形式
ajscopy
[-F サービス名]
[-m 許可モード]
[-c|-v]
[-S]
[-R]
[-L|-E]
[-T]
[-G|-N|-J]
-o 出力先ユニット名
入力元ユニット名...
機能
ジョブネットワーク要素を複写・移動したり,名称を変更したりします。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
引数
-F サービス名
処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。
指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。
-m 許可モード
ジョブ実行のJP1ユーザーの設定を変更したあと,複写,移動,または名称変更する場合に,許可モードを指定します。
指定できる値は,8進数で4けたの値です。
表記上の左から一番目を1けた,二番目を2けた...とした場合の,各けたの意味を次に示します。
省略した場合,複写元,移動元,または名称変更前の値と同じ値が仮定されます。
なお,このオプションは,-oオプションにジョブを定義した場合だけに有効です。
-c
ジョブネットワーク要素を複写します。
-v
ジョブネットワーク要素を移動,または名称変更します。
このオプションは-Eオプションと同時には指定できません。
-S
ジョブネットがサスペンド状態の場合,実行登録済みのジョブネットであっても,ジョブネット下にジョブネットワーク要素を複写できるようにします。また,サスペンド中に追加したジョブネットワーク要素の名称を変更できるようにします。
ただし,ジョブネットがサスペンド状態でも,次の場合はジョブネットワーク要素の複写および名称変更は行えません。
-R
指定したジョブネットワーク要素に含まれるすべてのジョブグループ,ジョブネット,およびジョブを,入力元ユニットとします。
このオプションを,-G,-N,-J,-L,-E,-Tオプションと同時に指定した場合,各オプションの指定内容に従って,入力元ユニットとします。
-L
ジョブグループ,実行登録していないジョブネット,およびジョブを入力元ユニットとします。
このオプションは-Gオプションと同時には指定できません。
-E
実行登録済みのジョブネット,およびジョブを入力元ユニットとします。
このオプションは,-v,-Gオプションと同時には指定できません。
-T
ルートジョブネットを入力元ユニットとします。
このオプションは,-G,-Jオプションと同時には指定できません。
-G
ジョブグループを入力元ユニットとします。
このオプションは,-L,-E,-T,-N,-Jオプションと同時には指定できません。
-N
ジョブネットを入力元ユニットとします。
このオプションは,-G,-Jオプションと同時には指定できません。
このオプションを-Tオプションと同時に指定した場合,このオプションは無効になります。
-J
ジョブを入力元ユニットとします。
このオプションは-G,-N,-Tオプションと同時には指定できません。
-o 出力先ユニット名
複写,移動先のユニット名,または名称変更後のユニット名を指定します。
指定できる文字数は,1~930(単位:バイト)です。
なお,出力先ユニット名として,論理ホスト名,スケジューラ―サービス名,および実行IDは指定できません。
入力元ユニット名
複写,移動元のユニット名,または名称変更前のユニット名を指定します。
入力元ユニット名に起動条件ユニットは指定できません。
指定できる文字数は,1~930(単位:バイト)です。
なお,入力元ユニット名として,論理ホスト名および実行IDは指定できません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了。 |
4~124で4の倍数値 | 異常終了。 |
補足事項
複写,または移動したユニットは,JP1/AJS2 - Viewの[ジョブネットエディタ]ウィンドウの左上から右下方向にかけて空いている場所に自動的に配置されます。
使用例
ジョブネット(net1)をジョブグループ(grp1)に複写します。
ajscopy -c -o grp1 net1