ajsqlstatus

形式

ajsqlstatus
    [-h 論理ホスト名

機能

キューレスエージェントサービスの詳細情報を出力します。

実行権限

なし

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥bin¥
JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥bin¥
UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/bin/

引数

-h 論理ホスト名

詳細情報を出力したい論理ホスト名を指定します。

オプションを省略した場合は物理ホストが仮定されます。

論理ホスト名を省略してコマンドを実行した場合,コマンドは異常終了します。

戻り値

0正常終了。
0以外の値異常終了。

使用例

キューレスエージェントサービスの詳細情報を標準出力に出力します。

ajsqlstatus

出力例

[図データ]

表示項目の説明
表示項目を次に説明します。各表示項目の括弧は,UNIXでコマンド実行OSユーザーの環境変数LANGの値が「C」の場合の出力形式を示します。
ホストにJP1/AJS2 - Agentがインストールされている場合,キューレスファイル転送サービスがインストールされないため項目2は表示されません。
項目13はホストがWindowsの場合だけ表示されます。
項目15~17は対象ホストに定義されているクラスの数だけ表示されます。また,出力の際は出力ごとに先頭に改行が入ります。
(1) キューレスエージェントサービス状態(Queueless agent service)
キューレスエージェントサービスの起動状態を示します。
運用中(active):キューレスエージェントサービスの運用を開始しています。
停止(inactive):キューレスエージェントサービスの運用を停止しています。
制限処理中(restricted processing...):キューレスエージェントサービスが停止処理中のため,ジョブやコマンドの実行要求を受け付けられない状態です。実行中のジョブが終了すると,キューレスエージェントサービスは停止します。
強制停止中(forcibly stopping...):キューレスエージェントサービスが停止処理中のため,ジョブやコマンドの実行要求を受け付けられない状態です。実行中のジョブの終了を待たずに,キューレスエージェントサービスは停止します。ただし,ファイル転送中の場合は,ファイル転送が終了するのを待ってから,キューレスエージェントサービスは停止します。
(2) キューレスファイル転送サービス状態(Queueless file transfer service)
キューレスファイル転送サービスの起動状態を示します。
運用中(active):キューレスファイル転送サービスの運用を開始しています。
停止(inactive):キューレスファイル転送サービスが停止しています。
制限処理中(restricted processing...):キューレスファイル転送サービスが停止処理中のため,コマンドの実行要求を受け付けられない状態です。ファイル転送処理が終了すると,キューレスファイル転送サービスは停止します。
また,キューレスファイル転送サービスがセットアップされていない場合は,「停止」と出力します。
(3) ホスト名(Hostname)
対象ホスト名を示します。
(4) キューレスジョブ実行可否(Queueless job)
対象ホストのキューレスジョブの実行可否を示します。
実行可(can execute):対象ホストでキューレスジョブが実行できます。
実行不可(cannot execute):対象ホストではキューレスジョブは実行できません。
デタッチ処理中(detach processing...):対象ホストはデタッチ処理中のため,キューレスジョブは実行できません。
(5) 処理対象外論理ホストへの実行要求(Execution request to logical host)
キューレスジョブ処理対象でない論理ホストへのジョブ実行要求時の処理を示します。
物理ホストで実行(executes in physical host):ジョブを物理ホストで実行します。
実行しない(does not execute):ジョブを実行しません。
(6)サービス起動時のアタッチ可否(Attach when service starts)
キューレスエージェントサービス起動時に対象ホストをアタッチするかどうかを示します。
アタッチ可(attach):サービス起動時に対象ホストのアタッチを行います。
アタッチ不可(do not attach):サービス起動時に対象ホストのアタッチを行いません。
(7) ログファイル格納ディレクトリ名(Log file installation directory name)
キューレスエージェントサービスのログファイル格納ディレクトリ名を示します。
(8) ログファイルサイズ(Log file size)
キューレスエージェントサービスのログファイルサイズ(単位:キロバイト)を示します。
(9) ステータスファイル名(Status file name)
キューレスエージェントサービスのステータスファイル名を示します。
(10)ステータスファイルサイズ(Status file size)
キューレスエージェントサービスのステータスファイルサイズ(単位:キロバイト)を示します。
(11)トレースログファイル名(Trace log file name)
キューレスエージェントサービスのトレースログファイル名を示します。
(12)文字コード種別(Character code)
キューレスエージェントサービスに設定されている文字コードを示します。
C(C):キューレスエージェントサービスには文字コード「ASCII」が設定されています。
SJIS(SJIS):キューレスエージェントサービスには文字コード「SJIS」が設定されています。
EUC(EUC):キューレスエージェントサービスには文字コード「EUC」が設定されています。
UTF-8(UTF-8):キューレスエージェントサービスには文字コード「UTF-8」が設定されています。
(13)ユーザープロファイル使用有無(Using user profile)
ユーザープロファイルの使用有無を示します。
使用する(use):ユーザープロファイルを使用します。
使用しない(do not use):ユーザープロファイルを使用しません。
(14)テンポラリファイル用ディレクトリ名(Directory name for temporary files)
キューレスエージェントサービスが使用するテンポラリファイル用ディレクトリ名を示します。
(15)クラス名(Class name)
対象ホストに定義されているクラス名を示します。
キューレスエージェントサービス全体(デフォルトクラス)の場合は,クラス名を「デフォルト」と表示します。
(16)最大同時ジョブ実行数(Maximum number of executing jobs)
対象ホストの各クラスの最大同時ジョブ実行数を示します。
(17)最大待ちジョブ数(Maximum number of waiting jobs)
対象ホストの各クラスの最大待ちジョブ数を示します。