ajsembdbidlist

形式

ajsembdbidlist

機能

構成定義に登録されている,組み込みDBを操作するコマンドに必要な情報を表示します。

表示される情報は次のとおりです。

なお,このコマンドは,JP1/AJS2および組み込みDBの稼働状態に関係なく実行できます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥tools¥
UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/tools/

表示形式

次の形式で構成定義に登録されている情報を表示します。

表示する情報は次のとおりです。

[図データ]

  1. タイトルおよびコマンド実行日付を表示します。
  2. 構成定義に登録されているセットアップ識別子,および組み込みDB運用ディレクトリを表示します。各項目は空白1文字で区切られます。
  3. 論理ホスト名を表示します。なお,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」と表示します。
  4. 構成定義に登録されているスケジューラーサービス名,セットアップ識別子,および組み込みDB運用ディレクトリを表示します。各項目は空白1文字で区切られます。
  5. 表示内容の終了を示します。

表示例

_JA0~_JA2までは,それぞれAJSROOT1,AJSROOT2,ROOT3でajsembdbsetupコマンドまで完了(ISAMからの移行完了)し,_JA3は,ajsembdbbuildコマンドまで(DB環境の構築まで)完了している場合の表示例を次に示します。

*** Embeddb setup-id list 2006/04/18 08:15:00
_JA0 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA0
_JA1 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA1
_JA2 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA2
_JA3 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA3

Host-Name:JP1_DEFAULT
AJSROOT1 _JA0 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA0

Host-Name:LHOST1
AJSROOT2 _JA1 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA1
ROOT3 _JA2 C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_e_JA2
--

注意事項

Windows Server 2008のマシンでこのコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。

戻り値

0正常終了。登録情報を表示しました(表示すべき情報がない場合も含みます)。
4異常終了。オプション不正。
8異常終了。構成定義の読み込みに失敗。

エラー発生時の対処

このコマンドの実行時に発生するエラーとその対処方法を次に示します。

メッセージID・メッセージ原因対処方法
KAVS2116-E There is an error in the specified option. Illegal option(オプション) exists.指定したオプションに誤りがあります。不正なオプションが指定されています。オプションを確認して再度実行してください。
KAVS0903-E System error occurred. : Get Conf NG構成定義の読み込みに失敗しました。コマンド実行権限を確認して再度実行してください。再度実行しても発生する場合は,システム管理者に連絡してください。