14.7.6 スケジューラートレースログファイルの名称変更
スケジューラーサービスのトレースログファイル名のデフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog」です。このファイル名を任意のファイル名に変更できます。
ファイル名の変更手順を次に示します。
- JP1/AJS2のサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
- viなどのエディターで次に示す内容を記述した設定ファイルを作成する。
[JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER]
TRACELOGFILE="ファイル名"
「ファイル名」には,スケジューラーサービスのトレースログファイルの名称をフルパスで,かつ255バイト以内で指定します。
物理ホストおよびすべての論理ホストのスケジューラートレース情報が,ここで指定したファイルに記録されます。トレース情報を確実に記録できるように,必ずローカルディスク上のファイル名として指定してください。
なお,ファイルは,トレース情報が出力されたときに新規作成されます。したがって,既存のファイル名は指定しないでください。
設定ファイルのファイル名は任意です。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS2を再起動する。
設定ファイルの内容が構成定義に反映されます。