14.1.3 スケジューラーサービス環境設定パラメーターの定義内容
環境設定パラメーターの定義内容の詳細を次に示します。
環境設定パラメーターの「デフォルト」は,環境設定パラメーターを省略した場合の仮定値です。
なお,詳細の記載がないパラメーターは保守用のパラメーターです。値は変更しないでください。
- "MAXSESSION"=dword:最大同時セション数
- JP1/AJS2 - Viewの最大接続数を16進数で指定します。
- 0~80(10進数で0~128)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000032」(10進数で50)です。
- ここで指定した数を超えてJP1/AJS2 - Viewから接続しようとした場合,接続できなくなります。
- "IPC_TIMEOUT"=dword:通信タイムアウト時間
- 他ホストとの通信時に,接続元が通信できるまでどのくらい待つか(タイムアウト時間)を16進数で指定します。
- マシン間のネットワークが高速で,マシン未起動のエラーをすぐに検知したい場合などにカスタマイズします。
- このパラメーターは,次の操作時に接続元マシンの設定値が利用されます。
- リモートジョブネットの実行開始,終了時
(要求元JP1/AJS2 - Manager ←→ 実行先JP1/AJS2 - Manager)
- ホストリンクジョブネットの実行登録,登録解除,および実行時
(JP1/AJS2 - Manager → JP1/AJS2 - Manager for MainFrame)
- ジョブ・ジョブネット操作コマンドのリモート実行
(要求元JP1/AJS2 - Manager → 実行先JP1/AJS2 - Manager)
- JP1/Cm2またはhp OpenViewのNNMからの「管理→JP1AJS2の管理→JP1AJS2の状態」メニュー実行
(NNM側JP1/AJS2 - Manager → 監視先JP1/AJS2 - Manager)
- 0~258(10進数で0~600)(単位:秒)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000000」です。
- ここで指定した時間を待っても通信できない場合は,エラーとなります。
- なお,「dword:00000000」を指定した場合は,OSのタイムアウト時間に依存して制御されます。
- "IPC_LOCALTIMEOUT"=dword:ローカル通信タイムアウト時間
- JP1/AJS2のスケジューラーサービス関連のプロセス間通信時に,接続元が通信できるまでどのくらい待つか(タイムアウト時間)を16進数で指定します。内部処理用のパラメーターのため,標準設定のまま使用してください。
- 0~3C(10進数で0~60)(単位:秒)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000000」です。
- ここで指定した時間を待っても通信できない場合は,エラーとなります。
- なお,「dword:00000000」を指定した場合は,OSのタイムアウト時間に依存して制御されます。
- "IPCRETRYINTERVAL"=dword:リトライ間隔
- 通信エラー時のリトライ間隔を16進数で指定します。
- 0~A(10進数で0~10)(単位:秒)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000001」(10進数で1)です。
- リトライが発生するごとに,ここで指定した値分が加算されます。
- "IPCRETRYCOUNT"=dword:リトライ回数
- 通信エラー時のリトライ回数を16進数で指定します。
- 0~64(10進数で0~100)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000003」(10進数で3)です。
- スケジューラーサービスのプロセス間通信が集中した場合に,一時的に通信エラーが発生する場合があります。同時に多数のスケジューラーサービスを起動したり,同時に多量のJP1/AJS2コマンドを実行したりする場合などに,デフォルト値より大きい値を指定してください。
- "DEFAULTSERVICENAME"="デフォルトスケジューラーサービス名"
- デフォルトとなるスケジューラーサービスの名称を30バイト以内で指定します。
- デフォルトは「AJSROOT1」です。
- コマンド実行時などで,対象となるスケジューラーサービス名が指定されていない場合は,ここで指定したスケジューラーサービスを対象として処理されます。
- "REMNETSERVICENAME"="リモートジョブネットを実行するスケジューラーサービス名"
- リモートジョブネットを実行するスケジューラーサービスの名称を30バイト以内で指定します。この項目を設定しない場合は,リモートジョブネットの実行を他ホストから依頼されても,実行できません。
- "AUTORESTARTCOUNT"=dword:スケジューラーサービスの再起動回数
- スケジューラーサービスを構成するプロセスが異常終了した場合に,異常終了したプロセスを自動的に再起動する回数を16進数で指定します。
- 0~3(10進数で0~3)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000003」(10進数で3)です。
- 「dword:00000000」を指定した場合,スケジューラーサービスは再起動されません。「dword:00000001」を指定した場合,スケジューラーサービスは1回だけ再起動されます。
- "RESTARTCLRTIME"=dword:再起動回数をクリアーするまでの時間
- スケジューラーサービスを構成するプロセスが異常終了し,再起動された場合,再起動から再度停止するまでの時間が一定時間を超えたときには,正常動作できたものとみなし,再起動回数をクリアーします。正常動作とみなす稼働時間を16進数で指定します。
- B4~15180(10進数で180~86,400)(単位:秒)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:000000B4」(10進数で180)です。
- "MASTERDABEND"="{yes|no}"
- 一つのスケジューラーサービスが異常終了した場合に,すべてのスケジューラーサービスを停止し,ajsmasterdプロセスを異常終了させるかどうかを指定します。
- yes
- すべてのスケジューラーサービスが終了し,ajsmasterdプロセスが異常終了します。
- この場合,ajsstartコマンドでスケジューラーサービスを再起動できません。JP1/AJS2サービスを再起動して,スケジューラーサービスを起動してください。
- no
- スケジューラーサービス全体は終了しません。
- この場合,ajsstartコマンドでスケジューラーサービスを再起動できます。
- デフォルトは「no」です。
- jajs_spmdコマンドに-HAオプションを指定して起動したJP1/AJS2サービスに含まれるスケジューラーサービスが異常終了した場合,次の動作になります。
- 「yes」を指定した場合,jajs_spmdコマンドに-HAオプションを指定して起動したJP1/AJS2サービスは終了します。
- 「no」を指定した場合,jajs_spmdコマンドに-HAオプションを指定して起動したJP1/AJS2サービスは終了しません。
- なお,「yes」を指定した場合でも,環境設定パラメーターAUTORESTARTCOUNTで指定した回数の再起動を行います。指定した再起動回数に達したあとに異常終了した場合,すべてのスケジューラーサービスは終了します。
- "TRACELOGFILE"="スケジューラートレースログファイルの名称"
- スケジューラーサービスのトレース情報を出力するファイル名を指定します。
- このパラメーターを省略した場合,トレース情報は出力されません。このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog」が設定されます。
- このファイル名を任意のファイル名に変更したい場合は,ファイルの名称をフルパスで,かつ255バイト以内で指定してください。
- 物理ホストおよびすべての論理ホストのスケジューラートレース情報が,ここで指定したファイルに記録されます。トレース情報を確実に記録できるように,必ずローカルディスク上のファイル名として指定してください。
- なお,ファイルは,トレース情報が出力されたときに新規作成されます。したがって,既存のファイル名は指定しないでください。
- "EVENTRETRY"="{yes|no}"
- イベントサービスへの接続でエラーが発生した場合に,イベントサービスへの再接続を行うかどうかを指定します。
- yes
- 次回のイベント出力時に,イベントサービスへの再接続を行います。
- イベントサービスへの再接続に成功すると,JP1イベントを出力します。ただし,エラー発生時のJP1イベントについては,イベントサービスへの再接続を行わないため,出力しません(エラー発生時のイベントはJP1イベントとして登録されません)。
- 「yes」を指定すると,イベントサービスへの再接続に成功するまでの間,イベント出力ごとにイベントサービスへの接続を試みるため,「no」を指定したときと比べて,ジョブの実行性能が低下するおそれがあります。性能よりもイベントサービスへの再接続を優先させたい場合に「yes」を指定してください。
- また,「yes」を指定すると,イベントサービスへの接続エラーが発生するたびにエラーメッセージ(KAVS0863-E)が出力されます。イベントサービスへの接続が長時間回復しないと,大量にログメッセージが出力されることになります。
- no
- イベントサービス接続エラーが発生したあとは,JP1イベントを出力しません。
- JP1/AJS2サービス再起動時に,イベントサービスへの再接続を行います。
- デフォルトは「no」です。
- "VRSHIFT_IMMINT"="{V5|V6}"
- スケジューラーサービスがジョブの実行を抑止している間に,ルートジョブネットを中断,または強制終了したとき,ジョブネットの状態をすぐに変化させるかどうかを(ジョブネットを即時停止するかどうかを)指定します。
- V5
- ジョブネットの状態をすぐに変化させます。
- V6
- ジョブの実行抑止解除後に,ジョブネットの状態を変化させます。
- デフォルトは「V5」です。
- "VRSHIFT_INTRERUN"="{V5|V6}"
- 中断状態となったネストジョブネットの後続ユニットを再実行するかどうかを指定します。
- 中断状態となったネストジョブネット配下には,未実行終了のユニットがあります。これらの未実行終了のユニットを実行しないで,中断状態となったネストジョブネットの後続ユニットの実行を優先したい場合は「V5」を指定してください。
