ajsqldetach
形式
ajsqldetach
[-h 論理ホスト名]
[-k]
機能
キューレスエージェントサービスから論理ホストをデタッチ(切断)します。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥bin¥
- JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥bin¥
- UNIXの場合
- /opt/jp1ajs2/bin/
引数
-h 論理ホスト名
キューレスエージェントサービスからデタッチする論理ホスト名を指定します。
このオプションを省略した場合,物理ホストが仮定されます。
論理ホスト名を省略してコマンドを実行した場合,コマンドは異常終了します。
-k
デタッチ対象の論理ホストに実行中のキューレスジョブがある場合,実行中のキューレスジョブをすべて強制終了したあとに,キューレスエージェントサービスから該当する論理ホストをデタッチします(このデタッチを「強制デタッチ」と呼びます)。
このオプションを省略した場合,デタッチ対象の論理ホストで実行中のキューレスジョブがすべて終了するのを待ってから,キューレスエージェントサービスから該当する論理ホストをデタッチします(このデタッチを「計画デタッチ」と呼びます)。
注意事項
- このコマンドを実行する前に,キューレスエージェントサービスを起動,および該当する論理ホストのキューレスジョブ実行環境をセットアップしておく必要があります。キューレスジョブ実行環境をセットアップしていない場合は,ajsqlsetupコマンドを実行して該当する論理ホストのキューレスジョブ実行環境をセットアップしてください。ajsqlsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド ajsqlsetup」を参照してください。
- アタッチされていない論理ホストに対してキューレスジョブを実行すると,環境設定パラメーターAJSQL_NOATTACHREQの値に従って該当するキューレスジョブが物理ホストで実行されるか,または起動失敗となります。環境設定パラメーターAJSQL_NOATTACHREQの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 4.4 キューレスジョブ実行環境の設定」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 14.4 キューレスジョブ実行環境の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 強制デタッチの場合,デタッチ対象の論理ホストに実行中のキューレスジョブがあると,実行中のキューレスジョブをすべて強制終了したあとにキューレスエージェントサービスから該当する論理ホストをデタッチします。このため,大量のキューレスジョブが実行中の場合,強制デタッチに時間が掛かるおそれがあります。
- Windows Server 2008のホストでこのコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
戻り値
使用例
キューレスエージェントサービスから,論理ホスト名(newhost)をデタッチします。
ajsqldetach -h newhost