14.7.5 ネストジョブネット定義パラメーター出力時のスケジュールルールの出力方法の変更

スケジュールルールを有効にして上位ジョブネットのスケジュールに依存しないようにするのか,またはスケジュールルールを削除して上位ジョブネットのスケジュールに依存するようにするのかを指定できます。

このオプションは,スケジュールルールを持ったルートジョブネットをネストジョブネットにコピーして作成したジョブネットに対して,ajsprint,ajsbackup,ajsexportコマンドの実行,およびJP1/AJS2 - Viewで「退避」を行った場合に有効です。

  1. JP1/AJS2のサービスを停止する。
    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

  2. viなどのエディターで次に示す内容を記述した設定ファイルを作成する。

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]
    AJSPRINTNETSCHPRF="設定値"

    {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
    設定値」には,次のどちらかを指定します。
    • yes
      スケジュールルールを有効にして,上位ジョブネットのスケジュールに依存しない。
    • no
      スケジュールルールを削除して,上位ジョブネットのスケジュールに依存する。
    デフォルトは「yes」です。
    この項目は,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「no」が設定されます。
    設定ファイルのファイル名は任意です。
  3. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  4. JP1/AJS2を再起動する。
    変更した構成定義の内容が反映されます。