2.1.2 メール受信時の動作の概要

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

メール受信時の動作を次の図に示します。

図2-3 メール受信時の動作(Windowsの場合)

[図データ]

図中に示したデータの格納先について説明します。

メール本文,添付ファイル,および添付ファイルのリストファイルを[詳細定義-[メール受信監視]]ダイアログボックスの[受信後のオプション]で設定する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 13.4.19 [詳細定義-[メール受信監視]]ダイアログボックス」およびマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 13.4.20 [詳細定義-[メール受信監視]-[受信後のオプション]]ダイアログボックス」を参照してください。

[詳細定義-[メール受信監視]]ダイアログボックスの[引き継ぎ]ボタンについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 13.4.19 [詳細定義-[メール受信監視]]ダイアログボックス」を参照してください。

注意事項
  • メール受信後に作成される,メール本文,添付ファイル,添付ファイルのリストファイル,および引き継ぎ情報で作成されるファイルは,自動的には削除されません。これらのファイルはシステムのディスク容量を圧迫する原因にもなるため,不要になったら削除してください。
  • メールシステム連携の環境設定で,メール受信後の処理を「開封済」にしている場合には,Outlookの「受信トレイ」に開封済みとなっているメールが残ります。これは,メールサーバ上またはメールシステム連携を実行しているコンピュータのディスク容量を圧迫する要因になるため,定期的にOutlookをメールシステム連携で使用しているプロファイルで起動し,「受信トレイ」の中にある開封済みのメールを削除してください。
    なお,Outlookの「受信トレイ」にあるメールを削除する場合は,削除前にJP1/AJS2メール監視プロセスまたはJP1/AJS2 Mailサービスを終了させておいてください。

JP1/AJS2メール監視プロセスおよびJP1/AJS2 Mailサービスの起動と終了については,「2.2.6 メールシステム連携機能の起動と停止」を参照してください。

(2) UNIXの場合

メール受信時の動作を次の図に示します。

図2-4 メール受信時の動作(UNIXの場合)

[図データ]

図中に示したデータの格納先について説明します。

注意事項
  • メール受信監視ジョブで作成される,不一致メール退避先ファイル,引き継ぎ情報格納ファイル,メール保存先ファイル,メール受信リストファイル,および障害用メールファイルは,自動的には削除されません。これらのファイルはシステムのディスク容量を圧迫する原因にもなるため,不要になったら削除してください。
  • JP1/AJS2のメールシステム連携では,メール受信監視ジョブが実行されないかぎり,メール配信機能によって作成される内部メールファイルにメールがたまり続けます。内部メールファイルは,システムのディスク容量を圧迫する原因にもなるため,不要な内部メールファイルを定期的に削除してください。
    なお,内部メールファイルを削除する場合は,削除する前にメール受信監視プロセスを終了させ,内部メールファイルにメール配信をしないようにメール配信機能を設定しておいてください。
    メール配信機能の設定については,「2.3.3 メール配信機能をセットアップする」を参照してください。