9.2.1 JP1/AJS2 for Mainframeの状態を問い合わせる間隔を設定する

JP1/AJS2 - Managerがメインフレームのジョブネットおよびジョブの終了を待っているとき,デフォルトでは5分間隔でJP1/AJS2 - Manager for Mainframeの状態を問い合わせます。タイムラグを短くしたい場合は,状態を問い合わせる間隔を短く設定してください。ただし,設定した間隔ごとに状態を問い合わせるため,CPUに高い負荷が掛かるおそれがあります。CPUの負荷が高い場合は,状態を問い合わせる間隔を長く設定してください。

JP1/AJS2 - Manager for Mainframeの状態を問い合わせる間隔の設定手順を次に示します。

  1. テキストエディターで,次に示す内容を記述したファイルを作成する。

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]
    "MFPOLLINTERVAL"=dword:ポーリング間隔

    {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,「JP1_DEFAULT」,または「論理ホスト名」のどちらかを指定します。
    「ポーリング間隔」には,連携するJP1/AJS2 - Manager for Mainframeに状態を問い合わせる間隔を16進数で指定します。00000001~000005A0(10進数で1~1,440)(単位:秒)の間で指定します。デフォルトは「0000012C」(10進数で300)です。
    ファイルの名称は任意です。
  2. 次に示すコマンドを実行して,手順1で作成したファイルの内容を環境設定に反映する。

    jbssetcnf ファイル名

  3. JP1/AJS2サービスを再起動する。

これでJP1/AJS2 for Mainframeに状態を問い合わせる間隔の設定は終了です。

JP1/AJS2 - Manager for MainframeがJP1/AJS2 - Managerの状態を問い合わせる間隔の設定手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 メインフレーム 運用・操作編」を参照してください。