- なお,このパラメーターは,再実行するユニットの先行に中断状態のネストジョブネットがある場合に有効になります。
- 再実行するユニットの先行に中断状態のネストジョブネットがなく,異常終了状態のネストジョブネットがある場合は,このパラメーターの設定にかかわらず再実行できます。
- V5
- 中断状態となったネストジョブネットの後続ユニットを再実行します。
- V6
- 中断状態となったネストジョブネットの後続ユニットを再実行しません。
- デフォルトは「V6」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「V5」が設定されます。
- "AJSINETDLOGSIZE"=dword:JP1/AJS2 Monitorサービスの内部ログサイズ
- JP1/AJS2 Monitorサービスの内部ログのサイズを16進数で指定します。
- 00000000,00000004~001E8480(10進数で0,4~2,000,000)(単位:キロバイト)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000080」(10進数で128)です。
- 「dword:00000000」を指定した場合,ログファイルは作成されません。
- なお,このパラメーターが設定されていない場合は「dword:00000080」を,設定値に誤りがある場合は,「dword:00000000」を仮定して動作します。
- "MONLOG"="{none|all}"
- JP1/AJS2 - ViewおよびJP1/AJS2 - Scenario Operationからスケジューラーサービスへの接続開始・終了メッセージをスケジューラーログに出力するかどうかを指定します。
- none
- JP1/AJS2 - ViewおよびJP1/AJS2 - Scenario Operationからスケジューラーサービスへの接続開始・終了メッセージを出力しません。
- all
- JP1/AJS2 - ViewおよびJP1/AJS2 - Scenario Operationからスケジューラーサービスへの接続開始・終了メッセージを出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "MONSYSLOG"="{none|all}"
- JP1/AJS2 Monitorサービスの開始・終了メッセージ,JP1/AJS2 Monitorサービスの受付処理開始・終了メッセージ,およびモニターサーバの起動・終了メッセージを次のログに出力するかどうかを指定します。
- Windowsの場合
Windowsイベントログおよび統合トレースログ
- UNIXの場合
syslogおよび統合トレースログ
- none
- JP1/AJS2 Monitorサービスおよびモニターサーバに関するメッセージを出力しません。
- all
- JP1/AJS2 Monitorサービスの開始メッセージ(KAVS0530-I),終了メッセージ(KAVS0531-I),JP1/AJS2 Monitorサービスの受付処理開始メッセージ(KAVS0532-I),受付処理終了メッセージ(KAVS0533-I),モニターサーバの起動メッセージ(KAVS0534-I),および終了メッセージ(KAVS0535-I)を出力します。
- デフォルトは「none」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「all」が設定されます。
- "AUTHLOG"="{none|all}"
- ユーザー認証に関するメッセージをスケジューラーログに出力するかどうかを指定します。
- none
- ユーザー認証に関するメッセージをスケジューラーログに出力しません。
- all
- ユーザー認証に関するメッセージをスケジューラーログに出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "AUTHSYSLOG"="{none|all}"
- ユーザー認証に関するメッセージを次のログに出力するかどうかを指定します。
- Windowsの場合
Windowsイベントログおよび統合トレースログ
- UNIXの場合
syslogおよび統合トレースログ
- none
- ユーザー認証に関するメッセージを出力しません。
- all
- ユーザー認証に関するメッセージを出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "AJSLOGOUTPUTYEAR"="{yes|no}"
- スケジューラーログの日付に「年」を出力するかどうかを設定します。
- yes
- 「年」を出力します。日付には「年月日」が表示されます。
- no
- 「年」を出力しません。日付には「月日」が表示されます。
- デフォルトは「no」です。
- "AJSLOGOUTPUTEXTEND"="{yes|no}"
- スケジューラーログに出力する,ユニットの実行ログや操作ログを出力する場合の出力形式を指定します。
- yes
- 「no」選択時に出力されるメッセージに,操作ユーザー種別などの詳細な情報を追加した形式で出力します。
- メッセージに追加される情報を次に示します。
- 操作ユーザー種別
- 要求元ホストIPアドレス
- 要求元識別情報
- コマンド操作のオプション
- ユニット名
- no
- 操作ユーザー種別などの詳細な情報がない形式で出力します。
- デフォルトは「no」です。
- このパラメーターを「yes」に設定することで,ユニットの実行や操作時にスケジューラーログに詳細な情報が出力され,操作の正当性を検証することができます。機能および追加される情報の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録F.1 JP1/AJS2での操作の正当性を検証するための機能」を参照してください。
- また,ログが出力される条件および出力されるときに追加される情報は,ログ種別によって異なります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録E.1 スケジューラーサービスが出力するログ」を参照してください。
- "LOGSIZE"=dword:スケジューラーログファイルのサイズ
- スケジューラーログファイルのサイズを16進数で指定します。
- 0~1E8480(10進数で0~2,000,000)(単位:キロバイト)の間で指定します。デフォルトは「dword:00000000」(10進数で0)です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「dword:00002800」(10進数で10,240)が設定されます。
- 「dword:00000000」を指定した場合,ログファイルは作成されません。
- JP1/AJS2 - Managerをエージェントとして使用するなどスケジューラーログが不要な場合は,「dword:00000000」を指定してスケジューラーログ出力プロセス(ajslogd)を起動しないようにしてください。
- スケジューラーログファイルのサイズの見積もり手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 4.4.1 スケジューラーログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
- "AJSLOGFILE1"="スケジューラーログファイル1の名称"
- ログファイルの名称を255バイト以内で指定します。
- ファイル名はフルパスで指定します。
- スケジューラーログファイルを使用する場合,このパラメーターは省略できません。このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「/var/opt/jp1ajs2/log/ajs-log1.log」が設定されます。
- スケジューラーログファイル2とは異なるファイル名を指定してください。
- このログファイルに指定したサイズ以上の情報が書き込まれると,それ以降はログファイル2に情報が書き込まれるようになります。
- 別の論理ホストに指定したファイル名と重複しない名称を指定してください。
- "AJSLOGFILE2"="スケジューラーログファイル2の名称"
- ログファイルの名称を255バイト以内で指定します。
- ファイル名はフルパスで指定します。
- スケジューラーログファイルを使用する場合,このパラメーターは省略できません。このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「/var/opt/jp1ajs2/log/ajs-log2.log」が設定されます。
- 別の論理ホストに指定したファイル名と重複しない名称を指定してください。
- "HIDEOTHERLHOST"="{yes|no}"
- 論理ホスト対応のJP1/AJS2サービスを構築している環境で,JP1/AJS2 - Viewからログインしたときに表示されるスケジューラーサービスの範囲を指定します。
- yes
- JP1/AJS2 - Viewからログインするときに指定したホスト名に対応するスケジューラーサービスだけを表示します。
- no
- ログインしたJP1ユーザーにマッピングされているOSユーザーが,root権限を持つ場合,ログインしたマシンに構築されている定義済みのスケジューラーサービスがすべて表示されます。
- それ以外のJP1ユーザーでログインした場合,ログインしたマシンに構築されている定義済みのスケジューラーサービスのうち,ログインしたホストと同一のユーザー認証圏に属するホストのスケジューラーサービスがすべて表示されます。
- ただし,ログインした論理ホスト以外のスケジューラーサービスがフェールオーバーして,ログインした物理ホスト上にない場合は,該当するスケジューラーサービスへアクセスしないようにしてください。
- デフォルトは「yes」です。
- "LOGDLOG"="{none|all}"
- スケジューラーログ出力プロセス(Windowsの場合:ajslogd.exe,UNIXの場合:ajslogd)の起動・停止のメッセージをスケジューラーログに出力するかどうかを設定します。
- none
- スケジューラーログ出力プロセスの起動・停止のメッセージを出力しません。
- all
- スケジューラーログ出力プロセスの起動・停止のメッセージを出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "LOGDSYSLOG"="{none|all}"
- スケジューラーログ出力プロセス(Windowsの場合:ajslogd.exe,UNIXの場合:ajslogd)の起動・停止のメッセージを次のログに出力するかどうかを指定します。
