UNIX版のJP1/AJS2メールシステム連携機能では,RFC822形式のメールだけをサポートしています。ただし,メールフィルターアプリケーションを別途用意することによって,JP1/AJS2で次のメールを扱えます。
メールフィルターアプリケーションは,これらのメールを,受信したホストで扱える文字コード体系(JP1/AJS2が動作している言語環境)に変換します。
メールフィルターアプリケーションでメールを変換する処理の概要を次の図に示します。
図2-12 メールフィルターアプリケーションによるメール変換処理の概要
メールフィルターアプリケーションで変換されたメールは,メールシステム連携のメール受信でだけ使われます。受信したメールを保存する場合には,メールフィルターアプリケーションで変換する前の状態のメールが使われます。
メールフィルターアプリケーションは,セットアップ時に作成してください。
ここでは,メールフィルターアプリケーションの仕様について説明します。ここで説明する入出力およびリターン値の形式に従っていれば,自由にメールフィルターアプリケーションを作成してかまいません。