2.2.16 実行間隔制御ジョブ定義情報の記述方法

実行間隔制御ジョブ定義情報の記述方法を説明します。

実行間隔制御ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。

形式

[tmitv=待ち時間;]
[jpoif=?マクロ変数名?:引き継ぎ情報名;]
[etm=n;]
[fd=実行所要時間;]
[ex="実行ホスト名";]
[ha={y|n};]
[eu={ent|def};]
[ets={kl|nr|wr|an};]

パラメーター
tmitv=待ち時間;
待ち時間を定義します。
指定できる値は,1~1,440(単位:分)です。省略した場合,10が仮定されます。
jpoif=?マクロ変数名?:引き継ぎ情報名;
マクロ変数名は,「?AJS2xxxxxxxxx?」の形式で指定します。文字列(「xxxxxxxxx」の部分)の前に「AJS2」を指定し,全体を「?」で囲みます。文字列(「xxxxxxxxx」の部分)に指定できるのは,英(ただし,大文字だけ)数字と,「.(ピリオド)」だけです。
マクロ変数名(「?AJS2xxxxxxxxx?」の部分)に指定できる文字数は,1~64(単位:バイト)です。
このパラメーターは,「jpoif=?マクロ変数名?:引き継ぎ情報名;」の形式で,バイト数の合計が2,048バイトまで指定できます。
このパラメーターでは,後続のUNIXジョブ,PCジョブ,およびアクションジョブに対してイベント情報を引き継げます。
etm=n;
実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1~1,440(単位:分)です。起動条件内のジョブの場合,このパラメーターは無効になります。
fd=実行所要時間;
終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
指定できる値は,10進数の値で1~1,440(単位:分)です。
ex="実行ホスト名";
ジョブを実行するエージェントホスト名を定義します。指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
ha={y|n};
ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。起動条件内のジョブの場合,このパラメーターは無効になります。
  • y:保留します。
  • n:保留しません。
eu={ent|def};
ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。イベントジョブの場合,このパラメーターの指定は無視されます。
  • ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
  • def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
ets={kl|nr|wr|an};
実行打ち切り時間が経過したあとのイベントジョブの状態を定義します。省略した場合,klが仮定されます。起動条件内のジョブの場合,このパラメーターは無効になります。
  • kl:強制終了
  • nr:正常終了
  • wr:警告検出終了
  • an:異常検出終了