14.3.1 イベントジョブ起動に関する環境の設定手順
イベントジョブ起動に関する環境のセットアップに使用する構成定義ファイル(イベント・アクション定義ファイル(EVAction.conf))には,環境設定に必要な情報が定義されています。情報を変更したい場合は,構成定義ファイルの内容(環境設定パラメーターの定義内容)を書き換えてください。
この項では,構成定義ファイルの内容(環境設定パラメーターの定義内容)を変更する手順を説明します。
なお,イベント・アクション定義ファイル(EVAction.conf)の内容については,「14.3.2 マネージャー環境(JP1/AJS2 - Manager)で設定する内容」または「14.3.3 エージェント環境(JP1/AJS2 - Agent)で設定する内容」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 初期状態の構成定義情報を変更する場合の手順
- (2) 設定済みの構成定義情報を利用して変更する場合の手順
(1) 初期状態の構成定義情報を変更する場合の手順
構成定義ファイルは,初期状態では推奨値で定義されています。初期状態の登録情報の変更手順を次に示します。
- 次のファイルをエディターで開く。
/etc/opt/jp1ajs2/conf/EVAction.conf
- 必要に応じて,イベントジョブの起動に関する環境を変更する。
- 編集した構成定義ファイルを保存する。
- 次のコマンドを実行する。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
設定ファイルの内容が構成定義に反映されます。
(2) 設定済みの構成定義情報を利用して変更する場合の手順
定義情報ファイルは,現在設定されている登録情報から作成することもできます。現在設定されている登録情報の変更手順を次に示します。
- 次のコマンドを実行する。
jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] > 退避ファイル名
jbsgetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbsgetcnf」です。
jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
現在設定されている定義情報が退避ファイルに退避されます。
- 手順1で取得した退避ファイルをviなどのエディターで開く。
- 構成定義パラメーターを変更または追加し,保存する。
- 次のコマンドを実行する。
jbssetcnf 退避ファイル名
jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
変更した退避ファイルの内容が登録されます。