形式
ajsembdbstart
[-R]
[-r]
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
形式1(組み込みDBの開始)
ajsembdbstart
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
形式2(組み込みDBのシステム領域を回復する場合の開始)
ajsembdbstart
-r
[-id 組み込みDBセットアップ識別子]
形式3(組み込みDBの起動抑止解除と開始:UNIX限定)
ajsembdbstart
-R [-r] [-id 組み込みDBセットアップ識別子]
機能
組み込みDBを開始します。
組み込みDBが停止中で,該当する組み込みDBにスケジューラーデータベースを作成しているすべてのスケジューラーサービスが停止中の場合だけ実行できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
引数
-r
ajsembdbrstrコマンドで組み込みDBのシステム領域を回復する場合に指定します。
-id 組み込みDBセットアップ識別子
組み込みDBを識別するセットアップ識別子を「_JAn」(nは0~9またはA~Z)の4文字で指定します。ajsembdbbuildコマンドの-idオプションで指定した値を指定してください。
このオプションを省略した場合は,_JA0が仮定されます。
-R
UNIX限定のオプションで,組み込みDBの起動抑止を解除したあと,起動処理を行います。
組み込みDBが停止している場合で,かつKFPS00715-Eメッセージで出力された要因コードに対する障害を取り除いた状態で指定してください。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了。 |
1 | 組み込みDBが起動・停止処理中である。 |
2 | 組み込みDBが稼働中である。 |
上記以外 | 異常終了。 |
エラー時の対処
コマンドエラー発生時は,次に示す表に従って対処してください。
メッセージID | 現象 | 対処方法 |
---|---|---|
KAVS0996-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | オプションの指定内容を見直してください。 |
KAVS2102-E | 組み込みDBは起動・停止処理中です。 | 組み込みDBの起動をajsembdbstatus -s ustコマンドで確認してから再実行してください。 |
KAVS2103-E | 組み込みDBは起動中です。 | 組み込みDBはすでに起動されているため,特に対処はありません。 |
KAVS2104-E | 組み込みDBがセットアップされていません。 | 組み込みDBをセットアップしてから再実行してください。 |
KAVS2116-E | 指定したオプションに誤りがあります。 | メッセージに出力されているオプションを見直して再実行してください。 |
KAVS2117-E | コマンド実行時にエラーが発生しました。 | 保守情報に出力されているメッセージを参照してください。 |