ajsembdbsetupコマンドを使用して,ISAMで作成されているスケジューラーデータベースの内容を組み込みDBに移行します。ただし,移行作業を開始する前に,論理ホスト環境でスケジューラーサービスの設定およびスケジューラーデータベースがISAMで作成済みである必要があります。これらの設定が完了していることを確認してから,ajsembdbsetupコマンドを実行してください。
ajsembdbsetupコマンドを実行することで次の処理が実行されます。
大規模の組み込みDB環境で実行するajsembdbsetupコマンドの指定例を次に示します。なお,次の設定値を仮定します。
ajsembdbsetup -F AJSROOT4 -ru l -id _JAA -mh logical_host
表5-7 ajsembdbsetupコマンド実行時に設定される環境設定パラメーター
環境設定パラメーター | 定義内容 | ajsembdbsetupコマンドで 設定する内容※ |
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AJSDBTYPE | データベース種別 | EmbedDB |
TABLENAMEPREFIX | テーブル名プリフィックス | 次のどちらかが設定される。
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TABLENAMEPOSTFIX | テーブルID | - |
RDBAUTHID | RDB認可識別子 | root |
RDBUSER | RDBアクセスユーザー名 | ajs2 |
RDBPASSWORD | RDBユーザーパスワード | - |
RDBHOST | RDB接続先ホスト名 | 次のどちらかが設定される。
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RDBPORT | RDB接続ポート番号 | 次のどちらかが設定される。
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RDBIPC | RDBサーバとの通信方式 | MEMORY |
RDBSENDMEMSIZE | RDBプロセス間メモリー通信使用時の送信用メモリーサイズ | 次のどちらかが設定される。
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RDBRECVMEMSIZE | RDBプロセス間メモリー通信使用時の受信用メモリーサイズ | 次のどちらかが設定される。
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