14.1.1 スケジューラーサービス環境の設定手順

この項では,構成定義ファイルの内容(環境設定パラメーターの定義内容)を変更する手順を説明します。

なお,スケジューラーサービス環境設定ファイル(Schedule.conf)の内容については,「14.1.2 スケジューラーサービス環境設定ファイルの環境設定パラメーター一覧」または「14.1.3 スケジューラーサービス環境設定パラメーターの定義内容」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 初期状態の構成定義情報を変更する場合の手順
(2) 設定済みの構成定義情報を利用して変更する場合の手順

(1) 初期状態の構成定義情報を変更する場合の手順

構成定義ファイルは,初期状態では推奨値で定義されています。初期状態の登録情報の変更手順を次に示します。

  1. 次のファイルをエディターで開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/conf/Schedule.conf

  2. 構成定義パラメーターを変更し,保存する。
  3. 次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    設定ファイルの内容が構成定義に反映されます。

(2) 設定済みの構成定義情報を利用して変更する場合の手順

定義情報ファイルは,現在設定されている登録情報から作成することもできます。現在設定されている登録情報の変更手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行する。

    jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] > 退避ファイル名

    jbsgetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbsgetcnf」です。
    jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    現在設定されている定義情報が退避ファイルに退避されます。
  2. 手順1で取得した退避ファイルをviなどのエディターで開く。
  3. 構成定義パラメーターを変更または追加し,保存する。
  4. 次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 退避ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    変更した退避ファイルの内容が登録されます。