- Windowsの場合
Windowsイベントログおよび統合トレースログ
- UNIXの場合
syslogおよび統合トレースログ
- none
- スケジューラーログ出力プロセスの起動・停止メッセージを出力しません。
- all
- スケジューラーログ出力プロセスの起動・停止メッセージを出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "AUTOSTART"="{yes|no}"
- JP1/AJS2 - Manager起動時にスケジューラーサービスを自動起動するかどうかを指定します。
- yes
- JP1/AJS2 - Manager起動時にスケジューラーサービスを自動起動します。
- no
- ajsstartコマンドを使ってスケジューラーサービスを起動します。
- デフォルトは「yes」です。なお,「no」を指定してもajsmasterdプロセスは起動します。
- "SESSIONTIMEOUT"=dword:接続打ち切り時間
- JP1/AJS2 - Viewとの通信が途絶えた場合,何分待って接続を打ち切るのかを16進数で指定します。
- 1~78(10進数で1~120)(単位:分)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000078」(10進数で120)です。
- JP1/AJS2 - Viewと最後に通信した時間から,ここで指定した時間が経過しても通信できなかった場合,JP1/AJS2 - Viewに異常があったとみなし,接続を切断します。
- "AJSSERVICEID"=dword:スケジューラーサービスの識別番号
- スケジューラーサービスの識別番号を16進数で指定します。
- 1~14(10進数で1~20)の間で指定します。識別番号は,自ホスト内の物理ホストおよびすべての論理ホストで使用している識別番号と重複しない番号を指定してください。
- ここで指定した識別番号は,テンポラリーファイルの名称や,プロセス間通信用のキーなど,内部的にスケジューラーサービスを識別するために使われます。そのため,一度指定した識別番号はできるだけ変更しないでください。変更した場合は,スケジューラーサービスをコールドスタートしてください。
- "AJSDBTYPE"="{ISAM|EmbedDB}"
- 使用するデータベース種別を指定します。
- ISAM
- ISAMはJP1/AJS2 - Manager中に標準提供されています。
- EmbedDB
- 組み込みDBを指定した場合は,JP1/AJS2 - Managerホストに組み込みDBが設定されている必要があります。
- デフォルトは「ISAM」です。
- "AJSDBDIRECTORY"="データベースディレクトリ名"
- JP1/AJS2のユニット情報を格納するディレクトリの名称を191バイト以内で指定します。
- ディレクトリ名はフルパスで指定します。なお,「;(セミコロン)」と「空白」は指定しないでください。
- このパラメーターは省略できません。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「/var/opt/jp1ajs2/database/schedule/AJSROOT1」が設定されます。
- スケジューラーサービスを追加した場合,このディレクトリを新たに作成してください。
- ジョブネットを定義,実行,および参照するユーザーには,ここで指定したディレクトリとその下にあるファイルに対して,更新権限(rwx)を定義しておいてください。
- ここで指定したディレクトリには,ユニットに対して排他編集をする際に必要なファイルや,ISAMのデータファイルやキーファイル(JP1/AJS2データベースにISAMを指定した場合)が保存されます。これらのファイルは削除しないでください。
- ここで指定したディレクトリに作成されたファイルに対してシンボリックリンクを作成しないでください。再編成を実施したときに,ファイルが再作成されるため,リンクが切れてしまいます。シンボリックリンクを作成したい場合は,ここで指定したディレクトリに対して作成してください。
- ここで指定するディレクトリ先にNFSまたはネットワークドライブを使用しないでください。
- "ISAMWRITEMODE"="{flush|noflush|sync}"
- ISAMファイルの更新時に,同期書き込みを許可するかどうかを指定します。
- flush
- 書き込み処理を終了するたびに,メモリーにあるバッファーの内容をディスクに書き込みます。
- noflush
- JP1/AJS2での処理とは同期を取らないで,OSのバッファーリングによってディスクに書き込みます。
- sync
- ファイル更新時に,常に同期書き込みを実行します。この方法で書き込みを実行した場合,信頼性は向上しますが,性能は低下します。なお,同期書き込みは,ジョブ・ジョブネットの状態管理ファイルに対してだけ行います。ユニット定義情報を保存するファイルに対しては,フラッシュモードで書き込みます。
- デフォルトは「flush」です。
- "TABLENAMEPREFIX"="テーブル名プリフィックス"
- スケジューラーサービスのスキーマ内に保持されるテーブルの名称の先頭に付けられる文字列を4バイト以内の半角英数字で指定します。
- テーブル名は,大文字・小文字が区別されず,すべて大文字として扱われます。デフォルトは「AJS」です。
- データベースにRDBを使用している場合,既存のデータベーススキーマに,テーブル名が重複しないようにスケジューラーサービスのテーブルを作成できます。
- RDBを使用して複数のスケジューラーサービスを同一スキーマ内に作成する場合,それぞれのサービスで異なる名称を指定してください。
- "TABLENAMEPOSTFIX"="テーブルID"
- スケジューラーサービスのスキーマ内に保持されるテーブルの名称の最後に付けられる文字列を4バイト以内の半角英数字で指定します。
- テーブル名は,大文字・小文字が区別されず,すべて大文字として扱われます。この項目を指定しない場合は,文字列は付けられません。
- RDBを使用して複数のスケジューラーサービスを同一スキーマ内に作成する場合,このパラメーターに指定した文字列およびテーブル名が重複しないようにしてください。
- "RDBAUTHID"="RDB認可識別子"
- データベースをセットアップおよび運用する際に使う認可識別子を130バイト以内の半角英数字で指定します。
- データベース種別として「"AJSDBTYPE"="EmbedDB"」を指定した場合は,8バイト以内で指定し,必ず設定してください。
- データベースの各テーブルは,ここで指定したスキーマ内に作成され,運用されます。
- "RDBUSER"="RDBアクセスユーザー名"
- データベースにアクセスするときのユーザーの名称を130バイト以内の半角英数字で定義します。
- この項目は必ず指定してください。また,RDBAUTHIDパラメーターに指定するRDB認可識別子とは異なる名称を指定してください。
- データベース種別として「"AJSDBTYPE"="EmbedDB"」を指定した場合は,8バイト以内で指定し,必ず設定してください。
- "RDBPASSWORD"="RDBユーザーパスワード"
- データベースにアクセスするときのパスワードを130バイト以内の半角英数字で定義します。
- データベース種別として「"AJSDBTYPE"="EmbedDB"」を指定した場合は,30バイト以内で指定します。
- 組み込みDBの場合,通常,パスワードは大文字・小文字が区別されません。区別したい場合には,パスワード文字列を「!」で囲んでください。
(例) "RDBPASSWORD"="!password!"
- RDBのセキュリティに問題がなければ,この項目の設定を省略できます。この項目を指定しない場合,セットアップ時にシステムがユーザー名に対してパスワードを決めます。ただし,このパスワードを確認する方法はありませんので注意してください。
- "RDBCHECKINTERVAL"=dword:RDBサーバ接続確認機能使用有無
- データベースサーバが停止したなどの理由でスケジューラーサービスが処理を続行できなくなる場合に備えて,データベースサーバとの接続を確認し,切断を検知したときにスケジューラーサービスを自動的に停止させる機能を使用する場合に指定します。
- 1~15180(10進数で1~86,400)の範囲内の値を指定した場合だけこの機能が有効となります。この機能を使用する場合には,この範囲内の値を指定してください。
- 1~15180(10進数で1~86,400)の範囲外の値を指定した場合にはこの機能は無効となり,データベースサーバとの接続確認およびスケジューラーサービスの自動停止は行いません。
- デフォルトは「dword:00000000」(10進数で0)です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「dword:0000012C」(10進数で300)が設定されます。
- この機能を使用しない場合には,1~15180(10進数で1~86,400)の範囲外の値を指定するか,またはこのパラメーターを省略してください。
- "RDBHOST"="RDB接続先ホスト名"
- データベースが設定されているホストの名称を511バイト以内で指定します。
- 通常は自ホスト名を指定します。
- "RDBPORT"=dword:RDB接続ポート番号
- RDBの接続ポート番号を16進数で指定します。
- 1~FFFF(10進数で1~65,535)の間で指定します。
- データベース種別として「"AJSDBTYPE"="EmbedDB"」を指定した場合,1389~C34F(10進数で5,001~49,999)の間で指定します。
- "RDBIPC"="{MEMORY|DEFAULT}"
- RDBサーバとの通信方式を指定します。
- DEFAULT
- 組み込みDBサーバとの通信に,TCP/IP通信を使用します。
- MEMORY
- RDBサーバとの通信に,プロセス間メモリー通信を使用します。
- デフォルトは「DEFAULT」です。
- "RDBSENDMEMSIZE"=dword:RDBプロセス間メモリー通信使用時の,送信用メモリーサイズ
- RDBのプロセス間メモリー通信を使用する際に,送信データを格納するメモリーサイズを16進数で指定します。
- 指定できる値は任意ですが,JP1/AJS2でRDBのプロセス間メモリー通信を使用する場合は,少なくとも,「dword:00000008」(10進数で8)以上の値を指定してください。
- このパラメーターは,RDBの通信方式として「"RDBIPC"="MEMORY"」を指定した場合にだけ有効です。
- このパラメーターを省略した場合や,0を指定した場合は,RDBの既定値が使用されます。
