4.5.2 エージェント環境の設定
その他のオプションを設定する場合に,[エージェント環境設定]ダイアログボックスで定義する項目および環境設定パラメーターでの設定方法を説明します。
各項目の推奨値と設定が有効になる時期については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 5.4.6 その他のオプションに関する環境設定について検討する」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) その他のオプションを定義する
- (2) 環境設定パラメーターで定義する
(1) その他のオプションを定義する
その他のオプションの情報は,[エージェント環境設定]ダイアログボックスの[その他のオプション]タブで定義してください。
エージェント環境で設定する[その他のオプション]タブを次に示します。
図4-15 [その他のオプション]タブ([エージェント環境設定]ダイアログボックス)
![[図データ]](figure/zui04140.gif)
項目の定義内容を説明します。
- ラージファイル対応
- ファイル監視ジョブでラージファイルに対応するかどうかを次のどちらかから選択します。
- [する]
ファイル監視ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルを監視できます。
- [しない]
ファイル監視ジョブでサイズが2ギガバイト以上のファイルを監視できません。[しない]を指定して2ギガバイト以上のファイルを監視対象にした場合,ファイル変更の誤検知などの不正な動作をするおそれがあります。このため,監視対象ファイルには2ギガバイト以上のファイルを指定しないでください。
- デフォルトは[しない]です。
- 補足事項
- 判定ジョブはマネージャーホストで実行するため,[エージェント環境設定]ダイアログボックスの値で影響を受けることはありません。
(2) 環境設定パラメーターで定義する
その他のオプションの設定は,環境設定パラメーターを設定して定義することもできます。
(a) 設定手順
- Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。
- メモ帳などのテキストエディターで,「(b) 環境設定パラメーター」を記述した設定ファイルを作成する。
設定ファイルのファイル名は任意です。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ¥bin¥jbssetcnf」です。
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS2サービスを再起動する。
設定ファイルに記述した内容が反映されます。
(b) 環境設定パラメーター
その他のオプションで設定できる環境設定パラメーターの一覧を次の表に示します。なお,環境設定パラメーターの詳細については,「14.6(2) 共通情報環境設定ファイルの環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
表4-11 環境設定パラメーター一覧(Windows)
定義キー | 環境設定パラメーター | 定義内容 |
---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJS2COMMON]※ | "LARGEFILEUSE"= | ラージファイル対応の動作 |
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。