7.12 ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプションの設定

ファイル監視ジョブが監視対象ファイルを監視している間の情報を随時退避しておき,JP1/AJS2サービスが一時的に停止した場合でもジョブの状態を引き継ぐことができます。

なお,監視状態を引き継ぐには,ファイル監視ジョブが継続して動作している必要があります。ファイル監視ジョブが継続して動作するか,終了するかによって監視状態が引き継がれるかどうかが異なります。

監視状態が引き継がれる条件については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.3.2 ファイル監視ジョブの注意事項」を参照してください。

ファイル監視ジョブの状態を引き継ぐ機能は,デフォルトでは無効になっていますが,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に有効になります。オプションを変更する手順を次に示します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]-[JP1_Automatic Job Management System 2 - Manager]または[JP1_Automatic Job Management System 2 - Agent]-[環境設定]を選択する。
    [マネージャー環境設定]または[エージェント環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [マネージャー環境設定]または[エージェント環境設定]ダイアログボックスの[イベント起動]タブにある,[ファイル監視ジョブの情報の引継ぎ]のラジオボタンを変更する。
  3. [適用]ボタンをクリックする。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
  5. JP1/AJS2を再起動する。
    変更した構成定義の内容が反映されます。