12.2.2 ユーザー登録する

JP1/NQSEXECにジョブを実行要求するユーザーと,JP1/NQSEXECからジョブを実行要求されるユーザーを登録します。

登録するユーザーは,ジョブの実行方法(ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行要求する場合,ジョブ実行コマンドで実行要求する場合,およびJP1/NQSEXECから実行要求される場合)によって異なります。それぞれの場合の登録方法を次に説明します。

<この項の構成>
(1) QUEUEジョブで実行要求する場合
(2) ジョブ実行コマンドで実行要求する場合
(3) JP1/NQSEXECから実行要求される場合

(1) QUEUEジョブで実行要求する場合

ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーは,JP1ユーザーとなります。

JP1/NQSEXECに対してジョブの操作をするときには,JP1ユーザー名をJP1/NQSEXECホストに登録しておきます。

QUEUEジョブで実行要求する場合のユーザー情報を次に示します。

JP1/AJS2 - Managerホスト
JP1ユーザーの登録
JP1/NQSEXECホスト
ジョブ要求元のJP1ユーザーの登録

(2) ジョブ実行コマンドで実行要求する場合

ジョブ実行コマンド(「jpq」から始まる名称のコマンド)で実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーは,コマンドを発行するプログラムを実行するOSユーザーとなります。

JP1/NQSEXECに対してジョブの操作をするときには,コマンドを実行するOSユーザーをJP1/NQSEXECホストに登録しておきます。

OSユーザー名は,大文字・小文字を含めて正確に合わせてください。なお,JP1/AJS2 - Managerにも実行要求する場合には,OSユーザー名はすべて小文字で設定することをお勧めします。

ジョブ実行コマンドで実行要求する場合のユーザー情報を次に示します。

JP1/AJS2 - Managerホスト
特になし(OSユーザー情報が適用されます)
JP1/NQSEXECホスト
ジョブ要求元のOSユーザーの登録

(3) JP1/NQSEXECから実行要求される場合

実行要求される側のJP1/AJS2 - Managerの認証サーバに,実行要求するユーザーをJP1ユーザーとして登録します。JP1ユーザーの登録方法については,Windowsホストの場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 3.1.1 JP1/Baseのセットアップ」を,UNIXホストの場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 13.1.1 JP1/Baseのセットアップ」を参照してください。