jpqregguestuser

形式

jpqregguestuser
    [-lh 論理ホスト名] [{-lu ユーザー名|-d}]

機能

JP1ユーザー仮定機能を使用する場合,指定したJP1/AJS2ホストの環境設定に,JP1仮定ユーザーを一つだけ登録します。また,登録したJP1仮定ユーザー情報を表示します。

なお,このコマンドで設定した内容を反映させるには,コマンド実行後にJP1/AJS2の再起動が必要です。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

引数

-lh 論理ホスト名

JP1仮定ユーザー情報を登録する,JP1/AJS2ホストの論理ホスト名として,マネージャーホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

省略した場合,自ホスト名が仮定されます。

-lu ユーザー名

仮定するJP1ユーザーのユーザー名を小文字で指定します。

指定できる文字数は,1~31(単位:バイト)です。

省略した場合,JP1仮定ユーザー情報に登録しません。このとき,すでにJP1ユーザーが仮定されている場合は,標準出力ファイルにメッセージ(現在登録済みのJP1仮定ユーザー名)を出力します。

なお,新しく仮定しようとするJP1ユーザーのユーザー名と,すでに仮定しているJP1ユーザーのユーザー名が同一になる場合は,新しく仮定しようとするJP1ユーザーの情報が上書きされます。

-d

登録済みのJP1仮定ユーザー情報を削除します。

このオプションを指定すると,JP1ユーザー仮定機能は使用できません。

注意事項

戻り値

0正常終了。
1引数の指定が不適切である。
140このコマンドを実行する権限がない。
145メモリー不足が発生した。
147内部的要因エラーが発生した。
160登録されていないJP1仮定ユーザー情報を削除しようとしている。
172JP1仮定ユーザー登録状態が不正である。

補足事項

このコマンドの実行によってJP1ユーザーを仮定できるのは,JP1/AJS2のジョブ実行制御で提供しているコマンドです。

JP1ユーザーとしてあらかじめ仮定したユーザーを登録しておくことで,OSユーザーがJP1ユーザーとして登録されていないユーザーであっても,仮定したJP1ユーザーの権限を使用してJP1/AJS2の操作ができます。なお,実行するOSユーザーがJP1ユーザーとして登録されている場合は,そのJP1ユーザーを使用します。