- "RDBRECVMEMSIZE"=dword:RDBプロセス間メモリー通信使用時の,受信用メモリーサイズ
- RDBのプロセス間メモリー通信を使用する際に,受信データを格納するメモリーサイズを16進数で指定します。
- 指定できる値は任意ですが,JP1/AJS2でRDBのプロセス間メモリー通信を使用する場合は,少なくとも,「dword:00000040」(10進数で64)以上の値を指定してください。
- このパラメーターは,RDBの通信方式として「"RDBIPC"="MEMORY"」を指定した場合にだけ有効です。
- このパラメーターを省略した場合や,0を指定した場合は,RDBの既定値が使用されます。
- "RDBCONNECTWAITTIME"=dword: RDBへの接続の最大待ち合わせ時間
- RDBへの接続の最大待ち合わせ時間を指定します。
- 0~3C(10進数で0~60)(単位:分)の間の値で指定します。
- デフォルトは「dword:00000001」(10進数で1)です。
- この定義に0を指定した場合は,RDB接続待ち合わせ機能が無効になります。
- "AJSCHARCODE"="{C|SJIS|EUC|UTF-8}"
- ユニット名称や定義内容で使う文字コードを指定します。
- C
- 7ビットASCII文字コード
- SJIS
- シフトJISコード
- EUC
- EUC文字コード
- UTF-8
- UTF-8文字コード
- 文字コードは,「C」,「SJIS」,「EUC」,「UTF-8」のどれか一つを必ず指定してください。
- なお,JP1/AJS2で業務を定義・実行しているときに文字コードを変更しないでください。JP1/AJS2運用中に文字コードを変更する場合は,ジョブネットをすべて登録解除し,ユニットを退避させてから変更してください。変更後は,JP1/AJS2 - Managerホストを再起動し,ユニットを回復し,ジョブネットを実行登録してください。
- "AJSTMPDIR"="テンポラリーファイル用ディレクトリ名"
- JP1/AJS2のテンポラリーファイルを作成するディレクトリの名称を191バイト以内で指定します。
- ディレクトリ名はフルパスで指定します。また,「;(セミコロン)」と「 (空白)」は指定しないでください。
- デフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/tmp/schedule」です。
- スケジューラーサービスを追加した場合は,このディレクトリを新たに作成してください。ただし,自ホスト内(物理ホストとすべての論理ホスト)に設定されている,ほかのスケジューラーサービスが使用するディレクトリと重複しないようにしてください。また,ほかのスケジューラーサービスが使用するディレクトリの配下にも作成しないでください。
- ジョブネットを実行および参照するユーザーには,このディレクトリに対して更新権限(rwx)を定義しておいてください。また,ジョブネットを参照するユーザーには,操作権限(rx)を定義しておいてください。
- なお,運用中に障害が発生した場合は,指定したディレクトリ下に作業用のファイルが残ることがあります。
- そのため,システム起動時などですべてのJP1/AJS2のサービスが起動していないときにファイルを削除し,ディレクトリを定期的にメンテナンスしてください。
- ただし,組み込みDBを使用している場合は,pdで始まるファイル(pderr1.trc,pderr2.trcなど)を削除しないでください。
- "JOBINFDIR"="ジョブエラー情報ディレクトリ名"
- ジョブ定義時に標準エラー出力ファイルを指定していない場合に,ジョブ実行時に標準エラー出力ファイルを格納するディレクトリの名称を255バイト以内のフルパス名で指定します。
- 「;(セミコロン)」と「 (空白)」は指定しないでください。
- デフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/jobinf」です。
- スケジューラーサービスを追加した場合は,このディレクトリを新たに作成してください。ただし,自ホスト内(物理ホストとすべての論理ホスト)に設定されている,ほかのスケジューラーサービスが使用するディレクトリと重複しないようにしてください。また,ほかのスケジューラーサービスが使用するディレクトリの配下にも作成しないでください。
- ジョブネットを実行および参照するユーザーには,このディレクトリに対して更新権限(rwx)を定義しておいてください。また,ジョブネットを参照するユーザーには,操作権限(rx)を定義しておいてください。
- "AJSBKUROOT"="退避情報ディレクトリ名"
- ジョブネットワーク要素を退避させるときのディレクトリの名称を191バイト以内で指定します。
- ディレクトリ名はフルパスで指定します。また,「;(セミコロン)」と「 (空白)」は指定しないでください。
- デフォルトは「/var/opt/jp1ajs2/backup/schedule」です。
- スケジューラーサービスを追加した場合は,このディレクトリを新たに作成してください。
- ジョブネットを退避するユーザーには,このディレクトリに対して更新権限(rwx)を設定しておいてください。また,ジョブネットを回復するユーザーには,操作権限(rx)を設定しておいてください。
- "HNTRLOGLEVEL"="{none|error|warn|info}"
- スケジューラーサービスが統合トレースログに出力するメッセージレベルを指定します。
- none
- どのメッセージも出力しません。
- error
- エラーメッセージを出力します。
- warn
- エラーおよび警告メッセージを出力します。
- info
- エラー,警告および情報メッセージを出力します。
- デフォルトは「none」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「error」が設定されます。
- "SYSLOGCODE"="{C|環境変数LANGの値}"
- スケジューラーサービスがsyslogファイルに出力するメッセージの言語種別を指定します。
- C
- 英語ASCIIコードで出力します。
- 環境変数LANGの値(「C」以外の文字列)
- スケジューラーサービスを起動したときの環境変数LANGの設定に従います。ただし,スケジューラーサービス起動時の環境変数LANGに対応する言語種別のメッセージがsyslogファイルに出力されないシステムもあります。そのようなシステムでは,このパラメーターには必ず「C」を指定してください。使用しているシステムで日本語出力ができるかどうかは,loggerコマンドなどで日本語メッセージを出力し,syslogファイルに正しく出力されているかどうかで確認してください。
- 環境変数LANGの値はOSによって異なります。
- 指定できる環境変数LANGの値を次の表に示します。
表14-2 指定できる環境変数LANGの値
OS | シフトJISを設定する 環境変数の値 | EUCを設定する 環境変数の値 | UTF-8を設定する 環境変数の値 |
---|
HP-UX | ja_JP.SJIS | ja_JP.eucJP | 使用できません |
Solaris | ja_JP.PCK | ja | 使用できません |
AIX | Ja_JP | ja_JP | 使用できません |
Linux | 使用できません | ja_JP.eucJP | ja_JP.UTF-8 |
- "AJSSYSLOG"="{none|all}"
- スケジューラーサービスの起動・終了メッセージをWindowsイベントログまたはsyslogに出力するかどうかを指定します。
- none
- スケジューラーサービスの起動・終了メッセージを出力しません。
- all
- スケジューラーサービスの起動メッセージ(KAVS0200-I)と終了メッセージ(KAVS0201-I)を出力します。
- デフォルトは「none」です。
- "NETSYSLOG"="{none|{abend:warning:hold:startdelay:enddelay:condition:execdeffer:connector}|all}"
- ジョブネットの起動・終了メッセージをWindowsイベントログまたはsyslogに出力するかどうかを指定します。
- none
- ジョブネットの起動・終了に関するメッセージを出力しません。
- abend
- ジョブネットの異常終了メッセージ(KAVS0262-E)を出力します。
- warning
- ジョブネットの警告終了メッセージ(KAVS0268-W)を出力します。
- hold
- ジョブネットの保留通知メッセージ(KAVS0270-I)を出力します。
- startdelay
- ジョブネットの開始遅延通知メッセージ(KAVS0275-I)を出力します。
- enddelay
- ジョブネットの終了遅延通知メッセージ(KAVS0276-I)を出力します。
- condition
- ジョブネットの起動条件監視開始通知メッセージ(KAVS0240-I),および起動条件監視終了通知メッセージ(KAVS0241-I)を出力します。
- execdeffer
- ジョブネットの繰り越し未実行通知メッセージ(KAVS0279-E)を出力します。
- connector
- ジョブネットコネクタと接続先のジョブネットとの接続に関するエラーメッセージ(KAVS0243-E,KAVS0244-E,KAVS4700-E~KAVS4708-E,KAVS4711-E~KAVS4716-E,KAVS4730-E~KAVS4733-E)を出力します。
- all
- ジョブネットの起動・終了に関する,次のメッセージを出力します。
- 開始(KAVS0260-I)
- 正常終了(KAVS0261-I)
- 異常終了(KAVS0262-E)
- 警告終了(KAVS0268-W)
- 保留通知(KAVS0270-I)
- 開始遅延(KAVS0275-I)
- 終了遅延(KAVS0276-I)
- 起動条件監視開始・終了(KAVS0240-IおよびKAVS0241-I)
- 繰り越し未実行(KAVS0279-E)
- 全登録解除(KAVS0267-I)
- ジョブネットコネクタ接続エラー(KAVS0243-E,KAVS0244-E,KAVS4700-E~KAVS4708-E,KAVS4711-E~KAVS4716-E,KAVS4730-E~KAVS4733-E)
- デフォルトは「none」です。
- なお,「all」以外を指定した場合は,ジョブネットの開始メッセージ・正常終了メッセージは出力されません。
- "JOBSYSLOG"="{none|{abend:warning:hold:enddelay}|all}"
- ジョブネット中のジョブの開始・終了メッセージを,Windowsイベントログまたはsyslogに出力するかどうかを指定します。
- none
- ジョブの開始・終了に関するメッセージを出力しません。
