JP1/AJS2では,TP1/Message QueueまたはMQSeriesのメッセージキューのうち,ローカルキューマネージャーおよびリモートキューマネージャーのメッセージキューが使用できます。TP1/Message QueueまたはMQSeriesで使用できるメッセージキューの種類を次の表に示します。
表3-3 TP1/Message QueueまたはMQSeriesで使用できるメッセージキューの種類
名称 | ローカル | リモート |
---|---|---|
定義済みキュー | ○ | ○ |
動的キュー | ○ | - |
別名キュー | ○ | ○ |
イニシエーションキュー | × | - |
転送キュー | ○ | - |
デッドレターキュー | × | - |
応答キュー | × | × |
システム省略時キュー(MQSeries) | × | - |
使用するメッセージキュー名はJP1/AJS2で指定します。メッセージキューの作成および定義は,TP1/Message QueueまたはMQSeriesで実行します。メッセージキューは,JP1/AJS2のメッセージキュー送受信を実行する前に作成しておく必要があります。
JP1/AJS2では,定義済みキューのほかに動的キューを指定できます。JP1/AJS2では,次の種類の動的キューが定義できます。
動的キューの種類は,メッセージキューシステムのモデルキューの設定で指定します。登録されているメッセージは,メッセージキューの種類によって扱われ方が異なります。
しかし,JP1/AJS2は,メッセージキューの種類をチェックしません。そのため,アプリケーションプログラムを作成する側で,運用に応じたメッセージキューを作成するようにしてください。