JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
JP1/AJS2のコマンド実行時に使用される環境変数を示します。
コマンド実行時に使用される環境変数を次に示します。
環境変数名 内容 参照契機 AJSMANAGERHOST 操作先ホストの論理ホスト名 ジョブネットワーク要素を操作するコマンド※,およびajsstatusコマンドで,オブジェクト名指定時に論理ホスト名が省略された場合。 JP1_HOSTNAME 自ホストの論理ホスト名 JP1/AJS2が自ホストの論理ホスト名を参照する場合。
または,コマンド実行時に操作対象の論理ホストを参照する場合(コマンドのオプションとして,論理ホスト名を指定しなかった場合)。AJSCONF スケジューラーサービス名 オブジェクト名指定時に,スケジューラーサービス名が省略され,かつ,-Fオプションのスケジューラーサービス名が省略された場合。 AJSPATH AJSパス名 ジョブネットワーク要素を操作するコマンド※に,ユニット名が完全名で指定されなかった場合(ジョブグループ名として利用します)。 JP1_USERNAME JP1ユーザー名 ジョブネットワーク要素を操作するコマンド※でユーザーのアクセス権限取得時に,OSのユーザー名と異なるJP1ユーザー名を利用する場合。 LANG 言語種別 出力するテキストの言語種別を切り分ける場合。
Windowsの場合はホストの設定に依存するため,利用されません。
ジョブネットワーク要素を操作するコマンド※を実行する場合,コマンドの実行対象ユニットが定義されているスケジューラーサービスのAJSCHARCODEパラメーターの設定と同じ言語種別を設定してください。TZ タイムゾーン スケジュールを計算する場合や,日時を表示する場合。
- 注※
- 「ジョブネットワーク要素を操作するコマンド」については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド コマンド一覧」を参照してください。
環境変数には,JP1/AJS2で設定されるもの(ジョブ実行時に設定される環境変数,ジョブ定義時に指定した環境変数,ジョブ定義時に環境変数ファイルとして指定したファイル内の環境変数)のほかに,ジョブ定義時に指定したコマンド文やスクリプトファイル,ローカルログインスクリプト,システムログインスクリプトにも設定できます。これらの中で同じ環境変数があった場合,次に示す優先順位に従って有効になります(優先順位がいちばん高いのは1です)。
- Windowsの場合
- 環境変数※1に指定した環境変数
- 環境変数ファイル※2に指定した環境変数
- システム環境変数
- UNIXの場合
- ジョブ定義時に指定したコマンドやスクリプトファイルでの定義
- ローカルログインスクリプトでの定義
- システムログインスクリプトでの定義
- 環境変数※1に指定した環境変数
- 環境変数ファイル※2に指定した環境変数
- 注※1
- JP1/AJS2 - Viewの画面の環境変数に指定した変数,またはjpqjobsubコマンドの-envオプションに指定した変数
- 注※2
- JP1/AJS2 - Viewの画面の環境変数ファイルに指定した変数,またはjpqjobsubコマンドの-evオプションに指定した変数ファイル
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