- abend
- ジョブの異常終了メッセージ(KAVS0265-E)を出力します。
- warning
- ジョブの警告終了メッセージ(KAVS0269-W)を出力します。
- hold
- ジョブの保留通知メッセージ(KAVS0271-I)を出力します。
- enddelay
- ジョブの終了遅延通知メッセージ(KAVS0248-I)を出力します。
- all
- ジョブの開始・終了に関する,次のメッセージを出力します。
- 開始(KAVS0263-I)
- 正常終了(KAVS0264-I)
- 異常終了(KAVS0265-E)
- 警告終了(KAVS0269-W)
- 保留通知(KAVS0271-I)
- 終了遅延(KAVS0248-I)
- デフォルトは「none」です。
- なお,「all」以外を指定した場合は,ジョブの開始メッセージ・正常終了メッセージは出力されません。
- "AJSLOG"="{none|all}"
- スケジューラーサービスの起動・終了メッセージをスケジューラーログファイルに出力するかどうかを指定します。
- none
- スケジューラーサービスの起動・終了メッセージを出力しません。
- all
- スケジューラーサービスの起動メッセージ(KAVS0200-I)と終了メッセージ(KAVS0201-I)を出力します。
- デフォルトは「all」です。
- "NETLOG"="{none|{abend:warning:hold:startdelay:enddelay:condition:execdeffer}|all}"
- ジョブネットの起動・終了メッセージをスケジューラーログファイルに出力するかどうかを指定します。
- none
- ジョブネットの起動・終了に関するメッセージを出力しません。
- abend
- ジョブネットの異常終了メッセージ(KAVS0262-E)を出力します。
- warning
- ジョブネットの警告終了メッセージ(KAVS0268-W)を出力します。
- hold
- ジョブネットの保留通知メッセージ(KAVS0270-I)を出力します。
- startdelay
- ジョブネットの開始遅延通知メッセージ(KAVS0275-I)を出力します。
- enddelay
- ジョブネットの終了遅延通知メッセージ(KAVS0276-I)を出力します。
- condition
- ジョブネットの起動条件監視開始通知メッセージ(KAVS0240-I),および起動条件監視終了通知メッセージ(KAVS0241-I)を出力します。
- execdeffer
- ジョブネットの繰り越し未実行通知メッセージ(KAVS0279-E)を出力します。
- all
- ジョブネットの開始・終了に関する,次のメッセージを出力します。
- 開始(KAVS0260-I)
- 正常終了(KAVS0261-I)
- 異常終了(KAVS0262-E)
- 警告終了(KAVS0268-W)
- 保留通知(KAVS0270-I)
- 開始遅延通知(KAVS0275-I)
- 終了遅延通知(KAVS0276-I)
- 起動条件監視開始通知(KAVS0240-I)
- 起動条件監視終了通知(KAVS0241-I)
- 繰り越し未実行通知(KAVS0279-E)
- 全登録解除(KAVS0267-I)
- デフォルトは「all」です。
- なお,「all」以外を指定した場合は,ジョブネットの開始メッセージ(KAVS0260-I),正常終了メッセージ(KAVS0261-I),および全登録解除メッセージ(KAVS0267-I)は出力されません。
- デフォルトのまま使用している場合,JP1/AJS2 06-71以降からは,ジョブネットの起動条件監視開始・終了通知メッセージ,繰り越し未実行通知メッセージ,および全登録解除メッセージも出力されるようになりますので,注意してください。
- "JOBLOG"="{none|{abend:warning:hold:enddelay}|all}"
- ジョブネット中のジョブの開始・終了メッセージをスケジューラーログファイルに出力するかどうかを指定します。
- none
- ジョブの開始・終了に関するメッセージを出力しません。
- abend
- ジョブの異常終了メッセージ(KAVS0265-E)を出力します。
- warning
- ジョブの警告終了メッセージ(KAVS0269-W)を出力します。
- hold
- ジョブの保留通知メッセージ(KAVS0271-I)を出力します。
- enddelay
- ジョブの終了遅延通知メッセージ(KAVS0248-I)を出力します。
- all
- イベントジョブの実行要求開始メッセージ(KAVS0242-I),ジョブの開始メッセージ(KAVS0263-I),正常終了メッセージ(KAVS0264-I),異常終了メッセージ(KAVS0265-E),警告終了メッセージ(KAVS0269-W),保留通知メッセージ(KAVS0271-I),サブミット開始メッセージ(KAVS0278-I),ジョブの終了遅延通知メッセージ(KAVS0248-I)を出力します。
- デフォルトは「all」です。
- なお,「all」以外を指定した場合は,ジョブの開始に関するメッセージ(KAVS0242-I,KAVS0263-I,KAVS0278-I)および正常終了メッセージ(KAVS0264-I)は出力されません。
- "OPELOG"="{none|{alter:stop:entry:leave:plan:intrpt:rerun:kill:change:calendar:delete:restore:define:copy:chgst:suspend:import:start:rgimport}|all}"
- 操作履歴をスケジューラーログファイルに出力するかどうかを指定します。
- none
- 操作履歴を出力しません。
- alter
- ajsalterコマンドの実行履歴を出力します。
- stop
- ajsstopコマンドの実行履歴を出力します。
- entry
- ジョブネットの登録の操作履歴を出力します。
- leave
- ジョブネットの登録解除の操作履歴を出力します。
- plan
- ジョブネットの計画一時変更の操作履歴を出力します。
- intrpt
- ジョブネットの中断の操作履歴を出力します。
- rerun
- ジョブネットの再実行の操作履歴を出力します。
- kill
- ジョブの強制終了の操作履歴を出力します。
- change
- ジョブネットワーク要素の変更の操作履歴を出力します。
- calendar
- カレンダー情報の変更の操作履歴を出力します。
- delete
- ジョブネットワーク要素の削除の操作履歴を出力します。
- restore
- ジョブネットワーク要素の回復の操作履歴を出力します。
- define
- ジョブネットワーク要素の定義の操作履歴を出力します。
- copy
- ジョブネットワーク要素の複写および移動の操作履歴を出力します。
- chgst
- ジョブの状態変更の操作履歴を出力します。
- suspend
- サスペンド時またはサスペンド解除時の操作履歴を出力します。
- import
- ジョブネットワーク要素のインポートの操作履歴を出力します。
- start
- ajsstartコマンドの実行履歴を出力します。
- rgimport
- 登録予定情報のインポートの操作履歴を出力します。
- all
- すべての操作履歴を出力します。
- デフォルトは「all」です。
- "LOGINFOALL"="{yes|no}"
- スケジューラーログファイルや,Windowsイベントログまたはsyslogに出力するメッセージの出力形式を指定します。
- yes
- 「no」選択時に出力されるメッセージに,実行IDやジョブ番号などの詳細な情報を追加した形式で出力します。
- メッセージに追加される情報を次に示します。
- ジョブネットやジョブの開始・終了などのログに「実行ID」が追加されます。
- ジョブの開始・終了のログに「ジョブ番号」が追加されます。
- Windowsイベントログまたはsyslogの,ジョブの開始のログに「ホスト名」が追加されます。ジョブの終了のログには,設定に関係なく「ホスト名」が出力されます。
- ジョブの正常終了ログに「戻り値」が追加されます。
- no
- 実行IDやジョブ番号などの情報がない形式で出力します。
- デフォルトは「no」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「yes」が設定されます。
- スケジューラーログファイルに出力されるログの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録E.1 スケジューラーサービスが出力するログ」を参照してください。
- "REFLOG"="{none|{backup:export:name:print:schedule:show:rgexport}|all}"
- 参照履歴をスケジューラーログファイルに出力するかどうかを指定します。
- none
- 参照履歴を出力しません。
- backup
- ジョブネットワーク要素の退避の参照履歴を出力します。
- export
- ジョブネットワーク要素のエクスポートの参照履歴を出力します。
- name
- ジョブネットワーク要素の名称出力の参照履歴を出力します。
- print
- ジョブネットワーク要素の定義内容出力の参照履歴を出力します。
- schedule
- ジョブネットの予定情報出力の参照履歴を出力します。
- show
- ジョブネットワーク要素の状態出力の参照履歴を出力します。
- rgexport
- 登録予定情報のエクスポートの参照履歴を出力します。
- all
- すべての参照履歴を出力します。
- デフォルトは「all」です。
- 注意
- 履歴ファイルのサイズ(LOGSIZE)は,07-00以降と06-71以前のデフォルト値が異なります。これは,06-71以前では履歴を出力していなかったコマンドが,07-00以降では操作履歴を出力するように変更されたためです。
- 補足事項
- この値でall,またはbackup,export,name,print,schedule,およびshowのどれか(複数可)を指定し,かつ環境設定パラメーターAJSLOGOUTPUTEXTENDにyesを指定すると,異常終了時の参照履歴を出力できます。
- "LOGHEADER"="{none|PID}"
- 履歴情報にプロセスIDを付加して出力するかどうかを指定します。
- none
- 履歴にプロセスIDを出力しません(06-71までの仕様どおり)
- PID
- 履歴にプロセスIDを出力します
- デフォルトは「none」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「PID」が設定されます。
- "INFOLOG"="{none|{START:REQUEST}|all}"
