14.7.10 スケジューラーサービスをウォームスタートで起動させたときに,実行中であったジョブまたはジョブネットの終了メッセージ,および終了イベントの出力有無の設定

スケジューラーサービスをウォームスタートで起動させたときに,実行中であったジョブまたはジョブネットの終了メッセージ,および終了イベントの出力有無を選択できます。設定手順を次に示します。

  1. JP1/AJS2のサービスを停止する。
    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

  2. ajsshmdelコマンドを実行して,共有メモリー情報を削除する。
    ajsshmdelコマンドのパスは,「/opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel」です。
    (例)shの場合
    /opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel >/dev/null 2>&1
    (例)cshの場合
    /opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel >&/dev/null
  3. viなどのエディターで次に示す内容を記述した設定ファイルを作成する。

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]
    "WARMSTARTMSG"="設定値"

    {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
    「設定値」には,次のどちらかを指定します。
    • yes
      終了メッセージ,および終了イベントを出力します。
    • no
      終了メッセージ,および終了イベントを出力しません。
    デフォルトは「no」です。
    設定ファイルのファイル名は任意です。
  4. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  5. JP1/AJS2サービスを再起動する。
    設定ファイルの内容が構成定義に反映されます。