ajsovtrap(UNIX限定)

形式

ajsovtrap
    [-F サービス名]
    [-m ノード名]
    [-o 企業ID]
    [-a エージェントアドレス]
    -n 拡張トラップ番号
    オブジェクト識別子
    値のシンタックス
   

機能

SNMPトラップを発行します。

このコマンドは,通常,スケジューラーサービスから呼び出されます。ただし,ユーザーが独自にJP1/AJS2 - Managerの状態を監視し,JP1/Cm2またはhp OpenViewのマネージャーにSNMPトラップを発行する場合にも使用できます。

実行権限

なし

引数

-F サービス名

サービス名を指定します。

指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。

このオプションで指定したサービス名が,SNMPトラップの送信先に通知されます。

省略した場合,「AJSROOT1」が仮定されます。

-m ノード名

SNMPトラップの送信先(JP1/Cm2またはhp OpenViewのマネージャー)のIPアドレス,またはホスト名を指定します。

ホスト名に指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

省略した場合,SNMPエージェントの構成定義ファイルのtrap-destパラメーターに指定されているすべてのノードにSNMPトラップが送信されます。

-o 企業ID

sysObjectIDを指定します。

省略した場合,「.1.3.6.1.4.1.116.7.17.10」が仮定されます。

-a エージェントアドレス

SNMPトラップの送信元(JP1/Cm2またはhp OpenViewのエージェント)となるJP1/AJS2 - ManagerのIPアドレス,またはホスト名を指定します。

ホスト名に指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

省略した場合,コマンド実行元のホスト名が仮定されます。

-n 拡張トラップ番号

拡張トラップ番号を整数で指定します。

指定できる値は,1または2です。

オブジェクト識別子

企業IDを除いたオブジェクト識別子を指定します。

例えば,オブジェクト識別子として「2」を指定した場合,snmptrapコマンドに指定されるオブジェクト識別子は,「.1.3.6.1.4.1.116.7.17.10.2.0」になります。

値のシンタックス

値のシンタックスを次の8種類の中から選択して指定します。

「値のシンタックス」に対する値を指定します。

詳細は,JP1/Cm2の場合は,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」を参照してください。hp OpenViewの場合は,hp OpenViewのドキュメントを参照してください。

注意事項

使用例

JP1/AJS2 - Managerの状態が不明であることを,JP1/Cm2またはhp OpenViewのマネージャー(Manager)に対して,SNMPトラップで通知します。

ajsovtrap -m Manager -n 2 1 OctetString Unknown