形式
jpqjobmove
[-mh マネージャーホスト名]
{-q キュー名|-ah エージェントホスト名}
{-dq 移動先キュー名|{-p+|-p-} 実行順}
-j ジョブ番号
機能
キュー内のジョブを移動します。
移動には次に示す制限があります。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
引数
-mh マネージャーホスト名
移動したいジョブをサブミットしたマネージャーホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
省略した場合,自ホスト名が仮定されます。
-q キュー名
移動したいジョブをサブミットしたキュー名を指定します。デフォルトキュー以外のキュー内のジョブの実行順を変更したい場合,およびジョブをキュー間で移動したい場合は,このオプションを指定します。
指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。
-ah エージェントホスト名
移動したいジョブをサブミットしたエージェントホスト名を指定します。デフォルトキュー内のジョブの実行順を変更したい場合は,このオプションを指定します。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
このオプションは,-dqオプションと同時には指定できません。
-dq 移動先キュー名
ジョブ移動先のキュー名を指定します。
指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。
このオプションは,-ahオプションと同時には指定できません。
-p+,-p-オプションと同時には指定できません。
{-p+|-p-} 実行順
キュー内でのジョブの実行順を指定します。
なお,実行順として指定した値だけのジョブがキューにない場合,「-p+」を指定した場合はキューの先頭に,「-p-」を指定した場合はキューの末尾に移動されます(例えば,「-p+ 5」と指定したにもかかわらず,キュー内のジョブ数が5未満であった場合は,実行順1として扱われます)。
このオプションは,-dqオプションと同時には指定できません。
-j ジョブ番号
移動したいジョブのジョブ番号を指定します。
ジョブ番号は,jpqjobshowコマンドで確認できます。
なお,ジョブ番号は,1~999999の範囲で指定してください。
注意事項
このコマンドは,JP1/NQSEXECおよびJP1/OJE for VOS3との連携には使用できません。
戻り値
0 | 正常終了。 |
1 | 引数の指定が不適切である。 |
2 | ジョブの移動依頼側の内部的要因で,ジョブの移動に失敗した。 |
5 | 初期化に失敗した。
|
6 | ジョブの移動依頼側でメモリー不足が発生した。 |
7 | ジョブの移動依頼側で論理不正が発生した。 |
100 | TCP/IP通信でマネージャーホストに接続できない。
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102 | マネージャーホスト名によるIPアドレスの解決に失敗した。 |
200 | マネージャーホストがジョブの移動を受け付けない。
|
201 | 指定したキューが使用できない。
|
202 | マネージャーホストから応答がない。 |
203 | マネージャーホスト側の内部的要因で,ジョブの移動に失敗した。 |
206 | ジョブを移動する権限がない。 |
207 | 移動するジョブがない。
|
208 | 指定したジョブの実行はすでに開始している。 |
209 | 移動先として指定したキューがない。 |
210 | 移動先として指定したキューはサブミットジョブ数がすでに最大値に達しているため,ジョブを移動できない。 |
219 | マネージャーホストがビジー状態である。 |
220 | マネージャーホスト側でメモリー不足が発生した。 |
222 | 致命的なエラーが発生した。
|
223 | マネージャーホスト側で論理不正が発生した。 |
224 | JP1/AJS2以外のホストに要求した。 |
226 | 実行環境が不適切である。 |