ajsdefine

形式

ajsdefine
    [-F サービス名]
    [-S]
    [{-x|-t}]
    [{-i|-e|-f}]
    [-d 定義先ユニット名]
    [ユニット定義ファイル名...]

機能

ユニット定義ファイルに記述されたパラメーターで,ジョブネットワーク要素を定義します。

ユニット定義ファイルの詳細については,「2.1 ユニット定義ファイルの作成」を参照してください。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー

引数

-F サービス名

処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。

指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。

-S

ジョブネットがサスペンド状態の場合,実行登録済みのジョブネットであっても,ネストジョブネットやジョブの定義を更新できるようにします。

ただし,ジョブネットがサスペンド状態でも,次の場合は定義の更新は行えません。

-x

ユニット定義ファイルに記述したパラメーターで,ジョブネットワーク要素を定義します。

-t

ユニット定義ファイルに記述したパラメーターについて,シンタックスチェックだけ実施します。

-i

ジョブネットワーク要素の定義先に,ユニット定義ファイルに記述したジョブネットワーク要素と同一名称のジョブネットワーク要素がある場合,メッセージおよび了解を求めるプロンプトを表示します。このプロンプトに対して,「y」を入力すると強制的に更新します。なお,ユニット定義ファイル中の記述で,同一階層に同一名称のジョブネットワーク要素名の指定がある場合は,エラーとします。

-e

ジョブネットワーク要素の定義先に,ユニット定義ファイルに記述したジョブネットワーク要素と同一名称のジョブネットワーク要素がある場合,エラーとします。なお,ユニット定義ファイル中の記述で,同一階層に同一名称のジョブネットワーク要素名の指定がある場合は,エラーとします。情報は更新されません。

-f

ジョブネットワーク要素の定義先に,ユニット定義ファイルに記述したジョブネットワーク要素と同一名称のジョブネットワーク要素がある場合でも,強制的に更新します。なお,ユニット定義ファイル中の記述で,同一階層に同一名称のジョブネットワーク要素名の指定がある場合は,エラーとします。

-d 定義先ユニット名

ジョブネットワーク要素の定義先となる,ジョブグループ名,またはジョブネット名を指定します。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。ホストリンクジョブネット名,論理ホスト名,および実行IDは指定できません。ネスト数が許容最大数(30個)を超えるジョブグループやジョブネットは指定できません。

省略した場合,「AJSROOT」が仮定されます(ジョブネットワーク要素はジョブグループ「AJSROOT」中に作成されます)。

ユニット定義ファイル名

ユニット定義パラメーター(ジョブネットワーク要素の属性)を定義したファイル名を指定します。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

ユニット定義ファイル名は複数指定できます。ただし,総称名は指定できません。

あるユニット定義ファイルの記述内容が不適切である場合,そのファイルの処理は中断しますが,その他のファイルの処理は続行します。

省略した場合,標準入力からユニット定義パラメーターを入力します。

注意事項

戻り値

0正常終了。
4~124で4の倍数値異常終了。

補足事項

定義するジョブネットワーク要素にウィンドウ上の位置を指定しなかった場合,JP1/AJS2 - Viewの[ジョブネットエディタ]ウィンドウの左上から右下方向にかけて空いている場所に自動的に配置されます。

使用例

ユニット定義ファイル(/tmp/unit_def)に記述したパラメーターで,ジョブグループ(/group1)に,ジョブネットワーク要素を定義します。

ajsdefine -d /group1 /tmp/unit_def