14.7.8 サスペンド機能の設定

実行登録中にルートジョブネットの下位定義を編集する場合,対象のルートジョブネットをサスペンドするため,サスペンド機能を有効にしておく必要があります。

JP1/AJS2のサスペンド機能は,初期状態では無効になっているため,ajssetupコマンドで有効にしてください。

サスペンド機能を有効にする手順を次に示します。

  1. JP1/AJS2のサービスを停止する。
    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

  2. 次のコマンドを実行して,サスペンド機能を使用するための環境を設定する。

    ajssetup -F スケジューラーサービス名 -m

    ajssetupコマンドの文法および注意事項については,「20. セットアップ時に使用するコマンド ajssetup」を参照してください。
  3. JP1/AJS2サービスを再起動する。

実行登録中のルートジョブネットの下位定義変更の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 解説 10.2.14 ジョブネットの実行登録を解除しないでジョブネットやジョブの定義を変更する」を参照してください。