2.1.1 ユニット定義ファイルの記述形式

ユニット定義ファイルに定義する,ユニット定義パラメーターの記述形式を次に示します。

図2-1 ユニット定義パラメーターの記述形式

[図データ]

記述項目について説明します。

(A)コメント文
コメントを追加したい場合は,コメントを「/*」と「*/」で囲んで記述します。
コメントは,ユニット属性パラメーターを定義した行,およびユニット定義パラメーターを定義した行には記述できません。また,「/*/*xxxxx*/*/」のように,コメントをネストさせることはできません。
(B)ユニット属性パラメーター
ユニットの属性を記述します。
記述形式を次に示します。
[図データ]
記述項目について説明します。
  • ユニット名
    ユニット名を指定します。
    指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。
    ユニット名には,ルートジョブグループ「/」は指定できません。
  • 許可モード
    ユニットの許可モードを指定します。
    指定できる値は,4けたの8進数の値です。
    各けたの意味を次に示します。
    なお,各定義情報にeuパラメーターが指定してある場合,各定義情報のeuパラメーターの指定値が有効になります。
1けた目
ジョブ実行時のユーザーの扱いを指定します。
0~3:ジョブネットを登録したJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。
4~7:ジョブを所有するJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。
2~4けた目
任意の値を指定します。
  • JP1ユーザー名
    ユニットの所有者となるJP1ユーザー名を指定します。
    指定できる文字数は,1~31(単位:バイト)です。
    省略した場合,ユニットを作成したユーザーのJP1ユーザー名が仮定されます。
    なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。
  • JP1資源グループ名
    JP1資源グループ名を指定します。
    指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。
    指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。
    省略した場合,何も仮定されません。
    なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。
(C)ユニット定義パラメーターの記述開始
「{」を記述します。
対応する「}」までの内容が,ユニット属性パラメーターで指定したユニットのユニット定義パラメーターです。
(D)ユニット定義パラメーター群
ユニット定義パラメーターを記述します。
詳細は「2.2 定義情報の形式およびパラメーター」を参照してください。
(E)下位ユニットのユニット属性パラメーター
下位ユニットのユニット属性パラメーターを記述します。
下位ユニットのユニット属性パラメーターは,必ず上位ユニットのユニット定義パラメーター群の末尾に指定してください。
詳細は「(B) ユニット属性パラメーター」を参照してください。
(F)ユニット定義パラメーターの記述終了
「}」を記述します。