ajsembdbcancel

形式

ajsembdbcancel
     -u UAP識別子
     -p プロセスID
     [-id 組み込みDBセットアップ識別子]

機能

実行中の組み込みDBの操作コマンドの処理を中断させます。

中断したコマンドはエラーとなります。発生するエラーの詳細については,各コマンドのエラーメッセージまたはログを参照してください。

このコマンドは,組み込みDBが稼働中の場合だけ実行できます。JP1/AJS2の稼働状態には関係なく実行できます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥tools¥
UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/tools/

引数

-u UAP識別子

組み込みDB操作コマンド(ajsembdbで始まるコマンド)で動作しているプログラム名称を指定します。

プログラム名称は,ajsembdbstatus -s prcコマンドで出力される情報のPROGRAMの部分です。

各コマンドのプログラム名称を次に示します。

コマンド名プログラム名称
ajsembdbbuild,ajsembdbstart0minitx
ajsembdbaddareapdmod
ajsembdbrorg0mrorgx
ajsembdbreclaim0mrorgx
ajsembdbstatus0mdbst
ajsembdbbackup0bcpyx
ajsembdbrstr0brstr

注※ 末尾のxは,0,1,2...と数値になります。


-p プロセスID

ajsembdbstatus -s prcコマンドで出力される情報のPIDを指定します。

-id 組み込みDBセットアップ識別子

組み込みDBを識別するセットアップ識別子を「_JAn」(nは0~9またはA~Z)の4文字で指定します。ajsembdbbuildコマンドの-idオプションで指定した値を指定してください。

このオプションを省略した場合は,_JA0が仮定されます。

注意事項

戻り値

0正常終了。
0以外異常終了。

エラー時の対処

コマンドエラー発生時は,次に示す表に従って対処してください。

メッセージID現象対処方法
KAVS0996-E指定したオプションに誤りがあります。オプションの指定内容を見直してください。
KAVS2101-E組み込みDBは停止中です。組み込みDBを起動してから再実行してください。
KAVS2102-E組み込みDBは起動・停止処理中です。組み込みDBの起動をajsembdbstatus -s ustコマンドで確認してから再実行してください。
KAVS2104-E組み込みDBがセットアップされていません。組み込みDBをセットアップしてから再実行してください。
KAVS2116-E指定したオプションに誤りがあります。メッセージに出力されているオプションを見直して再実行してください。
KAVS2117-Eコマンド実行時にエラーが発生しました。保守情報に出力されているメッセージを参照してください。