この項では,JP1/AJS2 - Managerのセットアップについて説明します。JP1/AJS2 - Managerのセットアップには,スーパーユーザーの実行権限が必要です。
JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS2 - Managerをセットアップします。JP1/AJS2を起動するユーザーのumaskには,JP1/AJS2のコマンドを実行するすべてのユーザーから参照・更新できるumaskを設定してください。
なお,ここでは,JP1/AJS2を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。
設定または変更したい内容 | 参照個所 |
---|---|
スケジューラーサービス環境の設定手順および設定内容 | 14.1節 |
ジョブ実行環境の設定手順および設定内容 | 14.2節 |
イベント起動の設定手順および設定内容 | 14.3節 |
キューレスジョブ実行環境の設定 | 14.4節 |
JP1/AJS2 Console環境の設定手順および設定内容 | 14.5節 |
スケジューラーサービスの多重起動の設定 | 14.7.1 |
JP1/AJS2サービスの自動起動および自動終了の設定 | 14.7.2 |
ISAMファイル自動再編成機能の設定 | 14.7.3 |
JP1/AJS2 - Managerの運用方法をサブミットジョブの登録や操作に限定するときの設定 | 14.7.7 |
実行登録中にルートジョブネットの下位定義を編集する場合に必要なサスペンド機能の設定変更 | 14.7.8 |
JP1/AJS2定義内容の事前チェック機能の設定 | 14.7.11 |
ジョブネットコネクタで異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御するための設定 | 14.7.12 |
スケジューラーデータベースに組み込みDBを使用する場合の設定 | 15章 |
ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する | 16.1節 |
転送元ファイルの検索パスを定義する | 16.2節 |
JP1ユーザー仮定機能 | 16.3節 |
エージェントのパイプ通信タイムアウト値の変更 | 16.4節 |
ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値の設定 | 16.5節 |
イベントジョブのログサイズ設定の変更 | 16.6節 |
イベント順序保証オプションの設定 | 16.7節 |
ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプションの設定 | 16.8節 |
「"(ダブルクォーテーションマーク)」を含むデータをイベントジョブの引き継ぎ情報に使用するための設定 | 16.9節 |
ファイル受信制限をするための設定 | 16.13節 |
ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更 | 16.15節 |
ジョブ結果ファイルの二重受信防止の設定 | 16.16節 |
TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更 | 16.17節 |
ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定 | 16.18節 |
マクロ変数の展開失敗時の動作の設定 | 16.19節 |
マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定 | 16.20節 |
ラージファイル(2ギガバイト以上のファイル)を監視するための設定 | 16.21節 |
JP1/AJS2のサービスが停止してもイベントジョブの実行を継続させる設定 | 16.30 |
ログ情報の採取 | 17章 |
クラスタシステムのセットアップ | 18章 |
(1) セットアップの手順
JP1/AJS2 - Managerのセットアップの手順を次に示します。
なお,新規で07-00以降のJP1/BaseとJP1/AJS2 - Managerをインストールした場合,手順1のjp1ajs2_setupコマンドは自動的に実行されるので,手順2からセットアップを実施してください。インストール時のセットアップ処理で問題が発生した場合だけ,補助的にjp1ajs2_setupコマンドを使用して,セットアップしてください。
Service(サービス名称) port ポート番号/tcp already used.
これでセットアップは終了です。