形式
ajsembdbaddarea
-r {table|index}
[-raw]
-s 組み込みDBファイルシステム領域サイズ
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
-d データベース拡張領域格納ディレクトリ名称
[-rF|-rh]
形式1(表領域を拡張)
ajsembdbaddarea
-r table
[-raw]
-s 組み込みDBファイルシステム領域サイズ
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
-d データベース拡張領域格納ディレクトリ名称
[-rF|-rh]
形式2(インデクス領域を拡張)
ajsembdbaddarea
-r index
[-raw]
-s 組み込みDBファイルシステム領域サイズ
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
-d データベース拡張領域格納ディレクトリ名称
[-rF|-rh]
機能
組み込みDBのデータ領域またはインデクス領域を拡張します。
組み込みDBが稼働中の場合だけ実行できます。
JP1/AJS2の稼働状態に関係なく実行できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
引数
-r table | index
領域を拡張する資源を指定します。
-raw
RAWファイル(キャラクタ型スペシャルファイル)を使用する場合に指定します。
-s 組み込みDBファイルシステム領域サイズ
組み込みDBファイルシステム領域として割り当てる容量をメガバイト単位で指定します。
指定できる値は,1~2047です。
-d データベース拡張領域格納ディレクトリ名称
拡張するデータベース領域を格納するディレクトリ名称を120バイト以内で指定します。存在しないディレクトリを指定した場合はエラーとなります。
ディレクトリ名称を指定するときは次のことに注意してください。
-id 組み込みDBセットアップ識別子
組み込みDBを識別するセットアップ識別子を「_JAn」(nは0~9またはA~Z)の4文字で指定します。ajsembdbbuildコマンドの-idオプションで指定した値を指定してください。
このオプションを省略した場合は,_JA0が仮定されます。
-rF
JP1/AJS2 - Datareplicatorで使用するスケジューラーサービスのデータベースに対して処理を行う場合に指定します。-rhオプションとは同時に指定できません。
-rh
JP1/AJS2 - Datareplicatorで使用するホスト単位のデータベースに対して処理を行う場合に指定します。-rFオプションとは同時に指定できません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了。 |
0以外 | 異常終了。 |
補足事項
このコマンドを実行すると,-dオプションに指定したディレクトリ下に,次に示す形式のファイル名称で領域を作成します。
ajsRRRRRIIIIYYYYMMDDhhmmss
エラー時の対処
コマンドエラー発生時は,次に示す表に従って対処してください。
メッセージID | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
KAVS0996-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | オプションの指定内容を見直してください。 |
KAVS2101-E | 組み込みDBは停止中です。 | 組み込みDBを起動してから再実行してください。 |
KAVS2102-E | 組み込みDBは起動・停止処理中です。 | 組み込みDBの起動をajsembdbstatus -s ustコマンドで確認してから再実行してください。 |
KAVS2104-E | 組み込みDBがセットアップされていません | 組み込みDBをセットアップしてから再実行してください。 |
KAVS2110-E | レプリケーション中です。 | JP1/AJS2 - Datareplicatorを停止し,正副同期を取って実行してください。 |
KAVS2116-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | メッセージに出力されているオプションを見直して再実行してください。 |
KAVS2117-E | コマンド実行時にエラーが発生しました。 | 保守情報に出力されているメッセージを参照してください。 |