12.1.1 カスタマイズの方法

[メインスコープ]ウィンドウおよび[サブスコープ]ウィンドウのカスタマイズ方法は,大きく3パターンに分けられます。どの方法で指定するかについては,次項以降で説明しています。

<この項の構成>
(1) ユーザー設定ファイル(ajs2coview_opt.conf)で指定する
(2) 共通設定ファイル(ajscon.conf)で指定する
(3) [環境設定]ダイアログボックスで指定する

(1) ユーザー設定ファイルajs2coview_opt.conf)で指定する

ユーザー設定ファイル(ajs2coview_opt.conf)とは,JP1/AJS2 Console ViewにログインするJP1ユーザーごとに,カスタマイズした情報が有効になるファイルです。ユーザー設定ファイルを使用したカスタマイズ手順を次に示します。

  1. ユーザー設定ファイルを作成する。
    ajs2coview_opt.confファイルは,ajs2coview_opt.conf.modelファイルを,任意のフォルダにコピーして作成します。
    ajs2coview_opt.conf.modelファイルが格納されているフォルダを次に示します。
    JP1/AJS2 - Viewのインストール先フォルダ¥conf
  2. ファイルにカスタマイズする内容を指定する。
    ファイルにカスタマイズする内容については,次項以降を参照してください。
  3. 次の格納場所に保存し,ファイル名を「ajs2coview_opt.conf」に変更する。
    ユーザー設定ファイルを格納するフォルダを次に示します。
    Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
    JP1/AJS2 - Viewのインストール先フォルダ¥conf¥JP1ユーザー名
    Windows VistaおよびWindows Server 2008の場合
    %ALLUSERSPROFILE%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJS2V¥conf¥JP1ユーザー名
    「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ¥ProgramData」です。
    注※
    JP1ユーザー名に次の名称を使用する場合は,ユーザー登録したJP1ユーザー名ごとに作成されるフォルダは,「(」,「)」で囲まれた名称になります。
    デバイス名(NUL,CON,AUX,COM1~COM9,LPT1~LPT9,PRNなど)
    デバイス名.拡張子
    「.(ピリオド)」で始まる名称
  4. JP1/AJS2 Console Viewを起動する。
    ユーザー設定ファイルを格納したあとに起動したJP1/AJS2 Console Viewから,カスタマイズした内容が有効になります。カスタマイズした内容でJP1/AJS2 Console Viewを使用したい場合は,必ずJP1/AJS2 Console Viewを再起動してください。
    なお,ajs2coview_opt.confファイルは,テキストエディターなどで作成することもできます。

(2) 共通設定ファイルajscon.conf)で指定する

共通設定ファイル(ajscon.conf)とは,JP1/AJS2 Console Viewでログインする全JP1ユーザーに,カスタマイズした情報が有効になるファイルです。共通設定ファイルを使用したカスタマイズ手順を次に示します。

  1. ファイルにカスタマイズする内容を指定する。
    ファイルにカスタマイズする内容については次項以降を参照してください。
    ajscon.confファイルが格納されているフォルダを次に示します。
    JP1/AJS2 - Viewのインストール先フォルダ¥conf
  2. ファイルを上書き保存して,JP1/AJS2 Console Viewを起動する。
    共通設定ファイルを格納したあとに起動したJP1/AJS2 Console Viewから,カスタマイズした内容が有効になります。カスタマイズした内容でJP1/AJS2 Console Viewを使用したい場合は,必ずJP1/AJS2 Console Viewを再起動してください。

(3) [環境設定]ダイアログボックスで指定する

詳細は,次項以降で説明しています。