ajsqlsetup

形式

JP1/AJS2 - Managerの場合

ajsqlsetup
    [-h 論理ホスト名]
    [-F スケジューラーサービス名]
    [-nc]
    [[-m][-a]]|[-r]|[-u]

JP1/AJS2 - Agentの場合

ajsqlsetup
    [-h 論理ホスト名]
    [-a]|[-u]

機能

キューレスジョブ実行環境をセットアップします。このコマンドによって設定される情報を次に示します。

サービスの登録
キューレスジョブの実行で使用する次のサービスを登録します。

サービスJP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2 - Agent
キューレスエージェントサービス※1※1
キューレスファイル転送サービス※2

サービスの依存関係の設定
JP1/AJS2サービスと,キューレスエージェントサービスまたはキューレスファイル転送サービスとの依存関係を設定します。

JP1/AJS2サービスが依存するサービスJP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2 - Agent
キューレスエージェントサービス※3
キューレスファイル転送サービス※2

通信ポートの設定
キューレスジョブの実行で使用する次の通信ポートをservicesファイルに登録します。

通信ポート(サービス名:ポート番号)JP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2 - Agent
キューレスジョブの実行(jp1ajs2qlagt:20300)
キューレスファイルの転送(jp1ajs2qlftp:20301)

構成定義情報の設定
キューレスジョブ実行で使用する構成定義情報の設定をします。

設定情報JP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2 - Agent
定義キー環境設定
パラメーター
[JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER]"QLMANCHARCODE"=UTF-8※4
[JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]
または
[論理ホスト名¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]
"QLJOBUSE"dword:00000001※2
"QUEUELESSMULTIREQ"dword:00000001※2
[JP1_DEFAULT¥JP1QLAGENT]
  • Windowsの場合
    "AJSQL_JOBMAX"=dword:00000005
  • UNIXの場合
    "AJSQL_JOBMAX"=dword:00000400
※1※1
  • Windowsの場合
    "AJSQL_JOBWAITMAX"=dword:00000800
  • UNIXの場合
    "AJSQL_JOBWAITMAX"=dword:00000000
※1※1
  • Windows
    "AJSQL_TRACELOGFILE"=JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥log¥tracelog.ql
  • UNIX
    "AJSQL_TRACELOGFILE"=/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog.ql
※1※1
[JP1_DEFAULT¥JP1QLAGENT]
または
[論理ホスト名¥JP1QLAGENT]
物理ホストの場合
  • Windows
    "AJSQL_LOGFILE"=JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥log
  • UNIX
    "AJSQL_LOGFILE"=/var/opt/jp1ajs2/log

論理ホストの場合
  • Windows
    "AJSQL_LOGFILE"=共有ディレクトリ¥log
  • UNIX
    "AJSQL_LOGFILE"=共有ディレクトリ/log
※1※1
"AJSQL_LOGSIZE"=dword:00002000※1※1
物理ホストの場合
  • Windows
    "AJSQL_STATFILE"=JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥log¥ajsqlstat.dat
  • UNIX
    "AJSQL_STATFILE" =/var/opt/jp1ajs2/log/ajsqlstat.dat

論理ホストの場合
  • Windows
    "AJSQL_STATFILE"=共有ディレクトリ¥log¥ajsqlstat.dat
  • UNIX
    "AJSQL_STATFILE"=共有ディレクトリ/log/ajsqlstat.dat
※1※1
"AJSQL_STATSIZE"=dword:00000800※1※1

ジョブID管理ファイルの作成
キューレスジョブ実行で,キューレスジョブに付加するジョブIDを管理するファイルを作成します。

ファイル名JP1/AJS2 - ManagerJP1/AJS2 - Agent
  • Windows
    スケジューラーサービスのDBディレクトリ¥AJSQLJID.dat
  • UNIX
    スケジューラーサービスのDBディレクトリ/AJSQLJID.dat
※2
(凡例)
○:設定できる。
-:設定できない。
注※1
JP1/AJS2 - Manager上またはJP1/AJS2 - Agent上でエージェント機能を使用する場合,-aオプションを指定したときだけ設定されます。
注※2
JP1/AJS2 - Manager上でマネージャー機能を使用する場合,-mオプションを指定したときだけ設定されます。
注※3
JP1/AJS2 - Manager上でエージェント機能を使用する場合,-aオプションを指定したときだけ設定されます。
注※4
Linux版のJP1/AJS2 - Manager上でマネージャー機能を使用する場合,-mオプションを指定したときだけ設定されます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ¥bin¥
JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ¥bin¥
UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタ環境で使用する場合,セットアップする論理ホスト名(JP1/Baseで設定した論理ホスト名)を指定します。

省略した場合,物理ホストが仮定されます。ただし,環境変数JP1_HOSTNAMEが指定されている場合は,その値が仮定されます。

物理ホストを明示的に指定する場合は,オプションに「JP1_DEFAULT」を指定してください。

このオプションは,-m,-a,-rオプションを指定したときに有効です。

-F スケジューラーサービス名

セットアップする対象のスケジューラーサービス名を指定します。

このオプションは,JP1/AJS2 - Managerの場合だけ指定できます。JP1/AJS2 - Agentでは指定できません。

省略した場合,デフォルトスケジューラーサービスが仮定されます。ただし,環境変数AJSCONFが指定されている場合は,その値が仮定されます。

このオプションは,-m,-rオプションを指定したときに有効です。

-nc

共有ディスク上で,ジョブID管理ファイルの作成およびファイルの有無のチェックを行いません。クラスタ環境の待機系セットアップ時にだけ指定してください。-mオプション指定時に有効なオプションです。

-m

キューレスジョブのマネージャー機能をセットアップします。

このオプションは,JP1/AJS2 - Managerの場合だけ指定できます。JP1/AJS2 - Agentでは指定できません。

このオプションは-r,-uオプションと同時には指定できません。

-a

キューレスジョブのエージェント機能をセットアップします。

このオプションは-r,-uオプションと同時には指定できません。

-r

JP1/AJS2サービスを停止し,-Fオプションまたは環境変数AJSCONFに指定したスケジューラーサービスに対するキューレスジョブのマネージャー機能を無効にします。マネージャー機能を無効にしたスケジューラーサービスからは,キューレスジョブを送信できません。

このオプションは,JP1/AJS2 - Managerの場合だけ指定できます。JP1/AJS2 - Agentでは指定できません。

このオプションは-m,-a,-uオプションと同時には指定できません。

-u

JP1/AJS2サービスを停止し,JP1/AJS2サービスからキューレスジョブ実行環境の設定を削除します。

Windowsの場合,Windowsの[管理ツール]のサービス一覧からキューレスエージェントサービス(JP1/AJS2 Queueless Agent)およびキューレスファイル転送サービス(JP1/AJS2 Queueless File Transfer)を削除します。

このオプションは-r,-m,-aオプションと同時には指定できません。

注意事項

(例)
jbssetcnf ajs2_0750.conf

 

戻り値

0正常終了。
0以外の値異常終了。