- 情報用履歴を出力するかどうか指定します。
- none
- コマンドの実行開始履歴(ログ種別:I001)およびサービス要求履歴(ログ種別:I002)を出力しません
- START
- コマンドの該当処理開始履歴(ログ種別:I001)を出力します
- REQUEST
- コマンドからサービスへの処理要求開始履歴(ログ種別:I002)を出力します
- all
- コマンドの実行開始履歴(ログ種別:I001)およびサービス要求履歴(ログ種別:I002)を出力します
- デフォルトは「none」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「all」が設定されます。
- "ROOTJOBNETSCHEDULERANGE"=dword:{00000018|00000030}
- ルートジョブネットのスケジュールの有効範囲を指定します。
- なお,一度指定した内容を変更する場合,変更前と変更後ではルートジョブネットの実行スケジュールが異なるため,コールドスタートおよびジョブネットのスケジュールを見直す必要があります。
- 00000018
- ルートジョブネットのスケジュールの有効範囲を24時間とします。
- 00000030
- ルートジョブネットのスケジュールの有効範囲を48時間とします。
- 「dword:00000030」は,JP1/AJS2 - View表示時の状態取得の基にする世代情報の範囲として「"VIEWSTATUSRANGE"="all"」を指定した場合だけ,指定できます。
- デフォルトは「dword:00000018」です。
- "VIEWSTATUSRANGE"="{today|all}"
- JP1/AJS2 - Viewに状態を表示する場合に,状態取得の基にする世代情報の範囲を指定します。
- today
- 基準時刻の範囲で,当日分の世代情報から表示する状態を決定します。
- 「today」は,ルートジョブネットのスケジュールの有効範囲として「"ROOTJOBNETSCHEDULERANGE"=dword:00000018」(24時間)を指定している場合だけ指定できます。
- 「"ROOTJOBNETSCHEDULERANGE"=dword:00000030」(48時間)を指定している場合,「today」は指定できません。
- all
- 当日分に限らず,すべての日にちを範囲として,実行中の世代,または予定世代の情報から表示する状態を決定します。
- デフォルトは「all」です。
- "STARTMODE"="{cold|warm|hot}"
- JP1/AJS2サービス起動時に起動されるスケジューラーサービスの起動モードを指定します。
- なお,起動モード別のジョブネットおよびジョブの状態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 15.4.1(3) 起動モード別のジョブネットおよびジョブの状態」を参照してください。
- cold
- スケジューラーサービスが前回終了したときの登録状態を解除して,スケジューラーサービスが起動します。
- warm
- スケジューラーサービスが前回終了したときの登録状態を保持したまま,スケジューラーサービスが起動します。ただし,スケジューラーサービス終了時に実行中だったジョブネットは終了状態になり,スケジューラーサービスを起動した日の予定に従って実行されます。
- hot
- スケジューラーサービスが前回終了したときの登録状態を保持したまま,スケジューラーサービスが起動します。
- デフォルトは「warm」です。
- "OVERSCHEDULE"="{exec|skip|plan}"
- スケジューラーサービスを起動した日に実行予定があるジョブネットの,スケジューラーサービス起動時に,すでに実行開始予定時刻を過ぎていた場合の実行方法を指定します。なお,スケジューラーサービスの起動モードとして"STARTMODE"="hot"を指定した場合,このオプションおよび実行登録時のオプションに関係なく,すべてのジョブネットが実行されます。
- また,スケジューラーサービスをajsstartコマンドで起動した場合,環境設定パラメーターOVERSCHEDULEの値は有効になりません。ajsstartコマンドの動作に従って実行されます。ajsstartコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsstart」を参照してください。
- exec
- 当日実行予定があるジョブネットを実行します。スケジューラーサービスの起動時より前に実行を予定していたジョブネットは,スケジューラーサービスの起動と同時に開始されます。ただし,次の場合は実行されません。
- 実行登録時に,JP1/AJS2 - Viewの[実行登録]ダイアログボックスで[デーモン起動時に予定時刻超過]に[次回から実行する]を選択したジョブネットの実行予定時刻が過ぎていたとき。
- 実行登録時に,ajsentryコマンドに-oオプションを指定したジョブネットの実行予定時刻が過ぎていたとき。
- skip
- 当日実行予定があるジョブネットを実行します。ただし,スケジューラーサービスの起動時より前に実行を予定していたジョブネットは,繰り越し未実行状態になり実行されません。また,次の場合も実行されません。
- 実行登録時に,JP1/AJS2 - Viewの[実行登録]ダイアログボックスで[デーモン起動時に予定時刻超過]に[すぐに実行する]を選択したジョブネットの実行予定時刻が過ぎていたとき。
- 実行登録時に,ajsentryコマンドに-oオプションを指定しなかったジョブネットの実行予定時刻が過ぎていたとき。
- plan
- 当日実行予定があるジョブネットは,すべて繰り越し未実行状態になり実行されません。実行登録時のオプションにも関係なく,スケジューラーサービスの起動日に実行予定のあるジョブネットは,すべて実行されません。
- デフォルトは「exec」です。
- "SUPPRESS"="{none|exec}"
- ジョブネット中のジョブおよびジョブネットの実行を抑止するかどうかを指定します。
- none
- ジョブネットとジョブの実行を抑止しません。
- exec
- ジョブネットとジョブの実行を抑止します。
- デフォルトは「none」です。
- "EXECDEFER"="{oneday|twoday|unlimit}"
- 実行登録したルートジョブネットが開始予定日時を過ぎても実行されなかった場合,いつまで待って繰り越し未実行状態にするのかを指定します。
- この項目は,実行登録の方法に関係なく有効です。
- oneday
- 予定日を1日超えた場合,ジョブネットを繰り越し未実行状態にします。
- twoday
- 予定日を2日超えた場合,ジョブネットを繰り越し未実行状態にします。
- unlimit
- 予定日を過ぎた場合,ジョブネットを開始時刻待ちまたは保留中のままとします。
- デフォルトは「oneday」です。
- 即時実行登録の場合は,登録した日時を開始予定日時として扱います。
- "JOBSTATUSPORT"="ジョブ状態取得ポートのサービス名"
- ジョブ状態の情報を取得するために使用する通信ポートのポート番号を,servicesファイルに定義されているサービスの名称で指定します。デフォルトは「jp1ajs2report」です。
- スケジューラーサービスを多重起動する場合は,スケジューラーサービスごとに異なるサービス名を指定し,servicesファイルに重複しないポート番号を設定してください。
- "QUEUELESSMULTIREQ"=dword:キューレスジョブリクエスト多重度
- キューレスジョブリクエスト多重度は,キューレスジョブを実行するときに,キューレスエージェントと通信するプロセスの多重度です。スケジューラーサービス当たりに起動するキューレスジョブリクエストプロセス(ajsreqd)数を指定します。
- キューレスジョブリクエスト多重度を16進数の00000001~00000008(10進数で1~8)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:00000001」(10進数で1)です。
- 現状のキューレスジョブシステムでは,キューレスジョブの配送が,性能ネックとなることはありませんので,デフォルトの「dword:00000001」(10進数で1)のまま使用してください。
- "MFPOLLINTERVAL"=dword:ポーリング時間
- 連携するJP1/AJS2 for Mainframeに状態を問い合わせるポーリング間隔を16進数で指定します。
- 1~5A0(10進数で1~1,440)(単位:秒)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:0000012C」(10進数で300)です。
- "MFUSERNAME"="ユーザー名"
- JP1/AJS2 for Mainframeと連携する際に使用するJP1ユーザー名を指定します。デフォルトは"jp1admin"です。
- "UNITDEFINERELOAD"="{yes|no}"
- 実行登録後にジョブおよびジョブネットの定義内容を変更した場合,変更した定義内容を実行直前に再読み込みし,変更内容を即時に有効にするかしないかを選択します。
- yes
- ジョブおよびジョブネットの実行直前に定義を再読み込みします。
- この場合,定義変更時に実行中であった世代についても,変更した最新の定義内容が有効になります。
- no
- ジョブおよびジョブネットの実行直前に定義を再読み込みしません(JP1/AJS2 06-51以前と同じ動作です)。
- この場合,定義変更時に実行中であった世代については,変更した最新の定義内容が有効になりません。
- デフォルトは「no」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「yes」が設定されます。
- 注意
- JP1/AJS2では,実行ファイル名,実行ホスト,保留属性などのユニットの実行に影響するユニット定義情報については実行登録中に変更できます。ただし,定義変更時に実行中であった世代については,変更した最新の定義内容が,有効になるユニット定義情報と,有効にならないユニット定義情報があります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 15.12 実行登録中にユニット定義情報を変更する」を参照してください。
- "INHERITCONDHOLD"="{V6|no}"
- 起動条件付きジョブネットの保留属性の引き継ぎ動作を指定します。
- 起動条件付きジョブネットを使用する場合,保留動作を制御するために「no」を設定することをお勧めします。
- V6
- 起動条件付きジョブネットを実行登録し,監視中状態となっているジョブネットに対して保留属性変更を行った場合,起動条件待ち状態のジョブネットが,監視中状態ジョブネットの保留属性を引き継ぎます。
