2.2.2 JP1/AJS2シリーズプログラムをインストールする
WindowsホストにJP1/AJS2シリーズプログラムをインストールする手順を説明します。
- <この項の構成>
- (1) 新規インストールの場合
- (2) 上書きインストールの場合
- (3) クラスタ構成で上書きインストールする場合
(1) 新規インストールの場合
WindowsホストにJP1/AJS2シリーズプログラムを新規でインストールする手順を次に示します。
- JP1/AJS2シリーズプログラムをインストールするホストに,Administrators権限でログインする。
- すべてのプログラムを終了する。
既存のJP1シリーズのプログラムが動作している場合,必ず停止しておいてください。
- JP1/AJS2シリーズプログラムの媒体をセットする。
HITACHI総合インストーラーの画面が表示されます。
- HITACHI総合インストーラーの指示に従って必要な情報を入力し,インストールする。
インストール時に定義する情報を次に示します。
- ユーザー情報
ユーザー名などを入力します。
- インストール先フォルダ
JP1/AJS2シリーズプログラムをインストールするフォルダを指定します。
- プログラムフォルダ
プログラムメニュー名を指定します。
JP1/AJS2 - Managerの場合には,JP1/AJS2 Consoleのインストール先フォルダも指定します。
なお,JP1/AJS2 - Viewをインストールすると,統合トレースログ機能(HNTRLib2)もインストールされます。HNTRLib2のインストール先は,「システムドライブ¥Program Files※¥Hitachi¥HNTRLib2¥」です。1台のホストにJP1/AJS2 - Viewだけをインストールする場合は,Windowsの「管理ツール」のサービス一覧から[Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2]を選択し,起動してください。
- 注※
- 64ビット版環境の場合は,「Program Files」を「Program Files (x86)」と読み替えてください。
- インストールが終了したら,ホストを再起動する。
JP1/AJS2シリーズプログラムのセットアップについては,「3. セットアップ」を参照してください。
(2) 上書きインストールの場合
WindowsホストにJP1/AJS2シリーズプログラムをバージョンアップでインストールする手順を次に示します。
- JP1/AJS2シリーズプログラムをインストールするホストに,Administrators権限でログインする。
- すべてのプログラムを終了する。
既存のJP1シリーズのプログラムが動作している場合,必ず停止しておいてください。
- JP1/AJS2シリーズプログラムの媒体をセットする。
上書きインストールの確認のダイアログボックスが表示されます。
- 上書きインストールの確認のダイアログボックスに回答する。
必ず「修正」を選択してください。
なお,JP1/AJS2 - Viewをインストールすると,統合トレースログ機能(HNTRLib2)もインストールされます。HNTRLib2のインストール先は,「システムドライブ¥Program Files※¥Hitachi¥HNTRLib2¥」です。1台のホストにJP1/AJS2 - Viewだけをインストールする場合は,Windowsの「管理ツール」のサービス一覧から[Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2]を選択し,起動してください。
- 注※
- 64ビット版環境の場合は,「Program Files」を「Program Files (x86)」と読み替えてください。
- 注意
- 06-71以前のJP1/AJS2 - ViewまたはJP1/AJS2 - Client Toolkitに,07-00以降のJP1/AJS2 - ViewまたはJP1/AJS2 - Client Toolkitを上書きインストールするとHNTRLib2がインストールされますが,HNTRLibが残ったままになります。HNTRLibを利用するプログラムがない場合は,Windowsの「管理ツール」のサービス一覧から[Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor]を選択し,サービスを停止するか,Windowsの「コントロールパネル」の[アプリケーションの追加と削除]の一覧から[Hitachi Network Objectplaza Trace Library]を選択し,削除してください。
- 次のファイルが上書きインストール時に更新されます。下記ファイルを変更している場合は,バックアップを採ってからバージョンアップしてください。
・JP1/AJS2のインストール先フォルダ¥conf配下の拡張子.modelファイル
・JP1/AJS2のインストール先フォルダ¥tool配下の拡張子.batファイル
- インストールが終了したら,ホストを再起動する。
JP1/AJS2シリーズプログラムのセットアップについては,「3. セットアップ」を参照してください。
(3) クラスタ構成で上書きインストールする場合
クラスタ構成のWindowsホストにJP1/AJS2シリーズプログラムをバージョンアップでインストールする手順を次に示します。
なお,この手順では,論理ホストが通常動作している系を実行系,論理ホストが通常動作していないで待機している系を待機系と呼びます。
- 待機系で論理ホストが動作していないことを確認する。
待機系で論理ホストのJP1/AJS2が動作していないことを確認してください。
なお,実行系で論理ホストのJP1/AJS2が動作していても問題ありません。
- 待機系で上書きインストールを実施する。
JP1/AJS2シリーズプログラムの上書きインストールについては,「(2) 上書きインストールの場合」を参照してください。
- 実行系で論理ホストが動作していないことを確認する。
実行系から待機系にフェールオーバーする,または論理ホストを停止して,実行系で論理ホストのJP1/AJS2が動作していないことを確認してください。
なお,2でバージョンアップした待機系に論理ホストをフェールオーバーしても問題ありません。
- 実行系で上書きインストールを実施する。
JP1/AJS2シリーズプログラムの上書きインストールについては,「(2) 上書きインストールの場合」を参照してください。
- 注意
- 待機系をバージョンアップしたあと,待機系で論理ホストを稼働させている場合,実行系のバージョンアップが完了するまでは実行系にフェールオーバーさせないでください。