環境変数一覧

JP1/AJS2のコマンド実行時に使用される環境変数を示します。

JP1/AJS2のコマンド実行時に使用される環境変数

コマンド実行時に使用される環境変数を次に示します。

表20-2 コマンド実行時に使用される環境変数の一覧

環境変数名内容参照契機
AJSMANAGERHOST操作先ホストの論理ホスト名ジョブネットワーク要素を操作するコマンド,およびajsstatusコマンドで,オブジェクト名指定時に論理ホスト名が省略された場合。
JP1_HOSTNAME自ホストの論理ホスト名JP1/AJS2が自ホストの論理ホスト名を参照する場合。
または,コマンド実行時に操作対象の論理ホストを参照する場合(コマンドのオプションとして,論理ホスト名を指定しなかった場合)。
AJSCONFスケジューラーサービス名オブジェクト名指定時に,スケジューラーサービス名が省略され,かつ,-Fオプションのスケジューラーサービス名が省略された場合。
AJSPATHAJSパス名ジョブネットワーク要素を操作するコマンドに,ユニット名が完全名で指定されなかった場合(ジョブグループ名として利用します)。
JP1_USERNAMEJP1ユーザー名ジョブネットワーク要素を操作するコマンドでユーザーのアクセス権限取得時に,OSのユーザー名と異なるJP1ユーザー名を利用する場合。
LANG言語種別出力するテキストの言語種別を切り分ける場合。
Windowsの場合はホストの設定に依存するため,利用されません。
ジョブネットワーク要素を操作するコマンドを実行する場合,コマンドの実行対象ユニットが定義されているスケジューラーサービスのAJSCHARCODEパラメーターの設定と同じ言語種別を設定してください。
TZタイムゾーンスケジュールを計算する場合や,日時を表示する場合。
注※
「ジョブネットワーク要素を操作するコマンド」については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド コマンド一覧」を参照してください。

環境変数には,JP1/AJS2で設定されるもの(ジョブ実行時に設定される環境変数,ジョブ定義時に指定した環境変数,ジョブ定義時に環境変数ファイルとして指定したファイル内の環境変数)のほかに,ジョブ定義時に指定したコマンド文やスクリプトファイル,ローカルログインスクリプト,システムログインスクリプトにも設定できます。これらの中で同じ環境変数があった場合,次に示す優先順位に従って有効になります(優先順位がいちばん高いのは1です)。