(1) JP1/AJS2の運用監視
クラスタ運用時,JP1/AJS2の起動状態をクラスタソフトで監視する場合は,JP1/AJS2のサービス名をクラスタソフトのリソースに登録してください。
(2) スケジューラーサービスのデータベースに組み込みDBを使用している場合
組み込みDBサービスで回復できない障害が発生して組み込みDBサービスが停止状態となった場合に,JP1/AJS2のサービスを停止させることで障害を検知するには,次の環境設定を行う必要があります。
設定の詳細については,「4.1 スケジューラーサービス環境の設定」を参照してください。また,上記は環境設定パラメーターでも設定できます。次の環境設定パラメーターを該当するスケジューラーサービスに設定してください。
環境設定パラメーター | 値 | 説明 |
---|---|---|
RDBCHECKINTERVAL | 300 | 組み込みDBサービスとの接続確認を行い,切断を検知したときにスケジューラーサービスを自動的に停止させます。 |
AUTORESTARTCOUNT | 0 | スケジューラーサービスを構成するプロセスが異常終了した場合に,異常終了したプロセスを自動的に再起動する回数です。 ただし,異常要因は組み込みDBの障害に限らないため,ほかの障害時の回復運用に合わせて指定してください。 |
MASTERDABEND | yes | スケジューラーサービスの異常時に,スケジューラーサービス全体を異常終了させます。 スケジューラーサービスを多重起動している場合は,すべてのスケジューラーサービスを停止します。 |
環境設定パラメーターの詳細については,「14.1.3 スケジューラーサービス環境設定パラメーターの定義内容」を参照してください。
スケジューラーサービス環境の設定については,「14.1.1 スケジューラーサービス環境の設定手順」および「9.4.3 共通定義情報変更時の作業」を参照してください。