- ただし,起動条件成立タイミングによっては保留属性が引き継がれないことがあります。
- no
- 起動条件付きジョブネットを実行登録し,監視中状態となっているジョブネットに対して保留属性変更を行った場合,起動条件待ち状態のジョブネットが,監視中状態のジョブネットの保留属性を引き継ぎません。
- このため,「V6」の場合とは異なり,起動条件成立タイミングによって,保留属性が引き継がれたり,引き継がれなかったりすることがなくなります。
- 起動条件が成立した際,起動条件待ち状態のジョブネットを保留したい場合は,保留したい起動条件待ち状態のジョブネットを指定して,保留属性設定を行ってください。
- デフォルトは「V6」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「no」が設定されます。
- 補足事項
- JP1/AJS2 - Viewの保留属性表示機能と実際の動作を一致させるには,"UNITDEFINERELOAD"の値に「yes」を指定し,"INHERITCONDHOLD"の値を「no」に設定します。
- その他の値を設定した場合にはJP1/AJS2 - Viewの表示と動作が一致しないことがあります。
- "MAXSAVEGEN"=dword:最大保存世代数
- 最大保存世代数を16進数で指定します。
- 63~3E7(10進数で99~999)の間で指定します。
- デフォルトは「dword:63」(10進数で99)です。
- ここに指定した値が,保存世代数として定義可能な値の最大値となります。
- 注意
- 指定可能な世代数の最大値を拡張すると,レコード数が増加します。「保存世代数*ユニット数」で求められるレコード数を少なくするなど,1ルートジョブネット単位の規模が小さくなるように,ジョブネットを分割してから,保存世代数を拡張してください。
- 保存世代数を100以上に拡張する場合,すべてのJP1/AJS2 - Viewのバージョンを07-00以降にしてください。07-00以降のバージョンのJP1/AJS2 - Viewで保存世代数を100以上に拡張しても,07-00より前のバージョンのJP1/AJS2 - Viewで詳細定義情報を更新してしまうと,保存世代数の上位2けたしか表示されないため,意図しない2けたの値に変更してしまうおそれがあります。
- 最大保存世代数を拡張したシステムで定義したジョブネット定義情報は,それより小さい値に設定したシステムでは回復できない場合があります。例えば,最大保存世代数を200に設定しているシステムでジョブネットの保存世代数を200に定義した場合,この定義情報をajsprintコマンドで出力し,この出力情報を最大保存世代数が150のシステムでajsdefineコマンドを実行して定義しようとしても,定義パラメーター中に150より大きい値の200が存在するためエラーとなります。
- 最大保存世代数を拡張し,保存世代数を大きな値で定義したジョブネットを,最大保存世代数を小さくしたあと,JP1/AJS2 - Viewでそのジョブネットの詳細定義ダイアログボックスを開くと,保存世代数は大きな値のまま表示されますが,[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じようとするとエラーダイアログボックスが表示され,小さくした最大保存世代数までの値に変更するよう要求されます。
- 最大保存世代数を拡張し,保存世代数を大きな値で定義したジョブネットが登録済みの場合,最大保存世代数を小さくしても,定義した大きい値の保存世代数に従って世代は保存されます。
- 最大保存世代数に10進数で320を超える値を指定し,保存世代数を最大に定義した場合,未来世代数との関係によって,必ずしも指定した保存世代数分の世代を保存できないことがあります。保存世代数を拡張する場合,確定登録する未来世代数との関係を見積もってから使用するようにしてください。保存世代数と未来世代数との関係については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録D 制限値一覧」を参照してください。
- "AJSPRINTNETSCHPRF"="{yes|no}"
- スケジュールルールを有効にして上位ジョブネットのスケジュールに依存しないようにするのか,またはスケジュールルールを削除して上位ジョブネットのスケジュールに依存するようにするのかを指定できます。
- このオプションは,スケジュールルールを持ったルートジョブネットをネストジョブネットにコピーして作成したジョブネットに対して,ajsprint,ajsbackup,ajsexportコマンド,およびJP1/AJS2 - Viewで「退避」を行った場合に有効です。
- yes
- スケジュールルールを有効にして上位ジョブネットのスケジュールに依存しません。
- no
- スケジュールルールを削除して上位ジョブネットのスケジュールに依存します。
- デフォルトは「yes」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「no」が設定されます。
- "SUBMITRETRYINTERVAL"=dword:リトライ間隔
- 同時に多量のジョブが実行されると,ジョブのサブミットは行われるが,実際にはジョブがキューイング状態にならないことがあります(滞留したサブミット)。
- このときに,滞留したサブミットを何ミリ秒後にリトライするかをミリ秒単位で指定します。
- リトライ間隔には,16進数で00000000~00002710(10進数で10,000)(ミリ秒単位)を指定します。
- 指定がない場合や設定値に誤りがある場合は,デフォルト値の「dword:00000BB8」(10進数で3,000)が仮定されます。
- リトライ間隔に小さな値を指定すると,ジョブのサブミットが滞留している状態では何度もリトライされることになるため,システム負荷が増大しますので注意してください。
- "CONDEXECDEFER"="{yes|no}"
- 保留中になった起動条件待ち世代,または起動条件が次の条件をすべて満たし,複数回成立した場合にあとから成立した世代を「繰り越し未実行」にするかしないかを選択します。
- 多重起動に「不可能」を設定した起動条件付きジョブネットを実行登録している。
- 起動条件成立によって実行中の世代があるとき,再び起動条件が成立して実行を開始しようとした起動条件待ち世代が実行中の世代の終了を待っている。
- ルートジョブネットに設定された「打ち切り時間」を過ぎている。
- yes
- あとから成立した世代を「繰り越し未実行」にします。
- no
- あとから成立した世代を「繰り越し未実行」にせず,実行中の世代の終了を待ちます。
- デフォルトは「yes」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「no」が設定されます。
- 詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.5.1(2) 起動条件が複数回成立するジョブネットの運用について」を参照してください。
- "JOBEXECIPCBUFSIZE"=dword:ジョブ実行情報通信バッファサイズ
- スケジューラーサービスのジョブ実行情報通信バッファサイズを16進数で指定します。
- 00001000~00100000(10進数で4096~1048576)(単位:バイト)の範囲で指定します。
- デフォルトは「dword:00000000」です。
- ジョブ実行情報通信バッファサイズを指定しない場合は,「dword:00000000」を指定してください。この場合,OSのソケットバッファのデフォルト値で動作します。
- なお,このパラメーターが設定されていない場合や設定値に誤りがある場合は,「dword:00000000」を仮定して動作します。
- "BACKGROUNDLEAVE"="{yes|no}"
- 登録解除や保存世代管理による世代削除の処理方式を決定します。
- yes
- ジョブネットの登録情報の削除を,世代管理サブプロセス(ajsschbd)で処理します。
- no
- ジョブネットの登録情報の削除を,スケジュール制御プロセス(ajsschd)で処理します。
- デフォルトは「no」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「yes」が設定されます。
- 「yes」を選択した場合,世代管理サブプロセスがバックグラウンドで登録情報を削除しますので,登録解除操作のターンアラウンドタイムが短縮されます。ただし,「yes」を指定した場合は,世代管理サブプロセスの分だけリソース使用量が増加しますので注意が必要です。
- 「no」を選択した場合,世代削除処理は削除対象の情報すべてをスケジュール制御プロセス(ajsschd)で削除していきますので,削除対象の世代数やユニット数に比例して登録解除操作のターンアラウンドタイムが増加します。
- なお,このパラメーターを変更した場合,JP1/AJS2サービスの再起動が必要です。また,その際には移行ツールによる移行,またはコールドスタートが必要です。
- 環境設定パラメーターの設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.1.2 保存世代数に関する注意事項」を参照してください。
- "WARMSTARTMSG"="{yes|no}"
- スケジューラーサービスをウォームスタートで起動させたときに,実行中であったジョブまたはジョブネットの終了メッセージ,および終了イベントの出力有無を決定します。
- yes
- 終了メッセージ,および終了イベントを出力します。
- no
- 終了メッセージ,および終了イベントを出力しません。
- デフォルトは「no」です。
- なお,このパラメーターを変更した場合,JP1/AJS2サービスの再起動が必要です。
- "MONITORINGINVALIDHOLD"="{yes|no}"
- 監視中状態の起動条件付きジョブネットに対して,保留属性の設定または解除の操作を行った場合,エラーとするかどうかを選択します。
- yes
- 保留属性の設定または解除の操作をエラー※1にします。
- no
- 保留属性の設定または解除の操作をエラーにしません。
- デフォルトは「yes」です。
- 起動条件成立後,起動条件待ち世代を保留中にしたい場合は,INHERITCONDHOLDパラメーターに「no」を設定した上で,起動条件待ち世代に対して保留属性の設定をしてください。MONITORINGINVALIDHOLDパラメーターとINHERITCONDHOLDパラメーターの組み合わせによっては,起動条件が成立した起動条件待ち世代が保留中にならないことがあります。パラメーターの組み合わせと,起動条件が成立時の動作を次の表に示します。
表14-3 保留属性の設定・解除操作対象世代と操作後の動作
