2.2.6 メールシステム連携機能の起動と停止

メールシステム連携機能の起動・停止方法について,メールシステム連携機能をデスクトップ上で使用する場合と,サービス上で使用する場合とに分けて説明します。

<この項の構成>
(1) デスクトップ上で使用する場合の起動・停止
(2) サービス上で使用する場合の起動・停止

(1) デスクトップ上で使用する場合の起動・停止

JP1/AJS2のインストール後の環境設定で,メールシステム連携をデスクトップ上で使用するように設定すると,JP1/AJS2メール監視プロセスがスタートアップグループに登録されます。このため,Windowsへのログオン時にJP1/AJS2メール監視プロセスが自動的に起動されます。

JP1/AJS2メール監視プロセスを手動で停止したあとで,JP1/AJS2メール監視プロセスを起動する場合は,スタートアップグループにある[メール監視プロセス]を実行します。または,スタートメニューから[JP1_Automatic Job Management System 2 - Manager]または[JP1_Automatic Job Management System 2 - Agent]-[メール監視プロセス]を選択します。

また,手動でJP1/AJS2メール監視プロセスを停止させる場合は,次の三つのうち,どれかの方法で停止させます。

JP1/AJS2メール監視プロセスを起動しないでメール送信ジョブ,またはメール受信監視ジョブを実行した場合は,ジョブが「異常検出終了」状態になります。この場合,メール送信ジョブで定義したメールを送信できません。また,メール受信監視ジョブの定義と合致するメールの受信を検知できません。

なお,JP1/AJS2メール監視プロセスは,システム上にJP1/AJS2サービスが一つだけの場合,JP1/AJS2サービスと連動して終了します。JP1/AJS2サービスが複数ある場合,JP1/AJS2サービスの中で最後に停止するJP1/AJS2サービスと連動して終了します。

(2) サービス上で使用する場合の起動・停止

JP1/AJS2のインストール後の環境設定でメールシステム連携機能をサービス上で使用するように設定すると,JP1/AJS2 Mailサービスのプロパティでは,スタートアップの種類は「手動」,アカウントは「システム」に設定されます。

JP1/AJS2 Mailサービスは,ユーザーアカウント(使用するプロファイルの作成時に,Windowsにログオンしたときのユーザーアカウント)に変更して使用する必要があります。このため,JP1/AJS2 Mailサービスのプロパティのアカウントで,ユーザーアカウントを設定してください。

また,JP1/AJS2 Mailサービスは,JP1/AJS2サービスと連動して終了しません。JP1/AJS2サービスを手動で停止した場合は,JP1/AJS2 Mailサービスも手動で停止させる必要があります。次に示すどちらかの方法で停止させます。

JP1/AJS2 Mailサービスを起動しないでメール送信ジョブ,またはメール受信監視ジョブを実行した場合は,ジョブが「異常検出終了」状態になります。この場合,メール送信ジョブで定義したメールを送信できません。また,メール受信監視ジョブの定義と合致するメールの受信を検知できません。

なお,JP1/AJS2サービスと連動して終了する必要がある場合は,サービスの依存関係を設定するか,JP1/Baseの起動管理機能などを利用してください。