形式
ajscalendar
[-F サービス名]
[-lt {時:分|none|no}]
[-ld {日|none|no|{sun|su|mon|mo|tue|
tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}:n}]
[-md {this|th|next|ne|none|no}]
[-c]
[-op {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|
thu|th|fri|fr|sat|sa|
{年/月/{日|
{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|
thu|th|fri|fr|sat|sa}[:n]}}}]
[-cl {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|
thu|th|fri|fr|sat|sa|
{年/月/{日|
{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|
thu|th|fri|fr|sat|sa}[:n]}}}]
[-no {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|
thu|th|fri|fr|sat|sa|{年/月/{日|
{sun|su|mon|mo|tue|
tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}
[:n]}}}]
[-of 運用日情報ファイル名]
[-cf 休業日情報ファイル名]
[-nf 取消日情報ファイル名]
[-df カレンダー情報ファイル名]
[-d 年/月/日]
[-R]
ジョブグループ名...
機能
ジョブグループにカレンダー情報を定義します。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
引数
-F サービス名
処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。
指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。
-lt {時:分|none|no}
カレンダーに基準時刻を設定します。
-ld {日|none|no|{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}:n}
カレンダーに基準日を設定します。
-md {this|th|next|ne|none|no}
カレンダーの月区分(基準日に対して,その日付をどの月に扱うか)を指定します。
-c
カレンダー情報を削除します。
カレンダー情報を削除すると,上位のジョブグループに定義されたカレンダー情報を引き継げます。カレンダー情報の増大を防ぐため,定期的に削除してから運用日,または休業日を定義することをお勧めします。
なお,このオプションでは基準時刻,基準日,および月区分は削除できません。これらの情報は,各オプションでnoneを指定して削除してください。
このオプションと,-op,-cl,-no,-of,-cf,-nf,または-dfオプションのどれかを同時に指定した場合,指定順にかかわらず,カレンダー情報をいったん削除してから,運用日,休業日,または取消日を設定します。
-op {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa|{年/月/{日|{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}[:n]}}}
運用日(ジョブネットを実行する日)を指定します。
運用日は複数指定できます。
日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください。
-cl {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa|{年/月/{日|{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}[:n]}}}
休業日(ジョブネットを実行しない日)を指定します。
休業日は複数指定できます。
日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください。
-no {sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa|{年/月/{日|{sun|su|mon|mo|tue|tu|wed|we|thu|th|fri|fr|sat|sa}[:n]}}}
取消日(運用日,休業日の指定を取り消す日)を指定します。
取消日は複数指定できます。
日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください。
-of 運用日情報ファイル名
運用日の日付(日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください)が格納されたファイル名を指定します。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
このファイルの内容が,運用日としてカレンダー情報に追加されます。
-cf 休業日情報ファイル名
休業日の日付(日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください)が格納されたファイル名を指定します。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
このファイルの内容が,休業日としてカレンダー情報に追加されます。
-nf 取消日情報ファイル名
取消日の日付(日付の形式については,後述の「補足事項」を参照してください)が格納されたファイル名を指定します。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
このファイルの内容が,取消日としてカレンダー情報に追加されます。
-df カレンダー情報ファイル名
運用日,休業日を示すカレンダー情報パラメーターが定義されている,カレンダー情報ファイル名を指定します。
ajsprintコマンドに-dオプションを指定して出力した結果をファイルに格納することで,カレンダー情報ファイルとして,このオプションに指定できます。
指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
ファイル名としてstdinを指定した場合,標準入力からカレンダー情報を入力します。
カレンダー情報ファイル内に指定できるユニット定義パラメーターは,運用日と休業日を示すパラメーターだけです。基準時刻,基準日,月区分は指定できません。ユニット定義パラメーターの詳細については,「2.1 ユニット定義ファイルの作成」を参照してください。
-d 年/月/日
指定された日以前のカレンダー情報を削除します(例えば,「-d 2006/6/1」と指定した場合,2006年6月1日を含み,それ以前のカレンダー情報を削除します)。
-R
指定したジョブグループに含まれるすべてのジョブグループに,カレンダー情報を定義します。
ジョブグループ名
カレンダー情報を定義するジョブグループ名を指定します。
指定できる文字数は,1~930(単位:バイト)です。
ジョブグループ名は,複数指定できます。
なお,ジョブグループ名に,論理ホスト名および実行IDは指定できません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了。 |
4~124で4の倍数値 | 異常終了。 |
補足事項
使用例1
ジョブグループ(/営業部)のカレンダー情報をいったん削除したあと,2006年6月分の休業日(土曜日と日曜日)を設定します。休業日は休業日情報ファイル(/tmp/calendar)に定義してあるものとします。
ajscalendar -c -cf /tmp/calendar /営業部
2006/6/sat
2006/6/sun
使用例2
ジョブグループ(/営業部)のカレンダー情報(日曜日と土曜日は週間標準値によって休業日とする。ただし,2006年6月は土曜日を運用日とする)を設定します。
ajscalendar -cl su -cl sa -op 2006/6/sa /営業部