パラメーターの設定 | 保留属性の設定・解除操作対象世代と操作後の動作 |
---|
MONITORINGINVALIDHOLD | INHERITCONDHOLD | 監視中世代 | 起動条件待ち世代 |
---|
yes | V6 | ×※1 | △※3 |
yes | no | ×※1 | ○ |
no | V6 | △※2 | △※3 |
no | no | × | ○ |
- (凡例)
- ○:起動条件成立後,起動条件待ち世代が保留中になる。※4
- ×:起動条件成立後,起動条件待ち世代が保留中にならない。
- △:条件によって起動条件成立後,起動条件待ち世代が保留中になる場合がある。※4
- 注※1
- JP1/AJS2 - Viewからの操作時は「KAVV522-E 指定したジョブまたはジョブネットは実行中です。」が,ajsplanコマンドからの操作時は「KAVS0110-E ジョブネット(ジョブネット名)は実行中です」が出力されます。
- 注※2
- 次の条件が重なった場合,起動条件成立時に起動条件待ち世代が保留中になります。
- 起動条件付きジョブネットの定義で多重起動に「不可能」を設定している
- 監視中世代に対して,保留属性の設定をする
- 起動条件が成立して,実行中状態の世代が存在する
- 再度起動条件が成立する
- 実行中だった3の世代が終了する
- 注※3
- 次の条件が重なった場合,起動条件成立時に起動条件待ち世代が保留中になります。
- 起動条件付きジョブネットの定義で多重起動に「不可能」を設定している
- 起動条件が成立して,実行中状態の世代が存在する
- 起動条件待ち世代に対して,保留属性の設定をする
- 再度起動条件が成立する
- 実行中だった3の世代が終了する
- 注※4
- ジョブネットの多重起動を「不可能」に設定している場合で,起動条件成立後,実行中世代の終了を待っている起動条件待ち世代のジョブネットは,実行中の世代が終了したあとに保留中となります。
- "REQDAGTREQCONNECTTIMEOUT"=dword:通信タイムアウト時間
- キューレスエージェントへの処理要求(ジョブ実行,強制終了,状態確認)時に行う接続処理において,要求元のキューレスジョブリクエストプロセスが通信できるまでどのくらい待つか(タイムアウト時間)を16進数の00000000~00000258(10進数で0~600)(単位:秒)の範囲で指定します。
- デフォルトは「dword:0000000F」(10進数で15)です。
- 「dword:00000000」を指定した場合は,OSのタイムアウト時間に依存して制御されます。
- マネージャーホストとエージェントホスト間のネットワークが高速で,エージェントホストが未起動のエラーをすぐに検知したい場合は値を短く,逆にネットワークやシステムが低速であったり,エージェントホストがビジーであったりする環境では長めに設定します。ただし,接続が完了するまたはタイムアウトするまでの間は,他のエージェントホストへの処理要求は行われませんので,値を大きくする場合には注意が必要です。特に問題がないかぎり,デフォルトの15秒での運用をお勧めします。
- このパラメーターで指定した時間を待っても通信できない場合,キューレスジョブリクエストプロセスは,メッセージKAVS1930-Wを出力して再接続処理を開始します。再接続処理を開始したら,ほかの正常に通信できるエージェントへの処理要求は通常どおり実行されますが,これ以降の当該エージェントへの処理要求は,障害エージェントへの要求としてマネージャーホスト上で蓄えられ,要求を行った順に一つずつ再接続処理を行います。再接続処理のタイムアウト時間はOSによって異なりますが,最大でも通信回復処理のタイムアウト時間を設定する環境設定パラメーターREQDAGTRECONNECTTIMEOUTに指定した時間で再接続処理を打ち切ります。再接続処理は,60秒間隔で2回行いますが,回復できなかった場合は,処理要求に応じて次に示すエラーメッセージを出力します。
- ジョブの実行要求時:KAVS1931-E
- ジョブの強制終了要求時:KAVS1932-E
- ジョブの状態確認要求時:KAVS1933-E
- 再接続に成功した場合は,KAVS1929-Iを出力して,蓄えていた要求を順番に再送し障害状態から回復します。
- "REQDAGTRECONNECTTIMEOUT"=dword:通信タイムアウト時間
- キューレスエージェントへの処理要求(ジョブ実行,強制終了,状態確認)時に通信障害が発生した場合(メッセージKAVS1930-Wが出力される場合)やキューレスエージェントでジョブを実行中にマネージャーホストとエージェントホスト間の通信回線切断を検知した場合(メッセージKAVS1922-Wが出力される場合)に行う再接続処理で,再接続要求元のキューレスジョブリクエストプロセスが通信できるまでどのくらい待つか(タイムアウト時間)を16進数の00000000~00000258(10進数で0~600)(単位:秒)の範囲で指定します。なお,この再接続処理は,ほかのエージェントホストへの処理要求と並行して実行します。
- したがって,正常に通信ができるほかのエージェントホストへの要求が,接続の完了,またはタイムアウトするまでの間,待たされることはありません。
- デフォルトは「dword:0000005A」(10進数で90)です。
- 「dword:00000000」を指定した場合は,OSのタイムアウト時間に依存して制御されます。再接続処理の詳細については,接続処理におけるタイムアウト時間を設定する環境設定パラメーターREQDAGTREQCONNECTTIMEOUTの説明を参照してください。
- "COMMANDEVENT"="{yes|no}"
- コマンドまたはJP1/AJS2 - Viewから操作したときに,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
- yes
- コマンドまたはJP1/AJS2 - Viewから操作したときに,JP1イベントを発行します。
- no
- コマンドまたはJP1/AJS2 - Viewから操作したときに,JP1イベントを発行しません。
- デフォルトは「no」です。
- 環境設定パラメーターOPELOG,REFLOG,およびINFOLOGでコマンドの操作履歴をスケジューラーログに出力するように設定している場合,同等の内容をJP1イベントとして発行します。ただし,スケジューラーサービスへの処理要求開始履歴(ログ種別:I002)については,JP1イベントは発行しません。
- 補足事項
- JP1/Performance Management - Agent Option for JP1/AJS2を利用して,JP1/AJS2の操作(JP1/AJS2 - Viewやコマンド)状況を監視している場合は,このパラメーターを「yes」に設定し,OPELOG,REFLOG,およびINFOLOGをすべて「all」に設定してください。
- "NONRELOADHOLDING"="{yes|no}"
- ジョブネット定義変更の即時反映機能(UNITDEFINERELOAD)を使用している場合,保留中状態のユニット定義の再読み込みをしないようにします。保留中状態のユニット定義を再読み込みすると,ユニット定義の保留を「する」から「しない」に変更したタイミングで保留中状態のユニットが実行されます。
- yes
- ジョブネット定義変更の即時反映機能(UNITDEFINERELOAD)を使用している場合,保留中状態のユニット定義の再読み込みをしません。
- no
- ジョブネット定義変更の即時反映機能(UNITDEFINERELOAD)を使用している場合,保留中状態のユニット定義の再読み込みをします。
- デフォルトは「no」です。
- このパラメーターは,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「yes」が設定されます。
- 「no」を指定した場合,保留中状態のユニット定義の保留を「する」から「しない」に変更すると,次のタイミングで保留中状態のユニットが実行されますので注意してください。
- 同一スケジューラーサービス上にあるユニットが実行開始または終了したとき
- 同一スケジューラーサービス上にあるユニットに対して次の操作のどれかを行ったとき
再実行,保留設定,保留解除,サスペンド,サスペンド解除,スケジュールの変更
- スケジューラーサービスを再起動したとき
- ajsstopコマンドを,-rオプションを指定して実行したとき
- また,保留中状態のユニットが多数(環境によりますが200個程度を目安としてください)ある場合,「yes」を指定した場合に比べ,ユニット定義を再読み込みする回数が増えるため,入出力処理が増える点についても注意してください。
- 保留中状態のユニットに対してユニット定義の保留を「しない」とすることで,保留の解除をするように運用手順を構築していて,運用手順の修正が困難な場合だけ「no」を指定してください。
- "RJCUSE"="{yes|no}"
- ジョブネットコネクタで異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御するかどうかを設定します。
- yes
- 異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御する場合に指定します。
- no
- 異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御しない場合に指定します。
- デフォルトは「no」です。
- 異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御するための設定の詳細については,「14.7.12 ジョブネットコネクタで異なるスケジューラーサービス間のルートジョブネットの実行順序を制御するための設定」を参照してください。
- "JOBDELAYWARNMSG"="{yes|no}"
- スケジューラーサービスの停止中に,実行所要時間によって終了遅延を監視しているジョブがエージェントで実行開始した場合のメッセージを,スケジューラーサービス起動時に統合トレースログに出力するかどうかを指定します。
- yes
- メッセージ(KAVS0249-W)を出力します。
- ただし,ディザスターリカバリーモードでスタートした場合は,エージェントでのジョブの状態に関係なくジョブが終了状態不明になるため,メッセージは出力されません。
- no
- メッセージを出力しません。
- デフォルトは「no」です。
- "FGRECONLMT"=dword:再接続回数
- フロー制御プロセスとスケジューラーサービス間通信制御プロセスが通信接続できなかった場合の再接続回数を16進数で指定します。
- 指定できる範囲は,0~64(10進数で0~100)です。
- デフォルトは「dword:00000003」(10進数で3)です。