次に示すWindows版トレースログファイルの拡張手順を説明します。
(1) JP1/AJS2のトレースログファイルの拡張
JP1/AJS2のトレースログファイルは,初期状態では次のように設定されています。
トレースログファイルの容量は,ジョブネットの構造やJP1/AJS2 - Viewの接続数,操作内容によって大きく異なるため,必要に応じてトレースログファイルのサイズを拡張する必要があります。
トレースログファイルの適切な容量を見積もる方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 4.4.2 トレースログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
トレースログファイルのサイズを拡張する手順を次に示します。
ajstrsetsz -s 適切なトレースログファイル容量
(2) JP1/AJS2 Consoleのトレースログファイルの拡張
JP1/AJS2 Consoleのトレースログファイルの拡張は,JP1/AJS2 Console ManagerとJP1/AJS2 Console Agentではそれぞれ設定が必要です。JP1/AJS2 Consoleのトレースログファイルは,初期状態では次のように設計されています。
必要となるトレースログファイルの容量は,業務の監視状況などによって大きく異なります。必要に応じて,トレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。
トレースログファイルの適切な容量を見積もる方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 4.4.8 JP1/AJS2 Consoleのトレースログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
トレースログファイルのサイズを拡張する手順を次に示します。
(a) JP1/AJS2 Console Managerの場合
ajscmtrsetsz -s 適切なトレースログファイル容量
(b) JP1/AJS2 Console Agentの場合
ajscatrsetsz -s 適切なトレースログファイル容量
(3) キューレストレースログファイルの拡張
キューレストレースログファイルは,初期状態では次のように設計されています。
必要となるキューレストレースログファイルの容量は,ジョブのファイル転送の有無やエラー出力結果の有無によって大きく異なります。必要に応じてトレースログファイルの適切な容量を見積もり,拡張してください。
トレースログファイルの適切な容量を見積もる方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 4.4.6 キューレストレースログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
トレースログファイルのサイズを拡張する手順を次に示します。
ajsqltrsetsz -s 適切なトレースログファイル容量
(4) キューレスジョブ実行内部ログファイルの拡張
キューレスジョブ実行内部ログファイルは,初期状態では次のように設定されています。
必要となるキューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズは,実行するキューレスジョブの個数,およびキューレスジョブ実行時のファイル転送の有無などによって大きく異なります。必要に応じて,キューレスジョブ実行内部ログファイルの適切なサイズを見積もり,拡張してください。
キューレスジョブ実行内部ログファイルの適切なサイズを見積もる方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 4.4.7 キューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。また,キューレスジョブ実行内部ログファイルのサイズを拡張する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsqlexecsetsz」を参照してください。