形式
ajsembdbcancel
-u UAP識別子
-p プロセスID
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
機能
実行中の組み込みDBの操作コマンドの処理を中断させます。
中断したコマンドはエラーとなります。発生するエラーの詳細については,各コマンドのエラーメッセージまたはログを参照してください。
このコマンドは,組み込みDBが稼働中の場合だけ実行できます。JP1/AJS2の稼働状態には関係なく実行できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
引数
-u UAP識別子
組み込みDB操作コマンド(ajsembdbで始まるコマンド)で動作しているプログラム名称を指定します。
プログラム名称は,ajsembdbstatus -s prcコマンドで出力される情報のPROGRAMの部分です。
各コマンドのプログラム名称を次に示します。
コマンド名 | プログラム名称※ |
---|---|
ajsembdbbuild,ajsembdbstart | 0minitx |
ajsembdbaddarea | pdmod |
ajsembdbrorg | 0mrorgx |
ajsembdbreclaim | 0mrorgx |
ajsembdbstatus | 0mdbst |
ajsembdbbackup | 0bcpyx |
ajsembdbrstr | 0brstr |
注※ 末尾のxは,0,1,2...と数値になります。
-p プロセスID
ajsembdbstatus -s prcコマンドで出力される情報のPIDを指定します。
-id 組み込みDBセットアップ識別子
組み込みDBを識別するセットアップ識別子を「_JAn」(nは0~9またはA~Z)の4文字で指定します。ajsembdbbuildコマンドの-idオプションで指定した値を指定してください。
このオプションを省略した場合は,_JA0が仮定されます。
注意事項
4432 16:49:20 unt1 _pd0canc KFPS05082-Q Utility server name=0mrorg0,utility server process id=5456 cancel process ? (y/n)
戻り値
0 | 正常終了。 |
0以外 | 異常終了。 |
エラー時の対処
コマンドエラー発生時は,次に示す表に従って対処してください。
メッセージID | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
KAVS0996-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | オプションの指定内容を見直してください。 |
KAVS2101-E | 組み込みDBは停止中です。 | 組み込みDBを起動してから再実行してください。 |
KAVS2102-E | 組み込みDBは起動・停止処理中です。 | 組み込みDBの起動をajsembdbstatus -s ustコマンドで確認してから再実行してください。 |
KAVS2104-E | 組み込みDBがセットアップされていません。 | 組み込みDBをセットアップしてから再実行してください。 |
KAVS2116-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | メッセージに出力されているオプションを見直して再実行してください。 |
KAVS2117-E | コマンド実行時にエラーが発生しました。 | 保守情報に出力されているメッセージを参照してください。 |