2.1.1 ユニット定義ファイルの記述形式
ユニット定義ファイルに定義する,ユニット定義パラメーターの記述形式を次に示します。
図2-1 ユニット定義パラメーターの記述形式
![[図データ]](figure/zuo02010.gif)
記述項目について説明します。
- (A)コメント文
- コメントを追加したい場合は,コメントを「/*」と「*/」で囲んで記述します。
- コメントは,ユニット属性パラメーターを定義した行,およびユニット定義パラメーターを定義した行には記述できません。また,「/*/*xxxxx*/*/」のように,コメントをネストさせることはできません。
- (B)ユニット属性パラメーター
- ユニットの属性を記述します。
- 記述形式を次に示します。
![[図データ]](figure/zuo02020.gif)
- 記述項目について説明します。
- ユニット名
ユニット名を指定します。
指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。
ユニット名には,ルートジョブグループ「/」は指定できません。
- 許可モード
ユニットの許可モードを指定します。
指定できる値は,4けたの8進数の値です。
各けたの意味を次に示します。
なお,各定義情報にeuパラメーターが指定してある場合,各定義情報のeuパラメーターの指定値が有効になります。
- ・1けた目
- ジョブ実行時のユーザーの扱いを指定します。
- 0~3:ジョブネットを登録したJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。
- 4~7:ジョブを所有するJP1ユーザーを,ジョブ実行時のユーザーとします。
- ・2~4けた目
- 任意の値を指定します。
- JP1ユーザー名
ユニットの所有者となるJP1ユーザー名を指定します。
指定できる文字数は,1~31(単位:バイト)です。
省略した場合,ユニットを作成したユーザーのJP1ユーザー名が仮定されます。
なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。
- JP1資源グループ名
JP1資源グループ名を指定します。
指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。
指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。
省略した場合,何も仮定されません。
なお,イベント受信ジョブは,指定しても無視されます。
- (C)ユニット定義パラメーターの記述開始
- 「{」を記述します。
- 対応する「}」までの内容が,ユニット属性パラメーターで指定したユニットのユニット定義パラメーターです。
- (D)ユニット定義パラメーター群
- ユニット定義パラメーターを記述します。
- 詳細は「2.2 定義情報の形式およびパラメーター」を参照してください。
- (E)下位ユニットのユニット属性パラメーター
- 下位ユニットのユニット属性パラメーターを記述します。
- 下位ユニットのユニット属性パラメーターは,必ず上位ユニットのユニット定義パラメーター群の末尾に指定してください。
- 詳細は「(B) ユニット属性パラメーター」を参照してください。
- (F)ユニット定義パラメーターの記述終了
- 「}」を記述します。