jajs_stop(UNIX限定)
形式
jajs_stop
機能
システム停止時に,JP1/AJS2を自動停止します。
このコマンドが実行する処理の流れを次に示します。
- jajs_spmd_stopコマンドを実行し,JP1/AJS2を停止します。
- ajsinetdプロセスを停止します。※
- ajschkstopコマンドを実行し,次に示すプロセスを停止します。※
- JP1/AJS2 - Managerの場合
- ajschkmandプロセスおよびajschkagtdプロセス
- JP1/AJS2 - Agentの場合
- ajschkagtdプロセス
- psコマンドを実行してjajs_spmdプロセスを監視し,JP1/AJS2の停止を確認します。JP1/AJS2の停止が確認できるまでリトライし,停止を確認したあと,コマンドを終了します。
- ajsqlstopコマンドを実行し,ajsqlagtdプロセスを停止します。
- ajsqlftpstopコマンドを実行し,ajsqlftpdプロセスを停止します。※
- 注※
- ajsqlftpdプロセス,ajsinetdプロセス,およびajschkmandプロセスはJP1/AJS2 - Managerにしか存在しないため,JP1/AJS2 - Agentでの設定は不要です。
JP1/AJS2のインストール直後は,自動停止の定義がコメント化されているため,自動停止は無効になっています。必要に応じて,自動停止が有効になるようにカスタマイズしてください。カスタマイズの詳細は,後述の「補足事項」を参照してください。また,JP1/AJS2の自動停止の設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 14.7.2 JP1/AJS2サービスの自動起動および自動終了の設定」も参照してください。
実行権限
スーパーユーザー権限
注意事項
- このコマンドはUNIXだけで実行できます。Windowsでは実行できません。
- 環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていない環境でこのコマンドを実行してください。環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されている環境でこのコマンドを実行すると,物理ホストではなく環境変数JP1_HOSTNAMEに設定した論理ホストのJP1/AJS2を停止しようとします。物理ホストのJP1/AJS2を停止する場合は,「補足事項」を参照して環境変数JP1_HOSTNAMEを削除してください。このコマンドは論理ホストに対応していません。
戻り値
補足事項
- このコマンドは,/etc/opt/jp1ajs2下に格納されています。
- JP1/AJS2の自動停止を有効にする手順,およびJP1/AJS2の停止を確認したあとコマンドを終了する手順を次に示します。
- 次に示すファイル(自動停止用シェルスクリプト)をviなどのエディターで開く。
/etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
- JP1/AJS2の自動停止を有効にするには,ファイルの記述(下線で示した3か所)を削除する。
:
RC=0
: # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_stop
: # RC=$?
if [ $RC -ne 0 ]; then
:
if [ -x /etc/opt/jp1ajs2/ajsinetd_startstop ] ; then
: # /etc/opt/jp1ajs2/ajsinetd_startstop stop
fi
:
- JP1/AJS2の停止を確認したあとコマンドを終了するには,ファイルの記述(下線で示した1か所)を削除する。
:
: # WAIT_READY=YES
if [ "$WAIT_READY" = "YES" ] ; then
:
- 注意事項
- 削除する前に,内容を確認してください。