される側(JP1/AJS2 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Agentがインストールされているホスト)の両方で実行します。
なお,スケジューラーの状態監視をする場合は,5分間隔でスケジューラーの状態を監視し,状態が変化したときにsnmptrapを発信する監視プロセスを設定する必要があります。監視プロセスを設定するためには,次のコマンドを実行してください。ただし,JP1/AJS2 - Agentがインストールされている場合は,スケジューラーの状態監視の設定は不要です。
cd JP1/AJS2インストール先フォルダ¥conf
copy jp1ajs_spmd.conf jp1ajs_spmd.conf.model
copy jp1ajs_spmd_ov.conf.model jp1ajs_spmd.conf
JP1/Cm2またはhp OpenView連携で送信するSNMPトラップを運用環境に合わせて変更する場合,JP1/Baseの共通定義情報およびJP1/Cm2またはhp OpenView連携用環境定義ファイルに環境設定パラメーターを設定します。環境設定パラメーターの一覧を次の表に示します。
表14-1 JP1/Cm2またはhp OpenView連携の環境設定パラメーター一覧
定義先 | 環境設定パラメーター | 定義内容 | |
---|---|---|---|
共通定義情報 | [JP1_DEFAULT¥JP1AOMAGENT¥ov_link] | "TRAPRESTRAIN"= | SNMPトラップ送信抑止の有無※1 |
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AOMAGENT¥ov_link] | "SNMPTRAPCUSTOM"= | SNMPトラップ送信時のカスタマイズ情報参照レベル※2 | |
"TRAPAGENTADDRHOST"= | SNMPトラップ送信元ホスト名※2 | ||
"TRAPAGENTADDRIP"= | SNMPトラップ送信元IPアドレス※2 | ||
"CUSTOMCOMMUNITY"= | SNMPトラップ認証用コミュニティ名(NNMエージェント側)※2 | ||
JP1/Cm2またはhp OpenView連携用環境定義ファイル※3 (JP1/AJS2インストール先フォルダ¥conf¥jpoov.conf) | [SETSYMBOLCOMMUNITY]= | SNMPトラップ認証用コミュニティ名(NNMマネージャー側)※2 |