jpqquealt

形式

jpqquealt
    [-mh マネージャーホスト名]
    {-q キュー名|-ah エージェント名}
    {[-mj キュー内のジョブ数の最大値]|
         [-wj キュー内のジョブ数の警告値]|
         [-nq 変更後のキュー名]}
    [-em]

機能

キューの定義を変更します。

実行権限

次に示すJP1権限レベルを与えられたユーザー

ただし,-emオプションを指定する場合は次の権限が必要です(JP1_JPQ_Admin権限は必要ありません)。

引数

-mh マネージャーホスト名

定義を変更したいキューが作成されているマネージャーホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

省略した場合,自ホスト名が仮定されます。

-emオプションと同時に指定する場合,指定できるホスト名は,ローカルホスト名またはローカルホスト上の論理ホスト名だけです。それ以外の値が指定された場合はエラー(エラーコード25)となります。また,この場合,-mhオプションにエイリアスホスト名を指定することはできません。

-q キュー名

定義を変更したいキュー名を指定します。

指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。

-ah エージェント名

そのエージェントのデフォルトキューの定義を変更したい場合に,エージェント名を指定します。デフォルトキューとは,エージェントホストを登録した際にエージェントホスト名と同じ名前で作成されるキューです。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

-nqオプションと同時には指定できません(デフォルトキューの名称は変更できません)。

-mj キュー内のジョブ数の最大値

キューにためておくことができるジョブ数の最大値を指定します。

指定できる値は,1~4,294,967,295です。

この設定は,実際に実行中になったジョブも含みます。ジョブ数は,jpqqueshowコマンドの-qオプションで表示される「QUEUING」と「EXECUTING」の両方を合わせた値です。

省略した場合,ジョブ数の最大値は変更されません。

-wj キュー内のジョブ数の警告値

キュー内のジョブ数が,キューにためておくことができるジョブ数の最大値に近づいたことを知らせる警告値を指定します。

指定できる値は,1~4,294,967,295で,かつ,-mjオプションに指定した値と同じ値か,またはそれより小さい値です。

この設定は,実際に実行中になったジョブも含みます。ジョブ数は,jpqqueshowコマンドの-qオプションで表示される「QUEUING」と「EXECUTING」の両方を合わせた値です。

省略した場合,警告値は変更されません。

-nq 変更後のキュー名

キューの名称を変更する場合に,変更後の名称を指定します。

指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。

省略した場合,キュー名は変更されません。

このオプションは,-qオプションを指定した場合にだけ指定できます。-ahオプションと同時には指定できません(デフォルトキューの名称は変更できません)。

-em

緊急実行時に指定します。

このオプションを指定すると,通常とは異なる通信経路に対して要求するため,障害時などに緊急で実行できるようになります。

なお,このオプションを指定する場合,マネージャーホスト名にIPアドレスは指定できません。

注意事項

戻り値

0正常終了。
1引数の指定が不適切である。
2キュー定義の変更依頼側の内部的要因で,キュー定義の変更に失敗した。
5初期化に失敗した。
  • 論理ホスト名の定義または環境設定に誤りがある。
6キュー定義の変更依頼側でメモリー不足が発生した。
7キュー定義の変更依頼側で論理不正が発生した。
25マネージャーホスト名の指定にローカルホスト名および論理ホスト名以外を指定した。
100TCP/IP通信でマネージャーホストに接続できない。
  • TCP/IPが正しく設定されていないため,マネージャーホストに接続できない。
  • マネージャーホスト名に誤りがある。または,マネージャーホストがプロセス停止状態である。
102マネージャーホスト名によるIPアドレスの解決に失敗した。
200マネージャーホストがキュー定義の変更を受け付けない。
  • マネージャーホストが運用開始処理中,運用停止処理中,運用停止中,または縮退運転中である。
201指定したキューが使用できない。
  • 指定したキューがない。
202マネージャーホストから応答がない。
203マネージャーホスト側の内部的要因で,キュー定義の変更に失敗した。
206キュー定義を変更する権限がない。
219マネージャーホストがビジー状態である。
220マネージャーホストでメモリー不足が発生した。
222致命的なエラーが発生した。
  • システムコールでエラーが発生した。
223マネージャーホスト側で論理不正が発生した。
224JP1/AJS2以外のホストに要求した。
226実行環境が不適切である。
232名称変更後のキューと同じ名称のキューがすでにある。
233キュー名変更時に,キュー内にジョブがある。
237ジョブ数の警告値が,ジョブ数の最大値よりも大きい。
238ジョブ数の最大値が,ジョブ数の警告値よりも小さい。