ajsqlalter

形式

ajsqlalter
    [-l 最大同時ジョブ実行数]
    [-b 最大待ちジョブ数]
    [-r]
    [-c クラス名]
    [-h 論理ホスト名]

機能

キューレスエージェントサービスの運用環境を一時的に変更します。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥bin¥
JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥bin¥
UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/bin/

引数

-l 最大同時ジョブ実行数

同時に実行できるキューレスジョブの最大数を指定します。

指定できる値は0~1,024です。

このオプションを省略してコマンドを実行した場合,コマンドは正常終了しますが最大同時ジョブ実行数は変更されません。

最大同時ジョブ実行数だけを省略してコマンドを実行した場合,コマンドは異常終了します。

最大同時ジョブ実行数に設定された値より多くのキューレスジョブを実行しようとした場合,該当するジョブは実行されないでキューレスエージェントサービス上で最大待ちジョブ数の上限に達するまで蓄積されます。

特定のクラスの最大同時ジョブ実行数を変更する場合は,-cオプションを指定して実行してください。

キューレスエージェントサービス全体(デフォルトクラス)の最大同時ジョブ実行数を変更する場合は,-cオプションを省略してください。

論理ホスト上のクラスの最大同時ジョブ実行数を変更する場合は,-cおよび-hオプションを同時に指定してコマンドを実行してください。

-b 最大待ちジョブ数

キューレスエージェントサービスに蓄積できるキューレスジョブの最大数を指定します。

指定できる値は0~102,400です。

このオプションを省略してコマンドを実行した場合,コマンドは正常終了しますが最大待ちジョブ数は変更されません。

最大待ちジョブ数だけを省略してコマンドを実行した場合,コマンドは異常終了します。

キューレスエージェントサービスに蓄積されたキューレスジョブの数が,最大待ちジョブ数の上限を超えた場合,該当するジョブは起動失敗になります。

特定のクラスの最大待ちジョブ数を変更する場合は,-cオプションを指定して実行してください。

キューレスエージェントサービス全体(デフォルトクラス)の最大待ちジョブ数を変更する場合は,-cオプションを省略してください。

論理ホスト上のクラスの最大待ちジョブ数を変更する場合は,-cおよび-hオプションを同時に指定してコマンドを実行してください。

-r

ユーザーマッピングキャッシュを消去します。

省略した場合,ユーザーマッピングキャッシュは消去されません。

-hまたは-cオプションと同時に指定した場合,論理ホストとクラスの指定は無視されます。

-c クラス名

一時的に運用環境を変更したいクラス名を指定します。

省略した場合,キューレスエージェントサービス全体(デフォルトクラス)が仮定されます。

-rオプションへの影響はありません。

-h 論理ホスト名

一時的に運用環境を変更したい論理ホスト名を指定します。自ホスト上の論理ホストだけを指定できます。

省略した場合,物理ホストが仮定されます。

-rオプションへの影響はありません。

-cオプションと同時に指定する必要があります。

注意事項

戻り値

0正常終了。
0以外の値異常終了。

使用例

キューレスエージェントサービス全体(デフォルトクラス)の最大同時ジョブ実行数を50に変更します。

ajsqlalter -l 50