2.2.20 MSMQ送信ジョブ定義情報の記述方法

MSMQ送信ジョブ定義情報の記述方法を説明します。

MSMQ送信ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。

形式

[msqpt="キューパス名";]
[msqlb="キューラベル名";]
[msrer=相互関係;]
[mslmt={-2|-1|n};]
[mshld={-1|n};]
[msmod={h|r};]
[mspri=優先順位;]
[msjnl={y|n};]
[msunr={y|n};]
[mstfn="本文ファイル名";]
[msttp=本文タイプ;]
[mslbl="メッセージラベル";]
[msapl=アプリケーション情報;]
[etm=n;]
[fd=実行所要時間;]
[ex="実行ホスト名";]
[ha={y|n};]
[eu={ent|def};]
[jty={q|n};]

パラメーター
msqpt="キューパス名";
メッセージの送信先キューパス名を定義します。
指定できる文字数は,1~259(単位:バイト)です。
パス名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
なお,「msqpt="キューパス名";」「msqlb="キューラベル名";」を両方定義した場合,「msqlb="キューラベル名";」は無効になります。
msqlb="キューラベル名";
メッセージの送信先キューラベル名を定義します。
指定できる文字数は,1~124(単位:バイト)です。
ラベル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
なお,「msqpt="キューパス名";」「msqlb="キューラベル名";」を両方定義した場合,「msqlb="キューラベル名";」の定義は無効になります。
マクロ変数を指定できます。
msrer=相互関係;
送信メッセージの相互関係を定義します。
指定できる文字数は,1~20(単位:バイト)です。ただし,指定できる文字は,英(大文字だけ)数字だけです。
mslmt={-2|-1|n};
送信メッセージの配信制限時間を定義します。省略した場合,-2が仮定されます。
  • -2:LONG_LIVED
  • -1:INFINITE
  • n:配信制限時間を指定します。指定できる値は,0~2,147,483,647(単位:秒)です。
mshld={-1|n};
送信メッセージを保持する時間を定義します。省略した場合,-1が仮定されます。
  • -1:INFINITE
  • n:保持時間を指定します。指定できる値は,0~2,147,483,647(単位:秒)です。
msmod={h|r};
送信メッセージの配信モードを定義します。省略した場合,hが仮定されます。
  • h:高速モード
  • r:回復可能モード
mspri=優先順位;
送信メッセージの優先順位を定義します。
指定できる値は,0~7です。省略した場合,3が仮定されます。
msjnl={y|n};
送達済みメッセージをジャーナルキューに格納するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
  • y:ジャーナルキューに格納します。
  • n:ジャーナルキューに格納しません。
msunr={y|n};
送達済みメッセージを配信不能メッセージキューに格納するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
  • y:配信不能メッセージキューに格納します。
  • n:配信不能メッセージキューに格納しません。
mstfn="本文ファイル名";
送信メッセージのメッセージ本文として利用するデータが格納されているファイル名を定義します。
指定できる文字数は,1~259(単位:バイト)です。ファイル名はフルパスで指定します。
ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
マクロ変数を指定できます。
msttp=本文タイプ;
送信メッセージ本文の内容の型を定義します。
指定できる値は,16進数の値で,0~FFFFFFFFです。
mslbl="メッセージラベル";
送信メッセージのラベルを定義します。
指定できる文字数は,1~249(単位:バイト)です。
ラベル中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
マクロ変数を指定できます。
msapl=アプリケーション情報;
送信メッセージのアプリケーション情報を定義します。
指定できる値は,16進数の値で,0~FFFFFFFFです。
etm=n;
実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1~1,440(単位:分)です。
fd=実行所要時間;
終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
指定できる値は,10進数の値で1~1,440(単位:分)です。
ex="実行ホスト名";
ジョブを実行するエージェントホスト名を定義します。指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
ha={y|n};
ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
  • y:保留します。
  • n:保留しません。
eu={ent|def};
ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。
  • ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
  • def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
jty={q|n};
キューイング属性の種別を定義します。省略した場合,qが仮定されます。
  • q:キューイング属性あり。
  • n:キューイング属性なし。