15.4.3 組み込みDBへの移行

待機系での作業は実行系での移行作業とは異なり,ajsembdbsetupコマンドを実行する必要はありませんが,実行系と待機系で共通定義情報の設定内容を合わせる必要があります。

共通定義情報の設定手順を次に示します。

  1. 実行系で組み込みDBのセットアップを実施する。
  2. 手順1の作業完了後,実行系でjbsgetcnfコマンドを実行して共通定義情報をファイルに退避する。
    実行するコマンドを次に示します。

    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 退避ファイル名

  3. 手順2で作成したファイルを待機系にコピーする。
  4. 手順3の作業完了後,待機系でjbssetcnfコマンドを実行して共通定義情報を設定する。
    実行するコマンドを次に示します。

    jbssetcnf 退避ファイル名

以上で待機系での移行作業は完了です。

実行系でのセットアップについては,「15.3.3 組み込みDBへの移行」または「15.3.4 複数スケジューラーデータベースの組み込みDBへの移行」を参照してください。

jbsgetcnfコマンドおよびjbssetcnfコマンドについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。